富山の冬の味覚と言えば何を思い浮かべますか?
氷見の冬に味覚の代表格と言えば、寒ブリですよね。
しかし今回ご紹介したいのは、富山の郷土料理であり氷見人にとって身近な存在でもある冬の味覚をご紹介します。
氷見の冬の風物詩とも言えるかぶら寿司。
県外から来た方には馴染みのない「なにそのお寿司?」と思う人も多いでしょう。
かぶら寿司を分かり易く説明すると「高級な漬物」です。
今や「NO KABARAZUSHI NO LIFE」なサンソンです。以後、お見知り置きを。
細かい説明はあとからするとして、かぶら寿司の「寿司」という文字が入っていますが、今回に限っては、酢飯の上に魚介類の食べ物が寿司という概念は捨ててください。
本日は、かぶら寿司を製造する工場にお邪魔させて頂く事になりました!
今回お邪魔させて頂いたのは、富山県氷見市にある「ホクリクバイオ」さん。
まず工場に入ると、麹の香りが充満しています。
麹の香りを嗅ぐと、日本の味って感じがしますね!
1番最初に目についたのはカブの大きさ!
i-phone6のカバーへのツッコミはさておき、並べてみるとこんなに違う。
おそらく、このカブで相手を殴ると高確率で赤カブになるのではないでしょうか?
恐るべし氷見産のカブ。
今度は、ガンッ! シュコーッッという音のもとにやってきました。
音がする方を覗いてみると、カブの皮を凄いスピードでシュルシュル剥いていく機械がありました。
見ているだけなのに、こんなに爽快になるとは。
皮を剥いた真っ白なカブに待ち受けていた次なるステップはカット工程です。
端の固い部分は使用せず、真ん中の柔らかい部分のみを使用します。
「なぜ固い部分は使用しないのか?」と聞かれれば、固いおっぱいと柔らかいおっぱいならみなさんはどちらが好きでしょうか?という問いの答えが物語っています。
カットされたカブ達は5日間塩漬けされ、その後、再び出されます。
そして、塩漬けされたブリをカブとカブでサンドイッチします。
この時点ではまだ、かぶら寿しではなく「カブブリカブサンドイッチ」です。
カブブリカブサンドイッチは、無添加の麹と混ぜ、更に5日間漬け込みます。
女優がメイクに時間と手間をかけるように、かぶら寿しも時間と手間がかかります。
つまり、美味しいものには時間と手間がかかるのですね。
そして、こちらが塩漬け5日間、麹漬け5日間されて生まれたてのかぶら寿司です。
まるで白無垢姿の花嫁さんのようですね。
ホクリクバイオさんも「野生のかぶら→カットカブラ→カブブリカブサンドイッチ→かぶら寿し」と立派に成長していった我が子を断腸の思いで送り出しているのです。
こうやっておめかしして、待っているお客様の所に嫁ぐそうです。
行ってらっしゃい。
あなたなら、きっと大丈夫だかんね!
そう、嫁ぎ先はわたし。
「雨晴海岸×かぶら寿司」という、富山らしさをふんだんに詰め込んだ写真が撮れました。
そして、実際に食べてみると、かぶらが果物かと勘違いするほどフルーティで、麹の甘みとブリの旨味が合わさって最高のハーモニー!
御飯のおかずにも、酒の肴にも最高!
これはもっと、全国的に有名になっていいのでは?
ほんとに美味し過ぎて、びっくりしますよ。
「かぶら寿しを食べないと正月が来た気がしない」と言われるほど、北陸地方では昔から親しまれている「かぶら寿し」
富山県民の皆様も他県の皆様も是非、かぶら寿司を食してお正月を迎えましょう。
今回、試食させていただいたホクリクバイオさんのかぶら寿司は「氷見じゃん、ドットコム」もしくは下記の楽天市場からネット注文出来ます。
ちゅなみに、私は毎年実家にホクリクバイオさんのかぶら寿司を送っています。
絶対、食べる価値ありです!
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TEL | 0766-91-0122 |
ホームページ | 氷見じゃん、ドットコム |