【朝日丘】湊川のスキップフロア

市街地の南側、朝日丘にある住宅をご紹介します。

この家はまちなかを流れる湊川に面していて、その眺望を楽しむことができるのが最大の魅力です。

 

湊川は非常に穏やかな流れで、眺めているとまちなかにいながらにして落ち着いた気持ちになれます。この流れに沿って歩いていくと飲食店の多いエリアまで簡単に出ることができます。

また氷見駅からも歩いて10分圏内ですし、お買い物もしやすい場所です。朝日丘小学校、南部中学校までも簡単に通学できるのでお子さんのいる家庭向きだと思います。

 

この家のもう一つの特徴は不思議な改築によるスキップフロアの面白い構成にあります。普通の2階建てで四角い部屋があってという家が好みの方はちょっと合わないかもしれません。しかし細かい段差と余裕のある空間づかいが不思議と楽しい気持ちにさせてくれるのです。

この家の構成を簡単に言うと、2つの家がくっついたような形をしています。玄関入ってすぐに和室があり、そこからちょっとした階段を上がるとさらに和室、そしてお風呂があります。

和室自体は床の間もある落ち着いた空間になっていて、ここを中心に生活を送ると穏やかな毎日が過ごせるのではないでしょうか。

 

 

 

 

お風呂はホーローです。懐かしい感じですが、ボイラーが浴室の外にあるので浴槽は広め。

 

 

 

玄関脇のトイレは和式です。

 

 

これだけ見れば真っ当な住宅に見えますが、玄関から左に入ると天井の広いリビングに出ます。この部屋は抜け感が良くて、上手にインテリアを構成すればいい居場所になりそうなんです。

 

 

外に出られそうなドアが半分床に埋まっているという謎もあるのですが、ともかく良いです。

 

 

そして川沿いのキッチン。これも演出次第で更にオシャレになりそう。穏やかな川と広がる空に季節を感じながら日々の家事を楽しめるのではないでしょうか。

 

リビングから登る階段で2階に上がると、和室と洋室があります。

特に洋室が、なんと言っていいのか、独特です。

 

 

広い開口から景色が見られるのが素敵。

赤い壁紙に市松模様のフローリング、そしてシャンデリア。現状では非日常感があるのでその方向性をより尖らせてクリエイティブの拠点にするか、少し落ち着かせて寝室として利用するか。住む人それぞれに楽しめそうな場所でこれはワクワクします。

 

 

賃貸物件なのでインテリアの改修などは話し合っていただく部分もあるかとは思いますが、全体的に洋室部分の壁紙を張り替えるだけでも引き締まる感じがします。さらに住みこなすことができれば他の場所では得られない豊かな暮らしが送れそうな予感。ぜひ一度訪れてみてください。

 

【窪】のどかな時間を生かせる住宅

氷見駅の少し南側、窪(くぼ)にある住宅をご紹介します。

窪小学校のすぐそばにあり、中学校へも歩いて10分程度と教育環境はとてもよいところです。スーパーも本屋も近くにあって非常に暮らしやすいところにありますが、周囲がすごくのどかでいいんです。

この家の周りには砂地の畑や草原が広がっています。
訪れた当日は穏やかな春の日で、色とりどりの花が咲く草原が柔らかい景色を作り出していました。

居室の庭からもこののどかな景色を毎日楽しむことができますよ。

この住宅は平屋建てで、間取りも5DKと氷見の家としては可愛らしい構成になっています。外からの見た目も畑の中にポンと置かれたようなこじんまり感で気に入る方も多いのではないでしょうか。

個人的には正面から見た、門構えの奥に隠れるような建ち方が素敵だと思います。手入れしやすそうな庭もいいですね。

内部も70年代ごろの生活を思い起こさせる温かさです。

 

 

玄関から入って左手には二間続きの和室があります。8畳ずつですが居間として非常に使いやすい雰囲気があります。

 

 

また玄関入って右側には洋室があります。以前住まわれていた方は寝室として利用していたようです。いろんな使いでのあるスペースですね。

 

 

その奥にはキッチン。家具や調理器具が残っているのでどんな生活をされていたのか想像がしやすいですね。ガス瞬間湯沸器がありますね。6畳程度でダイニングとしても十分利用できる広さです。

 

 

 

