都心でのんびり氷見トーク!『Little HIMI vol.3』レポート

今年の冬は例年より暖かく、快晴の日が氷見でも続いています。
見習い相談員の岸本です。

さて、今回お伝えするのは、そんな氷見の様子を東京で語るイベント『Little HIMI』第3回の様子です。
氷見市への移住促進を図る交流の場として企画したこちらのイベントは、今回で3回目になります。
このイベント自体は移住を検討している方だけを対象としたものではなく、氷見・富山をキーワードとした敷居の低い交流会となっています。
「氷見や富山が少し気になる」「移住に興味があるけど、不安もある」
そんな方に、氷見市へ移住された方のリアルな体験談をお届けしたり、氷見に纏わる食事を味わっていただきながら気軽に会話をして氷見や移住の事を知って欲しい。そんな想いで企画しています。

今回のゲストは、
1.魚の皮加工職人でお馴染み野口さん
2.当サイトでも空気感のある写真と文章が好評な写真家北条さん
3.テイクアウト専門のカレー店を営む『ひみつカレー』仲さん
この三名が、氷見の魅力についてたっぷりと話を聞かせてくださいました!

2月8日土曜日、東京都は神田にあるレンタルスペースが今回のLittle HIMIの会場です。
来場いただいたお客様は全部で8名。20代から50代までの男女で、出身も様々です。

一人目のゲストトークは魚の革加工職人、野口さんによる『氷見での暮らし』紹介です。

野口さんは高知出身で、大学時代に革の加工をしながら魚の皮の加工品と偶然に出会い、氷見市在住の革職人釣賀さんとの出会いもあって氷 見市に移住してこられました。
当サイトでも、魚や釣りに関する記事を多数書いてくださっています。本当に釣りも魚もお好きなんですね。

魚の皮加工を生業している氷見での暮らしについて「海や魚がすごく身近にある場所で、好きなものに触れながら、好きな仕事をしているこの日々が本当に楽しい」と仰っていました。
トーク中には、海が生活の中にあることや、新鮮な魚、特に高級魚を自分で釣って食べられるという豊かな食生活の魅力について語っていらっしゃいました。

こちらは各テーブルに見本として配られた、製品に仕立て上げる前の『素材』の状態の魚の皮です。

実際に手に取ってみるととても軽いのにしっかりとした加工が施されているためか、すごく丈夫そうな質感でした。
魚の皮というワードから連想するような匂いも全く無く、そして革製品特有の匂いも無い。
しかしおそらく、一匹の魚から得られる皮の量がこの一枚なら、財布など一つの製品を完成させるまでに加工する皮の量はどれほどなのでしょうか。
考えてみただけで少し気が遠くなってしまって、同時に、野口さんの仕事への情熱も伝わってきました。

野口さんの発表が終わると、会場の空気が少し柔らかくなりました。
お客様はお一人参加の方が多く、みなさん最初は緊張された面持ちでしたが、一人目のゲストトークが終わる頃には、すっかり場の空気に馴染んでいらっしゃいました。

そして、二人目のゲストトーク、写真家の北条さんの発表です。

富山県内から海外生活を経て氷見へ移住された北条さん。
市内で個展を開いた時の事を振り返り「自分のような市外から来た人間にも、快く個展を開かせてくれた」と語り、氷見に住む人達の温かさに触れた経験を話してくださいました。

その経験から、氷見を「挑戦しやすい街」だと語る北条さん。
確かに、筆者自身が氷見の友人や知人に「市内でこんな事をやってみたいんだよなぁ」と、まだはっきりとした輪郭も出来上がっていないぼんやりとした夢を語った時も、「いいじゃない、やってみたら」と言われる事ばかりでした。
挑戦する人の背中を押してくれる街。我が地元ながらそういった場所は貴重かもしれないと感じました。
「こんなことがやりたい!」と自分一人の目標や夢が、気が付いたら色んな人のご縁や協力や応援で少しずつ達成に繋がっていく。お話しの最後に、北条さんは氷見を「ひとりではないと気付かされる街」と締め括られました。

