【準備中】『ふるさとワーキングホリデーin氷見市』2019 summer

昨年から氷見市で受け入れを開始した『ふるさとワーキングホリデー』。
この夏も氷見に滞在しながら働き、地域との交流を深めたいという参加者さんを募集します。
移住を検討している方も、地方での暮らし・しごとに関心のある学生さんも、奮ってご応募ください!

『ふるさとワーキングホリデー』とは?(リンク先:『総務省|ふるさとワーキングホリデー ポータルサイト』)

過去の参加者のレポートは以下をチェック!
記事タグ「ふるさとワーキングホリデー」

今夏、氷見市では以下の4つのおしごとをご用意しています。

①『磯波風』

②『ビアカフェ ブルーミン』

③『柿太水産』

④『氷見市IJU応援センター みらいエンジン』

《受け入れ体制》

[宿泊先](応募時相談により決定)
・市内民間宿泊施設利用の場合
  → 4,000円/泊の宿泊費補助
  ※市内中心部の宿の場合素泊まり1泊5,000円(実質負担1,000円/泊)

・運営事務局(氷見市IJU応援センター)管理の移住体験施設『まちのトマル場』利用の場合
  → 寝具リース代+清掃代3,000円
  ※寝具リース代参考:14泊4,000円、15泊~1ヶ月4,500円

[旅行保険]
 事務局にて負担し、旅行保険に加入していただきます。

[その他自己負担費用]
・氷見までの交通費、氷見での生活費については自己負担をお願いしています。

《応募/受け入れ決定までのステップ》

・説明会に参加/HPなどで情報収集
  ↓
・センターに問い合わせ/専用フォームからエントリー
  ↓
・事務局から返信/条件確認
  ↓
・受け入れ先で書類先行
  ↓
・企業との電話面談
  ↓
・双方合意ならマッチング成功!

《お申込み》
以下のフォームから必要情報を入力の上エントリーをお願いします。

《お問い合わせ》
『ふるさとワーキングホリデーin氷見市』に関するお問い合わせは、運営事務局の『氷見市IJU(移住)応援センター みらいエンジン』まで。
電話・メールでお気軽にお問い合わせください。

氷見市IJU(移住)応援センター みらいエンジン

TEL 0766-54-0445
MAIL info@himi-iju.net

営業時間 9:30~18:30(水・木定休)

棚田が結ぶ交流の輪『長坂棚田オーナー』の集いに潜入!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
ちょっと前までストーブを片付けられずにいたと思ったらすでに半袖を引っ張り出す季節に…!
今年も暑い夏になりそうです。

さて、先日『長坂棚田ナイト』なるものにご招待され参加してまいりました。
長坂というのは、氷見市北部に位置する山間の地域。
この集落にはたくさんの棚田があり、農林水産省が認定する「日本の棚田百選」に選ばれています。
棚田といってもピンと来ない方のためにご説明しますと、

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。日本では、山がちのところではどこにでもみられる水田形態で、日本にある約250万㌶の水田のうち約22万㌶(8%)が棚田だといわれています。その中でも、人の目に触れることの多かった能登白米や信州姨捨の棚田はよく知られ、その景観の美しさが文学作品にも描かれました。一枚一枚の面積が小さく、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では40%以上の棚田が消えているといわれています。

引用元:『棚田とは』NPO法人 棚田ネットワーク

田んぼというと平地に広がる規則正しい四角形を想像しがちですが、山間の傾斜地ではそうもいかず、それでもそこで米を育てるために田んぼをつくっていった…その結果美しい景観が生まれた、というわけですね。

引用元にあるように消滅の恐れもあるこの棚田、そして景観を守り伝えるために、氷見市長坂が行っているのが『棚田オーナー制』です。
100平米毎にオーナーを募り、会費をいただく代わりに収穫された棚田米と地元の特産品が特典として送られます。
年に2回、田植えと収穫のイベントがありそこで実際に作業をするわけですが、それ以外の期間は地元長坂の「椿衆」「姫椿衆」という実践指導班が管理してくれているので安心!
自分が足を運び手をかけたお米が食卓に届くというのは素敵ですね。

私自身移住してから田植えのイベントには2度ほど参加させていただいたことがあるのですが、今回お招きいただいたのは『棚田ナイト』。
長坂の棚田オーナー制は今年20年目を迎える節目ということまり、せっかく遠方から氷見まで田植えに来てくださる方がいるのだから田植えだけでなくさらに交流の機会を、と企画されたものだそうです。
地域の資源を活かした交流の場は移住に向けた第一歩(?)というわけで、私どもにもお声がかかり、参加させていただくことになった次第です。

会場となったのは氷見市漁業文化交流センター。
地元船大工によって制作された木造和船や漁具・民具などが展示される漁港の真横にある施設です。

会場には続々と参加者が集まってきます。
この日の参加者はオーナー19名、地元椿衆5名、関係者もあわせて計37名となりました。
オーナーさんは県内の方もいらっしゃいますが、遠方ですと関東からお越しになっている方もいらしていました。

夕方6時、イベントがスタート。
まずは藤井長坂区長によるご挨拶。

続いてテーブルを彩る食事とドリンク紹介。

氷見の野菜をふんだんに使ってその魅力を存分に味わえるオードブルは市内のイタリアンキッチン・オリーブさんから。
そして、地元ならではのフライとととぼち揚げ、そして昆布締め。
山の幸と海の幸が贅沢に並び…となると気になるのはドリンクですが……

はい、こちらはみらいエンジンの記事ではおなじみ、移住者さんが経営するビアカフェ・ブルーミンさんが出張サービングに来てくれていました。
まさに氷見三昧。
美味しい食事で話題も盛り上がること間違いなし!

乾杯の後、交流会のスタートです。

富山湾、そして氷見のシンボル唐島をバックに各テーブルで話題が弾みます。
私の混ぜていただいたテーブルでは県内にお住まいのオーナーさん、長坂地区の区長さん、オーナー制の立役者という元市職員というようなメンバーが。
長坂に長く足を通わせているオーナーさんもいることから地域の話題がつきません。
20年前、制度をはじめた当時のことや、地区の現在そしてこれからのことについて……なごやかにかつ情熱的に語るみなさんが印象的でした。

ガラス越しの綺麗な夕焼けもつかの間、あっと今にあたりは暗くなり、名残惜しみながら閉会の時間に。
翌日が田植えということもあり、早めに解散です。

と、ここまで書いて肝心の棚田について全然紹介できていないじゃないかとお思いの方もいらっしゃるかと思います。
そこはご安心を!
交流会だけでなく、翌日のイベントにも取材に行ってきました!

