あおシェアハウスプロジェクト第2弾を開催しました！

こんにちは！みらいエンジンスタッフ（地域おこし協力隊）の下野です。

今回は【あおシェアハウス】プロジェクトのご紹介をさせていただきます。

【あおシェアハウス】プロジェクトとは・・氷見市阿尾地区にある空き家をリノベーションしてシェアハウスへ。オーナーさんが昨年空き家を購入し、シェアハウスにする予定で着々と改装工事が進んでいたそうですが、今回の能登半島地震で被災し大きな被害を受けてしまいました。有志の方々を集い協力していただいて、来年の開業に向けて活動していくプロジェクトです。今回は第2回目のイベントです。1回目も9名の方に参加していただき、今回も有志の皆さんが6名ほど集まっていただきました。

第1回目の様子はこちらから

あおシェアハウスプロジェクトが始動しました！

阿尾の海

あおシェアハウスがある阿尾地区は、前田慶次が一時城主を務めたと言われている阿尾城跡が海沿いにあります。左端に見えている崖の上に阿尾城跡があり、海越しの立山連峰がみえます。先日の夕方に撮ったら、夕日に照らされた立山が幻想的でした。阿尾は道の駅ひみ番屋街からもほどちかい、昔ながらの民宿が立ち並ぶ風情あるエリアです。

まずは天井から

それでは早速DIY作業に取り掛かります。今回のメイン作業は天井の解体と、床下補修、玄関扉の鍵つけです。地震の影響で、剥がれてしまった天井板。でも中をのぞくと立派な梁が見えました。ではいっそのこと剥がしてしまって、梁を活かした天井にしようということで、補修をするのではなく解体をすることにしました。

板を剥がしたら次は下地が出てきた

板を剥がすと格子状になった木の下地がでてきました。こちらも取ってしまうということで、バールやハンマーで叩いてみましたが、結構頑丈にくっついています。釘のみで接合していますが中々取れません。腕が疲れてきて天井の作業は大変です。のこぎりも使ったりして、分解してから取り外すなど、ちょっと苦戦しましたが参加者さんのご協力によってすべて取り除くことが出来ました。

下地が全て取れました

すっきり取れて、立派な梁が見えました。ここはあおシェアハウスのリビングダイニングとなる予定です。天井が高くなり、開放的になりました。このままでは寒そうなので、断熱材の工夫が必要ですね。

次は和室の床下補修です

1階和室の畳がふわふわ浮いているのが発覚し、めくってみるとシロアリにやられた跡が・・・あまりにぼろぼろの箇所は手で取れてしまうほど。新しい建材をはめることになりました。シロアリについて調べていたら実はアリの仲間ではなくてゴキブリの仲間らしい。ひぇ～。いつもの黒蟻が天敵みたいです。初めて知りました。

お茶菓子休憩タイム

今回は氷見高校生が3人もきてくれました。普段は高校生と話す機会がないので新鮮でした。雨の降る寒い中、来ていただいて本当にありがとうございました。学校でボランティアの活動をしているそうです。氷見市では唯一の高校になります。

庭に赤い実

庭が広く、柿の木などの色んな植物があおシェアハウスにはあります。きれいな赤い実をつけた木があったので子供たちが拾いに行きました。ナンテンの実かな？学校でアサガオのツルを使って、クリスマスリースを作ります。その飾りに使う木の実の材料になりました。

大苦戦の玄関

今回、大苦戦してしまった玄関扉。地震によってガラスが割れ落ち、サッシが歪んでしまっていました。実はずっと施錠できない状態で、だれでも入り放題でした・・・。今回で鍵を付けて戸締りできるようにしよう！ということでがんばってもらいました。（高校生、すごく頑張ってくれました）でもなぜか同じ品番の鍵を買ってきたんですが施錠できない。歪みが原因で、削ってみたり試行錯誤するも中々鍵がかけられない。みんなの知恵を借りて、最終的にはなんとか戸締りすることができました。

  作業が終わったあとは鍋を囲みました

今回は寒い中での作業でした。終わった後はあったかい鍋をみんなで囲もうということで、あおシェアハウスプチ忘年会です。前回、蔵の片付けで中から出てきた大量の食器を使って食べました。お箸もでてきたもの。有難く使わせてもらいます！

寒ブリいり

寒ブリシーズンということで 、スーパーで売られていた寒ブリもいれてみましたよ。氷見では普通に地元のスーパーにも寒ブリが売られています。大根と白菜は、オーナーのご近所さんからのお裾分けなんだそうです。味がしみて、とてもおいしかったです。みなさん美味しい！！と喜んでもらえてよかったです。

かくれんぼ

食べた後はかくれんぼをしたり、寝袋で遊んだりしていました。お家が広いのでかくれんぼしたら見つかりません。（笑）

今回ははじめましての方が多い参加となりましたが、作業をしていくうちに段々と打ち解けていく感覚があり、たった数時間の作業でしたが交流が深められたかなと思います。このシェアハウスは単なる住まいだけでなく、地域コミュニティの場としても担っていく拠点になる予定です。この場所でコミュニティがどんどん広がっていく予感がしました。この片付けプロジェクトのコンセプトは「みんなでたのしく」がテーマです。今後も無理せずたのしくやっていきたいと思います。次回、第3回目のイベントは来年1月25日に決定しました。今後のシェアハウスの進化も乞うご期待です。お手伝いしてくださった皆様、本当にありがとうございました。