みらいエンジンをお読みの皆様こんにちは。移住先の氷見で何か楽しいことはないかと、常日頃ウロウロ探しているサンソンです。
富山の遊び場!というふざけた文体が目につくサイトでもライターをしております。
移住者目線で、氷見の遊び場を紹介していくシリーズ第二段となりました。
日本の四季の中で一番短いと感じる季節、秋がやってきました。
氷見に移住してから、秋の短さを更に感じるようになりました。体感的には、『春夏夏秋冬冬冬冬冬』のような気分。私の中で冬が長すぎる!
移住する前は「氷を見る」と書く氷見が、いかにも寒そうな豪雪地帯だと思い込み、戦々恐々としていました。
実際は、海沿いはそれほどの積雪量はなく、思っていたよりは降らないというのが正直な感想です。(たま~に絶句する時もありますが…苦笑)
「夏が終わったなぁー」と思ったら「えぇ?もう冬?」みたいな、氷見での季節の移り変わりの早さ。今年は特に冬の気配を感じるのが早い気がします。
氷見の秋は、恥ずかり屋さんなんでしょうか。
そんな、ボーッとしていたら終わってしまう氷見の秋を堪能できる場所を紹介したいと思います。
氷見市の小高い山にあり、氷見市街を一望でき、天気の良い日は海越しの立山連峰や能登半島も見ることができるナイスなスポット朝日山公園(遊具もあるので小さいお子様も楽しめますよ)のふもとにある「上日寺(じょうにちじ)」
の境内の中に、氷見の秋の代表格とも言えるイチョウの巨木があるのです。紅葉を迎える時期に是非行ってみて欲しいスポット!!!
上の画像は10月上旬に撮影したものですが、肝心のイチョウの木は、ものすごく緑色で秋の気配なんぞ皆無です。まだまだ光合成の真っ最中だったんですね。
11月上旬あたりに見に行くと、こんなに色付いたイチョウと紅葉を見ることができます。ビューティフル&ワンダフルだと思いません?
海外の方も見に来られて、氷見の秋の美しさに酔いしれている風に見えました。多分ですけどね。
驚くべきなのが、このイチョウの木は樹齢は約1000年!!
樹高約24m、幹回り約12mで国の天然記念物に指定されていて、銀杏を実らせる雌株では、日本一の太さを誇るのです。
つまり、これはビッグママですね。全国1位のビッグママイチョウが氷見には存在するのです。
長年の風や雪や落雷の影響で、主幹部の上部は失われ、中央部に腐食部分があり、平成3年に樹勢回復が行われたそうです。
それでも、立派なお姿をしています。ビックママの風格は失われていません。
下を見ると、たくさん銀杏がありました。
こんなこと言うのもアレですが・・・臭いです。
可愛い形と色なのに臭いなんて…めちゃくちゃ可愛い女の子が実は体臭がキツイってぐらいに衝撃的な状態です。でも、銀杏っておいしいから大好き!
実は、このイチョウの銀杏を使った氷見名物のお菓子、ぎんなん餅本舗 おがやの「ぎんなん餅」
があるのです!!!!
え?臭くないの?大丈夫なの?と思いますよね。安心してください。全く臭くはありません。モチモチして優しい甘さのお菓子です。
上日寺のイチョウは、長い間霊木として存在していました。上日寺の気根部分を削って、乳が出ないお母さんが煎じて飲めば乳が出ると信じられてきました。
お菓子にまでなっているだなんて、上日寺のイチョウが古くから氷見の人々から大切にされてきたことを感じます。恐るべしビックママパワー!!!
ビックママのいる上日寺は氷見のパワースポットだと勝手に呼ぶことにします。
みなさんも是非、上日寺のイチョウを五感で感じ、氷見の秋を堪能してみてください。
ADDRESS | 富山県氷見市朝日本町16番8号 |
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OPEN | 見学自由 |
PARKING | あり |