氷見暮らし1年生、雪かき初体験!

氷見に移住をし、初めての冬を迎えております。地域おこし協力隊の藤田義史です。

新年も早々に富山県では三十数年ぶりと言われる記録的な大雪を観測し、氷見市では7日夜から10日まで降り続け、最終的に1m近く雪が積もりました。

普段はこのように黒の屋根瓦が広がっているのですが、今は雪化粧をして一面が真っ白になっています。

元々筆者は雪とは無縁の地域で暮らしていたので、今までの日常にはなかった白銀の風景を楽しんでおりました。

ですが、もちろん楽しいことばかりではありません。
これほどに雪が積もると大変なこともたくさん出てきます。その一つが「雪かき」です。

氷見に移住すればいつかこういう日がやってくると覚悟していたのですが、実際にやってみると想像より大変だったり楽しかったり。
今回はそんな私の初雪かきの様子をお伝えしたいと思います!

こちらは雪が振りはじめて1日目、みらいエンジンの事務所前の様子。
夜中に降り始めていた雪は朝になると膝くらいの高さになっていました。

このくらいだとまだ放っておいてもいいのかなーと思ったのですが、除雪車などで道路脇に雪が寄せられると、あっという間に雪が積もって歩行者が横断歩道に入れなくなってしまうようです。
早速雪かきに取り掛かっていきます!

横断歩道はこのように人が歩ける道を空けつつ、融雪装置から出る水を流せるよう排水溝を雪の中から掘り当てます。

氷見の街中には融雪装置がついている道路が多く、車の運転はとても助かるのですが、排水溝に雪が積もって塞がれるとプールのようになってしまうので、それを防ぐための作業でもあります。

この写真のものは勢いが弱いのですが、雪をどかした時に溜まった水がドバーッと流れ込む様は爽快感があり、意外とクセになる楽しさなんです。笑

雪かきの作業をしていると、よく通りすがりやご近所の方が「ご苦労様」とか「大変だね」と声をかけてくれます。大変なのはお互い様なのですが、他人に気を掛けてくださるところに雪が降る地域ならではの人の温かさがあり、氷見の人はこうやって昔から大雪を乗り越えてきたのか。とふと感じます。

その後も大雪は勢いを弱めずに降り続いていたので、この日は休憩や業務を挟みながらも一日中雪かきを行っていました。
そして事務所での雪かきに張り切って疲れてしまい、自宅の雪かきをサボったことで少々痛い目に合います…

写真は2日目の朝の様子。
前日は問題なく通れたのですが朝起きるとこの通り、家から出るのも一苦労な状態になっていたのです…笑

ひとまず歩道に出るまでの歩ける道を作った後、屋根からの落雪が車に当たりそうで心配だったので安全圏まで車が下げられるよう除雪をしてきました。
雪がふかふかで重くないとはいえ、一気にやるとなるとそれなりに過酷な作業です。笑
そして本当はビフォーアフターでお届けしたかったのですが、やり切った達成感からかアフターの写真を撮り忘れるという失態…

最後に、今回の経験から私が雪かき未経験の方にお伝えしたいことは1つです。
雪かきは張り切りすぎず、コツコツとやりましょう。
(私も事前にそう言われていたのですが…笑)

それでは、私は残った雪かきの作業に行ってきます!

生きた昭和でレトロを満喫。『喫茶モリカワ』

みらいエンジンスタッフの岸本です。

最近、若い方の間でレトロブームが来ているそうです。
昭和歌謡を聴く高校生や、レトロな柄の服を着たり、昭和の俳優の髪型を真似る若い人が増えているのだとか。
そんなレトロブームの中。
『昭和〝風〟なデザイン』や『レトロ〝っぽい〟色味』ではなく、『生きた昭和』を味わえるお店が氷見にあります。
それがこちら。

中央町商店街にある「喫茶モリカワ」さん。

喪黒福造のいるバス停「氷見中央」のすぐ近くです。

外観からしてもう素晴らしい昭和感。
看板のフォント、角の丸いショーケース、スモークを貼ったガラス扉、レース模様のカーテン。
平成にも令和にも無い、昭和特有の重めで濃い質感のデザイン。
純喫茶が大好きな筆者。レトロ風にデザインされたものではなく、本物のレトロに触れている感じがたまりません。

一歩お店に入った瞬間に、昭和時代にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしくてホッとする安心感。
創業は昭和三十?年(具体的には不明だそうです)。
60年近くの間、地元の人に愛されてきたお店です。

外観からのイメージを裏切らないばかりか、曲線が面白いカウンターや使いこまれた革張りの椅子など。
本当にここは生きた化石とも呼べる場所なのでは。
こういったお店が現存している事が奇跡に思えてきましたし、とっても貴重な文化財レベル。そのくらいの感動があります。

このお店のメイン暖房器具として君臨しているストーブ。
我が家にもこのタイプのストーブがありますが、空気をじわじわと温めてくれて、すっごく暖かいんです。
やかんを乗せておけば、お湯が沸いていつでもあたたかいお茶が飲めるし、何よりも乾燥知らず。
やかんもそりゃ光るってもんです。

笑ゥせえるすまんのグッズも売っています。

ご主人曰く「私、喪黒福造みたいだし、このお店は魔の巣(笑ゥせえるすまんに出てくるお店)みたいでしょ」と。

それにしても、独特にして至高な店内。

謎のスペースと、小さな扉。
半円にくり抜かれた屋根(?)といい、それを支える柱のデザインといい、目に映る全てが新鮮で面白いです。

常連客の方に並んで、カウンター席に座らせていただきました。

メニュー表が出てきただけで感動。
伝わりますでしょうか、この、期待を裏切らない感じ。
開いてみるとさらに……

手書き……!!!(感動のあまり顔を両手で覆う筆者)

どんなフォントを駆使しても絶対に出せない、手書き文字ならではの味。
名は体を表すという言葉がありますが、字にもその人の性格が出ていると思います。
丁寧で、親しみと優しさがある接客をされてきたのかなと、勝手に読み取ってみました。

しかも、シンプルでオーソドックスなラインナップに「そうそう、これだよこれ。昭和の喫茶店ってこういうのだよ」と静かに興奮する筆者。
種類も豊富で、価格設定まで昭和の感じがありませんか?

