こんにちは!ひみ暮らしサポーターズの北條です。
日本中が熱く沸いたFIFAワールドカップ カタール大会、みなさんもご覧になりましたか?日の丸を背負って戦う選手一人ひとりの姿に勇気をもらいましたね!
不思議なもので、スポーツというものは、応援する対象が自分事になればなるほど、応援の熱量と一体感が増えていきます(日本代表戦は最たる例)。そこで近年では、特に東京オリンピック以降、スポーツを通した地域活性化・まちづくりが盛んに行われています。
氷見におけるスポーツの取り組みといえば、ハンドボールが挙げられます。春中ハンドと呼ばれる「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」を平成18年から毎年開催(コロナ禍を除く)するなど、様々な取り組みと成果のおかげで、氷見は「ハンドボールの聖地」として認知されるようになりました。
一方で、ハンドボール自体の知名度は、サッカーや野球などのメジャー競技に比べると低いのが現状です。実際に試合を観に行ったことがある方は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、氷見市を拠点に活動する「富山ドリームス」さん主催試合の現地レポートをお届けしつつ、その魅力をお伝えできたらと思います。
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● 富山ドリームスと選手の新しい働き方
富山ドリームスは、今年4月に発足したハンドボールチーム(運営:一般社団法人富山ドリームス)です。2024年9月開幕予定の次世代型プロリーグへの参入が内定(条件付)し、着々と準備を進めています。
ちなみに、“次世代型”プロリーグと言われる理由は、選手のデュアルキャリア(働きながらプロ活動)を推進している部分にあります。専業のプロ選手だけではなく、兼業のプロ・アマ選手をチームに迎えることで、より地域に根差したチーム運営を可能にします。
現在、富山ドリームスに加入する全選手は、地元企業に所属しながら競技活動を行なっています。ハンドボールだけでなく、地域の仕事も頑張る選手の姿を見ていると、応援したくなる気持ちがさらに高まりますよね!
森康陽 選手|9
●「富山ハンドボーラーズDAY」について
今年の「富山ハンドボーラーズDAY」は、夏と秋に開催されました。2回目の今回は、富山県出身で将来が有望視される若手選手で編成した「U-21 TOYAMA DREAMS」と対戦。さらに、12月開催の日本ハンドボール選手権初戦へ向けた強化マッチという意味合いも持つ、大事な試合でもありました。
「U-21 TOYAMA DREAMS」の選手たち
試合前ウォーミングアップの様子
中村剛 選手|3
試合前には、氷見市出身でポーランドの強豪・プウォツクに所属する安平光佑選手のインタビュー上映やマスコットキャラクター発表会、獅子舞競演会も行われ、イベントとしても楽しめる内容になっていました。
向嶋獅子舞保存会による獅子舞
● 「富山ドリームス × U-21 TOYAMA DREAMS」試合レポート
まずはオープニングセレモニーから。試合に対する意気込みを会場へ届けます。
佐野可維人 選手|17、松嶋徹 選手|15
セレモニーが終わると、選手たちの目の色はがらり変わって、張り詰めた空気が漂います。
上田智也 選手|10、青戸和樹 選手|8、赤井翔馬 選手|7
試合開始直前の円陣
いよいよ試合開始!
ゴール前の攻防、駆け引きのスピードは激しさを増していきます。
森永浩壽 選手|22
小野寺遥輝 選手|12
シュートと同時に静まる会場。ボールがゴールネットを揺らすと、場内アナウンスが響き渡り、会場の盛り上がりは最高潮に達します。
前半が終了。ハーフタイムでは、監督からの指示出しや、選手間でのコミュケーションが行われ、後半へ向けた準備を整えます。
吉村晃 監督
高木優太 選手|13
後半戦スタート!富山ドリームスは攻めの姿勢を貫きます。
青沼健太 選手|18
試合終盤、相手の猛攻を受けるものの、堅い守りでシュートチャンスを与えません。
そして試合は終了。ゲームスコアは28(富山ドリームス)ー 27(U-21 TOYAMA DREAMS)の1点差で無事勝利を収めることができました!
MVPに選ばれたのは、ゴールキーパーの横山選手。好セーブで、チームのピンチを何度も救いました。
横山翔太 選手|1
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試合の臨場感、選手たちの躍動感、そして氷見のハンドボール熱を感じ取っていただけましたでしょうか?
今回の記事を見て、富山ドリームスを応援したい!、試合観戦に行ってみたい!、そう思っていただけたら嬉しいです。
現地取材して改めて感じたのは、スポーツを楽しめる環境が身近にあることの素晴らしさです。ぜひ、その素晴らしさをもっと多くの人に体感して欲しいなと思います。
これからの成長が楽しみな「富山ドリームス」。地域をあげて応援していきましょう!