灘浦インターから山手に向けて走ることおよそ10分。ぐんぐんと山を登っていくとこのような景色が!
段々に並ぶ田んぼ、そしてその向こうには富山湾が見えます。
この日は30度にもなる晴天で、写真では伝わりづらいかもしれませんが、海の向こうにはぼんやりと立山連峰が姿を見せていました。
そんな絶景のなか、老若男女入り交ざって田植えに汗を流します。

私は時間の都合で体験できず、さらにはこの後待っていた昼食タイム(長坂棚田米のおにぎり!)を食べそこねたのですが、労働の後絶景のもとで食べるご飯は絶品だったことでしょう……

いかがでしたでしょうか?
もしご興味がおありでしたら、長坂棚田オーナー制についてのお問い合わせは以下までお願いいたします!

【氷見市棚田保全推進会議(氷見市農林畜産課)】
住所 氷見市鞍川1060番地
TEL  0766-74-8086

タマル場の日常vol.13 事務所移転・新事務所紹介!

みなさん、こんにちは! みらいエンジン藤田です。
早いもので新年度がスタートしてはや1ヶ月、いよいよ明日からは新元号・令和がスタートしますね。
4月で気持ちを新たにしたばかりですが、GWが重なっていることもあり、さらに心機一転がんばっていきたいと思いますよ!
みらいエンジンはGW休まず営業中ですが…!

さて、各所でご案内させていただいていました通り、4月から事務所である「まちのタマル場」が移転しました。
移転といっても場所は徒歩1分くらいで本当にすぐ近く。
何度も記事でご紹介した馴染みの町家に別れを告げて、移転先は商店街にあるこちら。

中央町の交差点にある、ガラス張りのよく目につく場所です。
これまでは細い通りにあって見た目も民家そのものでしたので、なかなかひと目につく機会も少なかったのですが、こちらは見えすぎるほどよく見えます。
実際こちらに移転してから、見知った方がふらりと立ち寄ったり、観光の方が道を訪ねに求めてやってくるなど、より多くの方に足を運んでいただけるようになったと感じています!

事務所はもともと「氷見市まちづくりバンク」として市が運営していたスペース。
これまでは会議やイベントのスペースとして利用されていました。
みらいエンジンの移転後はその機能を引き継ぎ、「移住応援オフィス」の機能が追加される形。
というわけで、移転してからはまずは事務所としての体制を整えるべく、レイアウト変更や備品買い出しなど準備に追われ……
ようやくご紹介できる程度になってきましたので、遅ればせながらご紹介させていただく次第です。

入って左側はイベント・ミーティングスペース。
大きなテーブルと壁二面のホワイトボードが目を引きます。
こちらでは移住相談の対応を行う他、予約制でイベント・ミーティングにご利用いただけます。
すでに地区の団体さんによるイベント利用をいただいていたり、地元の若者によるイベント企画ミーティングに利用していただいたりと大活躍!
規模としては12名くらいまでは机を囲んで座っていただけます。
「こんなことに使えないかな…?」というご相談もお受けしますので、気軽にお問い合わせください!

スペースの一角では現在、名城大学・海道研究室と米澤研究室による展示が行われています。
これは移転前にあったものを残して展示させていただいているもの。
「中央町防災共同ビル 防災建築街区のこれまでと今、そしてこれからを考える」と題したこちらの展示では、新事務所が入っているビル群についての研究内容が紹介されています。
そもそも防災街区とは……というのは語り出すと長くなりますので、ぜひ足を運んで展示をご覧ください!

入り口から右手側は事務所スペース。
私達スタッフが事務作業をする場所です。
建物の構造上、三角形のとがったところ。道からよく見えます。
さすがに見えすぎるのと、夏場の西日直撃に耐えることができなそうなのでブラインドをつけようと準備中……
こちらのスペースはまだまだものを置いただけという状態ですので、日常業務の合間にちょこちょこと改善していきたいと思います。

奥にはトイレとバックヤード。そして入り口から正面に見えているのは中庭につながるドア。
中庭というのはこんな感じ。

建物の裏側にはビルの建設以前からある蔵があります。
共同ビルの裏側にはこうした蔵など昔からの建物が残っていることも。

道の方から見ると壁のように連なるビルとしかみえませんが、裏側はこうなっているんですね。
建物に興味がある方はのぞいてみてください。

中庭も今はまだ手をつけられていませんが、せっかくガラス越しに見える場所なので、花を植えるなどしてきれいにガーデニングしたいところ。
いつかやります……いつか……
長い目でお待ちください……

そして最後になりますが、みらいエンジンに新たなスタッフが加入!

氷見出身の岸本さんです。
実はみらいエンジン、地元出身のスタッフは今回が初なんです。
移住してくる人の目線を大事に、ということでヨソモノスタッフばかりでしたが、Uターン者さんの加入により新たな広がりに期待大です。
すでに記事を書いてもらっていますが、今後はイベントなど色々な場に参加してもらう予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします!

ひとまず現在の様子は以上です。
みらいエンジンは新しい事務所でも氷見への移住を考えるみなさまを全力で応援していきます!

氷見の玄関口で温泉宿を引き継ぐ挑戦者募集!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
今回お届けするのは氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を特集する「チャレンジャー求ム!」第3弾、大型案件のご紹介です。
では、さっそく物件を見に行ってみましょう。

物件があるのは氷見市上田子。
自動車を利用する場合、高岡方面から氷見に入るには主に3つのルートがあり、ひとつは能越自動車道を使うルート、もうひとつは高岡市伏木から海岸線を走ってくるルート、そして国道160号線を走って海老坂という氷見・高岡市境の坂を越えてくるルートとなります。
日常的にもよく使われ市外に出かけた帰りにこの海老坂を超えると「氷見に戻ってきたなあ」と実感が湧く、わかりやすい境界といった場所なのですが、その海老坂を下り、少し走ったところにあるのが上田子という地域です。
今回ご紹介する物件があるのは、そんな上田子の交差点にある「竹原の湯」という温泉宿。
まさに氷見の玄関口という立地にあり、食堂としても営業・日帰り入浴も可能ということで多くの旅人を迎えてきた老舗です。
温泉は裏の山から引いてきた鉱泉であり美肌の湯としても知られ、市民はもちろん、温泉マニアも訪れる良質なもの。
さらに食堂で食べられるラーメンが美味しいと、こちらを楽しみに訪問するお客さんも多いのだとか。

そんな「竹原の湯」が今、店を継ぐ人を探しています。

オーナーは竹原和泉さん。台湾から氷見にお嫁にきて以来ご主人とともに宿の経営に携わってきましたが、ご主人は50代という若さで亡くなり、以来おひとりでお店を切り盛りしてきました。
そんな和泉さんですが、後継者がいないこともあり最近はお店を畳むことを考えるようになったのだとか……