こちらが喫茶モリカワ4代目のご主人。
すごく優しくて穏やかで話しやすく、笑顔が素敵です。
時折、キッチンから鼻歌が聞こえてきて、なんというか、カウンター席に座っているだけで自分の心の角が削られて、気持ちが丸く穏やかになっていきます。

このお店ならきっと、今時のオシャレパンケーキではなく、古き良きホットケーキが味わえるはず。そう確信しました。

ご覧ください、こちら。
問答無用の厚め二段重ね。
今時のゆるふわパンケーキとは格が違うのよと言いたげな堂々たる面持ち。
ここにまで昭和の風格が顕在していようとは。

ナイフを差し入れると、外側がサクッと音を立てるのに、中は密が高くてむっちり、どっしり。

撮るのが下手で申し訳ない。
見ている方にも、このホットケーキにも申し訳ないです。
外側はサクサク、中はもっちり、しかし味わってみると、なんとも優しい甘さ……
シロップをかけなくても十分に味があります。
溶けたバターがしょっぱく絡んでちょうどいい。

ご主人に「何か特別な材料を使っているとか、秘訣みたいなものがあるんですか?」と尋ねると「全然。普通の小麦粉と卵と牛乳だけだよ」と笑顔。

まさかそれだけでこんな風に美味しく仕上がるわけがない……疑心を捨てきれず、
「家でこんな風に美味しく焼けた事が無いです」
と話すと、
「昔の時代の厚くて重いフライパンを使って、油少な目でじっくり火を通していくといいよ」
と教えてくれました。
そして
「一度、小麦粉が切れた時にホットケーキミックスを使ってみたら味が違った事があった」
と。
ホットケーキミックスとテフロン加工に頼ることしかしていなかった筆者。
昭和の道具の質の高さと職人魂をここに見た気がしました。

こんなに美味しいホットケーキでも、昔はそこまで注文がなく、人気商品ではなかったのだとか。
しかし、近年のSNSの普及で喫茶モリカワの存在が広まり、若いお客さんが増えるとともにホットケーキの注文も増えたそうです。
やはり、古き良きオールドスタイルホットケーキを求める方は多いのですね。

若いお客さんでも、以前はドアの向こうから店内を眺めるだけの方が多かったのが、最近はSNSを見てお店に入ってきてくれる方が多いと嬉しそうに語るご主人。

他にも、ホットケーキと並んでミルクセーキ、オムライスが人気との事。
そんなわけでオムライス。

シンプルでスタンダードで万人の心に沁みるオムライス。
ごまかし無しのシンプルだからこそ作り手の腕の良さが伺えるような、優しくて素朴な味で、とっても美味しくてボリューム満点です。

それにしても、店内の装飾は派手なのに、落ち着くのはなぜなんでしょう。

改めて、店内を見渡してみました。

時代の流行り廃りに流されず、独自のスタイルを貫いているお店は「焦り」とか「余裕の無さ」のようなものとは無縁の世界に感じます。
カウンター席の常連さんの手元にはテレビのリモコンが置いてあって、好きなタイミングで好きにチャンネルを変えるし、それに腹を立てたり文句を言う人もいない。
ゆったりとした時間が流れていて、日常生活の中の些細な事でささくれ立っていた心がまん丸になる様な、そんな優しくて温かい空間でした。
昭和の古き良き感を視覚にも胃袋にもしっかりと詰め込み、次はミルクセーキを飲みに来ようと決めて、お店を出ました。

レトロ好きさん、昭和にタイムスリップしたい方、氷見で『生きた昭和』を味わってみてはいかがでしょうか。

喫茶モリカワ

〒935-0011 富山県氷見市中央町11−29
【TEL】
0766-72-0784
【営業時間】
9:00~20:00
【定休日】
 第1・3水曜休

 

甘い黄金色の誘惑『芋処 りなっきー』

日本人のDNAには、カレーの匂いと揚げ物の匂いには逆らえないという情報が組み込まれている――……
今日までそう思ってきましたが、この度、焼き芋の甘い匂いにも抗えないという新情報が追加されました。
みらいエンジンスタッフの岸本です。

筆者がみらいエンジンで仕事を終えるのが17時。
仕事を終えて疲弊した体はブドウ糖つまり甘いおやつを欲しがり、しかし脳は幼き日の母の「ご飯の前におやつはダメ」という言葉をしっかりと記憶している。
おなかがすいたけど、夕飯まで我慢。
欲望が勝つか、理性が勝つか。
仁義なき戦いが筆者の内側で行われている、そんな仁義なき17時。
みらいエンジンの事務所を出ると、甘い芋の香りが鼻先をつついた、いや、ぶん殴る勢いで漂ってきたんです。

こんなの、罠じゃないですか。
冬の寒空に、あたたかそうなほくほくの焼き芋。
思わず足が止まりますよね。
トラップ、……じゃなかった、お芋屋さん「りなっきー」さんはこの秋、中央町商店街にオープンしたばかりの焼き芋屋さん。

店内には、アクセサリーや可愛い雑貨も並んでいます。

筆者がうろうろしていると、にこやかな笑顔で話しかけてくれたりなっきーの店主。
聞けば、関西出身の移住者さんだという事で、少し話を伺ってみました。

お写真良いですか?と聞くと、恥ずかしいそうで、遠目から撮らせていただきました。

大阪生まれの店主。
お仕事の都合で5年前に氷見へ移住した後、ご縁があってこの場所で焼き芋屋さんをする事になったのだとか。

――氷見に住んでみてどうですか?
店主:住み始めた頃、刺身ばかり食べてたよ。本当に魚が美味しくて。
でも、その土地の食べ物が美味しいって重要な事。毎日食べるものだし、不味かったら住んでいられない。美味しいものを食べて癒されてる。

――焼き芋屋をはじめたきっかけは?
店主:以前、八百屋の仕事をしていて、焼き芋もやったことがあった。
さつまいもって何種類もあって、味も全然違う。色々食べ比べて味や食感の違いを楽しんでもらえたらいいと思う。

写真ではおすまし顔ですが、話し出すと終始ニコニコ笑顔。
店主の関西弁を聞いているだけで、楽しい気持ちになります。

お店が少しずつ増えてきたとはいえ、まだまだ人通りが多いとは言い切れない商店街。
ここで商売を始めよう!と決めたのはなぜなのでしょうか。

――この場所でお店をしようと決めた理由は?

店主:空き店舗があると紹介してもらって、街中でやれば賑やかになるし、町おこしにもなればいいという気持ちで。

なるほど……とメモを取る筆者に、ご主人、商売の姿勢について話してくれました。

「どんなに人が集まっているところでも、上手くいかない商売もある。逆に、どんなに人がいない場所でも、お客さんが足を運んでくれる店もある。立地や条件ではなく、一生懸命やり続けるかどうかだと思う。商売は我慢の連続だけど、お客さんが来てくれるようになるまでのプロセスが好きだし、一人一人のお客さんを大切にしてご縁を繋げていきたい」

な、なるほど。
ここに「深イィ~」のレバーがあったら迷わず押してました。

お話しを伺っている最中に、お店の前に車が停まりました。
「ここで焼き芋やってるって聞いたんだけど」
と、男性のお客さん。
今しがた聞いたばかりの店主の言葉を証明するかのような出来事に、こっそりと感動しました。

そんなわけで!
味も食感も違うというお芋を2種購入してまいりました。
食べて比べてみようと思います!

奥が茨城産シルクスイート。
糖度が高く、口当たりが非常になめらかで、大げさに言うとクリームみたいな、芋味のペーストを舐めているような感じです。

手前が石川県産五郎島金時。
ホクホクとしていてお芋感が強く、甘みは控えめでさっぱりしています。
ほうじ茶ラテとかミルクティーとか甘い飲み物に合いそう。
食いしん坊の脳内、そんな風に考えるだけで忙しいですし、また別の品種も試してみたくなりました。

寒い季節だからこそ、見た目も心も胃袋もあたたまる、黄金色の甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか?