中庭を挟んで離れのような和室が奥にあります。櫓が切ってあるので茶室として利用できるんですね。書院もあって、お茶を楽しむのにとても良いお部屋です。その脇にある縁側も素晴らしい。旅館のような雰囲気です。中庭に降り注ぐ陽の光があたたかく包んでくれます。ここで本を読んだり手芸をしたり、時間が豊かに使えそうですね。

 

 

お風呂はピンクのタイル張り。ただしボイラーが故障しているということなので、修理に合わせて新しいシステムバスを入れてもいいかもしれませんね。味わいあるタイルのお風呂も良いのですが、どうしても冬場は寒いですからね……。

 

 

トイレは温水洗浄便座つき。流しの部分に可愛いお花がかざってあるのもいいですね。

のどかな時間を十分に楽しめそうな、コンパクトで良いお宅でした。

是非一度、現地で体感してみてください。

移動スーパーで売れる!氷見のおばあちゃんに人気の食材セレクション

移住支援員の山下です。私は日頃、移動スーパー「とくし丸」に乗って氷見市内のいろんな集落に食材や日用品などを販売して回ってます。

 

販売対象になるのがほぼ70代以上の女性、おばあちゃんたちなのですが、その食生活というか染み付いた食習慣というのが段々と見えてきて面白いです。

日頃使う調味料から地域性が見えてきますし、季節によっても特徴が出てきます。

今回はおばあちゃんたちに愛されている食材から、氷見ならではの食文化をご紹介していきたいと思います。

醤油はやっぱり「甘口」

氷見に限らず加賀の文化圏では昔から甘味料を含んだ甘口醤油が好まれます。私は同様に甘口醤油文化の九州出身なのであまり気にならなかったのですが、特に関東出身の方には日頃使う調味料の味が方向性からして違うというのは衝撃的みたいですね。

甘い醤油に慣れていない人が刺身に直接使うとびっくりして以後受け付けなくなってしまう光景も見ているので、味を試してみたい方は煮物の味付けなどショックの小さいところからはじめてみるのがよいでしょう。

 

とくし丸では地元氷見で作られた醤油「朝日松」がよく売れています。ほかにも地元の醸造元でつくられた醤油がいくつも並んでいて、出身地や好みに合わせて好きな銘柄を指定されるので、それぞれの方のルーツが垣間見えるのが興味深いですね。

スーパーの売り場でも、普通の醤油よりさらに甘い「甘口」の方がよく売れているようです。夕方、甘口のある棚は先に空になっていました。

 

細かすぎる昆布のオーダー

スーパーでも昆布売り場の広さに驚く人が多いのですが、小さな軽トラで走るとくし丸でも全部で10種類以上の昆布を載せています。

おぼろ昆布もより粘りの強い「がごめ昆布」入りのものと普通の昆布と2種類。

 

 

塩昆布はなぜか香川県小豆島にあるメーカーの「さざなみ」が定番。はじめて「さざなみくれんけ?」と聞かれた時は塩昆布のことを指していると気付くまで時間がかかりました……。

 

 

お正月に餅をつく家もまだまだ多いのですが、きざみ昆布を混ぜ込んだ昆布餅をつくるのが富山らしいです。きざみ昆布も写真の「茶切」のほかにもう少し幅広の「角切り」もあり、家によって好みが違っているようです。歯ざわりがだいぶ違うでしょうね。食べ比べしてみたい。

 

おばあちゃん達から好みの昆布を聞き出して持っていくのはなかなかのミッションなんですが、ちゃんとリクエストに応えられると気持ちいいですよ。

他にも酢こんぶやこんぶ飴なども人気で、本当に富山の人たちは昆布が好きなんだなあと感じずにはいられません。

 

行楽のお供!?謎の粉「おちらし」

そして最後、一番なぜ売れるのかがわからなかった食材が「おちらし」です。

秋を迎えたある日、食品担当の方から「『おちらし』が売れますよ」と教えてもらいました。「おちらし?」一度聞いただけではどんな食べ物なのか想像がつきません。

 

 

これが「おちらし」。ただの粉。中途半端な色味、そして「野・山・海へ いつもみんなのお友」というフレーズが謎をさらにかきたてます。

 

こんな粉が売れるの?と半信半疑で持っていったところ「懐かしいねー、小さい頃よく食べたよ」と言いながら次々と買っていくので感心しつつ、なんだか異世界に紛れ込んでしまったような気すらしたのを覚えています。

 