さて、ひとまずは物件のなかにお邪魔します。

玄関を入ると受け付けカウンターがあり、右手には土足のまま入れる食堂スペースが。
そして正面に客室がある2階へと続く階段がみえます。

階段の横を進むと宴会用の大広間。
その奥に男湯、女湯と別れた浴室があります。

脱衣所には流しとトイレがある一般的なつくり。
こちらのトイレは和式となっていました。

お風呂で使われている鉱泉は裏手にある山から引いてきているものですが、山の所有者自体は別の方になるため、利用料を年間で払って使用しているそうです。
もちろんボイラーは現役稼働中ですので、どなたかが引き継いだ場合でも利用料さえ払えば同じように使っていくことができます。

2階に上がるとそこは宿泊用の客室スペース。
客室は6~10畳の部屋が全部で8つ。

その他に利用者用の休憩室があります。
竹原の湯では全室禁煙のため、こちらは喫煙室を兼ねる他、流しがあり給湯室としても使われています。

トイレは男女に別れて1つずつ。
個室は2つあり、ひとつは和式、もうひとつは洋式です。

フロアの奥にはベランダがあり、洗濯物を干すことができます。
工事などでビジネス利用客が長期で滞在することがあるため、そうした際に使ってもらえるようにしているのだとか。
ちょっとベランダに出させてもらってみると、そこからは建物裏に降りる階段がありました。非常時の避難ルートを兼ねているんですね。

その階段からパシャリ。
温泉だからこその建築の特殊なシルエット……グッドです。

1階に戻って今度は食堂へ。

まちの中華さんといった印象ですね。
厨房ものぞかせていただいたのですが、客席部分からは想像できないほどに広々としたスペースがありました。
これは宿として宴会に対応できるようになっているからだとか。納得です。

客席からは160号線を行き来する車が目に入ります。
冒頭説明したとおり、氷見の玄関口としてお昼の通行量は市内でもかなり多い道路となります。
ここだけみているとロードサイドのラーメン屋さんに入ったのかと錯覚しますが、実際そのような利用ニーズも多いのでしょう。

お客さん用のスペースとしては以上ですが、こちらの建物はオーナー住居兼用。
カウンターの向かい側に自宅と繋がる扉があります。
自宅スペースは3室あり、家族3人くらいであれば快適に生活できそう。
(現在も生活されていますので、写真掲載は控えさせていただきます)
営業エリアとの扉を閉じればしっかりと分けられますので、セキュリティにも問題はありませんし、自宅用の玄関は別でしっかりと用意されていますので安心です。

建物の周囲も見させていただきます。

駐車場は建物両側に広々と。
宿泊客のほか飲食・入浴のお客さんが停めても十分なスペースがありそうです。

駐車場の一角には小さなお宮がありますが、こちらは温泉の神様を祀ったものだそうです。

道路の反対側には小さな畑があり、自分で育てた野菜をお店で提供することが可能です。
裏山は竹原の湯の敷地ではありませんが、親戚の持ち物らしく、季節になればミョウガがたくさん取れるそう。その他春先にはフキノトウも顔を出すようですよ。
表の道路は車がたくさん通っていましたが、建物の裏手にまわるだけで自然の豊かさを実感できます。
便利な立地で自然も味わえるとくれば一挙両得ですね。

建物は平成4年の建築ということで、ご覧いただいた通りかなり状態が良いものとなっています。
水回りは多少年代を感じますが、一部リフォームもされているため、そのまま使っても問題ないレベルでしょう。

モノがよく立地も優れているため「格安でお譲りします」という物件ではありませんが、評判の良い温泉もあり設備充実、既存のお客さんも引き継げるということですので、本気で宿泊業を考える方には絶好のチャンスといえるでしょう。
逆に、それなりに大きな建物ですので、こじんまりと商売をという方には向かないかもしれません。
物件取得・リフォームと、ある程度の予算を投じて、腰を据えて商いをしていこうという挑戦者をお待ちしております!

伝統の技を見て味わう!柿太水産「こんか開き」にいってきた!

こんにちは、みらいエンジン藤田です。
今冬の氷見は本当に過ごしやすい!
暖冬の影響で未だに雪かき知らずで、青空が見える日も多く、毎年こうだったら楽だなーと感じます(笑)
太平洋側生まれの私としては、やはりできることなら冬でも青空がいいところ……

と、そんな話はさておき。
みなさん、「こんか漬け」ってご存知ですか?
北陸伝統の発酵食品で寒の時期に水揚げされた魚をぬか漬けにしたもの。「こんか」=「ぬか」というわけです。富山・石川では「こんか漬け」、福井では「へしこ」と呼ばれます。後者の方が全国的には聞き馴染みがあるかもしれません。
今回は氷見で水産加工を営む柿太水産さんでその漬け込みの様子が見られる「こんか開き」というイベントがあると、6代目政希子さんからお誘いを受けて参加させていただくことにしました!
氷見に来て以来、何度も口にしたことのあるこんか漬けですが、それがどうやってつくられているのかまでは知らなかったため興味津津……さらにはこんか漬けを使った美味しい料理がいただけると聞けば期待が高まります!

柿太水産さんがあるのは氷見市北大町。
まちのタマル場からは上庄川を渡ってすぐの距離です。
上庄川は現在の漁港が整備される前、漁港として水揚げを行っていた川で、両岸には漁業や水運に関わる会社や倉庫が今でも多く存在しています。
柿太さんは創業100年あまり、この土地で氷見浜の魚を加工してきた老舗です。

お店の前には煮干しをモチーフにしたオブジェが飾られ、看板もスタイリッシュ。格好いいです。
会場となる加工場にお邪魔すると既に多くの人で賑わっていました。
テーブルに並べられた色とりどりの豪華な食事を楽しみながら思い思いに歓談しています。
この日のメニューはこちら。
どのメニューにもこんか漬けが使用され、伝統的な食の新しい可能性を表現しています。

私もさっそくいただいてみます……
まずはウェルカムドリンクならぬウェルカムスープとしていただいた出汁スープ。
柿太水産の煮干しで出汁をとり、ほんの少し醤油を加えただけのシンプルなものなのですが、それだけに出汁本来の旨味を感じ取ることができます。

そして今度はメインとなるこんか漬けによるメニューの数々へ。
旨味が凝縮されたこんか漬けはほんの一欠片でも口いっぱいにその味わいが広がります。
塩っ気が強いといえばそうなのですが、それが嫌な塩辛さではなく、甘みにも近い旨味のおかげでまろやかな舌触りなのです。
そんなこんか漬けはお酒のつまみちまちまやるのが抜群なのですが、今回用意されたメニューは目にも楽しい鮮やかな品々。

アンチョビの代わりにこんか漬けを使ったバーニャカウダは野菜にもパンにも相性ばっちり!

