先日、この「みらいエンジン」のトップページに、「◯◯◯のしごと塾」のバナーリンクが加わりました。
移住を考えるときにどうしても気になる「自分に合った仕事があるのかな……」という不安に対して、氷見市内を中心に30以上の会社が集まり仕事を体験してもらうことで仕事を探す人と会社とのマッチングを進めていくのが「◯◯◯のしごと塾」です。
就職活動、というととかく堅苦しい空気がつきまといますが、リラックスした環境で会社と仕事を探す人との相性を探ることができるようにしているのが「◯◯◯のしごと塾」の特徴です。
今回から、「◯◯◯のしごと塾」ネットワークに加盟している会社の日常をご紹介し、どんな人がどんな仕事に取り組んでいるのか、そしてどんな人と仕事をしていきたいのかとという事をお伝えしてきたいと思います。
第1回は私、山下が「デザインのしごと塾」を開いている「つなぐ喜びLINKS」代表取締役、小川美紀さんにお話を伺いました。
◆仕事の環境に慣れるところから
「つなぐ喜びLINKS」は上田(うわだ)にあるベンチャースペース氷見の中に事務所を構えています。内部は色鮮やかなインテリアが目を引きます。
小川美紀さんです。この場所で2016年7月にLINKSを立ち上げました。
明るくてさっぱりした感じの方です。
ーーLINKSではどんな仕事をしているのですか?
小川:小売店・飲食店に特化したチラシやウェブ広告の作成を中心に行っています。ウェブでの通販を自分でも行っていた実績があるので、ウェブ通販については広告デザインだけでなく、その店舗の特徴を活かしたより売れる商品の開発をお手伝いすることもあります。
ーーしごと塾ではどのようにして仕事を体験してもらおうと考えてますか?
小川:まずはチラシやウェブの広告をつくる流れを体験してもらおうと思ってます。
チラシのデザインをつくる時はまずはざっくりとイメージスケッチを書いてみて、そこから詳細な情報やデザインの細部を詰めていく感じですね。
しごと塾ではないのですが、今は娘にも「ペンタブを使って年賀状を作ってみよう!」と言ってデザイン制作の仕事を知ってもらっています。
ーーへえー、娘さんも体験しているんですね。
小川:まずはデザインの仕事で使う道具を使って、環境に慣れてもらえるといいかなと思います。
ーーやっぱりウェブデザイン、と言うと絵が描けないと難しいんですか?
小川:そんなことはないですよ。今LINKSで欲しい人材は絵が描けなくてもいいですし、普通の消費者のセンスをもっていれば十分なんです。
ーーそうなんですか??
◆絵が描けなくてもデザインはできる
小川:私は20年前から楽天市場のショッピングサイトで氷見の特産物を販売してきましたが、今でも楽天で出店してみたいという人は多いです。
楽天でショッピングサイトを出店する場合は写真も数点しか載せることはできませんし、凝ったデザインもできません。デザインよりも、その商品を買うことで得られるメリットや、商品をアレンジしてどのように生活に活かすことができるかという提案をして「目を引くページ」をつくらなけれないけません。
そのためには、例えば主婦の方であれば食材を活用したお惣菜レシピの提案をしてみるなど、普通に暮らしている人の視点から商品をおススメすることが大事です。むしろ、普通のセンスがある方に来てもらいたいですね(笑)。
ーーそれなら体験してみたい、という人も多そうですね。
小川:氷見の飲食店や小売店に特化して、そのお店の魅力を引き出していくのが私たちの仕事だと思っています。一緒に仕事をしてくれる人が来てくれるといいですね。
◆ふだんの会話から売れる商品をつくる
「◯◯◯のしごと塾」では事務局での仕事にも関わり、この日も市役所で掲示するポスターの打合せを楽しく進めていた小川さん。小さな会社や飲食店の多い氷見で、ひとりひとりの顧客に向き合ってより売れる商品をつくるために提案をしている様子が伝わって来るようで、とても説得力がありました。
しごと塾での一日体験を含めた移住体験ツアーも企画していますので、移住する時に仕事についての不安がある方はみらいエンジンまでぜひご相談ください。