こんにちは。桑折純子です。
今年も例年通り、梅しごとを行いました。梅干し作りです。
氷見市へ移住した1年目は、収穫のお手伝いをさせていただいた稲積梅※で行いましたが、今年はJA氷見市直営の農産物直売所にて、個人農家さんが出荷されている青梅を購入しました。この梅雨が明けたら日干しをしようと思います。よい塩梅に浸かるとよいです。
※稲積梅
昭和24年に富山県氷見市の稲積地区で発見された富山県固有種の梅。
その梅雨の合間の快晴の週末に、触坂にあるカフェ風楽里さんのブルーベリー摘み体験に行ってきました。
昨年の様子は、たけぞえあゆみさんが記事でとりあげられています。私たちは残念ながら、体験が可能な時期との日程が合わなかったので、一年越しの実現となりました。
体験予約を行い、当日はカフェ風楽里さんの駐車場で待ち合わせをし、農園までトラックで誘導して貰いました。
到着した高台の農園の周りは自然に溢れていて、視界が全て緑色で覆われているようでした。
まだ空っぽの籠を片手に、農場へと案内して貰いました。
こちらの農園では30品種以上のブルーベリーを育てているとのこと。農薬、肥料を使用せず、灌水も行わない完全自然栽培です。枝から摘み取り、そのまま口に入れることが出来ます。
最初に風楽里さんのお勧めの食べ方を教えていただきました。
まず、5粒くらい摘み取ります。その全てを口に入れます。目を瞑り、腰に手をあてて、空を見上げます。5粒それぞれの味が口の中で混ざり合い、ブルーベリーの香りが鼻腔を抜けていく、その工程を全身で感じるというものです。
早速、娘と行なってみました。
またお勧めとは逆に、口に入るだけ詰め込んで食べてみる、ということも贅沢にも行なってみました。
口内は、紛れもない果汁100パーセント、言葉のとおり、摘みたてストレートのブルーベリージュースの出来上がりです。
娘は食べることよりも収穫に夢中で、小さな実の採取に熱中していました。
よく見ると同じようでいてそれぞれ違いますし、粒によって甘味も異なります。
籠を片手に、摘みながら、歩きながら、食べながら、確かめながら…ブルーベリー畑を散策しました。
農場の傍らには休憩所があり、日陰で休むことも出来ます。
また虫網があり、中には捕まえられたゴマダラカミキリが動いていて、
農薬を使用せず害虫駆除を行う片鱗が見られました。
掲示されている張り紙を読み、
「次回の訪問時には必ず見つけたい!」と娘は意気込んでいました。
風楽里さんの農場でのブルーベリー摘み体験は、毎年6月末から7月末位の約1ヶ月間開催されていますが、お勧めの時期は摘み取り体験の開始直後だそうです。最も多くのブルーベリーが農場内に出揃っているとのこと。私たちが伺った時期は、ちょうどそれぞれの品種の収穫時期の入れ替わり期間だったそうですが、それでも十分、豊潤なブルーベリーを堪能しました。
何よりもこのような土地が住居の近郊にあることに改めて驚きました。
「土が違う」とのこと。育てているそうです。
私たちの知らない場所は、氷見の中にもまだまだあるのだろうと感じた週末でした。
思えば母娘ともに生まれて初めての果樹園体験でした。
摘み取った一部はお土産に持ち帰ることができます。
冷蔵庫で冷やした後にいただくのも美味しかったです。
来年は氷見の里山で美味しいブルーベリーをいただいてみてはいかがでしょうか。