『芋処 りなっきー』
OPEN 10時~22時 年中無休
〒935-0011
氷見市中央町3-5 島越ビル1F
080-5852-0911(電話での注文可能)

 

人と人、ご縁を繋ぐまち

気が付けばもう11月。
2020年、みなさんはどんな風に過ごしましたか?

スタッフの岸本です。

この一年間、たくさんの移住者の方にお会いして、様々なお話しを伺ってきました。
移住の理由も、氷見を選んだ決め手も人それぞれ。
氷見生まれ氷見育ちの筆者にとって「ただの地元」でしかなかった氷見市ですが、県外から移住して来られた方々に「氷見のこういうところってすごく素敵なんだよ」と教えていただいて、目からウロコが何枚落ちたか分かりません。

そして、移住者さんに氷見へ来た時の第一印象を伺うと、みなさん口を揃えて仰るのが「立山連峰の景色が素晴らしかった」「ご飯が美味しい」です。
しかしみらいエンジンには、県外だけではなく、県内の他市から氷見への移住を検討される方も多く相談にいらっしゃいます。
同じ富山県内から氷見市に来た移住者さんが「氷見を選んでよかった」と思う部分ってどんな事なのでしょうか。

今回は、お隣り高岡市から出産を機に氷見市へと移住された百々米木 美由紀(どどめき みゆき)さんに話を聞いてみました。
百々米木さんがお仕事で担当している氷見市の婚活イベントに同行取材した様子も、後半にレポでお届けします!

結婚した当初は生まれ育った地元高岡市に住んでいた百々米木さん。
出産のタイミングで、旦那さんのご実家がある氷見市へと移住されました。
隣の市から来たとはいえ、友人も知人もいなければ、情報交換できるような同年代のコミュニティにも縁がなく、ずっと家の中にいたそうです。
そこで頼ったのが、市の地域子育てセンター

「氷見に来て良かったってまず思ったのは、子育てセンターがあったこと。色んなママ達と知り合えたし、センターの先生たちはすごく親身に寄り添って助けてくれる。子育てに不安がある人はぜひ地域子育て支援センターに行って欲しい」

そう語る百々米木さんの言葉から、当時、どれだけその存在が心強かったのかが伝わってきます。

さらに、市内の各地区ごとに地区子育てサークルがある事や、保育園や幼稚園で開催するイベントに参加できるので、お子さんの保育園・幼稚園を決める時にはもう、情報交換をしたり相談し合えるママ友が居たり、保育園幼稚園の雰囲気や特徴を知る事が出来たので、育休の1年間は非常に有意義で、子育てへの大きな安心感を得られていたのだとか。

「氷見の人達はすごく協力的で地域ぐるみで子育てしてくれる印象が強い」

地域ぐるみで子育てに関わってくれるのはありがたいですし、ものすごく土地の温かさや人柄を感じますね。
百々米木さんの言葉に頷きながら、筆者が豆腐屋のさがのやさんを取材した時の事を思い出しました。
『近所の人が助けてくれるので、頼りやすいし、聞けば何でも教えてくれる』
確かそう話していました。
氷見は世話好きな人が多いのかもしれないですね。

さらに、「氷見は市全体で食育に取り組んでいるところがすごく良い」と語る百々米木さん。

そういえば氷見市には「きときとキッズお料理道場」という体験料理教室があり、市内の保育園・認定こども園の園児が、料理・配膳・盛りつけまでの全てのプロセスを経験するんです。
筆者も2度ほどお手伝いさせてもらったのですが、園児たちが子供用の包丁で魚を三枚におろしたり、掌の上で豆腐を切ったりするんですよ。
最初に話を聞いた時はびっくりしましたが、実際に調理が始まると真剣なまなざしで慎重に食材を扱う子供達の姿に、胸を打たれました。
刃物を触らせないのではなく、危険性をしっかりと伝えた上で、安全な扱い方を教え育てていく事が教育なのかななどと、ド素人ながらぼんやり思った次第です。

さて、百々米木 美由紀さんは現在、氷見市の地域振興課にお勤めで、みらいエンジンにもとっても縁の深い人。
当サイトの過去の記事内にも登場してくれていました。

受け持っているお仕事のひとつとして婚活事業を担当されているのですが、氷見市の婚活担当に辿りつくまでの経歴がとっても面白いんです。

故郷の高岡市を離れ、東京のワイン専門商社でお仕事をしていた百々米木さん。
仕事づけの日々に疲れた事や体調の事などをきっかけに生まれ育った富山へUターン。
その後、ワインソムリエの資格を活かしながら、県内のホテルでウェディングプランナーとして活躍されます。
しかし、独身の方が増えたり少子化が進む世の中。年々結婚式や披露宴の件数が減っていく現状を目の当たりにし、「結ばれたカップルを待つばかりではなく、カップル誕生に繋がるための人と人を結ぶ仕事がしたい!」と、氷見市の会員制婚活制度「ひみ婚」担当に就任。
見市縁結び会の人達と協力してこれまでにたくさんの婚活イベントを成功させてきました。

そして今回、フォトウォークを楽しむ婚活イベントがあると聞いて、同行させてもらいました!

会場は市民の憩いの場、朝日山。
当サイトでもお馴染、写真家の北条さんがゲスト講師です。

この日は、前日からの雨が朝まで降り続いていて不安な曇り空でしたが、イベントが始まる頃には、薄く張ったグレーの雲の向こう側に青空が透けて見え始めていました。

入り口では感染予防対策もしっかり。

まずは、氷見市縁結び会からイベントの流れやタイムスケジュールの説明があり、その後、男女が1対1で自己紹介し合います。
(プライバシー保護の為、参加者の顔や姿が入らないように撮影しております)

この日は男女比が均等ではなかったのですが、あぶれてしまった参加者さんには縁結び会のスタッフの方が「今日は頑張ってね」や「積極的に会話してね」など声をかけて、あたたかく激励していました。

今回は、市が開催している「ひみ景観インスタグラムフォトコンテスト」と連動し、朝日山を散策しながら撮った写真にタグを付けてインスタに投稿。
他の方の作品にイイネを押すところまでやるそうです。

なるほど。本格的なカメラを持っていなくても、カメラ付きスマートフォンがあれば気軽に参加できるのですね。
しかし、参加者さんの中には「インスタ使った事ないんだよね」って方もちらほら。
そこで北条さんの登場です。

ご自身が氷見市内で撮った写真を紹介しながら、インスタグラムの基本的な使い方説明と、おすすめの機能紹介をしてくれます。

「フォトウォークで歩き回った後のご飯がまた美味しいんです!」と北条さんがフラグを立てたところで、いざ出発!