移住して以来、日毎に氷見愛が強くなっていっている北条さん。
最近では、氷見の魅力を発信するYoutubeチャンネル『Himigraph Channel』も開設され、ご自身の肩書も写真家からHimigrapher(ヒミグラファー)へと進化されていました。
そして、撮られる写真からも「氷見の良さを伝えたい!」という気持ちをバシバシ感じます。
筆者が市の観光のお仕事に携わらせて頂いた時にも、氷見へ写真を撮りに来る方が非常に多いと感じていましたが、北条さんの写真には、風景だけでなく、そこに暮らす人々の体温や息遣いまで込められているような気がします。それはやはり、住んでみて肌で感じたものが、ファインダー越しに切り取る一瞬の中に現れているからなのでしょうね。

さて、ここまで男性二人の発表が続きましたが、三人目、ラストを飾るのは、氷見で大人気のテイクアウト専門カレー店『ひみつカレー』の店主、仲さんです。

関西出身の仲さんらしい軽快な喋りで、会場は更に笑顔と笑い声で溢れていきます。
氷見に移住されてから、テイクアウト専門のカレー店を始められた仲さん。
現在はお店を運営しながら、イベント出店、スパイス講座、そして県内に二店舗目をオープンさせるなど、幅広く活躍しています。

しかし、氷見に移住したばかりの頃は、思うようにいかないことや、なかなか希望通りの仕事に出会えなかった事もあったとか。

そこからお店を始めようと思い立った経緯などを、包み隠さずストレートな言葉で伝えて下さるので、聞いてるこちら側としても、移住した時のリアルな日常の想像が頭に浮かびます。

市内外のイベントや普段の生活の中で、周りの人に支えられたり助けられたりすることが多かったそうで、氷見の人々の優しさについても語っていらっしゃいました。

仲さんのお話が終わり、スパイスの香りが漂ってきそうな内容にお腹の虫が騒ぎ始めたところで、ランチタイムに突入です。
今回のメニューは、お話を終えたばかりの仲さん特性の「ひみつカレー Little Himi特別版」!

一皿で二つの味を楽しめる、なんとも贅沢な仕上がりでした。
画像手前は、氷見産のにぼしを使った煮干しカレー。隠し味的なものかと思いきや、具としても小さな煮干しが入っていました。
真ん中に盛られたお米も氷見産。パクチーで飾られた白い山を越えると、これまた氷見の名物、氷見牛を柔らかく煮込んだ氷見牛カレー。
お肉がしっかりとした形で残っていたのでそれなりの歯ごたえを想像しながら頬張ると、びっくりするくらいの柔らかさで口の中で溶けていきました。

そしておやつに、市内の豆腐店「さがのや」さんのマフィン。
温かいお飲み物に、氷見のハトムギ茶をご用意いたしました。

途中、席替えをしながら、2つの島に分かれてテーブルトークに花が咲きます。
年齢も出身地も、移住を考える理由や背景も様々。
それぞれの経験や想いを交えながら、すっかり打ち解けたご様子で、どの参加者さんにも笑顔が溢れておりました。

交流会は最後まで大盛り上がりのうちに閉会の時間を迎え、お帰りの際には、ますます氷見への興味が湧いた!」という嬉しいお声もたくさんいただきました。
リアルな移住者さんの声や実体験や生活の様子を聞くことで、なんとなく想像していたものがより具体的にイメージできたのではないでしょうか。
お話を聞かせて下さったお三方からも「氷見は人の輪の広がりが濃く、あたたかい」というところが共通していましたが、テーブルトークでもたびたびそのキーワードが飛び出していました。
今後もこうした企画を続けて、人の輪を広げつつ、氷見の人のあたたかさや魅力をお伝えしていきたいと思います。

自分らしい暮らし方

移住を検討している方の中には、住む場所や暮らし方だけでなく、働き方も含めた生き方を変えたいという方も多いのではないでしょうか。

見習い相談員の岸本です。

実際に私がUターンで戻って来る前、地下鉄に揺られて出勤し、残業して帰ってきてなんとなく食事をして、翌日の仕事に備えて寝るといったような日々の繰り返しでした。そんな日々の過ごし方をやめて、もっと心に余裕が出来るような、家賃の為の仕事ではなく自分の人生のための仕事がしたい!と思いました。

