こんにちは!考えるパンKOPPEのたけぞえあゆみです。
今日は氷見市久目にお引越しした「佳雨」さんの工房見学会に行ってきました。
久目公民館の真ん前の工房には、かわいらしい箪笥の受付がありました。木と緑に囲まれた美しい場所です。
「佳雨」は、考える人・明松洋介さんと つくる人・木工家のなかいみわさんによるユニット。移転前は中央町商店街で活動してくれていました。
明松さんは考えるパンKOPPE前に岸田木材さんの「もりまちスタンド」を作ってくれたり、
旧松屋会館では岸田木材さんのアウトレット店「ヒミブリコラボ」に立ち、訪れる皆さんに木のアドバイスをしたり、「もくもく市」を開催してくれました。
なかいさんは木の作品や家具を製作しておられる木工家。それぞれの木のよさや美しさをいかした作品には、いつもうっとりしてしまいます。
こちらは中央町に工房があった頃、店先でマルシェとワークショップを行ってくれたときの様子です。木の木目を自由にスタンプできる「木拓ワークショップ」も大人気でした。
そんな二人が、久目に「まちの木工所」をオープン。さっそくおじゃまします。
木の良い香りがします。木にも色々な種類があり、色や質感、木目もずいぶん違うのですね。それぞれの木に、それぞれ適した扱い方があるそうです。
なかいさんの作品が並びます。かわいい鳥のブローチや栞も、木によって雰囲気が変わって、どれも愛おしい。
「佳雨」オリジナルプロダクトの「ミュージアムに似合うショルダーバッグ」。全5種類の色から選べます。フライヤーや半券も入れやすく、丈夫で美しい鞄です。二人のセンスの良さがよくわかります。
工房には大きな機械がたくさん!これらの機械を操り、木の家具たちが生まれていくのですね。改装された倉庫は緑に囲まれ、使い込まれた木の扉からは心地よい風が流れています。
「佳雨」では「“あなたのとっておきのもの” “日々のもの”をお作り」する「森の相談室」を行っています。例えば時計が欲しいと思って相談すると、どういう空間に、どんな雰囲気が好きで…と一緒に相談しながら理想とする形を考え、作っていくことができます。木を通した対話が、形ある物になるのです。
また木の額縁や家具のオーダー、DIYのカットや製作補助、製作指導や修理なども、木の専門家である二人が一緒に考え、行ってくれます。頼もしいですね。
工房の横には菜園がありました。引っ越したばかりでもうこんなに実っているなんて。二人の行動力と技術には驚きます。
「佳雨」という屋号は、「あなたにとって美しく好もしい雨」が由来だそうです。
この工房では二人の「美しく好もしい」プロダクトが生まれます。
そして木を通して、訪れる私たちにとっての「美しく好もしい」も共に形にしてくれる場所になります。
ここは久目銀座と呼ばれた場所。夏以降には商店も始める予定だそうです。末長く、久目に舞い降りた「佳雨」を応援していきたいですね。
「佳雨」インスタグラム