氷見の新しい楽しみ方。大盛況「うみのアパルトマルシェ」レポート

氷見にまたひとつ新しい文化が生まれました。
その名も「うみのアパルトマルシェ」。
「本当にここは氷見?」と一瞬疑ってしまうような新しい雰囲気のマルシェ。
その大盛況の様子をレポートします。

 


 

 717日、氷見市の中央町商店街で「うみのアパルトマルシェ」が開かれました。これは氷見市中心部にある中央町商店街を歩行者天国にして、コーヒー、ワインなどのドリンク、サンドイッチ、カレーなどのフード、小物や工芸品などの雑貨を販売するイベントです。

 イベントの目的は中央町商店街の活性化。というのも、中央町商店街は少子高齢化が深刻で担い手が不足。かつ近隣の架橋工事により通行量も減少し、商店街の衰退が危惧されていました。市の中心部である中央町商店街が衰退することは市全体の衰退にもつながります。

 そこで中央町商店街振興会が中心となってこのマルシェが企画されました。商店街に新たな価値を創り、たくさんの新しいお客様に来てもらう。そして商店街の方々にも、新しく商売を始めたい方にも、「中央町商店街ならできる!」という自信を持ってもらいたい。そんな想いの詰まった手作りのマルシェです。ちなみに名前の由来はフランス語で集合住宅を意味する「アパルトマン」、市場を意味する「マルシェ」を組み合わせたもの。住宅と商店とが組み合わさったレトロな街並みの中央商店街を表現しています。

 
 マルシェは私たちの活動する「タマル場」から歩いてすぐのところで開かれており、昼ごはんを買いに出かけてみたところ…驚きました。見てください、人通りで先が見えないくらいの大盛況。後でお話を聞いたところ、来場者数は2000人以上だったそうです。

 

    

 いつもはレトロで落ち着いた様子の中央町商店街なのですが、この日はいつもとは違う雰囲気。おしゃれな屋台にはこだわりのフードや個性の光る小物が並び、小さなお子様づれのご家族やカップルなど、比較的若い年代の方々が多くお見えでした。パラソルや来場者のファッション、お店や並ぶ品物の色があいまって全体的にとってもカラフル。なんだか本当に外国の市場に来たような気分になります。

 

 

 
 また、私は人混みが苦手なタイプなのですが、これだけの人通りがあるのに、混雑感、というか嫌な感じが全くしませんでした。その理由はおそらくこれ。

 

 
会場には子供達が地面に落書きできるスペースや、ヨガを体験できる芝生スペース、踏むと音が鳴るスペースなど、なんだか公園のような雰囲気があるんです。その様子をぼーっと眺めてるだけもいい気分になります。会場にはお子様づれのご家族がとっても多く、こういった配慮があると家族で1日楽しめそうですね。

 

 さて、今回の「うみのアパルトマルシェ」ですが、私の印象としては運営の皆さんの想いの通り、氷見に新しい価値が生まれたと感じました。公式ページの紹介文には次のような文章が。

 

「マルシェの日は、屋上は海とまちが見渡せる展望台になり、商店街の道路はグリーンパークへ。
 コーヒー片手に海辺の町を散歩してみる?
ベンチや芝生に座って、あのお店の新しいお菓子をほおばってみる?
はたまた、屋台を並べて自分のお店をはじめてみる?」

 

 この文章、名文だと思います。ただ買い物するだけではなく、参加した人の数だけ楽しみ方がある、そんな場だと感じました。私だったら、ちょっと朝寝坊できる日曜日、マルシェでコーヒーとサンドイッチを買って、自宅に置く家具や雑貨をゆっくりと見て回る、そんな楽しみ方をしたいなぁ…なんて思います。

 

「うみのアパルトマルシェ」は今後も月に1回開催。8月から11月の毎月第3日曜に開催される予定です。次回の開催は8月20日(日)の10:00〜15:00。今回参加した方も参加できなかった方も、是非中央町商店街へ!

(大坪 史弥)

「うみのアパルトマルシェ」公式ページ

投稿者: 大坪史弥

唯一の富山県出身者で社会人建築学生。1989年、射水市生まれ。横浜市立大学に進学し社会学を専攻。卒業後は株式会社リクルートジョブズに入社し広告営業として静岡県で3年間を過ごすも、母の死をきっかけに生き方を考え直し、2015年に富山県にUターン。富山県の空き家を「豊かに生活できる場」にするため、場づくりコーディネーター見習いとして奮闘中。仕事の傍、建築意匠を通信大学で学ぶ社会人学生。

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