氷見について
あなただけの物語を紡ぎませんか?
豊かな自然と気候が織り成す多彩な魅力
氷見は富山県の西側、能登半島の付け根に位置する人口約4.3万人(*1)の小さなまちです。伝統的な定置網漁(*2)で栄えた中心市街を起点に、三方を山に囲まれ、いくつもある川沿いの谷間に数多くの里山集落が存在します。長い月日をかけて生み出された地形には、富山湾越しの立山連峰や長坂の棚田(*3)、水平線から登る朝陽など、世界に誇る雄大な景観が存在し、多くの人たちの心を惹き寄せています。
*1:2023年7月時点
*2:『氷見の持続可能な定置網漁業』が日本農業遺産に認定
*3:農林水産省『日本の棚田百選』に認定
一般的に北陸地方や富山県は「寒い」とか「大雪」といったイメージが強いかもしれません。しかし氷見の場合は、山間部を除けば、雪はそれほど多くなく、“豪雪”になるのは稀です。一方で、夏は連日のように真夏日を記録します。また海に面するため、降水量や湿度も年間を通して高い傾向にあります。冬は寒くて、夏は暑い氷見の気候は、日本で最北端のみかん栽培が行われていると同時に、りんご栽培も行われており特徴的です。
豊かな自然と四季折々の気候は、多彩な恵みをもたらしているのです。
海と山の幸が調和する食のまち、氷見。
「天然の生簀(いけす)」と称される富山湾。特に氷見の沿岸部は、1,000m級の海底谷「藍瓶(あいがめ)」が最も発達している地形として知られ、400年以上の歴史を持つ定置網漁業が盛んに行われてきました。市内にある7つの漁港では、300種類を超える魚種が水揚げされ、春のマイワシから冬のブリまで季節ごとの魚が食卓を彩ります。さらに、こんか漬けやミリン干しなどの水産加工品も、氷見ならではの味覚として知られています。
氷見は古くから、漁業と農林業の循環的な繋がりによって発展してきました。中山間部が多く占める地形のため、各々の地形にあった品種が栽培されています。現在は、地元産コシヒカリをはじめとして、ハトムギや稲積梅、灘浦みかんなどの特産品が広く知られています。その他、氷見牛などの畜産業、日本酒やワイン、クラフトビールといった酒類製造業も盛んに行われています。
地産地消だけでなく、地域で消費するものを地域で作ろうとする「地消地産」の文化が根付いている氷見では、食を通して様々な繋がりが生まれています。
移住・結婚・子育て・教育といった様々なライフステージに寄り添う
慣れない土地での新生活は、時に不安や悩みを抱えてしまうことも。氷見市では、移住者の方も安心して暮らせるための様々な支援制度を用意しています。みらいエンジンでの住まい・暮らし相談から、結婚、妊娠・出産、子育て、教育の各ライフステージにあわせた支援をワンストップで行います。
さらに子どもと一緒に楽しめる公共施設も多数用意されています。たとえば、氷見市海浜植物園やいきいき元気館にある遊具でカラダを動かしたり、氷見市立図書館でお気に入りの絵本を探したり、氷見市立博物館や氷見市漁業文化交流センターで氷見に関する文化歴史を学んでみたり、子どもの成長や興味関心にあわせた体験を行うことができます。
氷見は一人ひとりの成長を温かく見守るまちです。美しい自然に囲まれた開放的な環境で新生活をスタートさせませんか?
詳しい情報は、氷見で子育て応援サイトや市HPからご覧ください。
歴史を紡ぎ、未来へ挑むまち
大境洞窟住居跡や朝日貝塚などの史跡が点在する氷見では、古くから暮らしが営まれてきました。縄文時代から続く歴史の中には、ロマン溢れるエピソードがいくつも語り継がれている一方で、昭和初期の市内中心部を焼き尽くした氷見町大火など、忘れてはいけない数々の記憶も刻まれています。氷見というまちは、今を生きることの尊さを暮らしと共に感じられる場所でもあるのです。
また漁師町の氷見はかつて、人々が多く行き交う交通の要衝であり、商いが盛んなまちだったと言われています。その文化は受け継がれており、今日においても新しい挑戦や小さな試みがいくつも生まれています。特に近年は、移住者の方による創業や新規出店といった挑戦が、氷見のまちを彩るようになってきました。
多様な価値観を認め合い、各々の力を合わせながら、未来のまちづくりに挑んでいます。