個人的に一番のお気に入りは焼き豆腐でした。
発酵食品同士のコラボレーションでこれまたシンプルながら美味しい!
お家で試したくなるレシピです。

ある程度食事を楽しんだところで、本来の目的である漬け込み作業の見学へ!
と、その前に……こんか漬けの作業工程をお勉強しておきましょう。
工場見学を多数受け入れている柿太水産さんには、ちょうどいいことにこんなパネルが用意されていました。

この日見られる作業は下の段にある本漬けの工程とのこと。
さあこれらの情報を頭に入れて現場を見学しましょう。

黙々と作業するみなさま。
慣れた手付きで作業する空間は不思議な神聖さを感じます。
漬け込んでいる魚はイワシ、ですのでこちらは「こんかイワシ」となります。
使われるイワシはもちろん氷見で水揚げされたもの。
魚の目利きは5代目の柿谷正成さんが担当されており、長年の経験からその日もっとも質のよい魚を仕入れてきます。
そうして仕入れた魚を塩漬けし寝かせたものがこちら。

本漬けの作業はこの状態からスタート。
まずは米ぬかをまぶしますが、柿太さんではこちらのぬかにもこだわりが。
県内で無農薬栽培されたお米のぬかを使っているんです!
最近では無農薬や有機にこだわりを持つ方も多くいらっしゃいますが、よく聞くのはお米そのものへのこだわり。
ぬかまで無農薬にこだわっているところに、食に対する真摯な姿勢を感じることができます。
ぬかをまぶしたイワシは、代々引き継がれる漬け込み樽に並べられていきます。

樽の形にそって隙間なく並べられていく様子が美しい……
なかなか見ることのできない貴重な光景です。
一層並べ終えると塩、唐辛子をまぶしてまたぬかを敷き……というのを繰り返し樽いっぱいに漬け込んでいきます。

というような作業をみていたわけですがその場ではわからないこともあり、作業場を出てからまたパネルを見に戻ると、そこにはちょうど正成さんが。
先程の作業の話や、これからどのくらい漬け込むのかなど質問してみると「ちょっとついてこられ」と隣の部屋に案内されました。
そこにあったのはまさに漬け込みがされている樽の数々!

それも通常よりもに熟成が進んだものだそう。
ブロックや石がいくつも積まれているのは発酵が進むと押し返す力が強くなるからだとか。
あまりにパワーが強くて、朝起きると積んだ石が辺りに転がっている、なんてこともあるというエピソードをきいて発酵の力の偉大さを思い知りました……
蓋の上に浮いている脂はその時間の成した結晶ともいうべきもの。
そんな結晶を「ちょっとなめてみられ」といっていただいたので、お言葉に甘えてペロリ。
とんでもなく濃厚な脂……活きの良いイワシたちの姿が目に浮かびます。

さらにさらに、驚きは続きます。
料理が並んだスペースに戻り歓談を楽しんでいると、お皿を片手に正成さんが戻ってきました。
お皿に乗っているのは寒ブリのお刺身!
寒ブリシーズンは終わりに近い時期でしたが手に入ったので、とお刺身にして振る舞ってくださいました!

「醤油ないけ?」と探したところ出てきたのが一升瓶の醤油だったのですが、それを豪快にお皿に注ぎ、さあどうぞとのお声をいただきいざ実食。
お味はもちろん絶品です!

トドメに現れたのはイワシのお味噌汁。
見てくださいこれ。

水滴を弾くほどのプリプリのイワシ。
シンプルなお味噌汁は出汁の味を十分に堪能でき、自家製味噌の味付けも絶妙。
イワシは口に入れるとほろほろと柔らかく、脂が乗ってこれまた絶品。
こんか漬けのスペシャルメニューの数々に加えてブリやお味噌汁までいただけるとは……きてよかった……

なんだか食べてばかりだったような気もしますが、貴重な職人さんたちの作業シーンも見られ、大満足な一日でした。
お土産にいただいたこんかイワシはちょいちょいとつまんだり、イベントで出てきたメニューを参考にアレンジしてみたりと楽しみながらいただきます。

こだわりが詰まっている仕事だからこそ、その裏側を知ることで、より一層美味しくいただけるようになります。
この記事をご覧になって気になった方は、まずはぜひ食べてみてください。
そしてハマってしまった方は、次のこんか開きを楽しみに待ちましょう!

改めまして柿太水産さん、お誘いいただきありがとうございました!

東京で寒ブリランチを堪能!『Little HIMI vol.2』レポート

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
暖冬が予想されていた今冬、氷見市も例年に比べお天気が良い日が多くなっています。
もちろん太平洋側に比べると雨雪も多いのですが、これだけ青空が見える日が多いのは珍しく、なんだか得した気分です。

さて、今回お伝えするのは、そんな氷見の様子を東京で語るイベント『Little HIMI』第2回の様子です。
昨年7月にはじめて開催したこちらのイベントは、氷見市への移住促進を図る交流の場として企画したものです。
とはいっても、このイベント自体は移住を検討している方だけを対象としたものではなく、氷見・富山をキーワードとした敷居の低い交流会となっています。
地方への移住というのは、移住者さんにとってはとてもエネルギーのいる人生の一大事となります。そしてだからこそ、後悔のない選択をしてほしいと私達は考えています。
そのために必要なのはなにをおいても情報です。
それも一昔のイメージでなく、今現在そのまちにどのような人がいてどのような暮らしをしているのか、さらにはこれからこのまちはどうなっていこうとしているのか……こうした情報を集めて、自身の理想と照らし合わせることが、悔いのない移住先決定には大切になってくるはずです。
そんなわけで、Little HIMIには氷見で新しいアクションをはじめている方をゲストとしてお連れして、その取り組みについて語っていただいています。
今回のゲストは海辺のカフェ『Umineco Coffee』を営む鎌仲さんご家族と里山地区でゲストハウス&カフェを営む『ソライロ』の澤田さん。そして特別ゲストとして、テレビでお馴染みのモーリー・ロバートソンさんも参加されました!
気になる会の内容は……レポートスタートです!

