本格的な暑さがじわじわと迫って来ている中、ブルーベリーの摘み取り体験に参加してきました!!
場所は氷見市触坂にある農園「いなか ふれさか」さん。すでにご存知の方も多いかと思いますが、同じ触坂にある「café 風楽里」さんの自家農園です。
こんな場所です!反対側を見ると富山湾も見える、小高い場所にあります。毎年6〜7月にブルーベリー摘み取り体験を行なっています。今回の参加者は20名ほどで、お友達や家族できている方々と様々。今年は獣の被害も多く、とくに猪被害に頭を悩まされているみたいです。敷地を囲むように獣の侵入を防ぐための電線が張られています。
畑に入ると、イノシシがした糞もあれば、土を無造作に掘った跡も。荒らし放題、し放題で、いたるところにその痕跡がありました。
まさに人間と野生動物が共存している里山。
その対策としてヤギを飼っているそうで、獣の匂いがすることでその他の獣が寄りつかなくなり、被害を減らそうという試みです。この獣害対策は全国的にやられているみたいですね。
氷見の里山体験としてすごくいいイベントなので、毎年開催できるよう、獣害が軽減するのを祈るばかりですね。
それにしても、ヤギは子供たちに大人気!実は2頭います。ブルーベリーの葉だろうが、御構い無しにむしゃむしゃ。こうしてヤギを飼うことで、雑草の駆除もしてくれるようです。
ちなみに「café 風楽里」さんにて『山羊の恵みプレート』を出しています。絞りたての山羊ミルクづくしのプレートです。以下がラインナップです。
自家製リコッタチーズとクルミのブレッド ブルーベリーを添えて
自家製カッテージチーズのフレッシュサラダ
私も今度食べに行ってみます!
お待たせしました。いよいよ本題。
かっこいいモンベルのつなぎで説明をしているのがご主人の上野達也さん。
当園は無農薬・無肥料・無灌水栽培のこだわり抜かれたブルーベリーたちが育てられています。簡単な摘み取り方や口に頬張り上を向いて食べると香りが口の中から鼻を抜け、本来の香りが楽しめる食べ方のレクチャーも受けました。
いざ摘み取り開始!
と、その前に上野さんから「ゴマダラカミキリムシを捕まえた人にはお持ち帰り用のブルーベリーが100gと交換します!」と。
ちなみにこいつです。このムシは卵をブルーベリーの枝中に産むつけ、木をダメにしてしまう天敵なようです。子供の頃はよく虫かごに入れて飼っていた方も多いはずです。要するに、害虫駆除=お土産ブルーベリーGET!
もちろん、狙いは↑に決めました。
それにしても氷見の夏をなめてました。開始早々から汗だくで、日差しが刺さります。
当園では、三種類の品種を育てており、それぞれ甘さや酸味のバランスが異なります。いつまで食べていても飽きないですよ。ちなみに時間は無制限みたいです。私も帽子を持ってきてさえいれば、もっといれたのにの後悔しています…
たっぷり収穫したブルーベリー。ふっくら、大粒。もちろん生でも十分美味しいですが、ジャムなんて最高。ゴロッとした粒がたくさん入った贅沢なジャムができますね!そんなジャムを食べてしまったら市販のジャムが食べられなくなりそう…
もちろんブルーベリーを使った食事はもちろん「café 風楽里」さんで食べられます。
弊社代表の明石が黙々と自分好みのブルーベリーを収穫している中、私は……
上野さんの息子さんに連れられ、園内をぐるぐるとムシ探し。小学生の放課後に虫採りをしたのが懐かしいです。
すぐにカミキリムシなんて見つかるだろうと、思っていましたが全然見つかりません!そんな簡単に見つかったらブルーベリーただ同然なのでそんなに甘くないってことですね。が途中からトンボ採りになったり、ブルーベリーさえもそっちのけになったりと、果たして何をしに来たのか。
結局最後まで、カミキリムシ捕獲ならず、帰宅しました。泣
イノシシにしろ、ゴマダラカミキリムシにしろやはり野生の生き物。餌になるものがあれば食べ散らかすのは当たり前です。氷見の街中から車で約20分のところにある触坂。こんなにもムシもいれば動物もたくさんいる里山が近い、それが触坂であり氷見というまちなんだと再認識させてくれるイベントでした。思い立ったら海を眺めて、美味しい空気を吸いたければ山へ行く、東京なら1日がかりのイベントですが、氷見なら休憩がてらできます。これでまた1つ氷見の暮らしぶりを知れたような気がします。
来年は参加したいって方は、café 風楽里さん(http://furari.0am.jp)のHPを見てみてください。
触坂でまったり、美味しい旬なブルーベリーを食べに行ってみてはどうでしょうか。岩田慧一