こんにちは!ひみ暮らしサポーターズの北條です。
実は、氷見へ移住してきて初めて「左義長(※1)」という言葉を知りました。
※1 小正月(1月14日 〜 15日)に行われる火祭り
インターネットで調べてみると、筆者の出身地・富山県上市町では2011年に左義長が実施されたと記録はありますが、それ以降の情報は無く、もしかしたら途絶えてしまったのかもしれません。ちなみに、筆者の場合は、昔(そうめんや滝行で有名な)大岩山日石寺の初詣で、前年のお守りなどを燃やしていました。
氷見に話を戻すと、2年前の冬、伊勢玉神社の宮司である鈴木瑞麿さんから「伊勢玉の火祭」を教えていただいたのをきっかけに、初めて参加させていただきました。当時の模様は、YouTubeで公開してありますので、よければご覧ください。
消防の方々も毎年お疲れさまです
2021年の年始は、高く燃え上がる炎を見上げながら、新型コロナウイルス感染症の収束を願ったのを覚えています。
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今年は3年ぶりに『延命餅』の提供がありました。延命餅は、左義長の火で炙って食べると、1年間風邪をひかないと言われているそうです。
竹の棒を使って、釣りをするようにお餅を焼きます(顔がすごく熱い・・・)
これまではコロナ禍の影響でいただくことができませんでしたが、初めての延命餅は、煎餅のように香ばしくて美味しかったです!
人々が円になって炎を囲む光景には、何だかほんわかとさせられました・・・。2023年は、良い1年になることを心から願っています。
(ちなみに、大絵馬の干支絵は毎年、宮司の鈴木さんによって描かれています)
さて、氷見で歴史を感じられるスポットは、改めて数えてみると意外と多く存在します。大境洞窟住居跡、阿尾城跡、朝日貝塚、柳田布尾山古墳、上日寺のイチョウ、などなど。
暮らしの面では、伊勢玉神社をはじめとする神社やお寺が、身近に歴史を感じられる場所と言えそうです。(氷見には神社お寺も多く存在します)
伊勢玉神社のこれまでを見てみると、749年に越中国主大伴家持卿が社殿を造営し、現在の本殿や拝殿は1850年ごろに再建されたと書かれています。また、当神社が位置する伊勢大町の「伊勢」は、伊勢神宮から天照皇大御神を勧請(※2)したことに由来します。
※2 離れた場所にいる神仏に対して、こちらへ来てくれるように祈り願うこと(仏教用語)
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早くも2023年の1月が終わろうとしています。
いつも慌ただしく過ぎる毎日ですが、心のどこかに歴史を感じながら暮らしたり、そのような時間を少しだけ設けたりすれば、日々の暮らしがちょっぴり豊かになるかもしれません。
境内で、ちいさな春を見つけました。
今年は、“歴史を感じるひと時”を生活に取り入れてみませんか?