今朝までの曇り空はすっかり青空に変わっていました。
日差しが暖かいので寒さも全く気にならず、フォトウォーク日和です。

スマホの操作に慣れていない参加者さんにも百々米木さんが丁寧に操作を教えてあげています。

おしゃべりしたり立ち止まったりしながら、紅葉で彩られた山道をみんなで歩きます。

参加者のみなさんも次第に打ち解けていって、撮った写真を見せ合ったりと良い雰囲気です。

せっかくなので私も撮ってみました。

なんだか、こう……抹茶味のお菓子が食べたくなりませんか?(食いしん坊の発想)

さて、画像内にちらちらと映っているピンクのスタッフジャンバーを着た方々は、『縁結びおせっかいさん』と呼ばれる方々。
出会いを求める方々を、プロフィールや趣味や人柄、雰囲気等を考慮しながら、ご縁が繋がるように手助けしてくれます。
分かりやすく言うと「この二人、合いそう」とマッチングして、交際に発展するまで相談に乗ってくれたり、ご縁が繋がって交際が始まった後も「その後、調子はどう?」なんて気にかけてくれたり。

この日は氷見市縁結び会の副会長をしている石丸優香さんがいらっしゃっていたので、お話しを伺ってみました。

石丸さんは美容サロンをご自分でされていたそうで、女性のお客様や知人がたくさんいたことで「誰か良い人がいたら紹介して」と頼まれるように。それならと思い立ってコンパなどを主催していた時に、縁結び会からお声がかかり、立ち上げから関わってこられたそうです。
美容の経験を生かして、婚活女性に『メイク講座』をしたり、おせっかいさんとして活躍されています。
「人と繋がることも、人と人のご縁を結ぶことも大好きで、大好きな氷見を盛り上げていきたい」
と語る石丸さん。氷見の特徴を生かした婚活イベントも今後考えているそうです。
「例えばどんな?」とお聞きしたら「釣り、サイクリング、……」と即答でいくつも候補が出てくるあたり、流石です。
ここでも筆者、またひとつ氷見の良さを教えられました。
その他にも、女子向けのイベントを開催したり、メイクやファッションに消極的で後ろ向きな女性たちの手助けをしたい、との事。
「カップルが成立したり、結婚となるとすごく嬉しくて、それがやりがい」
と話す石丸さん。
「会の活動としては課題もまだあって、市ともっと連携をとったり繋がっていくことも大切。自分たちだけでは大変なこともたくさんあるので、協力していけたらいい」
なんとも心強いですね。
やはり氷見には、誰かの力になりたい、助けてあげたい、協力したい。
そういう想いを抱いている心を持った人がたくさんいる場所なのだと感じました。

朝日山をぐるりと一周したところで、フォトウォークは終了。
綺麗な景色と空気を味わって気分は上々。のんびりと歩いて程よくお腹が空いていて、北条さんの言っていた言葉を理解しました。

ランチはKoppeさんのサンドイッチ。
とっても美味しかったです。

食事の後は、参加者さんが投稿したインスタの写真を見ながら、イイネ数の多かった人を発表!
市からのかわいい景品もありました。

そして、この日なんと、1組のカップルが成立したことが発表されて、筆者、思わず感動してしまいました。
カップルが成立していたことにも、おせっかいさんが参加者の気持ちを聞いて、両想いの方たちをしっかり把握していたことにも。
ずっと密着していたのに、そんな動きに全然気が付きませんでした。
さりげなく動き、しっかりと気持ちを聞いて、繋げる。
隠密ですか?
おせっかいさん、恐るべしです。

イベントが終わって百々米木さんに「カップルが成立して感動しちゃった」と話しかけました。すると、
「ウェディングプランナーだった頃は、結婚が決まった人達しか見ていなかった。今は、結婚したい気持ちがあっても出会いがなかったり、なかなかご縁に結びつかない人が多いことを知って、イベントなどに気軽に参加して貰えたらなと思う」
と笑顔で答えてくれました。

思わず、百々米木さんが氷見に来た時のエピソードとして話してくれたことを思い出しました。
頼る人が少なかった時に、たくさんの協力者や人のご縁に巡り合えた百々米木さんだからこその、心からの言葉なのだと感じました。

人を頼ることも、協力してほしい手伝ってほしいと声を上げることも難しいことってたくさんあります。
自力で頑張らなくちゃとか、頼んだら迷惑かななんて考えすぎたりだとか、誰かを頼ることは恥ずかしいと考えていたりだとか。
そんなことって誰にでもあると思います。だからこそ、「おせっかい」なんて言葉がなんだか心強くてありがたい。
名刺に光る「縁結びおせっかいさん」の文字を見ながら、そう感じました。
氷見にはそんなおせっかいを焼きたがる人がたくさんいて、隣人の幸せを自分の事のように喜んでくれる人がたくさんいます。

氷見の人達のあたたかさをひしひしと感じた一日でした。

 

氷見市婚活会員登録制度『それいけ!ひみ婚』
公式ホームページ
【お問い合わせ】
地域振興課 定住促進担当
電話番号:0766-74-8190(直通)

■氷見市縁結び会
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氷見市縁結び会では、結婚したい人の望みをかなえるための強い味方『縁結びおせっかいさん』を募集しています。
おせっかいでお世話好きなおじさん、おばさん、おじいさん、おばあさん、お兄さん、お姉さん…… 皆さんが「縁結びおせっかいさん」に登録して活躍いただければ、新たな幸せが増え、より一層幸せなまちになります。
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暮らしを楽しく、お酒の時間もより楽しく―【toranekoya】

先月、開催されたアペロを取材させていただいてから、好きな場所や環境で美味しいおつまみとお酒を楽しむ事の良さが癖になってしまいました。
みらいエンジンスタッフの岸本です。

好きなお酒、好きな居酒屋は誰でもそれぞれあると思いますが、好きな酒屋さんってありますか?
このリカーショップの品揃えが好きだ、とか
ここのお店のディスプレイが好きだ、とか。
店主のセンスが好きだ、とか。

今やお酒はスーパーでもコンビニでもドラッグストアでも手に入りますが、お酒を飲む時間が待ち遠しくなるお店が氷見にあります。

それがここ、Toranekoyaさん。

入店一歩目ですぐに分かる、このお店のセンスと拘り。

お酒屋さんに入って、お酒よりもおつまみよりも先にホーローの食器が出てきたことありますか?
私は無いです。

普段さほど持ち得ていないはずの「ステキな食器っていいな」という心が筆者にも芽生えてきたところに、更に追い打ちをかけるようなこのグラスやお皿。

使い方や製品の特性まで書いてあって、
嘘でしょ……軽率に欲しくなるどころか揃えたくなってしまう……
今から買うお酒をこのグラスで味わったらもっと美味しく飲めるんじゃないかとか、
さっきチラッと視界に見えたおつまみをこのお皿に盛ったらいい感じにおしゃれなひと時を過ごせるんじゃないかとか、
想像が掻き立てられてしまいます。

入店5分で分かりました。いや、伝わりました。
ここは、ただお酒を売るだけのお店じゃありません(多分)。
お酒を飲む時間、環境、おつまみを乗せるお皿やグラスも演出して楽しんで欲しいという気持ちが伝わってきます。

