ここ最近、全国各地で注目されているジビエ料理。
そんなジビエ料理の風が氷見市にもやってきているとの情報が!
氷見市の山間部もイノシシが頻繁に出没するのです。イノシシに農作物を荒らされる被害の増加や、イノシシに衝突されて車がへこむ…なんて話も聞きます。
ところで皆さんは、ジビエ料理食べた事ありますか?
以前私が食べたイノシシ肉は噛み切れない程硬く臭かったというトラウマがあるサンソンです。
トラウマを克服してやろうじゃないか!
意気込んでやってきたのは富山県氷見市論田(ろんでん)という場所です。
地図で見ると、氷見市に隣接する石川県羽咋市に近い場所ですね。
それがこちらの『まいどはや』というお店。
ちなみに、まいどはやは富山弁で「こんにちは」や「ごめんください」の意味があるそうです。
このお店を英語にしたら「HELLO」って店名になります。
まいどはやの店内は清潔感溢れる空間でした。
イノシシの皮が店内の壁にぶら下がっていたら、半泣きで後ずさりするところでしたが、店内を見渡す限りぶら下がっていなかったので安心して入店できました。
ちょうどお昼時にお邪魔したので、メニューの昼定食の中から選んでいきましょう!
一瞬、「ランチ」の表記が違うものに見えた気のせいでしょうか?
ランチとラーメンおにぎり付きが500円⁉︎
久しくランチをワンコインで食べていない気がします。
これは楽しみ。
まずはラーメン、おにぎり付きを注文しました。
うまそー!
ただ、油断してはいけない。
どこにジビエ感が現れるか分からない。もしかしたら、再びトラウマが蘇るかもしれない。
恐る恐る食べてみると…
あれ、美味しい。
このラーメンは出汁から焼豚まで全てイノシシだそうです。もはや焼豚ではなく焼猪だけど。
教えてもらわないと全然気付かないほど、臭くなく硬くなく美味しい!この濃厚さはクセになります。
甘めのスープと太麺が絡んでたまりません。まいどはやの女将さんの料理の腕がすごいのか、それともイノシシのポテンシャルが高いのか…きっと両方なんでしょうね。
富山らしさが溢れた昆布おにぎりも進みます。
もう一つ気になっていたランチはというと、
え?これで500円って本当?っていう量とクオリティです。
しかしジビエ感があまり感じられないと思い女将さんに聞いてみると
「これ、イノシシ肉の煮込み。」と教えていただきました。
これがね、本当に柔らかくて味わい深くて。
今までジビエ料理に対するトラウマは何だったのだろうと自問自答するレベルの美味しさ。
この臭くないイノシシ肉の秘訣は、狩猟した後すぐに下処理を施すからだそうです。
こりゃ、美味いわ。
トラウマを見事克服してくれた、まいどはやに感謝!
トラウマどころかジビエ料理の虜になった私は、後日まいどはやに鍋を食べに行きました。
こちらは完全予約制の真鴨鍋です。
真鴨も初体験。
どんな味なんだろう…
一度ジビエの虜になると、過去のトラウマよりも興味の方が上回ります。
ワクワクドキドキ。
はぁ…。
何これ…。
美味しすぎるんですけど!
美味しすぎて、何故今まで食べた事がなかったのだろうと怒りが込み上げてきました。
まいどはやは、女将さんお1人で切り盛りしているお店だそうです。女将さんの旦那さんが狩猟をされていて、新鮮なジビエが手に入るそうです。お話を聞いていると、実は女将さんも狩猟免許を持っていることが判明!
「私は免許持ってるだけで、全然打たないわよ。」とおっしゃっていました。それでも凄い。
定休日も不定期だそうなのでご来店の際は「今日やってる?◯時に◯人で入れますか?」とお電話をいただけると嬉しいそうです。
今まで食わず嫌いだったジビエ料理。こんなに美味しいものだと知ってしまってからは、イノシシが食料としか見えなくなりました。
皆さんにも、是非まいどはやのジビエ料理を味わってもらいたいと思い今回ご紹介させていただきました。
氷見のジビエハンターが営むジビエ料理店「まいどはや」に是非行ってみて下さい。
ADDRESS | 富山県氷見市熊無1227 |
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TEL | 0766-76-2003 |
OPEN | ランチ 11:30-14:00(要予約) |
CLOSE | 不定休 |
Parking | あり |