そんな風に、移住をきっかけに職種だけでなく働き方もがらりと変えて、氷見でのびのびと自分らしい生き方をしている方にお会いする機会がよくあります。

先日、ご紹介した林知成さんもその一人。
そして、今回はもう一人、氷見でイラストレーターのお仕事をしているハヤカワさんをご紹介します。

ハヤカワさんは、京都嵯峨芸術大学短期大学部 卒業後、京都の企業にて就職されたのちに帰郷。現在は県内でイラストレーターとして活動されています。
主に不透明水彩と色鉛筆を使い、手書きで描く事を強みとして描かれたイラストは、独特の色遣いと繊細なグラデーション、原色や蛍光色の中に差し込まれる淡色のバランスが見事です。

氷見のモチーフを描かれる事も多く、こちらは氷見の獅子舞をイメージして描かれた作品。そして、

こちらは氷見名物、鰤しゃぶをイメージしたイラスト作品。

氷見市内でイラストのお仕事だけで生計を立てられているのかと思いきや、「好きな事、得意なことを幾つか仕事にしている」のだとか。

これを聞いて、ふと思い出したことがありました。
一昨年開催した『小さな仕事づくり塾』で、講師の山口先生が、一個の仕事だけで収入を得るのではなく、いくつかの小さな副業で少しずつ収入を得るやり方を紹介していました。

ハヤカワさんは京都の大学を卒業後、企業に就職されましたが、氷見に帰郷後、仕事を始めるにあたって「どこか一か所に腰を据えて働くというのは自分には向いてない」と気付いたそうです。
どこかの企業に正社員として入る事が一番効率が良いと分かっていながらも、やはり自分の好きな場所で好きな事を仕事に繋げ、楽しく生きたいという想いが強かったのだとか。

ハヤカワさんが更新しているブログの中で、こんな言葉がありました。
『端から見たらかなり中途半端な人間に見えると思いますが、良く言い換えれば、好奇心旺盛(ポジティブ)で、何事にも興味を持てて、誰とでも話を合わせることが出来る。このことを活かして、イベントで似顔絵を描く出張仕事や、人生相談受ける仕事も始めました。得意なことをし続けたら仕事になっていきました』

得意なことをし続ける。
たぶんそれって、一見とっても簡単なように見えて、実際はすごく難しい事だと思います。
趣味の範囲だと、自分の好きな時に好きなタイミングで好きな分だけやるので、やっていない期間がけっこうあったりするのですよね。
仕事に結びつくまでやり続けるというのは、何気に大変なことかと思います。
ただ、先日の林知成さんのインタビューでもあったように、「氷見は人の情がとても温かいから、ご縁がご縁を呼び仕事に繋がっていく」という事が、今、市内の色んな場所で巻き起こっているのだと感じました。

パソコンひとつで場所を選ばずに仕事ができる時代になり、海の傍でも、山の中でも好きな仕事で自由に時間を使いながら生活をする方が全国で増えているように感じます。もちろん、氷見でも例外ではありません。
彼らと接していると、生き方を自由に設計しているという表現がぴったりだと感じます。
また、仕事はそれぞれ個人個人でも、同じような考え方、暮らし方をしている仲間が身近にいると感じるのはとても心強いですよね。

住む場所を変えることは、自分らしく生きることに繋がる。
そんな大切な事に気付かされた気がしました。

家の中の小さな庭。あなたならどう使う?

