田舎暮らしに憧れ、移住を考えてはいるけど、どうやって移住先や住まいを決めれば良いかわからない。
移住を考え始めた方によくあるお悩みです。
移住体験や物件の内覧など、行動に移してみるとその後のステップも見えてきますが、どうしても最初は億劫になってしまいますよね。
今回は2023年に移住された吉田さん(写真中央2名)のお宅の内覧会ご招待いただいたので、住まいの様子を紹介しつつ、どのように移住先を選ばれたかお話を聞いてきました。
また、筆者も1人の移住者として、どのように住まいを選んだかを合わせてお話しできればと思います。
============================
吉田さんが移住されたのは氷見市島尾(しまお)という地域。
日本の渚・百選に選定されたことのある、島尾から漁港近くまで続く長浜が特徴的な地域です。
また、立地的には島尾駅があり、高岡市との境でもあるので、通勤・お出かけの利便性から筆者としてもおすすめの地域の一つです。
富山は砂浜が少ないこともあり、夏の時期は島尾に海水浴へ訪れる方が多くいらっしゃいますが、冬の時期でもサーフィンを楽しむ方の姿が見えます。
(写真では波がありますが、基本的に富山湾は凪の状態が多いため、ご家族連れの海水浴やサップを楽しむ方がよく見られます。)
こちらはお猿さんも見られる島尾海浜公園。
広くて綺麗に整備されているので、お子さんと遊ぶのにもおすすめな場所です。
そのほかにも、おしゃれなカフェレストランなどなど、見どころがたくさんあります。
下記リンクから島尾地域に関連する記事をチェック!
氷見のTheBoon(ザブーン)カフェは子連れにおすすめ!!
さて、話は戻って移住先の住まい選びへ。
私たちは移住する上で大切な要素は「住まい」「しごと」「暮らし」の3つになると考えています。
・住まい
賃貸?中古?新築? 設備や雰囲気。
・しごと
就職?起業?働き方や、仕事の分野。
・暮らし
自然環境や子育て環境、地域文化やコミュニティ
など。
もちろんこれら全てがきっちり決まっている必要はありません。
しかし、いずれか一つでも固い希望を持っていると、候補を絞りやすく、私たちもより細かい提案や支援ができるようになります。
吉田さん夫妻にお話を聞くと、最も重視したのは「暮らし」とのことでした。
海越しの立山のような絶景と、綺麗な海がすぐ近くにあり、街並みも良いところ。
これらの条件だけでなく、自分たちの暮らしを長い目で見たときに、駅が近いことや買い物施設が遠すぎないことを考え、島尾がぴったりだったそうです。
移住先を島尾に決めてからはその地域に限定して物件探し。
吉田さんはご自身で物件を見つけられたのですが、内見時は当センタースタッフも同行し、地元工務店の方にもきていただいてリフォームのアドバイスを受けながら物件を決めていきました。
エリアを先に決めることで、その時点で希望の物件がない場合でも、私たちで地域の方への聞き込みや不動産業者への聞き込みがしやすくなるので、物件の発掘を期待できる利点もありますよ。
- (リビングにある小窓から見える景色。この日は雨天でしたが、晴れていれば立山連峰が奥にくっきり見えてとても良い景色だそう)
ちなみに、筆者は「しごと」を基準に移住先を決めました。
川崎で生まれ育ち、田舎にほとんど縁がなかった私は、特定の場所への希望はなく全国で移住先を探していました。
その中で、自分の希望に一番近かったのが氷見市の地域おこし協力隊だったので、迷うことなく移住先を決めることができました。
住まい選びについては職場から一番近いアパートを選択。
すぐ近くに戸建ての賃貸もあって迷ったのですが、まずは暮らしやすい方で仕事に慣れていこうという考えのもとアパートを選択しました。
今振り返っても、比較的手間の少ないアパートの入ったことは自分に合った選択だったと思います。
仮の住まいで環境に慣れ、氷見の中で自分の暮らしに合うエリアをゆっくりと探す。という選択肢もあるので、迷うことがあれば中心市街地に近いエリアの賃貸やアパートに入居するのはおすすめです。
- (購入後に新設した家庭菜園スペース。こういったことが軽々できる敷地があるのは地方の強みです)
さて、いかがでしたか。
今回はざっくりとしたことしかお伝えできておりませんが、移住先を考えておられる方の参考に少しでもなれば幸いです。
当センターでは他にも移住者さんにインタビューをした記事や氷見の暮らしに関する記事も多く掲載しておりますので、ぜひそちらも覗いて頂けたら幸いです。
最後に、JU応援センターはオンラインでも相談、内見を承っております。
具体的な希望やイメージが湧いていない方でも、物件を見ながらお話ができれば、理想の田舎暮らしの解像度が上がるはず。
また、お仕事探しの相談や先輩移住者さんとの交流も希望があればセッティングしますので、ぜひ気軽にお問い合わせくださいませ。