
氷見の市街地から少し離れた、波音が聞こえてきそうな海沿いに位置する「移り住みたくなる宿イミグレ」。
レストラン・客室からは海越しの立山連峰を望む絶景、氷見の食材をふんだんに使用した五感を満たす美しいひと皿。
まさに、移り住みたくなってしまうほどの贅沢な滞在を約束してくれる宿泊施設です。

しかし、この夜だけは単なる宿やレストランではなく、氷見を愛する人たちのための大きなリビングのような場所へと姿を変えました。
「Himi Night Session」。肩書きも、年齢も、どこから来たのかも関係なく、「氷見が好き」−ということだけが持ち物のイベント。
今回はこちらのイベントの様子をみなさまにお伝えしていきます!

受付を済ませると、すでに思い思いの場所で交わされる、それぞれの時間。
会場のあちこちで、まるで映画のワンシーンのような語らいの風景が広がっていました。
屋外のウッドデッキは立って過ごす人が多いからこそ、気軽に挨拶をしたり、名刺交換をするのにちょうど良い場所になっており、私も昨年オープンした宿と、これからオープン予定のパン屋さんの情報をキャッチ。早速新しい出会いがありました。


ドリンクコーナーではBar堀本さんが出店。この日だけのスペシャルドリンク、とても美味しかったです!
屋外では氷見牛の塊肉を豪快に炭火焼に!
並んでいる人同士も目を輝かせながら「これは絶対美味しいやつですね。」と自然に会話が弾みます。

夜になると、焚き火やテントの灯りで外の空間が一層映えます。
「おい、いい場所見つけたぞ。」と息子を外に連れ出し、焚き火のそばでくつろぐ親子を見てほっこり。

まだ肌寒い夜風から逃げるようにテントへ潜り込むと、そこにはこたつとおでん鍋。
熱いおでんを頬張りながら、「美味しいね」と目を細め合う。狭い空間だからこそ生まれる親密な距離感が新しい交流の場に最適な空間となっていました。
他にも施設内のグランピングの中では、20代~30代の方が仕事や恋愛の話をする社交の場としていたり、お連れの子どもたち同士が友達になり、親御さんが会話をしていたりと、さまざまな形での交流が実現していました。
私自身も若者が集っていた部屋で交流を楽しんでいたのですが、外から氷見に移住してきて、同級生との関わりはそう多くなかった中、等身大で趣味の話をすることができ、新鮮な時間を過ごすことができました。
このように、屋内外に素敵な場所がいくつも用意されていたのですが、この夜の居心地の良さを最も象徴していたのは、ふとした時の空気感。
少し席を立ってドリンクを取りにいく最中、向こうから歩いてくる、名前も知らない誰かとすれ違うとき。ふと目が合って、お互いに小さく会釈をする。
普通なら「知らない人」として通り過ぎるだけのその人に、「この人も氷見が好きで、イミグレが好きなんだな」という信頼を感じるのです。
言葉を交わさずとも、根底で価値観を共有しているという事実。それが、この場所にいるすべての人を「仲間」に変え、まるで実家に帰ってきたかのような、安心感を生み出していました。
仕事仲間や学生時代の友人といった繋がりだけでなく、「地域」を起点としたつながりを強く持つことができるのは地方ならではなのかもしれません。
イミグレさん、素敵な1日をありがとうございました。
さて、心地よい余韻と共に、私は2軒目に行くとしましょう。