実際のところ、「おちらし」は煎った大麦を挽いた粉です。食べ方としては・お湯と砂糖を入れて練る・柿などの果物を混ぜ込む、などがあるそうです。でもやっぱりこの粉を外に持ち出して食べるという景色に納得が行かなくて、未だにモヤモヤしてしまうのでした。売れるんですけどね。

きっとおばあちゃん達の中にある幸せな思い出を呼び起こしてくれる食べ物なのでしょう。

 

 

ちなみに今とくし丸で売っている「おちらし」は高岡のメーカーのもの。ここが作っている「三日餅粉」はお盆にお団子を作るために指名買いされる事が多く、またピンポイントな売れ筋商品なのです。ニッチだけどおばあちゃん達の心を掴んでいるメーカーの強さ。この仕事でなければ知ることが出来なかったかもしれません。

 

氷見で長年暮らしてきたおばあちゃん達に愛される味をご紹介しました。これらの食材をさらに美味しく食べられるレシピを教えてもらって、お伝えしていければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

【本町】「まちの中華屋さん」

氷見の中心市街地、本町にある店舗兼住宅をご紹介します。

氷見市立博物館・図書館がすぐ向かいにあり教育面でいい場所です。現在は休館していますが氷見市文化会館がちょうど真向かい。文化会館は移転が決定していますが、解体後の敷地は子供のいる家庭向けの公園「ひみ発見館」として整備される計画になっています。

 

 

また氷見駅からは歩いて10分圏内ですし、湊川沿いには飲食店やマルシェが開催される雰囲気ある土蔵などもあります。少し散歩すれば樹齢1000年以上のイチョウで知られる上日寺から朝日山公園へと向かう散歩道もあり、歩いて氷見のまちを楽しむ中心にあるエリアといえます。

 

そんな場所に建っているこの建物は、以前まちの中華屋さんとして親しまれていました。

 

私も移住してすぐの頃はよく通いましたね。ちょっとマイルドな風味のまさに「町中華」という味わいでボリュームも満足でした。ある日の定食。良いお店だっただけに閉店は惜しかったのですが、良い方に住んで、そして使っていただきたいなと思っております。

 

 

 

1、2階は店舗、そして3階が住宅として利用されていたようです。

 

 

 

1階は桟敷とカウンター席、そして厨房です。

厨房設備はだいぶ古い様子です。売主負担で撤去も可とのことです。電気が暗かったため内部が撮影できず申し訳ないです。直接ご確認ください!

 

 

2階は4室続きの広い宴会場になっています。50人は入れそうですね。料理を運ぶダムウェーターも十分利用できます。この設備だけでも十分かも。

 

 

そして3階の住居部分。洋室が4室に簡単なキッチン、そしてバス・トイレがあります。

お部屋は十分キレイです。壁紙を張り替えて照明器具を好みのものにすれば素敵な部屋になりますね。

 

 

また細長い形状の住宅で暗くなりがちですが、天窓から明かりが取れるようになっています。

 

 

キッチンは本当に最小限。厨房があるからいいですかね。

 

 

 

お風呂と脱衣室はリフォームしたほうが良いかなと思いました。

住居部分も十分ですし店舗も少し手入れすればすぐに使えそう。まちを楽しめる立地なのでいいお店が開かれることを期待したいです!またここに通わせてください。よろしくお願いいたします。

【ヒミヒラクプロジェクト】ヒラクの冬支度

こんにちは、移住支援と空き家バンク担当の山下です。

私も関わっているヒミヒラクプロジェクトが運営しているコミュニティスペース・ヒラクではオープンしてから初めての冬を迎えることになりました。

昨年はオープン前だったのですが、DIYで改修作業をしつつ、時々イベントでお試し利用をしておりました。
ただその時の印象を言うと、「楽しいけど寒い!」、これでした。
時々使う分にはいいけど日常的には使いにくい、やっぱりちゃんと場として運営するならある程度暖かく、居心地よくないとという教訓を得ました。

ということで今年は本格的な冬が来る前に取り組んできたことがいろいろありました。

まずは居住環境としての改良ですね。

出入り口からの隙間風もだいぶ塞ぐことができましたし、なによりエアコンがつきました。
以前は屋外と同じような環境だったのが、ちゃんと部屋らしくなったのが嬉しいです。