1月19日土曜日、東京都は神保町にあるレンタルスペースが今回のLittle HIMIの会場です。
来場いただいたお客様は全部で9名。20代から50代までの男女で、出身も様々です。
テーブルを3つに分けて着席いただいて、定刻を待ってイベントスタート!
まずはゲストの鎌仲さんご家族による『氷見のワクワクするプロジェクト』紹介です。

発表は鎌仲真希さんから。真希さんは愛知県出身で、ご主人・勇気さんとご結婚されたことから氷見市に移住してこられたとのこと。
愛知といえば名古屋を代表とするカフェ文化の強い地域です。真希さんは氷見にやってきてから、地域にカフェが少ないことを残念に思っていたそう。
そんな想いを抱きながらも育児に励み、お子さんの咲太朗くんが大きくなったこともあって、一念発起。
氷見駅からもほど近い海岸沿いに『Umineco Coffee』というカフェをオープンさせました。

ないものならつくってしまえ!という行動力も素晴らしいですが、個人的に鎌仲さんたちが素敵だなと思うのは家族の時間をとても大切にしているところ。
『Umineco Coffee』はチェーン店のカフェのように毎日開いているわけではありません。勇気さんはご自身のお仕事を継続しており、咲太朗くんが通園しているお昼の時間を使って営業しているためです。
またお店についての広告・宣伝はほとんどしておらず取材もお断りしているとのこと。
これは営業時間が限られていることと、たくさんのお客さんに来店してもらっても真希さんだけでは対応しきれないからだとか。
当たり前の『カフェ開業』のマニュアルとは真逆を行くような営業スタイルですが、だからこそ無理なく自然体で営業を続けていけるのでしょう。
「お店をはじめてうれしかったのは『こんなお店があってよかった』という言葉をいただけたこと。自分がやりたくてやったお店なのに、誰かの居場所になれていることがうれしい」
真希さんはそう語っていました。

鎌仲さんご家族の発表が終わると、特別ゲストのモーリー・ロバートソンさんが会場に到着されました!
テレビでも大活躍のモーリーさん、実は富山とは浅からぬ縁があるお方なんです。
モーリーさんのお母様は高岡市のご出身、そしてご自身も高校生時代を高岡で過ごしていたそうです。
そしてなんといっても大好物が氷見の寒ブリ!
現在は氷見市の政策参与・観光親善大使に任命されていることもあり、お忙しい中Little HIMIに参加してくださることになりました。

そういったご自身のプロフィールについてお話くださった後、モーリーさんが語ったのは氷見の食の豊かさについて。
魚だけではなく野菜や果物、そしてお酒について……
現在のまちの様子にも本当に詳しく、ユーモアたっぷりに氷見の魅力をご紹介くださいました。
お話の結びでは「人間らしい生活」についても触れました。
都会のビルの中で過ごす生活と、海と山を眺めながら過ごす生活……もちろん自然が多いほうがいいと簡単に割り切ることはできませんが、北陸新幹線が開業して時間的距離が縮まった今だからこそ二拠点居住などの可能性もあるのではないかとご提案くださいました。

モーリーさんのプレゼンテーションが終わると、いよいよランチタイムです。
会場にはお話の間中美味しそうな匂いが漂っていて、もう我慢の限界という頃合い。
みなさんのもとに運ばれてきたメニューはこちら!

寒ブリの照り焼き・漬けの二種どんぶり
氷見産ながらも入りお味噌汁
氷見速川産サツマイモのプリン

澤田シェフからの紹介が終わっていざ実食です!
実はこの日は「ひみ寒ブリ宣言」の終了が告げられた日でもあり、偶然にも今冬のラストひみ寒ブリをお届けすることができました。

脂の乗った甘みのあるブリと、こちらも氷見産の新鮮なネギが、白いご飯にベストマッチ!
旬のながらもがたっぷり入ったお味噌汁も、氷見を感じるメニューです。

デザートとしてはサツマイモのプリン。速川地区で澤田さんが栽培に携わっている食材を使った逸品です。
こうしたお食事の横に添えられたコーヒーのドリップパックはUmineco Coffeeのオリジナル品!
その場で楽しむこともできますが、多くの方はお土産として大切にお持ち帰りになったようです。

テーブルトークでは3つの島に分かれてそれぞれの話題に花が咲きます。
まずはそれぞれの自己紹介。今回の参加者さんは富山出身の方もいれば東京、はたまた東北のご出身など、本当にさまざま。それぞれにどうしてこの会に参加しようと思ったのかなどのテーマで盛り上がります。
モーリーさんは時間の都合で前半戦のみの参加となっていたのですが、できるだけ多くの方とお話したいとご自身の食事もそこそこに自ら各テーブルを回って会話を盛り上げます。

1時間はあっという間に過ぎ、ご退席の際も今後の地方での暮らしが持つ可能性に触れ、参加者のみなさんにエールを送ってくださいました!

モーリさんが退出されると、席替えを挟んで後半戦を開始!

後半戦の冒頭はゲストの澤田さんからのプレゼンテーションからはじまりました。
澤田さんはデザートにも使われたサツマイモをつくっている速川地区活性化協議会の活動について、そして昨年オープンした定住交流センター『ソライロ』について、その取り組みを語ります。
料理を食べていることもあって、その言葉はすっと染み入ります。
穏やかな人柄と確かな行動力によって地域にしっかりと根を張る澤田さんの姿からは、参加者さんたちも学ぶところがあったのではないでしょうか。

交流会は最後まで大盛り上がりのうちに閉会の時間を迎えます。
名残惜しいですが、お帰りの際には多くの方から氷見に行きたくなったとの感想をいただきました!
いらっしゃる際には是非澤田さんや鎌仲さん、そしてみらいエンジンを頼って、氷見の魅力をより深く味わっていただければと思います。
移住のはじまりはこうした小さな交流から。
さらなる出会いを求めて、今後もこうした企画を続けていきます!

商店街レトロビルの元洋食屋さんではじめる小商いのある暮らし

みなさんこんにちは、氷見市IJU応援センターの藤田です。
今回お届けするのは『チャレンジャー求ム!』第2回。前回と同じく氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を発信していきます。
ご自身の「こんな風に暮らしたい・働きたい」という想いとあわせてご覧いただき、ピンとくるものがありましたら是非ご連絡ください!
それでは本題に参りましょう!