氷見への移住を検討した時に、ぱっと思い描く「氷見で暮らす家」ってどんなイメージでしょうか?
農作業も出来るくらい大きな庭のある山間部の一軒家も魅力的だし、町の機能がぎゅっと詰まった中心市街地の中の家も暮らしやすいと思います。

氷見の中心市街地に立ち並ぶ家は、所謂「うなぎの寝床」と呼ばれるような細長い造りになっていて、お隣さんと外壁を共有しながら隙間なく立ち並んでいる家が殆どです。そのため、冬になると屋根の雪を降ろす場所が無いので、雪を捨てるための小さな中庭があります。
筆者が幼い頃は、子供の背丈を超えるくらいの積雪がありましたが、近年は積雪30センチがピークといったところです。

筆者の家にも中庭がありますが、最近はもっぱら雪下ろしの為ではなく、家の中で四季を感じさせてくれる存在となっています。

春。新緑が鮮やかで、窓を開けっ放しにしていると、ふっくらと水気を含んだ苔の上を滑って吹きこんでくる風が、家の中を春の匂いで満たしてくれます。
時々、名前も分からない小鳥が枝にちょこんと停まって可愛い声を聞かせてくれたりもします。

こちらは夏のとある日の一枚です。
古い家なので冬は少し冷え込みますが、反面、夏は冷房いらずの何とも言えない涼しさがあります。
強い夏の日差しと、作り出される濃い影のコントラストを楽しみながら、縁側に腰を降ろして昼食をとりました。(完食後だったので食器のみの写真ですみません)

打って変わって、冬です。(この写真は昨年の1月に撮影したものです)
今年は暖冬で雪の気配もまだありませんが、毎年、雪化粧という表現がぴったりなくらいの積雪があります。
縁側で温かいお茶を飲みながら、湯呑から立ち上る湯気の向こうに雪景色を眺めて「冬だな」と感じると心がほっこりします(^^)

我が家では、この庭づくりが祖母の趣味のひとつです。
朝は雑草をとり、苔の手入れをして、水を撒きます。
窓からふわっと香ってくる苔の瑞々しい匂いと、ホースから飛び出す水しぶきがガラス戸を叩く音で目が覚めると、まだ朝の6時。二度寝をしても、そのまま潔く起床して早朝の空気を味わっても気持ちのいい時間です。
苔にも和風庭園にもさほど興味が無かった筆者ですが、季節ごとに様々な表情を見せてくれるこの中庭と共に過ごす内に、ふと、玄関から自室へ向かう足を止めて縁側に腰を降ろし、ぼうっと緑の風景を眺めるようになりました。
楓の木の葉が緑から赤に変わる頃には、お茶とお菓子を用意して縁側でプチ紅葉狩りを楽しんだこともあります。

空き家情報バンクに登録されている物件にも、小さな中庭付きの家がいくつかあります。
筆者の家の中庭よりも大きなものもあれば、コンパクトなものまで大きさは様々。
家の中の小さな庭を自分好みに作り込んで、移ろいゆく季節を間近で楽しんでみてはいかがでしょうか?

日常の中の『氷見』

以前、観光関係のお仕事をしていた時に県外からのお問い合わせに何度も対応させていただきました。
その中でも多かったのが「海越しの立山連峰」でした。

見習い相談員の岸本です。

海越しの立山連峰、と聞くと、こういった風景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

大海原と空との境界線を帯のように縁取る立山連峰。
海岸沿いを車で走っているときに、この風景に出会えたら、観光客の方だけでなく氷見市民でも心が躍ります。
「今日、山がすごくきれいだったね」と夕食の時に笑顔になるのです。
海岸からの景色ももちろん素晴らしいのですが、氷見に住んでいて生活の中でふと『氷見らしさ』を感じるのは、こんな景色だったりします。

この通りは私の通勤経路で、特別な観光地でもなく、生活の中にありふれている景色の内の一つです。
中心市街地の商店街から裏通りに入ってすぐ。そのまま観光ポスターになりそうな絶景の海と、人々の生活が入り混じる交差点のようなこの場所でこの景色を見るたびに、出勤を急ぐ足、帰路を辿る足を止めて、建物と建物の間に道幅の分だけ切り取られた海を見つめてしまいます。
そしてこの、観光名所でもなければ、オシャレストリートでもないこの場所に立った時に、ものすごく「氷見で暮らしている」ことを実感します。

ある朝の通勤中には、民家の庭先に咲いた花の木の枝で、カラスが羽を休めていました。

この辺の通りは古い民家が多くて、時代を感じさせるデザインの玄関燈や、趣のある外壁、垣根から覗く手入れされた庭の木々につい見入ってしまいます。
古くから土地に根付いてきたものや、先祖から受け継がれた家屋を丁寧に大切に扱いながら、そこに息づく人々の暮らしを感じると、先人の生き様に自然と背筋が伸びます。