このお店の店長、高橋薫さんにお話しを伺ってみました。

お家が好き、家の中でインテリアを考えたり、家事や庭いじりをしている時間が好きと語る薫さん。
氷見のお隣り、高岡市に生まれで、幼い頃に氷見へ移り住み、県内の服飾系の学校を出た後、京都で服飾企画のお仕事に携わります。
富山へ帰ってきてからも、ファッションやデザインに関するお仕事をされていました。

なるほどと頷いてしまう経緯です。
店内は、可愛いデザインのものに溢れているだけでなく、空間そのものがデザインされた場所だと感じますから。

結婚と出産を機にお仕事を辞められた後、お店のPOPを書き始めた事をきっかけにお父様のお店である酒屋の仕事に加わるように。
そしてお店が薫さんへと引き継がれ、リニューアルして現在のToranekoyaの姿になりました。

先代のお店もとても評判が良く地元民から愛されていたお店。
リニューアルのきっかけを聞いてみました。

「価格競争で生き残るのではなく、自分の舌で選んだワインやおつまみ、お酒の時間が楽しくなる器やテーブルクロス。そういうこだわりや『好き』を詰め込んだお店の方が、楽しいじゃない?」

おうち時間を存分に楽しんでいる薫さんの言葉であり行動だからこそ、納得するものがあります。

「料理するにしても鍋一つでも可愛くしたいし、素敵なものに囲まれて暮らしたい」

こういうポップのひとつひとつに、実際に使ってみたからこその言葉が添えてあって、薫さんの「ステキなものに囲まれたい」という言葉が理想なんかじゃないことも分かります。
酒屋の店主、ではなく「ステキライフエンジョイアドバイザー」とお呼びしたくなりますね。

筆者も大概ズボラな性格なので、缶のチューハイを片手に、袋からをあたりめを直に摘まんで食べたりします。
それはそれで、ぐうたらを存分に味わえるので好きなのですが、ここに陳列されているカトラリーや雑貨を眺めていると、じっくりと選んだワインやおつまみを適当に揃えた物で味わうのはもったいない気持ちになってきます。
見てください、このニンニクの目を。

この目に見つめられたら適当な食器なんて使えません。

薫さんの楽しいおしゃべりを聞いていたら、家の中の時間や生活や暮らしそのものを自分好みに楽しんでいれば、どんな僻地にいたって楽しく暮らせるのかも、と思いました。
そこに、美味しい空気や新鮮な野菜や魚などの食材、庭から見える夕日や夜空。そんなものが加わったら、
そう考えたら氷見って、お酒がものすごく美味しく飲める場所だなと気付いちゃいました。

帰りに、気になっていたおつまみを手に取ってみました。

国産 寒さば きとうゆずしおオリーブオイルづけ

字面だけでもう美味しいんですよ。
これを手に取ったら、薫さんが「それ美味しかったよ!温めて、ネギを散らすと美味しいよ」と。
さすが。味を確認した上で、良いと思ったものだけ置いてると言うだけあります。

これに合うワインも選んでもらいました。

そんなわけで、アドバイス通りいただいてみました。

私にとっての絶景はアイドルの映像だったので……アイドルのMVを見ています……

オシャレライフにはまだまだ程遠いですが、Toranekoyaさんでステキライフ成分を浴びて、一歩近づけたような気がします!

10月には、お店の奥にキッチンスペースがオープンする予定だそうで、まだまだ素敵な場所に進化するToranekoyaさんに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

wine+sake  Toranekoya
〒935-0063 富山県氷見市加納445−3
公式HP : http://winesaketoranekoya.com
Facebook インスタグラム

Shall we?おそと時間

静かにじわじわと変わり始めている。
氷見の町中で日々の生活を送っていると、そう感じる事があります。

みらいエンジンスタッフの岸本です。

少し外に出ただけで、溶鉱炉に突っ込まれる鉄のように溶けてしまうんじゃないかしらと思う程、強い日差しと猛暑の夏は過ぎ去り、晴れた空の下を歩けば頬をかすめていく涼風がなんとも心地よい季節がやってきました!

秋冬が大好きな筆者、とりわけこの秋口の空気や雰囲気が大好きなので、枝葉の先から色を変え始めた街路樹を見るだけでも嬉しくなります。
まさに今、外で過ごすことを楽しむための季節と言っても過言ではありません。
秋と言えば行楽シーズンと続くのも頷けますね。
地域のお祭り系はまだまだ再開の機を待たれていますが、何やら新しい遊びの企画があると聞いて、行ってまいりました!

氷見駅からは徒歩約10分足らず。
中心市街地の商店街の裏を流れるこの湊川が今回の会場です。

実はここは筆者の家からすぐの場所。
幼い頃から幾度となく歩いてきたこの道は、筆者にとってはただの裏道でしかなく、「ここでイベント?こんな場所で何を?どんな?」と頭の中にたくさんの疑問符を抱えながら到着しました。

これが今回のイベント。
その名も「sur la Minatogawa」
フランス語で「湊川で」という意味らしいです。

フランス出身ライフスタイルアドバイザーでエッセイストのフランソワーズ モレシャンさんによるトーク、ものづくりワークショップ、てんません遊覧、そして湊川アペロ。
おもしろそうな企画ばかりで、期待値がぐんぐん上がってきます。
しかし筆者の頭の中の疑問符がまた一つ増えました。
「アペロってなんぞ??」
首を傾げつつ歩いていくと、準備が始まっていました。

ここでは、ワークショップが行われるみたいです。

魚の皮とウロコで作るグラスマーカーと、アウトドア用の椅子作りを体験できるそうです。

ちなみにここは当サイト内の記事で以前ご紹介したみなとがわ倉庫の中庭。

川を挟んで反対側でも準備が始まっていました。

机やいすが並べられ、なんてことない川沿いの裏道がイベント会場へ様変わりしていく様子に、わくわくします。

船頭さん達が法被に着替えたところで、時間は15時少し前。

フランソワーズ・モレシャンさんのトークショーが始まるので、すぐ目の前の中央公民館へ移動しました。

トークテーマは「お外文化のフランスとお宅文化の日本」。

日本人は家の中で過ごす姿や家の中を人に見せないようにする傾向があり、反対にフランス人は外で過ごすことや家に知人や友人を招くことが大好きなのだとか。

筆者の印象に残ったのは、モレシャンさんがご自身の日本のお家のベランダにテーブルと椅子を置けるよう改装したいと思って施工業者を呼んだら、「ベランダをそんな風に使うなんて」と驚かれたというエピソードでした。
確かに、筆者もベランダ=洗濯物を干す場所と当たり前のように思っていたというか、それ以外の発想を持っていなかったなと気付かされました。

そして、日本でもカフェのテラス席が増えてきたけれどまだまだ少ないと感じている事や、もっと気軽に家に招きあったり、人と交流して一緒に過ごす時間を気軽に楽しんでほしい事や、フランス流のアペロを楽しむための極意や流儀などをユーモアたっぷりに話されていました。

そもそもアペロと言うのは、フランス発祥の”ちょい飲み文化”のこと。
元々は「アペリティフ(apéritif)」というフランス語で”食前酒”という意味の言葉を略したもので、「夕食前に軽く1杯飲むこと」をフランスではアペロと呼んでいるそうです。