氷見市中心地にはなが~いアーケードの商店街があります。
歩いているとその屋根に阻まれて後ろにある建物にはなかなか目線がいかないものですが、少し気にして歩いてみるとその後ろにある建物の多様さに気づくことができます。
昔ながらの氷見らしい町家もあれば、建て替えをした比較的新しい建物もあり……
そうした建築群を楽しんでいると中央町のあたりで少し変わったビル群があるのが目に入ってくるはずです。

道に沿ってファサード(建築の正面壁)が連なって、まるで壁のようになったビル。それが道の両側に続いています。
これは共同防災ビルと呼ばれるもので、複数の世帯が共同でビルを建てることで建物自体を防火壁のように機能させるもの。
建物の密集する市街地で火災の延焼を抑える目的で、1950年頃からこうしたビル群が日本全国各地につくられました。
氷見中央町にあるこのビルは1970年前後につくられたもので、当時は先進的な商業空間として市内外から多くの方が訪れたといいます。

そんな商店街のなかに、今はシャッターとなった1軒のお店があります。
こちらが今回紹介する物件・旧『トロイカ』店舗兼住居です。
隣とくっついていてわかりにくいのですが、四角で囲った間口分奥に建物が続いています。
トロイカさんは昭和40年頃に開業した老舗の洋食屋さんです。現在のビルが建つ少し前からこの場所で商いをしており、ビルが建築されてから2004年まで、この場所で多くのお客さんを迎えていました。
現在は氷見市窪にお店を移転。氷見牛のステーキをはじめとしたメニューは絶品で、私自身何度も足を運んでいる素敵なお店です。


現店舗の様子

お店が移転してからは、旧店舗は住居として現在まで使われていますが、今回こちらの建物をどなたかに賃貸・売買できないかというお話をいただきました。
オーナーの谷内さんは現店舗の近くに住居を持っていることもあり、どこかのタイミングでそちらに移ろうと考えていたそうです。
なかなかそちらに移れなかったのにはとある事情があるのですが、そちらの事情雄は後ほど詳しくご説明します。
先にお値段だけお伝えしておくと、賃貸で月2万円程度、売買の場合引き渡し前にリフォームを加えた上で300万円程度とのことです。
まちの中心部にある4階建てのビルとしてはとてもお手頃な価格ですが、いわゆる「ワケあり」価格ですので続く記事でご確認ください。

さて、物件をみていきましょう。

一階は全面シャッターとなっています。
シャッターを開けると左手に階段。右手側は広い空間があり、こちらは現在車庫として使われています。普通車2台が入るゆとりがありますが、お客様用には不足でしょうから、ご自身の車庫とするか、それとも店舗空間として使うかといったところでしょうか。

階段にはトロイカさんの看板が。
この階段を上がったところが旧店舗です。

お店に入ると長いカウンターがお出迎え。
中には喫茶としては十分なスペースとシンクがあります。

客席部分は広すぎず狭すぎずといった様子で、カフェとしてならおひとりでも対応できるくらいの空間なのではないかなと思います。

2階店舗スペースにはトイレがありますが、ここでこの物件の注意ポイントひとつめです。
和式の個室トイレと男性用があるこちらのトイレは現在使用できません。
というよりも、2階以上のフロアには現在水が通っていません。
古い建物の常として建築当時の配水管は錆びてしまい、その後のリフォームの際に止めてしまったのだそう。
つまり先程みたカウンターのシンクも水が出ません。
お店として使うにしても住居空間にするにしても配管をやり直す必要があります。
このビルに限らず配管をやり直すというのは空き家活用ではよくあるなのですが、既存配管を置き換えるのは費用が高額になるためあまり現実的でなく、多くの場合は露出配管(壁や天井に沿って水道管を通していく)でのリフォームが選ばれます。
このリフォームでどのくらいの費用がかかるのかは事前に調べてもらうとよいでしょう。

店舗スペースの奥には現在は物置として使われている広間が。
営業時代はこちらも客席として使われていたそうですが、こちらに注意ポイントのふたつめが。

ドアを開いてすぐ、頭上を見上げると天井板が剥がれているのがわかります。
軽微ではありますが、大雨の際に雨漏りが認められるとのこと。
2階かつ建物の中心でありながら雨漏りがあるというのは不思議に感じられるかもしれませんが、これも共同ビルならではの問題です。
壁を染みて伝わってきている状態なのだと思われますが、こちらの原因箇所を発見・修繕することは難しいため、賃貸・売買された場合もこちらを有効に活用することは難しいでしょう。
よほどの大雨でないと影響がない状態ですので、バックヤードとして考えておくくらいがよいでしょう。

店舗部分から階段を上がると3階は居住スペースになります。
和室が2間と洋室が1間。

廊下にはトイレと流しがありますが、こちらも上記の通り、現在は使用できません。

さらに階段があって、4階へ。
と、こちらの階段に最後の注意ポイント。

階段の壁をみると水が伝った形跡があります。
こちらも雨漏りが発生しているポイントですが、ここは2階よりも被害が大きいようです。
2階同様小雨程度では影響が出ませんが、大雨が降った際には階段にバケツをおいて対応しているとのこと。
どのくらいの量なのかお話を伺うと、ザーザー降りの大雨の際には朝晩で一日2回バケツを交換する必要があるくらいということでした。
これらが「ワケあり」としていた理由です。
お値段は安いものの、リフォームの必要がある部分、そして大雨の際の雨漏りのケア、この2点についてはご了承の上ご検討ください。

建物は4階まであり、階段を上がって左が旧浴室、右が8畳間の和室です。
和室は奥様が今も利用していることもあって今回は写真でご紹介できません。
浴室は現在は一階に設置されたものを利用しているため使われていない状態です。
配管の問題もありますし、こちらの浴室をまた利用できる状態にするというのは現実的ではないと思われます。

2階以上は水が通っていないとお話しましたが、現在もオーナーさんはここに住まいしておいでですので、1階には生活できる設備が整っています。
最初に見た駐車スペースから奥に進むと広い土間スペースが。

こちらは店舗時代にはキッチンとして使われていた場所で、現在は倉庫スペース兼キッチンとなっています。
右手に見えるのはエコキュート。キッチンも含めてオール電化になっています。
リフォームは7,8年前とあって、キレイで便利そう。

新設されたお風呂はこんな様子です。

奥にはご主人の居室があり、こちらも写真ではご紹介できませんが、6畳のフローリングのお部屋ということです。

お部屋を右奥に進んだところには水洗の洋式トイレがありますので、おひとりでしたら1階のスペースだけで十分に生活できるでしょう。

建物の紹介は以上です。いかがでしたでしょうか?
すぐに使える物件という訳ではありませんが、たとえば賃貸して1階で生活コストを抑えて暮らしつつ、2階を自分らしいお店として小さく開いていく……なんていう姿を想像することができます。
あるいは一階の広い土間スペースをセルフリノベーションして店舗として生活は奥で、ということもできるでしょう。
いずれにしても大雨の際の対応を気にかける必要はありますが、工夫次第で魅力的な空間を生み出すことができそうです。

新しいアクションをはじめるには不安もつきものですが、移住・起業にあたっては氷見市の補助金も活用いただけます。
条件はありますが、少しでも移住・起業のハードルを低くできるものですので、以下リンクからご確認くださいませ!

 【移住の補助金】

 【起業の補助金】

条件は確定ではありませんので、気になった方がいらしたらまずはお問い合わせください。
オーナーの谷内さんとお繋ぎした上で相談しながらお互いに納得する形を探していきましょう。
「ワケあり」な物件ではありますが、それは長く歴史を刻んできた証拠ともいえます。
町の歴史ごと引き継いで、自分らしくリノベーションしたいという方のお問い合わせをお待ちしています!

