こんにちは。考えるパンKOPPEのたけぞえあゆみです。
今回は、4年ぶりに行われた「まるまげ祭り」のお稚児さんを体験したお話です。
2023年4月17日は4年ぶりの「北六町千手寺観音開運丸まげ大祭」、通称「まるまげ祭り」です。髪を結ってお着物をきた「まるまげ嬢」が、観音さまと共に開運・良縁・厄除・人生除災・招福を祈願して、幸町の真言宗千手寺まで練り歩くお祭りです。
そのときに千手寺から中央町のブリンス館まで「まるまげ嬢」を迎えに行き、またお寺までご一緒するのが「お稚児さん」。3月のある日の回覧板に「お稚児さん募集」とありました。
しかし、私たちが氷見市中央町に引っ越してきた3年前からいわゆる「コロナ禍」が始まり、ほとんどのお祭は縮小したり、開催を見送ったりされてきたため、正直言ってどんなお祭りで、どんなことをするのか検討もつきません。イメージがわかないままに「せっかくだしやってみよう」と参加を決意。前日を迎えました。
漁港の中にある氷見漁民合同組合にて、前日に衣装を受け取ります。半襦袢・裳・袴・冠・冠用ふとん・はちまき・帯・手持ち造花が貸し出されました。
当日は12:30までに集合。男の子は白のたぐり、女の子は赤や黄色のたぐり、着物を用意します。いただいた説明書きを見ながら、着付けをします。
額に黒点をしてもらい、赤い口紅を塗って、できました!
後ろ姿。冠が大きくてドキドキ。
狩衣が落ちないよう、合わせた所に安全ピンを指しておくことを教わりました。
まずは千手寺まで歩きます。観音さまが下山し、巡行安全のご法楽をしたら、出発です!
太鼓を先頭にお稚児さん、観音さまと続きました。
午後1時過ぎ。ブリンス館に着くと、たくさんの人がいます。「まるまげ嬢」は記念撮影をしていらっしゃいます。とってもきれい。
15分ほどの休憩ののち、「まるまげ嬢」の皆さんとともに、商店街を通って千手寺まで巡行します。
午後1時半ごろ。小さな子はベビーカーでお昼寝したり、抱っこしてもらったり。歩きやすいように、娘も冠を取ってしまいました。
たくさんの人に手を振ってもらって、「かわいい」って声をかけてもらって、嬉しくて仕方がない娘。ご近所のみなさんに喜んでいただけるなんて、なんてありがたいことでしょう。
さあ、ラストスパート!階段登りです。すっかりご機嫌な娘の足取りは軽く、どんどん登って行きます。
金比羅堂へ。
お参りをして、
開運祈願の「そえ護摩木」をお焚き上げする場所で、記念撮影。
ここでも「あら、かわいい!」「まるまげさんしにまた来られー!」「あんた、それ何十年先け?」と声がとび、「私ピンクのお着物着たい」とやる気満々の娘。最後まで頑張ったお稚児さんは満足そうでした。
解散が午後3時。家に帰って4時までに衣装を返却して、おしまい。この日の夜は、疲れて早く寝てしまいました。
明日からもまた、みんなをお護りください。
以上、お稚児さんリポートでした。