こんにちは!!
みらいエンジンスタッフ(氷見市地域おこし協力隊)の下野です。
今回はワカメの灰干し作業体験に行ってきたようすをお届け!
ワカメの灰干しとは・・・新鮮な生ワカメに灰をまぶし天日干しをすることで、江戸時代に考えられた技術で長期保存ができること、品質低下を防止しやわらかくする効果があるそうです。
洗濯物のように次々と干されていくワカメ
朝8時半に女良(めら)漁港近くに集合!お天気も良く作業日和。ワカメは天候に大きく左右されてしまうそうで去年は不作だったそうです。
灰をまぶす前の生ワカメ
汚れていい服を準備してふわふわの灰をまぶしていく
娘と一緒に体験しました
どれどれ?ちゃんとついたかチェックです
全部灰がついたかな~と思っても意外とワカメの重なっている部分をめくるとまだついていなかったり。雑に扱うとちぎれちゃうので、やさしくふわふわの灰をまぶします。
なかにはこんなに長いワカメも!身長より長いかも?!
灰つけが終わったワカメを竹に一旦かぶせておいて、次は茎(芯)取りの作業です。茎と葉を分けるのですが、やさしく裂くとピーっと取れていきます。だんだん慣れてきたらスーッと抜けて、気持ちがいい。綺麗に取れたらなんだかうれしい。
茎だけ見るとヘビみたい
葉と茎を分けられたら、木枠の網の上に乗せて干します。みんなで楽しくお話しながら作業するとあっという間ですね。
女良地区公民館の館長さんや、
ワカメに携わって40年のベテランのみなさんが丁寧に教えてくれます。
途中で作業から離脱し探検へいった子供たち
芝生になっていたので、休憩して座ってたのしくおしゃべり。仲良くなれてよかったね。4月から小学校よろしくね!
大人たちは作業頑張ります!
小学校高学年のお姉ちゃんはずっと最後までお手伝いをしていて、さすがですね。
私は移住してきたばかりでほとんどの方が初対面でしたが、みんなで同じ作業をすると仲良くなりやすい気がします。温かく迎えてくださり、感謝でいっぱいです。
ふと見上げてみると屋根に魚?ブリ??
ワカメの後ろにある倉庫はなんと、築100年越えの『坪岩崎鰤大敷網倉庫』。定置網漁業の漁具の保管場所で、ブリの形の雪割瓦が並んでいてJR氷見駅の瓦のデザインの基になっているそうです。見た目もかわいくて雪下ろしの手間を省くことができるなんて素敵な瓦ですね。
この先も残っていてほしい
作業が終わった後、めかぶを分けていただきました
めかぶはワカメの根元部分で、ミネラル豊富のネバネバ食材。茹でてたたいて薬味を合わせればごはんのお供に。
こんな立派な大きいひだが海の中で育まれているんですね。自然って改めて偉大だなぁと思いますし、スーパーに並んでいる商品を見るのと、獲れたての生のワカメは全く違って見えます。正直あまりワカメが好きでない娘。栄養豊富なのでこれを機に好きになってほしいなぁ~。
それぞれひと枠ずつ持ち帰ってワカメ灰干し中・・・
1週間後にワカメを持参して再び集合!乾燥具合をチェックです。なんだかワカメの研究をしているみたいでちょっとたのしい。晴れの日がつづきますように!またその時のレポもお届けできたらと思っています。
帰り道に近くの灘浦海岸へ寄りました
港だけでなく砂浜もたくさんあります
女良地区で獲れたワカメは氷見市漁業文化交流センターで販売しているそうです。自然と触れ合いながらたのしく学んで、のびのびと育児のできる氷見へぜひお越しください!