東京から戻ってきたばかりの頃は、自分の中に故郷の風景として在る氷見の記憶と、目の前にある街並みが何も変わっていないことに安心しつつ、漠然と「田舎だな」という言葉しか持っていませんでした。

今では、日常の中のふとした小さな場所に、『氷見らしさ』を感じ取るようになりました。

自分の中にある故郷は、観光ポスターやガイドブックに載っているような、万人に認識されるその土地の魅力のようなものよりも、その景色の中にいた時の記憶や感情を思い出させてくれるような、匂いや温度や手触り、そういうものだと思います。
自分だけの「氷見」を見つけてみてください。
意外なところに、たくさん潜んでいるはずです。

未知(珍食材)との遭遇

日に日に気温が下がり、我が家でも暖房器具がフル稼働しています。
見習い相談員の岸本です。
テレビにもお正月特番のCMが増え始め、年の瀬を感じ始めたある日の事。
我が家のキッチンで、未知との遭遇がありました。
それがこちら。

落ち着いているように装って書いていますが、見た瞬間の第一声は
「ふぁっ……?!?!」
でした。
不思議な物体の正体は

『慈姑(くわい)』

という植物。

クワイ(慈姑、学名:Sagittaria trifolia L. ‘Caerulea’)は、オモダカ科の水生多年草であるオモダカの栽培品種である。別名(田草、燕尾草、クワエ)ともいう。

日本での主流は青クワイで、ほくほくとした食感が特徴である。デンプン質が豊富で栄養価が高く、100グラムあたりのカロリーは126キロカロリーとサツマイモに近い。 炭水化物の他にカリウム、葉酸、カテキンなどを含む。

日本では「芽が出る」縁起の良い食物と評され、煮物にしておせち料理で食べられる習慣があるため、世界でも日本で最も普及している。(Wikipediaより抜粋)

上記のとおり、おせち料理のひと品として登場する縁起の良い食材らしいですね。


画像:無料写真素材『写真AC』より

一体こんな不思議な食材をどこで入手したのかと母に尋ねたら、
「氷見産じゃないよ。神子の里で買った。車で20分くらい」
と言うので、
お隣、石川県の神子の里に、行ってきました!
神子の里は石川県羽咋市神子原町と言う場所にある農産物直売所です。
氷見中心市街地から車でなんとたったの20分。
近すぎて他県という感覚がありませんね。県内の隣市に行くより近いです。
山の方に住んでいる方なら、車で10分もかからないかもしれません。

山道を進んでいくと、県境を越えてすぐ、神子の里の直売所があります。

採れたての野菜や加工品がずらりと並んでいます。
どこの直売所に行っても感じる事ですが、この、生産者から直に届いた感がとても好きです。

こちらはイノシシ肉の加工品ですね。
ソーセージは食べた事はないので、今度挑戦してみたいと思います。

氷見にも野菜の直売所がたくさんありますが、車でほんの20分走るだけで、隣県のご当地野菜や名産品が手に入るのは嬉しいですね。

氷見は『食』が豊かと言われる事が多いですが、氷見産と神子原産、両方の食材が大した移動距離も無く、新鮮に手に入るなんて、氷見ならではの贅沢ですね。
お店の人と会話しても、氷見の言葉には無い石川訛りがあって、プチ旅行気分というか、日常の中でのちょっとした気分転換になります。

ちょうど、神子の里のFacebookでクワイの紹介が上がっていました。
やはりこの時期が旬の食材なんですね。(知らなかった……)

キッチンで遭遇した小さなサイズのミニクワイは、私のお弁当に素揚げになって入っていました。
ホクホクとした芋感の中に、シャリっと歯ごたえがあって、じゃがいもと長芋の中間のような感じです。
『食べたら幸せの芽が出る』と噂の、縁起の良いクワイ。
いつもの食卓に少し違った食材を並べてみてはいかがでしょうか?