さらに室内の雰囲気もあたたかくなるようにしつらえをしました。

草木を活かした装飾を行っているミナモの藤木卓さんに冬らしい飾り付けをお願いしました。
かわいい赤い実がアクセントになって可愛らしく、心がちょっと華やぐ感じがして素敵です。

さらに先日は藤木さんが講師となって正月飾りづくりのワークショップも開催しました。

関西風の根付きの松を使った、シンプルだけど目を惹く飾りです。ワークショップには家やお店のしめ飾りを自ら作ってみたいという人も集まりました。

ヒラクの正月飾りは自然農結びの会の泉誠さんからいただいたしめ縄をベースにつくりました。

またクリスマスにはランチ会を行ってみたり、集まって楽しむ場として心から暖まれる企画も行いました。

クリスマスランチ会ではスープやグリルチキンなどの料理を持ち寄り、プレゼント交換などしながらゆったりした時間を過ごすことができました。
ちょっと遠くて日頃は気軽に集まれないという方も来てくれて、ずっと気にかけてもらっているという思いを強く感じる会でもありました。

これから本格的に雪も降り寒くなってきますが、特に移住してこられた方たちに少しでも温かい気持ちになってもらえるように
様々な取り組みをしていきたいと思っています。

年明け1月14日(月・祝)には「ヒラク!持ち寄ら新年会」という新年会も企画しています。
来年やってみたいこと、一緒に楽しみたいことを持ち寄って楽しく過ごせると嬉しいです。
詳しくはヒミヒラクプロジェクトのホームページやfacebookページなどでご案内しますので、チェックしてみてください!

◆ヒミヒラクプロジェクトとは?

 

氷見市地域おこし協力隊とOBの3名が中央町商店街にある空き店舗を活用し、新しいコミュニティスペースをつくって運営しています。
この場所を通じて、地域に賑わい生み出す事を目的とした実践的&実験的なプロジェクトです。

Facebook:https://facebook.com/himihiraku/

Instagram:https://www.instagram.com/himihiraku/

HP:https://himihiraku.info/

【中央町】商店街のど真ん中にあるタワー型住宅

氷見の市街地、商店街沿いの4階建て住宅というだけでなかなか刺激的なのですが、今回はこの住宅をご紹介します。

場所は中央町交差点のすぐ近くです。漁港に近く、以前から商店街として栄えた場所です。昭和40年代に防災街区整備事業によって長屋のような形でコンクリート造の店舗一体型住宅が建つようになった中、この家は単独で住宅として建てられています。

現在では「うみのアパルトマルシェ」が開催されるなど面白い取り組みを行っている場所です。私も運営に関わっているまちのコミュニティスペース「ヒラク」もすぐ近くにあり、移住してきた人、地元の人問わずたくさんの方たちで楽しく利用しております。

近くにはこの1年の間に開業した飲食店などもあり、これからさらに面白くなっていきそうなエリアです。

さて、この住宅なのですが敷地がそれほど広くない分4階建てと普通の一戸建てでは考えられない高さになっています。屋上に登れば漁港から沖に浮かぶ唐島、そしてひろがる富山湾を一望することができます。

中に入ってみると1階がDK、2階から上が居室となっています。

キッチンは経年による汚れは多少ありますが、広くて独特の風格を感じます。

お風呂は昔ながらのステンレス浴槽。給湯器がついているので十分可能のようですが、一度確認してみる必要はありそうです。

今回電気が不通だったのでトイレの写真は撮れておりません。こちらもリフォームはされていないので、そのままの状態で住む場合は確認したほうがよさそう。

2階から上は居室になっていますが、それぞれに特徴があります。

まず2階の和室。こちらには炉が切ってあってお茶を嗜むことができるようになっています。
氷見で暮らす人達には意外とお茶が身近なんだなと感じることがあります。私自身こちらに引っ越してきてからお茶をいただくことが年1回ぐらいのペースであって、その度に文化の深みを感じるのですが、このモダンな住宅の中までも茶室があったということに驚きました。

また最上階には物干しにも使えるサンルームがあって、そこから眺める朝日山方面の景色がかなり良かったです。

家族で暮らすというよりは若い人たちでシェアして暮らすのに良さそうな住宅。
オーナーさんとの交渉次第ではありますが、リフォーム・リノベーションができればかなり先進的な暮らしが実現できそうな予感もあります。

これからさらに楽しくなる氷見のまちなかに踏み出してみたいと思う方、ぜひ足を運んでみてください。