こんにちは!とてつもなく久しぶりに記事を書いています、みらいエンジン見習い相談員の西田です。
「小さな仕事づくり塾」が今年も始まりました!
「小さな仕事づくり塾」とは、場づくり・まちづくりを実践されている山口さんを講師に迎え、自分の好きなこと × 社会にいいことで「小さな仕事」をつくるために必要な様々なことが学べる起業塾です。
1月15日(月)・2月5日(月)・3月23日(金)の全3講座の開催予定で、今回は1月15日に開講された第1講《好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう》の様子をお伝えします!
まずは、受講者も講師もいっしょに車座になってスタート。最初に講師の山口さんが、今まで開催された「小さな仕事づくり塾」の様子をお話しくださいました。もともとは高めの受講料で、起業に対する意識の高い方々を全国から集って合宿で行っていたそうですが、講座後に実際に起業された方はいなかったそうです。その反面、安い受講料で近所のお母さんたちに気軽に集まってもらって開いた講座の後では、小さな仕事が次々生まれたんだとか。
なぜ前者では実際に起業されず、後者では起業されたのか。「なぜだと思う?」という山口さんからの問いかけに対してグループに分かれて話し合っていると、「小さな仕事」を起業するために大切なものが見えてきました。後ろで聞いていた西田も(なるほど、これは地方の方が強みになるぞ…)とニンマリしてしまいました。
講座前半はお互いに顔を見合わせながら自己紹介をして、この日集まったメンバーのやりたいことや思いを共有していきました。この日の受講者は12名、氷見で自分のお店を立てようとしている方や地域のために何かやりたくてうずうずしている方、起業する人を応援したい方など。経歴も様々、年齢も祖父と孫ほどの差がある個性豊かなメンバーが集まりました。それぞれの自己紹介内容も、もっと聞きたい!と思う方ばかりで、今年も面白い講座になりそうな予感がします。
後半では、山口さんが拠点として活動されている福岡県福津市津屋崎で地域の方々が実際に営んでいる「小さな仕事」についてお話を聞きました。曜日でお店が変わる古民家や部活付きカフェなど「小さな仕事」の先行事例と、色んな方がそれぞれ「小さな仕事」を営んで互いに関わり合いながら生活している姿を見せてくださいました。津屋崎のように「小さな仕事」が氷見でもたくさん起業されたら、それぞれの仕事主の個性が際立って見えて面白いだろうなぁ。
次は、津屋崎のお話を参考に“地域が元気になる法則”を、3グループに分かれて探っていきます。模造紙とペンが置かれた机を囲っての話し合いに、メモすることに夢中になってついつい俯きがちになる受講生のみなさん。その様子を見た山口さんから「書くよりも話し合うことの方が大切です」というアドバイスをいただきました。なるほど、お互いきちんと向き合っている時の方がグループ内の話し合いがスムーズに、和やかに進んでいるように見えました。
“塾”や“講座”というと、講師がいて、受講生は講師に向かって座り、内容を全てノートにメモする、というイメージがあったのですが、「小さな仕事づくり塾」では全く違いました。みんなで輪になって座り、お互いの顔を見ながら意見を聞き、且つ自分の意見も伝える。普通の講座と比べて身に付く学びの質が圧倒的に良い気がします。
グループごとに話し合った内容は、山口さんが模造紙にわかりやすくまとめて下さいました。この日のメンバーの意見で出来上がった、世界で1つの教科書です。
「小さな仕事」ってなんなの?という入り口から、「小さな仕事」から始める良さ、後10年で仕事数が半減すると言われている現代で「小さな仕事」をつくるには何が必要か、「小さな仕事」を営むために大切な地方にこそあるもの、などなど、まさに《好きなこと×社会にいいことでまちを元気にする》ために必要な考え方を学べる凝縮の1時間半でした。グループでの話し合いが主だったおかげか、参加者メンバー同士の距離も一気に近づいたように見えました。講座が終わった頃には、「小さな仕事」を始めるための大切な仲間になっているはずです。
次回講座は2月5日(月)18:30~21:00、《第2講 好きなことをカタチにしてみよう》ということで、実際に「小さな仕事」をつくるための行動計画を考えます。今回の自己紹介タイムで聞いたあの人の夢がどのような行動計画で実現していくのか、来月の講座が楽しみです!
ちなみに最終第3講は、3月23日(金)18:30~21:30 《第3講 平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ》。
全3回を受講するのが基本ですが、2回目からの受講も受付けています。ちょっと気になるかも…という方、ぜひみらいエンジンまでご連絡くださいませ!!