イルミネーションin氷見

氷見の冬の風物詩のひとつ、中の橋のイルミネーションが今年も始まりました。
見習い相談員の岸本です。

毎年行われているこのイルミネーション。
先月末に点灯式がありましたので、いそいそと参加してきました。

寒い空気の中で見る光って、ただそれだけで温かみを感じますね。
イルミネーションが、春でも夏でも秋でもなく、冬の風物詩だということも頷けます。

小雨の中、司会者の合図で点灯スイッチが押されると、冬の夜空を淡く彩るようにして、イルミネーションが光ります。

海中を思わせる綺麗な青と魚のモチーフ。海の町ならではですね。

そしてこちらも、人気キャラクターのモチーフ。これも氷見でしか見ることが出来ない、可愛いイルミネーションです。

テントの中ではハンドベル演奏が行われていました。
光の海に響く綺麗な鈴の音に、集まった人たちも笑顔になっていきます。

すぐ近くのアーケード下では、あたたかい豚汁と酒饅頭が振る舞われていて、たくさんの方が集まっていました。

途中、雨足が強くなったりして冷え込みましたが、子供達の楽しそうな声や笑顔が町中に溢れていました。

背後からの強い視線に気が付いて振り返ると、少年が「俺を撮っていいよ!」と。

お言葉に甘えて、撮らせてもらいました。
お顔の表情もポーズも完璧。モデルさんみたいですね。
後ろの少年も目が釘付けです。
カメラと写真にとても興味津々のイケメンくんでした。

うろうろと写真を撮っていたら、知っている顔とたくさん会いました。
「あっちでまだお饅頭配ってるよ」とか、「抽選会やってるから参加したら?」とか、声をかけてくれて。
豚汁もお饅頭もゲットならずでしたが、自然と自分も笑顔になります。
気温も低くて、雨で足元から冷え込む日でしたが、この空間にとても温かさを感じましたし、子供のはしゃぐ声や、光を見つめる笑顔が町中に溢れていると、寒さもいいものだとさえ思えてくるので不思議ですね。

このイルミネーションは2月ごろまで。
寒い季節、心にぽっと小さな明かりを灯すような静かな光を眺めに来てみては如何でしょうか。

見える化で1年後の目標に近づく!小さな仕事づくりカフェ

小さな仕事づくりカフェ、全2回の内の後編を10月29日に開催しました。

前回、第一回目は、今現在の自分よりも以前、過去を振り返ってみるという内容でした。
■第一回目開催の記事はこちら

『やりたいこと』を思いついたのはいつからで、何がきっかけで、どんな想いだったのか。
無意識の裏側にある自分の本音を見える化して、頭の中でごちゃごちゃになっている思考を整理しよう、というものでした。
原点回帰や初心を思い出すことって大切ですね。
終わった後、参加者さんの面持ちがどことなくスッキリとしていたのが印象的でした。

さて、第二回目となる今回は、今現在の自分よりも先、未来を思い描いていくという内容です。

やりたいことや自分の原点を再認識した後、実現の為に何をどうしていくか。
参加者のみなさんそれぞれに思い描くことがあるようでした。
けれど、それは頭の中だけで、ああでもないこうでもないと考えたり悩んだりを繰り返して、結論が出ないまま思考が中断されて、数日後にまた同じ事をぐるぐる考えてしまう。
同じ悩みを繰り返している事すら、気付かない事もあります。
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?

そんな風に、毎日の中で流れていってしまうことを、『書いて言語化』を意識しながら、紙の上にアウトプットして、問題を「見える化」することで、「繰り返されてしまう事に気付く」ということをテーマに、今回は始まりました。

まずは、「現在の自分」を明確にします。
紙を使って、描いても良し、切ったり丸めたり折ったりして立体物にしても良し。
好きなように表現していきます。

出来上がったものを手に持って、同じテーブルの人同士で『今現在の自分』を一人ずつ説明し合います。

なぜその形なのか、なぜその色に塗ったのかを説明しながら、自分が今実際に取り組んでいる事や行動、想いを伝えます。
話し終わると『聞き手』だった人は「どうしてその模様をその場所に描いたの?」など、気になった事を質問していきます。
そうすることで、「本人が気が付いていなかった事」に気付くきっかけになるのだとか。