タマル場の日常vol.12 年の瀬、一年の振り返り

こんにちは、みらいエンジンスタッフの藤田です!
1年はあっという間で、気づけばもう終わろうとしています。
これを書いている日(28日)はみらいエンジンの仕事納めの日なのですが、朝起きてみると雪が積もっていました。
氷見に来て3年以上経ったのもあって、朝目が覚めると布団中にいても「あ、これ今日雪降ってるな」と感覚でわかるようになります。雪の朝はなんというか、一段違った身の引き締まるような寒さがあるんですよね。

さて、今年最後の記事ということで今回は簡単に1年を振り返っていこうと思います!

まずは1月から。
なんといっても前の冬は雪がすごかったです…
それまでは移住を検討されている方に「雪はどうですか?」と聞かれても「氷見は沿岸地域なんでそれほど積もりませんよー」とお答えしていたんですが、ちょっと覆されましたね…
去年の大雪の様子はこちらの記事からどうぞ!

『氷見の大雪を体験して思った3つのこと』

まあ関東でも大雪だったくらいなので、イレギュラーな年だったと思いたいところです、今年はどうなることやら。ほどほどでお願いしたいところです。

そして現在第3回が開講中の『小さな仕事づくり塾』がはじまったのもこの1月。

『“好きなこと×社会にいいこと”でまちを元気に!【小さな仕事づくり塾 第1講レポート】』

前回参加者さんはその後次々と氷見で新しい挑戦をはじめていることもあって、今年のメンバーにも期待が高まります。

この講座は月1で3月まで行われ、北陸の長い冬のなかアイデアを温めて行きます。
そして氷見に春が訪れた4月。
市内では春祭りとして獅子舞が行脚し、まちなかでは個性的なお祭りが開催されます。
私自身お祭りのある町内に住まいしていますので春が来るとお役目が回ってくることも。
今年はお祭りレポートの記事もたくさん書かせていただきました。

『氷見に春を告げる祭り「まるまげ祭り」の裏側レポート!!』

伝統のお祭りだけでなく、冬の間に着々と準備を進めていたイベントや新しいスポットが次々表れてくるのがこの季節の楽しみです。
まちなかには地域おこし協力隊が中心となってつくった新しいコミュニティスペース『HIRAKU』がオープン!
みらいエンジンのスタッフとして手伝ってくれている山下さんが中心メンバーのひとりということもあって、こちらのホームページでもいくつかイベントも様子をお伝えしてきました。

『【ヒミヒラクプロジェクト】ヒラクをヒラク!オープニングレセプションDAYレポート』

また、まちの中心を流れる湊川では、氷見の伝統的な木造和船に揺られながらお花見ができる「春さくら天馬船」という企画も行われました。

『氷見の春を堪能!春さくら天馬船イベント』

思い思いに春の訪れを楽しむのが、氷見の春。
必要なのはアイデアと共感者だけで、「楽しみ」はいくらでもつくりだせるということがよくわかります。

夏が近づいてくるとみらいエンジンは各地で行われる移住フェアへと飛び回ります。
さらには独自の首都圏交流イベント『Little HIMI』の第一回を開催。多くの参加者さんと新しい交流が生まれ、これをきっかけに氷見市への観光、ビジネスの視察、移住の相談など、次々と展開が生まれていきました。

『東京に小さな氷見のコミュニティ誕生『Little HIMI』開催レポート』

この『Little HIMI』第2回は年が明けて1月19日に行われます。
氷見市からのゲストやスペシャルランチはもちろん、氷見にちなんだスペシャルゲストも参加いただけることになっており、また新しい出会いに今からワクワクしています。
現在募集期間中ですので、ご予定が合えば是非参加をご検討ください!

そして夏本番になって、氷見ではさらに新しい取り組みがスタート!
今夏からスタートした「ふるさとワーキングホリデーin氷見市」では、みらいエンジンで働いてくれた女子大生を筆頭に次々と氷見に働きに来る若者がやってきました。

『ふるさとワーキングホリデー、はじめました!』

秋までで計5名の方々が氷見暮らしを体験し、みなさん地域とのふれあいのなかでしっかりと氷見ファンになってくれたようです。
既に再訪の予定を立てている方や、東京での『Little HIMI』に参加予定の方など、一回きりの観光とは違う、確かな繋がりが生まれているようです。
今後もそういった結びつきを増やし深めていくことで、氷見がさらに豊かになっていくのではないかと期待しています!

そしてあっという間に秋。
みらいエンジンでは交流会を企画したり、冬のイベントの準備をしたり……
慌ただしくしているうちに今に至ります。
ここまでは情報発信や市内の動きについてばかり挙げてきましたが、その間にも本当にたくさんの方から「氷見で暮らしてみたい」というご相談をいただき、結果としてたくさんの方が氷見市民としての生活をスタートさせました。
移住者さんが増えてきたのは、私達みらいエンジンががんばったから、というだけのことではありません。
氷見と、氷見に関わるみなさんがそれぞれに自分たちの暮らしを良くようと行動していて、それがまちのポジティブなイメージとして確かなものになりつつあるからこそ、私達はその様子を素直にお伝えすることができています。
みらいエンジンの正式名称は「氷見市IJU応援センター」。
私達は移住を考える人、そして氷見暮らしを楽しむすべての人の応援者です。
来年一年、氷見がさらに魅力的なまちになっていくように、今後も全力で応援していきます!

最後に、今年一年お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではみなさん、良いお年を!

田園風景のなかの地域に愛されたスーパーを引き継ぎませんか?

こんにちは、みらいエンジンの藤田です。
今回ご紹介するのは『チャレンジャー求ム!』案件です。
こちらのタグはホームページリニューアルから追加された「氷見のしごと」カテゴリのなかでもちょっと特別、氷見にある「新しい働き方」を実現する可能性、つまり「種」を記事として発信していくコーナーです。
直接的な求人は少ないかもしれませんが、物件情報、ビジネスが生まれそうな素材、事業承継の募集など、移住に伴って新しいチャレンジをはじめたいと考えている方のヒントになれば幸いです。
 
と、説明するよりも具体的に例をみていただくほうがわかりやすいですね。
それでは『チャレンジャー求ム!』第1弾スタートです。
 
 
今回ご紹介するのは【店舗物件】になります。
氷見市街地から車で10分弱、氷見北インターを過ぎて田園風景のなか道なりに進んでいくと交差点に一軒のスーパーがあります。
 

 

大きく「いわさきストア」の看板がかかったこの物件、今も営業している地元密着の食料品店です。
 
氷見市は、中心市街地(沿岸地域)から扇状に谷筋が伸びる地形が特徴的です。いわさきストアのある余川地区はそのなかの「余川谷」と呼ばれる谷筋にあることからも、この谷筋では中心的な位置にあったことがわかります。
 