フランスでは20時~21時に夕食をとることが多いそうで、また、日本のような居酒屋の文化が無いので、夕方から割安でお酒を提供してくれるカフェやバーで軽く飲んでおしゃべりする時間を楽しむ人が多いそうです。

そしてアペロを楽しむ時に必要なのが軽いおつまみ。
ハムやクラッカー、ピスタチオなどが定番のおつまみなんだそうです。
日本人に馴染が深いもので例えたら……グラスビールと枝豆のような感じでしょうか。
ただ、アペロは大前提として、あくまでも「食前酒」であり、夕食までのつなぎ。立ち飲みが主流で、軽く1〜2杯飲んだらすぐに解散するのが当たり前だそうです。

なるほど。夕食までの時間を軽いおつまみとお酒とおしゃべりと外の景色で楽しむ。
筆者の頭の中の疑問符が一つずつ消化されていきます。
筆者、完全にアペロと今回のイベントの趣旨を理解しました。

トークショーが終わって湊川へ出ると、時間はなんともアペロにぴったりの16時。
フード&ドリンクチケットを求める長い列が出来ていました。

みなさん長らくおうち時間を過ごしていたからか、あちこちで「お久しぶり!元気だった?」と声が上がっていました。

アペロの趣旨に沿って、お酒は度数が低く口当たりの軽いもの、フードも満腹にはならないおつまみ程度で揃えらえています。

おつまみは市内の飲食店さんを中心に、お隣り石川県金沢市からもサンドイッチ・デリのお店「MONET」さんに来て頂いています。
いずれこの湊川倉庫を改修してカフェの計画があるそうで、その際にパテやソーセージなどを提供してもらう予定のお店だと聞いて、近隣住民の筆者としても期待が膨らみます!

テーブルの上を見て筆者、さらにアペロを理解しました。
腹を満たすための食事の時間ではなく、人とのおしゃべりや一緒に過ごす事を楽しむための時間、そのためのお酒とおつまみ。
それがアペロの真髄であると解釈しました。
フランスのアペロがレストランではなくカフェで行われるというのも頷けます。

まだ日の高い時間から美味しいおつまみとお酒とおしゃべりをしながら、秋風の中、てんま船遊覧を楽しむ…

贅沢で、優雅ですね。

貴族の遊びの様ですね。

さて、ここで今回のイベントの主催者について紹介させてください。

on the Minatogawa一般社団法人」
ひととひと、場とひとをつなげ、湊川を始め氷見の魅力を発信することを目的とし、現在、みなとがわ倉庫の北側にある大正時代の土蔵と昭和時代の倉庫を、カフェ、コワーキングスペース、ものづくり工房などの地域交流施設に改修する活動をされています。(来年6月オープンが目標とのこと)

聞いているだけワクワクする活動内容で、まさに人と人、場を繋げて交流を楽しもうという理念がアペロの定義と重なります。

ワークショップ会場にも、マスク越しに分かるほどの笑顔が溢れていました。

今回、ものづくりワークショップを提供してくださったのは、氷見市在住の職人さん達。
靴職人の釣賀  愛さん。
そして、当サイトでもお馴染、革職人の野口  朋寿さん。木工職人の平川  大さん。こちらのお二人は移住者さんです。

お祭りのような派手な賑やかさではなく、日常にちょっとした楽しい時間をプラスするような今回のイベント。
今回のこのイベントを主催したオンミナの方に「この場所でこんな風に楽しい時間を過ごせると思わなかった。よく思いつきましたね」と話しました。
すると「景色が素敵だから、外に出て過ごすことをみんなで楽しみたいなって」と、なんとも肩の力が抜けるような言葉。
だけど、自分自身が楽しむ事、気軽な楽しさを共有する事。それってとても大切ですよね。
一番大切な事にも思えます。

そして今回のイベントに参加して筆者が強く感じたのは「No border」でした。
出身地や住んでいる場所、年齢、性別、職業、そういった垣根が一切なく、ひととひとが気軽に繋がり、楽しい時間を過ごせる場所がここにありました。

冒頭でお伝えした通り、ここは幼い頃から知っている裏道ですが、まさかこの道でこんなに素敵な光景を見ることが出来るとは思っていませんでした。
もしかしたらまだまだそんな場所が市内にはたくさんあるのかもしれないと思うと、今までただ通り過ぎていた見知った場所にも可能性を感じます。

いつもは静かな場所に初めて響いた、この景色でお酒を楽しむ人々の声。
氷見も静かにじわじわと変わり始めているのだなと感じました。

それは、誰の目にもはっきりと見えるような派手で大きな変化ではありません。
朝の海鳥の鳴き声も、夕方に山へと帰っていくカラスの声も響き渡るような静かで小さな町ですが、例えば、外側からの新たな勢力で大きな建物がドカンと建つようなそれではなく、人の体温で内側からじわじわと熱が広がって変わっていくような変化。
そういうものを感じました。

日本でも最近アペロが楽しめるお店や人が増えてきているのだとか。
そしてその楽しみ方は氷見でも広がっています。
ぜひお気に入りの場所でアペロを楽しんだり、アペロを楽しめる空間を作ってみてはいかがでしょうか。

 

【sur la Minatogawa】
主 催  :on the Minatogawa一般社団法人
公式HP:Facebook

■ものづくりワークショップ提供(順不同、敬称略)
野口朋寿(革職人)「tototo
平川 大(木工職人)「laboratorio da h
釣賀 愛(靴職人)「靴のつるが

■飲食提供(順不同、敬称略)
柿太水産
さがのや
ひみつカレー
toranekoya
MONET

秘密にしたい、宝探しみたいなお店。お休み処くまなし「たんぽぽ」

こんにちは、みらいエンジンスタッフの岸本です。

東京から氷見市に移り住んでからというもの、食材の旬の季節に詳しくなった気がします。
スーパーの売り場にはいつでも同じ野菜や食材が揃っていて、旬なんてあまり気にした事が無かったのです。

例えば、6月頃には県内のローカルニュース番組で「鮎釣り解禁」のニュースが流れて、アユ料理の時期かと思ったり、
富山市の呉羽山に梨の直売所が立ち並ぶのを車の中から見ているうちに、夏になったら「梨の季節だな」と思ったり。
冬になれば御馴染、寒ブリの話題で市内が賑わったり。
土地と食生活が密接に繋がっている事を日々の中で感じます。
そんな風に、食材の豊かさや旬を感じる場所や物事のひとつとして、野菜の直売所があります。

今回は、熊無の直売所に行ってみました!

今回訪れたのは、お休み処くまなし「たんぽぽ」さん。

氷見市の中心市街地から車で約15分程度。
山道をぐんぐん進みます。

エスニック料理のまんがい家さんを過ぎて、トンネルをくぐると到着!

