みらいエンジンスタッフの岸本です。
平日休みのとある朝。
11月下旬とは思えないくらいの暖かさと青空。
とってもいいお天気なので、プチピクニックに出かけてみました!
午前11時、家を出発。
日差しも強すぎず、暖かくて、静かで、のどかで。
裏通りは人が少ないので、マスクを外します。息苦しさから解放され、良い気分。
ちなみに道路がオレンジ色なのは、来る雪の季節の為に、融雪装置の試運転があったからです。
まずは氷見市立図書館へ。
ランチの後、お茶を飲みながら読む本を選びます。
平日の午前中ですが、意外にも人が多く、新聞をめくる音、本を棚から取り出す音が穏やかに響いています。
平和だ……
筆者は電子書籍よりも紙の本が好きです。
背の高い棚にずらりと本が収まっている景色や、古い紙の匂いもなんだか好きですが、電子書籍派の方の為に電子書籍の貸出もあります。
図書館を出て裏道をのんびり歩くこと約10分。
当ブログでもお馴染み「考えるパン KOPPE」さんに到着です。
オープンしてすぐの時間だったので、種類がたくさん。
賑やかな声が聞こえてきて外を見ると、園児たちがお散歩していました。
「平和」とか「のどか」という色の絵の具で描いたような光景。
平和だ……(本日2度目)
頬を緩ませながら、無事にサンドイッチをゲットしてお店を出ます。
この辺りはレトロなデザインのお店が現役で営業されていて、ノスタルジーな気分になります。
中央商店街のアーケードを出ると、ぱっと視界が開けて、「この先に海がありますよ」という雰囲気に包まれます。
左側の古い倉庫、なんだか顔みたい。
昔は魚網を置いておく倉庫だったり、醤油やさんの穀物庫として使用されていたそう。
街灯や煙突もレトロチックで雰囲気がありますね。
この辺りは夕景も風情があって綺麗です。
停泊する船と、芝生の公園。
路地裏、家と家の間に船。
改めて見てみると、海沿いの町ならではの面白い景色がたくさんありますね。
昼食会場をどこにしようかきょろきょろしながら歩いていると、氷見番屋街に辿りつきました。
平日の午前中ですが、賑わっています。
海沿いがサイクリングロードになっているので、ロードバイク用のスタンドもあります。
番屋街の前に、公園がありました。
東屋の目の前のドッグランではワンちゃんが元気に走り回ってます。
ワンちゃんも飼い主さんも気持ちよさそう。
平和だ……(本日3度目)
屋根付きだし、テーブルと椅子もあるし、この東屋でランチも良いかもと思ったのですが、せっかくなので海まで歩くことに。
番屋街の足湯。
誰でも無料で利用出来ます。
タオルを持ってきていたのでちょっとだけ入ってみました。
海を眺めながら、足元からポカポカ、潮風がひんやりしてて癒されます。
平和だ……(本日4度目)
足湯を出たらちょうど12時の音楽が鳴りました。
スッキリ癒された足で海辺へ向かいます。
釣りをする人、散歩する人、釣り人を眺める人……
写真では分かりにくいですが、海越しの立山連峰も見えて、最高のピクニック日和です。
平和だ……(本日5度目)
海を眺めるための特等席のようなベンチ。
ここでランチすることにしました。
クロックムッシュというサンドイッチ。
水筒がボロボロでお見せできませんが、家から温かいミルクティーも持ってきています。
図書館で借りた本。
風がページをめくってくれます。
食べ終わってからゆっくり読もうと、本をしまう為にサンドイッチから目を離した、その一瞬の出来事でした。
『サンドイッチ、大空を舞う』
つまり、トンビにサンドイッチを取られました。
為す術もなく、大空を見上げることしかできません。
氷見生まれ氷見育ちの筆者。
こんな風に、驚愕と、虚無と、空腹と、後悔と憤りを同時に抱きながら氷見の空を見上げたのは初めてです。
そういえば氷見番屋街のまわりにはこんな看板がたくさんありました。
よくある事なんです。
よく聞いていた事なんです。
市内のスーパーにもこういった看板がたくさんあって、買い物を終えてスーパーを出たところでトンビに食料を持って行かれた、という話をよく聞いていたんです。
なんなら目の前で目撃したこともあります。
それなのに、「気を付けていれば大丈夫」とか「トンビが来たら隠せばいい」とか思ってました。
体感したままをお伝えすると、
忍者か?ステルス戦闘機か?ってくらい、音も気配無く物凄い速さでやってくるので、全く気が付きません。
取られた時の衝撃で初めて気が付くんです。
獣、恐るべし……
あそこに鈍臭い奴がいるぞ!と噂を聞きつけてやってきたカラス。
君の分はもうありません。
平和な日常って、こうした一瞬の隙や気の緩みだったり、自分は大丈夫、うまくやれるみたいな慢心から奪われていくんですね。
油断大敵。
敵は己の中にあり。
そんな大切な事を、氷見のトンビに教えてもらいました。
ランチを食べ損ねてとぼとぼ歩いていたら、これまたレトロなカフェ「彦右衛門」さんが目の前に。
吸い込まれるように入店。
筆者の胃袋はサンドイッチを諦められなかったので、ホットサンドをいただきました。
お店のマスターに、トンビにサンドイッチをとられた件を聞いてもらいました。
ホットサンドの味も、マスターの笑顔もとっても優しくて、トンビの爪に抉られた心に沁みました。
そしてこの日、痛感しました。
まだまだ私は、氷見市民レベル1なのだと。
でも、まだまだレベル上げの伸びしろはある。
そんなポジティブ思考にさせてくれるくらいの優しくて温かい味と、面白いプチピクニックでした。