日に日に気温が下がり、我が家でも暖房器具がフル稼働しています。
見習い相談員の岸本です。
テレビにもお正月特番のCMが増え始め、年の瀬を感じ始めたある日の事。
我が家のキッチンで、未知との遭遇がありました。
それがこちら。
落ち着いているように装って書いていますが、見た瞬間の第一声は
「ふぁっ……?!?!」
でした。
不思議な物体の正体は
『慈姑(くわい)』
という植物。
クワイ(慈姑、学名:Sagittaria trifolia L. ‘Caerulea’)は、オモダカ科の水生多年草であるオモダカの栽培品種である。別名(田草、燕尾草、クワエ)ともいう。
日本での主流は青クワイで、ほくほくとした食感が特徴である。デンプン質が豊富で栄養価が高く、100グラムあたりのカロリーは126キロカロリーとサツマイモに近い。 炭水化物の他にカリウム、葉酸、カテキンなどを含む。
日本では「芽が出る」縁起の良い食物と評され、煮物にしておせち料理で食べられる習慣があるため、世界でも日本で最も普及している。(Wikipediaより抜粋)
上記のとおり、おせち料理のひと品として登場する縁起の良い食材らしいですね。
画像:無料写真素材『写真AC』より
一体こんな不思議な食材をどこで入手したのかと母に尋ねたら、
「氷見産じゃないよ。神子の里で買った。車で20分くらい」
と言うので、
お隣、石川県の神子の里に、行ってきました!
神子の里は石川県羽咋市神子原町と言う場所にある農産物直売所です。
氷見中心市街地から車でなんとたったの20分。
近すぎて他県という感覚がありませんね。県内の隣市に行くより近いです。
山の方に住んでいる方なら、車で10分もかからないかもしれません。
山道を進んでいくと、県境を越えてすぐ、神子の里の直売所があります。
採れたての野菜や加工品がずらりと並んでいます。
どこの直売所に行っても感じる事ですが、この、生産者から直に届いた感がとても好きです。
こちらはイノシシ肉の加工品ですね。
ソーセージは食べた事はないので、今度挑戦してみたいと思います。
氷見にも野菜の直売所がたくさんありますが、車でほんの20分走るだけで、隣県のご当地野菜や名産品が手に入るのは嬉しいですね。
氷見は『食』が豊かと言われる事が多いですが、氷見産と神子原産、両方の食材が大した移動距離も無く、新鮮に手に入るなんて、氷見ならではの贅沢ですね。
お店の人と会話しても、氷見の言葉には無い石川訛りがあって、プチ旅行気分というか、日常の中でのちょっとした気分転換になります。
ちょうど、神子の里のFacebookでクワイの紹介が上がっていました。
やはりこの時期が旬の食材なんですね。(知らなかった……)
キッチンで遭遇した小さなサイズのミニクワイは、私のお弁当に素揚げになって入っていました。
ホクホクとした芋感の中に、シャリっと歯ごたえがあって、じゃがいもと長芋の中間のような感じです。
『食べたら幸せの芽が出る』と噂の、縁起の良いクワイ。
いつもの食卓に少し違った食材を並べてみてはいかがでしょうか?