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2024.06.17

氷見のみかん畑へ灘浦小のみんなと見学してきた!

下野さつき
下野さつき
移住相談員

こんにちは!みらいエンジンスタッフ(地域おこし協力隊)の下野です。

5月下旬に、氷見市灘浦小学校の6年生のみなさんと一緒にみかんのお話を九殿浜展望台のみかん畑で聞いてきました。

そのときの様子をお届けします!同じ氷見市地域おこし協力隊で、灘浦みかんのブランド化を目指して活動中の布施さんと一緒に同行させてもらいました。

九殿浜展望台(くでんはまてんぼうだい)

氷見市の中でも石川県寄りの北の方に位置する、氷見市大境にある展望台。ここに展望台があるなんて知りませんでした~!ドライブの少し休憩に、ぜひ寄ってみてください。素晴らしい景色が見られます。ちょうどこの日は定置網漁の網が海に広がっていました。この場所にみかん畑があります。展望台のふもとには大境洞窟という国指定の史跡があり、縄文土器が見つかったり、住居の痕跡がでてきた洞窟遺跡で、縄文好きは絶対訪れたい場所。わたしも今度行ってみよう。ここから少し南へ海沿いを車で5分、灘浦小学校が見えてきます。

灘浦かんきつ研究会の会長さん

今回みかんのお話をしてくださった灘浦かんきつ研究会の会員数は、現在25名で九殿浜のみかん畑の管理や、講習会、栽培視察などの活動をされているそうです。会長さんはなんと83歳!坂道も山道も軽い足取りで、元気でいらっしゃいます。

氷見市立灘浦小学校生徒のみなさん

例年、灘浦小の生徒さんたちがみかんの作業を校外学習で学びに来られています。今日は夏に行う摘果(てきか)作業の前に灘浦みかんについてや、みかんの育て方のお話と花の観察。真剣にお話を聞いて取り組んでいました。質問も積極的にされていて、みんなが書いたレポートの内容気になるなぁ。

みかんの花束

会長が、「小学校の教室で飾る用に」と持ってきてくれた。みかんの花って白くかわいらしいお花なんですね。初めて見ました!

説明のあと、実際にみかん畑へ

展望台から少し下ると、みかん畑が広がっています。歩道が整備されていますのでのんびり散歩へ訪れてみてください。みかんは育ちやすい気候などが決まっているので、全国どこでも生産できるとは限らない。そう思うとみかんって貴重ですね。

みかんの花

花のいい香りがふんわりと風に乗って漂っていました。観察をしていると、花がたくさん咲いている木と咲いていない木とあって、疑問に思い聞いてみました。みかんの木は毎年花を咲き実をつけるのではなく、1年休憩の年があるそう。へぇ知りませんでした!木を畑に全部植えたからといって、たくさんみかんが獲れるわけじゃないんだなぁ~。

花の写真を撮る

タブレットで写真を撮れるということで、みんな嬉しそうにわいわいと写真を撮っていましたよ。先生からアドバイスを受けながらお花の観察。自然に果実が落ちる現象を『ジューンドロップ』と呼ぶそう。なんだか可愛い呼び方です。7月ごろから摘果という、果実を間引く作業が始まります。実りすぎても、きれいに大きく育たなかったりするそうでおいしいみかんになるために摘果は大事な作業です。灘浦小のみなさんと一緒に摘果作業をわたしも体験させていただきます!暑いので熱中症には気を付けましょう。

みんなで「ありがとうございました!」

また7月の摘果作業にてお会いしましょう。

氷見には小学校が10校あります。うち2校は市街地にあったり、統合したり、と1学年が50人を超えていますが灘浦小学校は氷見の中でも年々生徒数が減ってしまい、一番生徒数が少ない。6年生は12人で今年の1年生は2人だけ。自然いっぱいの環境で、みかんのようにのびのびと育つことができる素晴らしい小学校がこれからも続いていってほしい。教室に2人だけ?と聞くと寂しいように思えますが、逆に丁寧に授業を教えてもらえると思うんです。少人数クラスならではのメリットも色々ありそうですね。

さて、ここからは氷見市地域おこし協力隊、布施直樹さんのご紹介です!

京都から昨年、5人家族で移住

布施さんは京都、舞鶴で培ってきた地域づくり、農業経験を活かして宇波地区の特産品づくり『灘浦ミカン』のブランド化の活動と、地域活性化のミッションに今年の4月から従事されています。以前はいちごの栽培を中心にされていたそうで、ミカンだけでなく今後はいちごも育てていく計画をされています。

みかんの赤ちゃんが!! 

こんなに小さい実だけどちゃんとみかんの形になっています。灘浦ミカンはあまりまだ氷見市内でも認知度が低く、食べたことない人も多いのではないでしょうか。もっとみんなに食べてもらいたい!と布施さんが奮闘中です。冬が旬のミカン。今から食べるのが楽しみですね。

元大根畑を引きついだ布施さん

みかん畑だけでなく、野菜を育てる畑も引き継がれた布施さん。その畑の一部を私もお借りできることに。氷見へ引っ越す前は、ベランダで家庭菜園をやっていました。でもせっかくこちらへ越してきたので、プランターではなく畑で野菜作りをしてみたい!と思っています。畑で野菜を作るのが少し夢だったりしたので。畑の耕す作業を見学させてもらいましたが、少し耕すとミミズなどの虫がウヨウヨ。ミミズは土にとっても良いので、これからたのしみですね。

自分たちが食べたり近所の方へお裾分けする野菜が作れたら、環境にも体にもいいですね。自給自足とまでは行かないけれど、かつては農耕民族の私たち。畑からエネルギーをもらえたら元気にいきていけそうです!

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氷見市IJU応援センター・みらいエンジン
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