すぐ目の前に石川県との県境があります。

新鮮野菜、直売所、ののぼりに並んで「メダカ」の看板。

道路脇にもこの看板。

気になりつつ、店内へ。

平日の午前中にも関わらず、お客さんがひっきりなしにいらっしゃいます。
みなさんお目当てが最初から決まっているようで、何気なく立ち寄ってゆっくり物色というより、お目当てのものにまっすぐに向かい、お会計をしてお店を後にする方が多かったです。
県内側からも石川県側からもどんどん車が入ってきては目の前で商品が売れていくので、15時に閉店というのも頷けます。
筆者も急いで商品をカゴに入れていきます。

レンコンが連なった状態で売られているの、初めて見ました。

長い…!

実はここに来る前に、前情報で氷見の情報通&熟練主婦たちから「くまなしの直売所に行くならレンコンは絶対に買うべきよ」と聞いていたので、噂のアイテムを手に入れた無事に筆者、脳内で勝利のファンファーレが鳴り響きます。

こちらは氷見産の天草。
ところてんの原料ですね。
加工されたものしか見た事なかったのですが、この天草は夏が旬なのだとか。
氷見生まれ氷見育ちの筆者、「氷見産の天草」を見るのも存在を知るのも初めて。
直売所の方に「天草ももうそろそろ終わり」と聞いたので、こちらも一緒に籠へ入れました。

銀杏に似たこちらはなんと食用ほおずきの実。
未知との遭遇のオンパレードです。

地元 熊無産。ジャムにして食べる方が多いそうです。
気になる……食べてみたい。

青じその葉とクマザサの葉。

二つをブレンドしてお茶にして飲むと便秘に凄く効くとお店の方が教えてくれました。

富山県産と書かれていますが、氷見産の干シイタケ。こちらも有名なのだとか。

自家製の梅干し。

自家製のお餅。

ひっきりなしにお客さんが入ってくる様子を見ていれば、個数制限も頷けます。

迷いなくお餅を家族分籠へ入れながら、思いました。
ここはもしかしたら、「本当は自分だけの秘密にしておきたいんだけど、すごく良いから特別に教えてあげるね」と懐から取りだすとっておき情報のような場所なのではないでしょうか。

にんにくもとっても人気とおすすめされたので、おすすめされるがまま籠へ。

お会計して、マイバッグへと戦利品を詰め込みます。
食べるのが楽しみでワクワクしちゃいますね。
袋の重みが嬉しいです。

お店を出たところにワゴンがあったので覗いてみると、メダカがいました。

黒いメダカは初めて見ました。

可愛いですね。癒されます。
浮き草や、メダカが卵を産み付けるためのスポンジも売ってます。

ここにメダカが並ぶのを待つファンも多いのだとか。

直売所の裏手で山の景色の写真を撮っていたら、視線を感じて……
振り向いたらヤギが寝てました。

のどかだな~~~~~~

山の中に立っていると、緑の景色に目が癒されて、澄んだ空気に肺が綺麗になっていく感覚があって、数分だけの滞在で気分がリフレッシュしますね。

ちなみに、この県境の看板を過ぎてすぐの場所に、以前記事でお伝えした神子原の直売所があります。
直売所を梯子して、食材の食べ比べしてみても面白いかもしれませんね。

 

さて、山を離れて帰宅し、ゲットした天草でところてんを作ってみました。

作り方を調べている時に知ったのですが、俳句においては夏の季語のひとつでもあるらしいです。

これまで何気なく食べていたところてんですが、栄養について調べてみると、

食物繊維がとっても豊富で、水に溶ける性質の「水溶性食物繊維」と、水に溶けない性質の「不溶性食物繊維」の2つの食物繊維が含まれているそうです。
水溶性食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を低下させる働きがあるため、糖尿病や高血圧の予防・改善に役立ち、不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を活発にさせる働きがあり、便秘の解消につながります。
また、ところてんには、むくみ改善に役立つカリウムや、骨を丈夫にし、神経の興奮を抑える働きがあるカルシウムも含まれています。

何気にすごい食材なんですね…
ちなみに、カロリーもとっても低く腹持ちが良い、という一文に非常に興味がありました。

さて、初めてのところてん作り。てんやわんやで細かく画像に残せなかったのですが、
大きめの鍋にテングサを入れ、水をテングサがつかる程度まで入れ、煮出してバットなどの容器で自然に放熱させて固めるとゲル状になります。
これを棒状に細く切って、「天突き」とよばれる専用の木製の器具で押し出します。

このところてんですが、関西の方では黒蜜で食べるらしいですね。
おやつ感覚なのでしょうか?
もしかしたら、関東や東北ではまた違った食べ方もあるのかもしれませんね。
北陸では酢醤油が定番です。

天草から作ったところてん。味が濃い目でしっかりとしている麺を、酢醤油とおろしショウガでさっぱり。喉ごしは最高に良いので、ちょっと食欲の無いときも食べれちゃいますね。

次はどんな旬の食材と出会えるのか楽しみです。

 

お休み処くまなし「たんぽぽ」

氷見市上余川5198-1
0766-76-1180
9:00~15:00

「働く」について考え、人生をより楽しく。

「リカレント教育」と言う言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
日本では「学び直し」や「働きながら学ぶ」といった意味であり、近年の急激な技術革新などによって必要になった「新たな知識・スキルの習得」の手段として注目を浴びているのです。

「仕事のためにパソコンの使い方を学ぶ」といったように、すでに実践されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

氷見市もこの「リカレント教育」に注目し、今年リニューアルオープンした海浜植物園に「リカレント研修室」を設置しました。

そしてこちらを拠点にリカレント教育の推進を行っているのが、今回お話を伺った地域おこし協力隊の姫野知佳(ひめのはるか)さんです。

今回は9月12日(土)に開かれる連続講座 「1+1」 についてお話を伺ってきました。

ーー本日はよろしくお願いします! まずはこの研修室についてですが、植物園にこういった研修室があるというのは新鮮な気がしますね。

姫野:子供を連れてきてくれる親御さんも、楽しんだり得るものがある場所にしたいということで整備されました。
親御さんの中には共働きで子育てをされている方もいらっしゃると思うので、そういう方に理想のワークスタイルを実現させるための一歩になれればなと思っています。

ーーそれにしてもオシャレな空間ですよね。笑 開けた視界でリラックスできますし。

姫野:そうなんです! この研修室は貸し出しも行っているのですが、キッチンなんかもあるので色んな方に利用してほしいです!

ーーそれでは本題の「1+1」について伺っていきたいと思います。リカレント教育というと「仕事に必要なスキルを得る」というイメージがありますが、こちらはどんな講座なのでしょうか。

姫野:「1+1」は何かを教える講座ではなく、「働く」について考えてみようという講座なんです。
「趣味を仕事にしてみたいなー」とか「今のワークスタイルになんとなく満足いってない」とか「仕事」や「働く」に対して漠然としたモヤモヤがあれば、まずはそれを形にするところから一緒に行っていきます。

講師を勤めてもらう尾野寛明(おのひろあき)さんは「地域づくり超入門塾」というものを各地で開講されています。尾野さんは「話す」よりも「聞く」ことに重点を置かれている方で、『1+1』でも一方通行の講座ではなく、受講者も気軽に意見を言える場にしたいと思っています。



ーー確か尾野さんは『UMINO APAMACHI SCHOOL』でも講師を勤められていた方ですよね?

