棚田が結ぶ交流の輪『長坂棚田オーナー』の集いに潜入!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
ちょっと前までストーブを片付けられずにいたと思ったらすでに半袖を引っ張り出す季節に…!
今年も暑い夏になりそうです。

さて、先日『長坂棚田ナイト』なるものにご招待され参加してまいりました。
長坂というのは、氷見市北部に位置する山間の地域。
この集落にはたくさんの棚田があり、農林水産省が認定する「日本の棚田百選」に選ばれています。
棚田といってもピンと来ない方のためにご説明しますと、

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。日本では、山がちのところではどこにでもみられる水田形態で、日本にある約250万㌶の水田のうち約22万㌶(8%)が棚田だといわれています。その中でも、人の目に触れることの多かった能登白米や信州姨捨の棚田はよく知られ、その景観の美しさが文学作品にも描かれました。一枚一枚の面積が小さく、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では40%以上の棚田が消えているといわれています。

引用元:『棚田とは』NPO法人 棚田ネットワーク

田んぼというと平地に広がる規則正しい四角形を想像しがちですが、山間の傾斜地ではそうもいかず、それでもそこで米を育てるために田んぼをつくっていった…その結果美しい景観が生まれた、というわけですね。

引用元にあるように消滅の恐れもあるこの棚田、そして景観を守り伝えるために、氷見市長坂が行っているのが『棚田オーナー制』です。
100平米毎にオーナーを募り、会費をいただく代わりに収穫された棚田米と地元の特産品が特典として送られます。
年に2回、田植えと収穫のイベントがありそこで実際に作業をするわけですが、それ以外の期間は地元長坂の「椿衆」「姫椿衆」という実践指導班が管理してくれているので安心!
自分が足を運び手をかけたお米が食卓に届くというのは素敵ですね。

私自身移住してから田植えのイベントには2度ほど参加させていただいたことがあるのですが、今回お招きいただいたのは『棚田ナイト』。
長坂の棚田オーナー制は今年20年目を迎える節目ということまり、せっかく遠方から氷見まで田植えに来てくださる方がいるのだから田植えだけでなくさらに交流の機会を、と企画されたものだそうです。
地域の資源を活かした交流の場は移住に向けた第一歩(?)というわけで、私どもにもお声がかかり、参加させていただくことになった次第です。

会場となったのは氷見市漁業文化交流センター。
地元船大工によって制作された木造和船や漁具・民具などが展示される漁港の真横にある施設です。

会場には続々と参加者が集まってきます。
この日の参加者はオーナー19名、地元椿衆5名、関係者もあわせて計37名となりました。
オーナーさんは県内の方もいらっしゃいますが、遠方ですと関東からお越しになっている方もいらしていました。

夕方6時、イベントがスタート。
まずは藤井長坂区長によるご挨拶。

続いてテーブルを彩る食事とドリンク紹介。

氷見の野菜をふんだんに使ってその魅力を存分に味わえるオードブルは市内のイタリアンキッチン・オリーブさんから。
そして、地元ならではのフライとととぼち揚げ、そして昆布締め。
山の幸と海の幸が贅沢に並び…となると気になるのはドリンクですが……

はい、こちらはみらいエンジンの記事ではおなじみ、移住者さんが経営するビアカフェ・ブルーミンさんが出張サービングに来てくれていました。
まさに氷見三昧。
美味しい食事で話題も盛り上がること間違いなし!

乾杯の後、交流会のスタートです。

富山湾、そして氷見のシンボル唐島をバックに各テーブルで話題が弾みます。
私の混ぜていただいたテーブルでは県内にお住まいのオーナーさん、長坂地区の区長さん、オーナー制の立役者という元市職員というようなメンバーが。
長坂に長く足を通わせているオーナーさんもいることから地域の話題がつきません。
20年前、制度をはじめた当時のことや、地区の現在そしてこれからのことについて……なごやかにかつ情熱的に語るみなさんが印象的でした。

ガラス越しの綺麗な夕焼けもつかの間、あっと今にあたりは暗くなり、名残惜しみながら閉会の時間に。
翌日が田植えということもあり、早めに解散です。

と、ここまで書いて肝心の棚田について全然紹介できていないじゃないかとお思いの方もいらっしゃるかと思います。
そこはご安心を!
交流会だけでなく、翌日のイベントにも取材に行ってきました!

灘浦インターから山手に向けて走ることおよそ10分。ぐんぐんと山を登っていくとこのような景色が!
段々に並ぶ田んぼ、そしてその向こうには富山湾が見えます。
この日は30度にもなる晴天で、写真では伝わりづらいかもしれませんが、海の向こうにはぼんやりと立山連峰が姿を見せていました。
そんな絶景のなか、老若男女入り交ざって田植えに汗を流します。

私は時間の都合で体験できず、さらにはこの後待っていた昼食タイム(長坂棚田米のおにぎり!)を食べそこねたのですが、労働の後絶景のもとで食べるご飯は絶品だったことでしょう……

いかがでしたでしょうか?
もしご興味がおありでしたら、長坂棚田オーナー制についてのお問い合わせは以下までお願いいたします!

【氷見市棚田保全推進会議(氷見市農林畜産課)】
住所 氷見市鞍川1060番地
TEL  0766-74-8086

投稿者: 藤田智彦

1987年、千葉県柏市生まれ。明治大学で経済学を専攻するも本と音楽に溺れ、生き方や幸福について考える日々を過ごす。卒業後通信機器営業の職を経て、まちづくりの道に進むことを決意し氷見市地域おこし協力隊として2015年にIターン。協力隊の任期中は移住施策や中心市街地活性に携わり、商店街でのマルシェイベントなどを企画。任期を終えた2018年春より、引き続き氷見の魅力的なまちづくりを生業にするべくみらいエンジンに入所。

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