こんにちは。桑折純子です。
みなさん中秋の名月はご覧になりましたでしょうか。富山はその晩は天気にも恵まれ、とても綺麗な満月を見ることができました。その日、娘の小学校ではうさぎのお月見団子が給食に出たそうです。いつも趣向を凝らした献立に、氷見市内の小学生※1が羨ましく思いました。
※1氷見市内の小学校の給食は学校給食センターにて一括してつくられています。
さて、今回は「公園編2」として二つの公園を紹介したいと思います。
一つめは十二町潟水郷公園、二つめは島尾海浜公園です。それぞれ特色のある公園です。
「十二町潟水郷公園」
こちらは国の天然記念物のオニバスやイタセンパラが生息する場所として広く知られている都市公園です。初めて行った時は、氷見市内の陸地にこのような場所があったのかと驚きました。
かつては万葉歌人・大伴家持が「布施水海(ふせのみずうみ)」と詠んだ大きな湖が、この地に広がっていたそうです。そういえば前回の「歴史編」にてレポートしました「氷見市文化財センター」にもこの十二町潟※2で使用していた和船の展示がありました。
公園に入ると最初に目に入って来るのは横断橋です。1965年頃までは存在していた「アド」と呼ばれる漁法をイメージしたデザインとのこと。公園の南側のオニバスの池、水生植物の池へ向かう際に渡る連絡橋になります。娘と行った日はオニバスの池は大規模な整備中で、残念ながら見られませんでした。
橋の上からの風景です。
また公園の北側には3,600平方メートルの芝生広場があり、遊具もあります。すべり台やターザン遊具で遊びました。
「島尾海浜公園」
こちらはその名の通り島尾海岸の側にある公園です。
公園区域を含めた海岸線一帯は万葉の頃より「松田江の長浜」と呼ばれ、能登半島国定公園である白砂青松の砂浜があります。また日本の快水浴場百選である「島尾海水浴場」がすぐ側にあります。
公園から水平線が見えます。
この公園内には遊具の他になんと猿がいます。そして孔雀もいます。
また松の木がたくさん有り、地面には松ぼっくりが多数落ちていました。その松ぼっくりを拾い集め、遊びに取り入れている子どももいました。
娘が他の子どもたちと遊ぶのに夢中になり、蚊帳の外となった私は、公園のそばの島尾海岸へ行ってみました。
目前が海である圧倒的な開放感。水平線の向こうには立山連峰が見えました。
この日のお出かけは、公園内ではそれぞれ自分の時間を過ごし、今日見つけた宝物を見せ合いました。
どちらもそれぞれの趣がある個性的な公園だと思いますが、いかがでしたでしょうか。
氷見へ移住してから約一年半が経ちましたが、他にもまだ私たちの知らない素敵な公園があれば、教えてくださいね。
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※2 氷見市立博物館では10月20日〜11月12日まで、十二町潟の考古と民俗に関する特別展
「うらぐわし布勢水海」が行われます。また別の視点から十二町潟水郷公園を見る機会となるかもしれません。観覧は無料です。