【地蔵町】海の近くのニコイチ住宅

※こちらの物件とNo.246の物件はお隣同士の別物件となります。記事環境紹介部分が重複しますが、お間違いのないようご注意くださいませ。
 
氷見の玄関口「氷見駅」。こちらはJR氷見線の終着駅です。
 

 
JR氷見線は高岡駅と氷見駅をつなぎ、市内にはもうひとつ「島尾駅」があります。路線は海岸スレスレのところを走り、車窓からは富山湾を望むことができる旅情に溢れるものとなっています……が、今回ご紹介するのはあくまで「空き家」。氷見線については物件を見にいらっしゃる際に是非実際にお楽しみくださいませ。
 
さて、この氷見駅の裏手、つまり海側にあるのが地蔵町という地区になります。
海に面していたこの町内は古くから漁師さんなど海にまつわる仕事に就く方が多かったところ、現在も魚問屋さんがあるなど、伝統ある湊町の風情を残したエリアです。
それが顕著に見られるのが建築様式。氷見の町部でよく見られるのが「町家」の物件です。
家と家とが隙間なく並ぶ様子は、いわゆる「京町家」に通じる風景ですね。
 
今回ご紹介するのはこちらの物件。
 

 
パッとみて、まず気になるのは「玄関がふたつ?」という点。
中はどうなっているのか、みてみましょう。
 
左側の引き戸を開くとこんな様子。
 

 
玄関を上がって階段があり、和室がひとつ、奥にはキッチンがあります。
 

 
そしてキッチンの右奥に気になる扉が……こちらを開けると、
 

 
和室が現れます。
そう、これこそがこの物件の特徴。
増築によって、ふたつの住宅をつなぎ合わせたようなつくりになっているのです。
 
わかりやすいように一度表に戻って、右側の玄関から見てみましょう。
建物右側の戸をあけるとそこにも玄関があって、そちらからみた画がこちら。
 

 
左手に見える廊下は、最初にみた左側の玄関とをつなぐもの。
右奥に見える和室が、先程みたキッチンから繋がるお部屋です。
 
玄関をつなぐ廊下にはトイレがあります。
 

 
建物右側を進むと、中央部分にはなぜかこちらにもキッチン。
 

 
おそらく完全にふたつに分けて使っていた時期があったのでしょう。
キッチンの隣にはお風呂があります。
 

 
一階部分はこんな感じ。
では二階もみてみましょう。
 
ぐるっと回って、左側の玄関から最初に見た階段を上ります。
 

 
二階に上がってまず思ったのは「明るい!」ということ。
町家というと、両側を隣家と接していることからどうして採光面が減ってしまい暗くなりがちなのですが、この二階は気持ちのいい明るさです。
建物の奥行きがないことがかえって好影響を与えているのでしょう。
取材日がいい天気だったこともありますが、これだけ光が入れば気持ちよく生活できそうです。
 
建物の奥側の窓を開けてみました。
 

 
そこから見えたのはこんな景色。
残念ながら海は見えなそうですが、奥に見えている電線のすぐ向こうはもう海です。
 
さて、ふたたび一階に降りまして、今度は建物右側の二階へ……と思いきや、こちらの階段は板で蓋をされていました。
どうなっているのだろう?と覗いてみると……
 

 
こちらは部屋をつくっておらず、梁がみえていました。
まさに屋根裏。物置として使っていたのでしょうか。
購入された際もここに居室をつくるとなると大変そうですね。
しかし……屋根裏というスペースになんとなく感傷を覚えるのは私だけでしょうか……?
なかなかみることのないこうしたところをみると、この家を作った職人さんの姿が浮かぶようで……なんだか勝手にノスタルジックな気持ちになります。
 
さて、建物の様子はこんなところにして。
せっかくなのでさっき二階の窓から見えそうで見えなかった海まで行ってみましょう。
表の通りから、細い通りを抜けて歩いていけば海はすぐそこ。
 

 

 

 
毎朝海岸沿いを散歩していれば海鳥たちともお友達になれそうですね。
 
いかがでしたでしょうか?
物件は水回りをはじめ修繕・補修が必要な部分も多そうですが、海のそばにコンパクトな住まいをお求めの方には有力な候補となりえる物件かと思います。
ぜひともご検討くださいませ!

Author: 藤田智彦

1987年、千葉県柏市生まれ。明治大学で経済学を専攻するも本と音楽に溺れ、生き方や幸福について考える日々を過ごす。卒業後通信機器営業の職を経て、まちづくりの道に進むことを決意し氷見市地域おこし協力隊として2015年にIターン。協力隊の任期中は移住施策や中心市街地活性に携わり、商店街でのマルシェイベントなどを企画。任期を終えた2018年春より、引き続き氷見の魅力的なまちづくりを生業にするべくみらいエンジンに入所。

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