こんにちは。桑折 純⼦です。
⻑く暑かった夏も終わりました。
空は⾼く澄んで氷⾒市内の⽊々も⾊づき始めております。
稲刈りも終わり、実りの秋の到来です。
さて今回は9⽉に娘と⾏きましたこの時期ならではの魅⼒溢れるお祭りのレポートを⾏いたいと思います。普段は氷⾒市内での過ごし⽅をご紹介していますが、富⼭県内には多種多様なお祭りがあります。今回はその県内のお祭りについてもご紹介したいと思います。
「おわら⾵の盆」(富⼭県富⼭市⼋尾町)
富⼭県富⼭市⼋尾町で毎年9⽉1⽇から3⽇に開催される300年以上の歴史を持つお祭りです。
豊作を祈るとともに、台⾵到来の時節に⾵の災害がおこらないことを願う⾏事として「⾵の盆」という呼び名が付けられたと⾔われているようです。期間中は、ぼんぼりが灯る⽯畳の古い街の中を男⼥の踊り⼿が、三味線や胡⼸の⾳⾊に合わせて流し歩きます。
氷⾒市から⼋尾町までは⾞で約1時間くらいです。今年の⾵の盆の期間は、娘の⼩学校が短縮授業のため下校時間がはやかったことにも後押しされて、学校を終えた後に⾏ってきました。


⼋尾町へ到着した時はまだ薄暗く、⼈の顔も⾒えるくらいの明るさでした。

地元の酒屋さんでつくられている⽢酒をいただきました
⽯畳の道の両端には、すでに観覧を待つ⼈の姿も⾒られ、徐々に観光客の⽅が集まってきておりました。

⽇が落ち、ほのかであったぼんぼりの灯りもより強く感じられるようになり、そろそろ町流しが始まる時間となりました。

⼤勢の観光客の⽅が待ち侘びる中、胡⼸や三味線の⾳⾊と、越中おわら節の唄の調べが聞こえてきました。




⼋尾町の中でも11の⽀部に分かれており、それぞれの⽀部ごとに踊りや⾐装にも個性があります。
最初の町流しを⾒終え、パンフレットをもとに、次に⾏われる別の⽀部の町流しの場所へと移動しました。




余談ですが、氷⾒市内の⼩学校の学校給⾷は、⼋尾でつくられた⽜乳が提供されているため、いつも娘は⽜乳パックに描かれている「おわら⾵の盆」の男⼥の踊り⼿の絵を⾒ながら昼⾷をいただいているそうです。
夜中までお祭りは続きますが、明⽇は学校。
娘と唄の調べを⼝ずさみながら、ぼんぼりに照らされた町を後にしました。
「つくりもんまつり」 (富⼭県⾼岡市福岡町)
富⼭県⾼岡市福岡町の中⼼市街地で毎年9⽉中旬に⾏われる、こちらも300年の歴史を持つお祭りです。
野菜や果物、草花などを利⽤し、町内の⽅々が趣向を凝らしてつくられた、⾒⽴て細⼯の⺠衆芸術「つくりもん」の数々が町の中に飾られます。もともとは五穀豊穣を感謝して⾏われる地蔵祭が期限で、⻑い歴史を経て現在のお祭りの姿となったそうです。
氷⾒市から福岡町までは⾞で約30分くらいです。こちらは休⽇に娘と⾏ってきました。


メイン会場となる、あいの⾵とやま鉄道福岡駅前広場には、特設ステージも⽤意され、各催しものも⾏われていました。
会場本部で配られていた地図を⽚⼿に、作品展⽰が⾏われている市街地⼀円を⾒てまわりました。
今年度つくりもんまつりテーマは、昨年度から引き続き「輝く未来へ!」とのこと。
また「新⾼岡市誕⽣20周年記念」の節⽬での開催にあり、⼤型作品制作や福岡町獅⼦舞饗宴会が実施されていました。

富⼭の郷⼟にまつわる「つくりもん」おわら⾵の盆もありました

⾼岡市の春季祭、⾼岡御⾞⼭祭の御所⾞の「つくりもん」

藤⼦不⼆雄Aさんの ”笑ゥせぇるすまん” の喪⿊福造の「つくりもん」迫⼒がありました
私が最後にこのお祭りを⾒たのはおそらく⼦供の頃、娘にとっては初めてでした。
個性あふれる「つくりもん」の数々。お互いに新鮮に、それぞれの作品の鑑賞を楽しみました。

福岡町の獅⼦舞です

「沖布の獅⼦舞」(氷⾒市)
この時期、氷⾒市内では秋の獅⼦舞が約1ヶ⽉間各地域で⾏われます。
私たちは沖布地区の獅⼦舞を⾒ることができました。




⼀軒の獅⼦舞を終え、また次に舞を⾏う場所へと移動です

この⽇はまさに秋らしい晴天、⻘空の1⽇でした。
天候も穏やかで爽やかな、この限られた時期の恵みを娘とともに楽しみたいと思います。

