【ひみ暮らしインタビューVol.4】松木圭太さん②

氷見に移住されたみなさんにインタビューし、リアルな声をお伝えする【ひみ暮らしインタビュー】。
シリーズ4回目は、今年1月に氷見へ帰郷された松木圭太さんからお話を聞きました。
「氷見を面白い場所にしたい」という松木さん、その第一歩目として今年夏、海沿いに旅館をオープンする予定です。
帰郷した際の思いやこれからの活動について、2回に分けてご紹介していきます。
2回目は松木さんの現在の活動やこれからの展望についてお聞きしました。
(1回目の様子はコチラをご覧ください。)





西田
1回目では、松木さんが氷見に帰ってこられた経緯や氷見への思いをお伺いしました。
「氷見市を行列のできるまちにする」という夢があるとのことですが、具体的にはどういう活動を考えていますか?



松木さん
今は、「観光客と地元の人が交流が出来る」という事をメインコンセプトにした旅館をつくろうと動いています。観光客と地元の人をつなぐ場所、情報発信のハブとなる場所があれば、氷見へ何度か訪れる内に移り住もうかなと考える人が出てくるんじゃないかと思って。観光客と地元の人が旅館で交流できる仕組みの1つとして、「氷見アンバサダー」という組織を立ち上げようと考えています。氷見の魅力を知っている地元の人を、年齢性別問わず100人くら集めてつくる組織です。旅館のラウンジスペースで「氷見アンバサダー」に日替わりママ・マスターをやってもらって、宿泊者をもてなしながら交流してもらう。これを年1〜2回行って2〜3年経ったときに、かつての宿泊者が「都会の生活に疲れたなー、氷見にあの人おるし、ちょっと行ってみよう」と思い立ってまた氷見を訪れる、という流れをつくりたいですね。旅館が氷見への移住を考える入口となるような。その後の具体的な仕事や物件探しはみらいエンジンさんにお願いしたり、別の窓口を作ったり。今までの氷見市にはなかったアプローチで氷見への移住者を増やしていきたいと考えています。




旅館の外観イメージ。“日本海と立山”という氷見らしい風景が見えるロケーションです。





西田
おもしろそう!旅館について、もう少し詳しく教えてください。



松木さん
場所は氷見市の小杉地方で、元民宿の物件をリノベーションしてつくる予定です。海沿いに立っていて、景色が良いんですよ。今年7月後半のオープンを目標に、現在動いている真っ最中です。
“宿に泊まる”ということは一種のエンターテイメントだと位置付けているので、こだわった空間にするつもりです。例えばレストランは、「劇場型レストラン」をコンセプトに設計しています。ガラス張りの壁から日本海と立山が見えて、それを映画館のスクリーンに見立てて、スクリーンを囲うように湾曲した長い客席カウンターが並ぶんです。氷見の景色や、レストランの主役であるシェフとの会話を堪能しながら、周りの宿泊者や旅館のスタッフ、地元のお客さんとの会話を楽しんでもらえる空間です。
もちろん料理にもこだわりたくて、「氷見の食材を使って、今までにない新しい調理法」「氷見の伝統料理にアレンジを加える」の2つを軸にシェフに試作してもらっているところです。例えば、氷見の郷土料理である”ブリ大根”ってゴロゴロっとしたイメージですが、シェフがつくる”ブリ大根”はブリの上におろした大根が乗っているんです。他にも酢飯をワインでつくった”ワイン寿司”とか。このシェフは岐阜県高山市から氷見へ移住される方で、この方の料理は、観光客には氷見の素材の素晴らしさと新しい調理法への驚きを、地元の人には慣れ親しんだ郷土料理への新しい発見を提供できるはずです。




「劇場型レストラン」の隣に設置予定のラウンジスペース。氷見の景色を背景にして、「氷見アンバサダー」の日替わりママ・マスターが宿泊者をもてなします。





西田
そのシェフとはどこで知り合ったんですか?



松木さん
大阪での仕事の繋がりから紹介していただきました。設計図面をお願いしている名古屋の設計士も前職のご縁で知り合って。





西田
大阪での経験も活かして、氷見で活動されているんですね!
旅館をつくったその後も、何か考えられていますか?



松木さん
旅館の次は氷見の魅力を一つずつ商品化して、氷見の商品力を上げていきたいです。具体的には氷見で出来る体験を100個くらい集めた「100のアクティビティ」をつくろうと考えています。「氷見アンバサダー」が、観光客に「100のアクティビティー」を案内する形になると一番いいなと思っていて。例えば、旅館の宿泊者がラウンジで日替わりマスターと出会って、話しているとそのマスターの本職が漁師ってことがわかって、意気投合した次の日の早朝には一緒に漁に出て魚の仕分けを手伝ったり、そして「この魚持ってけ」ともらった魚を旅館のシェフがさばいて朝食に出す。そんな体験って、都会の人にとっては一生物の価値があると思うんですよ。そういう人を年間50〜100人つくれると、その内の10〜20人は将来、氷見に移住する可能性があるんしゃないかな、と。
その後は、日本一高級な旅館を氷見につくりたいです。都会に住んでいる、年収2000万円以上の方が来るような。今は箱根に一泊10~20万の宿がありますが、土地のポテンシャルを比べると氷見も負けていないと思うんですよ。魚、野菜、自然、それに僕がまだ知らない氷見の魅力も加えて。氷見の魅力の集大成となる場所をつくって、高価な金額を払っても行きたい!と思われる氷見にしていきたいです。まだまだノープランなんですけど。





西田
それだけしっかりプロジェクトを考えられてるんですけど、松木さん自身が26歳と、まだ若いじゃないですか。
そのことについて周りの人に何か言われません?



松木さん
大人たちに話すと、「そんなに上手くいくかね?」と怪訝な顔をされることもあります。それで集客方法とか収支計算とか、考えていることをきちんと説明すると「やってから言え!」って言われたり。でも、この「やってから言え」という言葉を引き出せれば僕の勝ちかな、と思っています。実際にやって結果が出れば文句は言わない、ということですから。





西田
新しいことを始める時には反対意見も出て当然ですよね。松木さんなら、そんな大人の方々とも最終的には良い仲間になれそうですね!
最後になりましたが、移住を考えている方にアドバイスなど、一言お願いします。



松木さん
まずは一度、僕に会いに来てください。交通費とか負担するので(笑)。
移住を決心するのってきっと大きな決断ですよね。だからこそ実際にお会いしてお話したいです。




人との出会いや繋がりを大事にされている松木さんらしいアドバイスですね。
本日はありがとうございました!




そんな松木さんが作られる旅館「イミグレ」は現在、資金の一部をクラウドファンディングで募集しています。
リターン品には旅館でのお食事券や宿泊券、なんと事業計画データまで!
詳しくは↓↓↓をご覧ください。


氷見を面白い場所にするため、どうぞみなさまご支援お願いいたします。

投稿者: 西田 芽以

1991 年、奈良県大和高田市生まれ。富山大学芸術文化学部及び同大学院で木工・デザインを学ぶ。大学在学中に「モノづくりと同時に、コトづくりもしていきたい」と考え、卒業後はまちづくりに携わる。現在は、みらいエンジンのDIY担当として活動する傍ら、個人的に氷見の美味しいものを探索・満喫中。

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