ある人は紙飛行機を折って、赤く着色し、ジェットが噴出しているロケットを作っていました。
「勢いに乗ってます!」と話すその人からは確かに笑顔が溢れていて、パワーのおすそ分けをいただきました。
またある人は、大小さまざまな色の円を描いて「いろんな思いが交錯しています」と複雑な表情を浮かべていました。
すると自然とテーブル内が、『聞く』モードになるのです。
前回、「『聞き手』は『聞く』に徹する」ということを経験したからでしょうか。
考えている事それ自体に結論を求めようとせず、話し手が「言いたいことを言いきる」まで、話してもらいます。

次に、1年後はこうなっていたいという具体的な自分を思い描いていきます。
どんな風に暮らしていたいか、何をしていたいかなどを、クレパスを使って絵に描き表していきます。
もちろん、正解などないことなので、自由に、思いついたように、頭の中だけで考えている事をアウトプットして、同じテーブルの人同士で、説明し合います。
「もっと勢いが欲しい」「のんびりしていたい」など、思い描く姿は様々ですが、クレパスを触るのは久しぶり!と、みなさんとても楽しそう。
色を重ねて塗っていく内に紙の上で色がどんどん混ざっていくのと同じで、頭の中にある考えを幾つか出してみると、意外な調和だったり、化学反応のようなことが起こって、「なんで今まで気が付かなかったんだろう!」と、話しながらハッとする方もいらっしゃいました。

今回、私がいたテーブルには、「すでに市内でお店を始めた人」「まさにこれから市内でお店を始めるため準備をしている人」「クラウドファンディングをスタートした人」という、お話を聞いているだけでも得るものを多そうな方が揃っていました。
どの方も、私から見れば、やりたいことや夢に向かって着実に進んでいて、順調そうという印象を抱いていましたが、みなさんそれぞれに頭の中にはたくさんの「考え事」を持っていらっしゃって、たくさんの「視点」がありました。

一家の中での父・母としての視点、いち起業者の視点、地元民としての視点、など。
様々な視点を幾つも自分の中に持っていて、その全部で一つの悩みや考えを見るから、どんどん頭の中が複雑になっていく。
そんな印象を受けました。
それを今回、問題そのものを見える化する事で、自分の在り方も感じ取っていたように見えました。

そして、この仕事づくり塾&仕事づくりカフェは、ただ「頭の中をスッキリと整理するため」だけのものではありません。
同じ地域で、街にお店を作りたい、盛り上げたい!という意志のもと頑張っている同士が集まり、「でも今行き詰っててうまくいかない」とか「モチベーションが続かない」という人間味のあるリアルな気持ちも交わし合う事で、人同士が繋がっていく場だと感じました。
「頑張ろう」と励まし合う事と同じくらいかそれ以上に、悩みや弱音、頭の中で渋滞を起こしている雑念を吐き合うということも大切なのだなと学びました。
一回目も二回目も、帰る頃にはみなさんスッキリした面持ちと、自分の中にやる気を見つけたような表情で帰っていかれるので、立ち止まることにも大いに意味があるのだなと感じました。
立ち止まっていなかったら、このグラフィックファシリテーションに出会っていなかったかもしれないですからね。

講師の鈴木さよ氏が、2回目終了後に「氷見にこんなに『何かやりたい!』って行動している人が集まっていて、すごいですよね」と、感動したように仰っていました。
私も参加者さん達の描いたものを見せて頂きましたが、みなさんそれぞれに「氷見でこういうことが出来そう!」と感じている事が多種多様、千差万別、十人十色で驚きました。

私はアニメオタクですけども、「ファンの熱狂によって盛り上がるアニメ作品」には「想像する余白が残されている」と常々感じています。
氷見にも「余白」があります。
それは、この土地にある「魅力」が、人の「想像力」を掻き立てていて、夢を思い描く「余白」、そして誰でもそれを実現することが出来る「余白」があるということ。

この土地の余白に、やりたいことを思い描いてみませんか。