いわさきストアが開業したのは、およそ70年前(当時は屋号で経営)。オーナーさんの祖父が現在の店舗の近くで商売をはじめました。近隣住民はもちろん、余川谷に暮らす多くの人々の日常生活を支えるお店として長く地域に愛されながら、30年ほど前に現在の場所に移転。氷見市民であればお店の名前を聞いただけで「ああ、あそこね」とピンと来るほどに知られた存在です。
 
しかし、そんな人気店でも全国的な人口減少・高齢化の影響を免れません。谷に暮らすの人口減少とともに来店数も減少していきます。
現オーナーの務さんは会社勤めをしており、お店の経営は主にご両親と奥さまの美紀子さんが行ってきましたが、先代が亡くなられたこともありお店を畳むことを考えるようになったといいます。
そして、今回の募集に繋がります。
「大切なお店だからこそ、誰かに活かしてほしい」というオーナーさんの想いを受け、このような募集記事を書かせていただくことになりました。
用途はスーパーでなくても構わないそうですので、記事を読みながらご自身のビジネスアイデアと合わせて想像を膨らませていただければと思います。
 
さて、さっそく物件をみていきましょう。
いわさきストアがあるのは「余川」交差点の角。前には広々とした駐車場があり、敷地内にはお店・離れ・車庫・母屋・納屋が配置されています。
 

 

母屋にはオーナー夫妻が住まいしていますので、今回賃貸・売買として紹介するのはお店と離れの部分になります。(将来的には母屋部分も売却してよいとのことですが、こちらは要相談です)
現在は母屋と離れが渡り廊下で繋がっていますが、こちらは話がまとまり次第解体してそれぞれ独立させる予定だそうです。
 
まずは店舗部分からみていきましょう。
 

 

 

店舗の入口には雪国らしく風除室があります。ゆったりとした空間で、こちらでも結構な商品を並べられるようです。
 

 

店舗内部は広々とした空間が。
現在は左手に冷蔵商品、奥に酒類、真ん中には食料品、日用品、衣類などが棚に並びます。
店舗空間の広さはおよそ10m×10mだそうです。
 

 

冷蔵ケースは写真の新しいものはリースで現役稼働中。こちらは必要とあればリースを引き継げるそう。
他の冷蔵庫は現在使用できませんが、不用品は業者によって撤去、備え付けのものは解体となるそうですので、利用したい場合でも不要の場合でも心配ありません。
 

 

続いて店舗左手奥の扉からバックヤードに進みます。
こちらは旧店舗となっていた建物で、現在の店舗部分が増築されてからはバックヤードとして使われています。
 

 
 
 

店舗時代の名残で事務所やキッチンがあり、床は土間のまま。キッチンは昔お店で惣菜をつくって売っていた頃に使われていたのですが、現在は使用されていません。中の大きな冷蔵庫も現在も使用不可。こちらも処分してもらうことになりそうです。
 

 

お手洗いもありますが、これは旧店舗時代に使われていたもの。非水洗ということもあってこちらは現在使用されていないようです。水洗にするか、なくしてしまうか、いずれにしてもリフォームが必要かもしれません。
 
バックヤードからは離れの建物に繋がっていて直接上がることができます。
 

 

土間から上がると和室が2つ。
 

 

そこから廊下に出て奥にもう2室。
 

 

廊下の途中に階段があり、反対側にはトイレがあります。
 

 
 

こちらは水洗の洋式トイレになっており、もちろん使用可能です。小窓を開いてみると田園風景が覗けました。移住を検討されている方にはこんな風景もうれしいポイントですね。
 

 

2階にあがるとそこにも和室が2つ。居室としては十分なスペースがあります。
廊下には木冊子の窓があり、日当たりも十分。窓の向こうに広がる田んぼと山々の景色は季節ごとに彩りを変えて楽しませてくれることでしょう。
 
一階の奥は渡り廊下で母屋に繋がっていますが、こちらは入居者が決まり次第解体となりますので、ご紹介するのはここまでです。
御覧頂いたとおり、スペースとしては店舗兼住居として使うのに十分の広さがあります。
ただし、住まいとするにはキッチンとお風呂を用意する必要がありそうですので、そこはリフォームが必要になるでしょう。
 
気になるお値段ですが、賃貸の場合は月10万円、売買の場合は1,000万円程度で検討されているとのこと。
住居がついてくるとはいえ、賃貸で商売するのであればそれなりの売上が見込めなければ厳しいでしょう。
いわさきストアさんをそのまま引き継いだような、近隣の方を対象とした食料品店というスタイルでは今後なかなか厳しいだろうという印象ですので、そこは記事をご覧のみなさまのアイデアでこの土地の風景を活かしたビジネスを考えていただければと思います。
氷見北インターからこのお店に向かう道すがらには『ドッグランのあるカフェ ハル』さんがあり愛犬家を中心に賑わっていますし、いわさきストアさんのある交差点を曲がって進んだ先の山の上には氷見随一のオシャレスポット『SAYS FARM』さんがあり平日も多くのお客さんが訪れています。
アイデア次第で市内外からお客さんを集めることができるという意味で、そうしたお店からも学ぶものがあることでしょう。
 
最後にオーナーの岩崎さん夫妻にお話をうかがったところ、お店への想いを語ってくれました。
 

 

今でもお店には近所の方がよくいらっしゃるし、あまり顔を出さない方でも『やめないでくれ』といってくださいます。
私達としても、お店に愛着もあるし、商売を畳んでそのままにするのも寂しいものがあります。
とはいうものの、誰にでも借りてもらいたい買ってもらいたいという訳ではないんです。
この場所でお店をやるということは地域の一員になるということ。お住まいになるのならなおさらです。
お店のスタイルはどういうものでも構いませんが、できることならこのお店に通っていた人たちがふらりと顔を出せるようになると嬉しいですね。

 
いかがでしたでしょうか?
物件の紹介記事なのに長々と書かせていただいたのは、少しでもこのお店とオーナーさんの想いを伝え、土地の風景と人の魅力に共感し、地域に愛されるお店として引き継いでいただきたいからです。
現時点では不動産仲介が入っていないため、物件情報や契約上の細かな条件などの記載がないのは申し訳ありませんが、そういった点はオーナーさんと直接お話するなかで交渉していく余地もありますので、もしご興味を持たれましたらぜひみらいエンジンまでお問い合わせください。
 
まずは実際にご覧いただき、そして岩崎さんとお話をしていただき、ここで新しい「働き方」をしてみたいという決意が生まれましたら、その際はIJU応援センターとして全力で応援させていただきます!