こんにちは。岩田です。久しぶりの氷見は何だか肌寒く、特に屋内はさらに冷たさがあり、タマル場ではストーブも使っています。これからはストーブ必須の氷見がやってきます。
氷見市IJU応援センターみらいエンジンでは、氷見に移住したい方を全力で応援する組織です。私たちは移住のキッカケづくり、移住への行動支援、定住につながる新しいカルチャーの醸成など、単にニーズに対応する仕事ではなく、人生の一大プロジェクトをデザインする気持ちで日々取り組んでおります。
みらいエンジンが創設され約1年。これまでのみらいエンジンのパンフレットは、三つ折りで簡単なサービスの紹介をするものでした。移住者を対応する機会も多くなり、対応時に氷見の様子や魅力を簡単に伝えられる冊子がないことが課題としてありました。そこで、一人でも多くの方が氷見に興味を持ってもらえ、手にとってぺらぺらとめくり読んでいただけるような新たなパンフレットを作成することになりました。
移住パンフレットとは、各自治体が作成しており内容は違えど、見栄えに特徴はあまりありません。そこで、私たちみらいエンジンならではの視点でパンフレットの作成を進めてきました。
よくあるお国自慢、活動している人をフィーチャーした紹介ページ、自然や食を前面に出したものとは違い、「一緒にカルチャーをつくりましょう」というメッセージを込め、見た方が「まちに余白を感じる」内容を目指しています。パンフレット全体からそれを感じてもらう狙いがあります。
氷見の商店街にはレトロな共同ビル郡があります。最近では「うみのアパルトマルシェ」で利用されている周辺に立ち並びます。ストリングライトで飾られたビル郡の屋上と、その奥に町家の屋根が並び、さらに奥には海、能登半島がちょっぴり見える風景が広がります。こんな空間で食事を楽しむ。氷見に昔からあった風景ですが、今までの氷見では見れなかった営みを写しています。氷見だからこそ撮れる一枚です。
このような光景が新たなカルチャーを彷彿させます。「え?これ氷見なの?」まさにこんな反応が狙いです。目を引くような絵を盛り込むことで、氷見にちょっと興味がある人、全くなかった人、氷見をよく知っている人、全ての人々に何かしらの思うものがあるのではないでしょうか。
次に氷見のカルチャーを簡単に紹介。こちらは今回パンフレットを作成するに当たり私たちみらいエンジンの思い、パンフレット全体のコンセプトに当たるページです。
最近、全国的に着目されているローカルシフト。このような中、着実に価値観を大切にしたいとうい思いを共有する人々が増えつつある氷見で、豊かさの本質について一緒に考えていきましょう。
氷見は市街地から約20分圏内に山と海があるという特徴があります。一年中恵まれた海と山の食材は氷見の宝物です。氷見の食材は少量多品種が特徴で、ほとんどが外へは流通しません。
おいしい空気、美しい氷見を一望できる景色が広がる山間部。さっきまでの市街地の車通りとは別世界です。のんびりと時が流れるような場所。また美味しい山の幸に恵まれた土地でもあります。
豊かな海産資源に恵まれた氷見は、長い海岸線に囲まれています。富山県の中でも自然な砂浜がある地域で、海浜から釣り、アウトドアまで幅広い使い方ができるのも特徴です。
「UMI × YAMA SACHI CALENDER」を見て頂けると一目瞭然ですが、氷見では季節に応じた食材が一年中取れることがわかります。近くのスーパーマーケットや魚屋さんのアドバイスを受け、作成しました。
誰もがご存知の海の幸は、年間を通して安定した供給量があります。そのため氷見では海産資源によって、まちと人が支えられています。定置網で獲られた魚は氷よって締められ、氷見市内外に卸されます。市内の飲食店では新鮮な朝どれの魚が並びます。一度食べると忘れられない思い出になります。海の玄関口でもある氷見漁港についての記事はこちら。
氷見には春と秋に100ヶ所以上で祭りがあります。富山県は獅子舞が盛んなことで有名ですが、氷見はその中でもメッカ。お囃子の音が聞こえると、大人も子供も心躍ります。
まるまげを結った未婚女性の主役を務めるまるまげ祭り。幸せな結婚を願い、人妻の象徴であるまるまげ結って願掛けをしたのが始まりです。
後編はみらいエンジンが抜粋したカルチャーを感じるスポットをメインに、空き家やまちの風景についてご紹介していきます。このパンフレットはみらいエンジンのオフィス、タマル場はもちろん、市役所や紹介スポットに置かせていただいております(11月予定)。興味のある方は「みらいエンジンの新パンフレットはありますか?」と尋ねてみて下さい。(岩田慧一)
氷見市IJU応援センター みらいエンジン
まちのタマル場(Salon&Office)
□住所 富山県氷見市中央町5-7
□営業時間 9:30 – 18:30 (水・木曜日定休日・ただし祝日は営業)
□電話番号 0766-54-0445
□メールアドレス info@himi-iju.net
□設備 お座敷カフェ(お茶無料)、トイレ、電源&wifi、移住に関する情報、荷物お預かり、シェアオフィス用デスク
□サービス 移住・定住に関する相談、空き家の情報提供、住まいについての相談、仕事探し(継業含む)についての相談、暮らし体感ツアーの受付、氷見の暮らしの様子の紹介、趣味や社会的活動の仲間さがし、など