姫野:そうなんです。そして実は私も2年前の『UMINO APAMACHI SCHOOL』に参加して、モヤモヤが形になり、今の活動に至っているんですよ。

ーーそうだったんですね!ちなみにその講座参加以前に感じていたモヤモヤとはどんなことですか?

姫野:⼥性の「働き⽅」に違和感を感じていました。私は⾼岡出⾝なのですが、⼩さい頃から、私の周りにあったのは「⼥性は就職後はなるべく早く結婚して、結婚後は仕事を辞めて家事をする」という考えでした。
私もそれが自分の⽣きていく道だと思っていましたが、⼤学や就職を経てこの考えに疑問を感じるようになりました。
それは多くの⼈と出会い、⼥性の活躍を⽬にしたことで今までの生活では出会えなかった「働き方」や「生き方」の選択肢と出会うことができたからです。
もちろん今までの考え方を否定するつもりはありません。しかし、「こうあるべき」という固定概念によって、多様性のある選択肢を持ててない人は多いのではないかと思うようになりました。

ーー今の活動の根底にはそんな思いがあったんですね。

姫野:はい、ですがこの思いも『UMINO APAMACHI SCHOOL』に参加していなければモヤモヤしたままだったと思います。笑
『UMINO APAMACHI SCHOOL』は「創業しなくてもいい創業塾」といったコンセプトで、気軽に話し合える場でした。同じような悩みがある人同士で協力して新しいことを始めたり、アドバイスをしあったり。1人ではなくみんなで形にしていく作業をしている感覚だったんです。
そして、私はそこで出会った仲間に紹介してもらい、氷見市の地域おこし協力隊として活動しています。
1人でモヤモヤしていた頃と比べると毎日がとても楽しくなりましたね!笑

『1+1』も新たな仲間との出会いの場、自分の意見を発信しやすい場にすることで、新しい自分への第一歩目をサポートさせていただきます!

ーー『1+1』をきっかけに人生が楽しくなる人が増えるといいですね! 取材を通して姫野さんの熱い気持ちがとても伝わってきました。本日はお付き合いいただきありがとうございます!

姫野さんとお話をして、「働き方」というのは自分の人生の満足度に直結するものだと強く感じました。
「働く」ということに焦点が当てられた講座ではありますが、自分の人生をより充実させたいという人はぜひ参加してほしいなと思います。

『1+1』はオンラインでも開講されるようなので、現地で受講するのが難しいという方はオンラインでの受講も考えてみてくださいね。

植物園で開かれる講座の初回は9月12日(土)14時〜16時です。(受講料は無料。ただし、研修室での受講の場合は別途入園料がかかります。)
こちらはzoomで見学会も開いていますので、興味はあるけどまずはどんな様子か知りたいと言う方はぜひ見学会へ!

オンライン講座の初回は9月23日(水)19時〜21時になりますのでお間違いのないようお気をつけ下さい。

お問い合わせ、詳しい情報はリカレント研修室のSNSで!
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Instagramアカウントはこちらから

氷見市海浜植物園
住所:富山県氷見市柳田3583
電話:0766-91-0100

昭和を感じる氷見の名スポット

氷見に移住してからもうすぐ半年。筆者は移住前に比べ、自然を楽しむ機会が増えました。

釣りを始めたり、海沿いをサイクリングしたり、今までとは全く違う休日を楽しんでいます。

氷見に移住を考えている方の中にも、海や山に魅力を感じている人は多くいるでしょう。

ですがもちろん、氷見の魅力は自然だけではありません。
これまでもみらいエンジンの記事で魅力的な“人”や“場所”などを取り上げて来ましたね。

そして、今回ご紹介するのは筆者が氷見に移住した当初から気になっていた場所。
人づてにもとても面白い場所だと伺っていたのですが、ようやく遊びに行くことができましたのでその様子をご覧ください。

旧国道160号線を市街地から高岡方面に進むと、左手にホウロウ看板がズラッと並んだ建物が見えてきます。
ここは「氷見昭和会館」。“昭和”にこだわり収集した品々で昔懐かしい裏路地商店街を再現された館内になっています。

こちらが館長で似顔絵師の蔵田幹善(くらたみきよし)さんと妻の正子(まさこ)さん。
幹善さんは元市役所の職員であり2011年に退職後、昭和館をオープンされました。
とても芸達者な方で、マジックや似顔絵などで来館されたお客様を笑顔にしています。

幹善さんがコレクションを始めたのは十数年前、きっかけは現在の五円硬貨の前に発行された穴の空いていない五円硬貨との出会いだったそう。
同僚に見せられた古い硬貨が懐かしく300円で譲ってもらったと言います。

館内には昭和を感じさせるものがたくさん展示されています。
しかも、コレクションは自宅や倉庫にまだまだあるということなので驚きです…

現代の物とは全く違うかっこよさ。
数十年で技術や世界観が急激に変わっていったんですね。

2階はお店再現コーナー。
現在は20店が展開されており、昭和館の見所になっています。
元々は幹善さんが集めたコレクションを展示していましたが、今はお店が廃業する際にまとめて譲り受けた物も多くあるそう。

ユーモア溢れる幹善さんは、「もしお店が廃業になってもこの昭和館の商店街に新しいお店がオープンするだけだ」と笑顔でおっしゃります。

館内をゆっくり楽しんだ後は喫茶コーナーでコーヒーをいただきました。
正子さんこだわりのコーヒーはそれ目当てにきてくれる方も多いそうですよ。

ドリンクを楽しみながらお二人とたくさんおしゃべりもできますので、昭和館にきたら喫茶コーナーでゆっくりされることをおすすめします!

展示品だけでなく、お二人の人柄にも触れると、より昭和館を楽しめるはずです。

また、昭和館では似顔絵を書いてもらうこともできます。
基本的には有料で承っているそうですが、鉛筆書きのサービス絵も運が良ければ書いてもらえるかもしれませんよ。

平成生まれで昭和の物にはほとんど馴染みのない筆者ですが、展示品が楽しめたのはもちろん、サービス精神旺盛なお二人に色々楽しませて頂きました。

昭和を知る方も、知らない方も、一度足を運んでみてはいかがでしょう。

氷見昭和館のHPは<こちら

移住者ガラス職人さんの個展に行ってきました!

昨年氷見に移り住んだガラス職人の城勝彦(じょう かつひこ)さんが、久目地区にある自宅で個展を開かれるということで、取材をさせていただきました。
ガラス職人さんとしてももちろんですが、移住者さんとしてもお話をたくさん伺えましたので楽しみにご覧ください。

久目地区は氷見の山間地域に位置しており、田園風景が広がるエリアです。
この辺りは近年移住者が増加している地区でもあり、氷見の中でも注目の場所なんです!

こちらが城さんの住まい兼今回の個展の会場になります。
過去の記事でこちらの物件の紹介を行っていますので合わせてご覧ください!
お宝!ラッキー7物件

そして、この方が今回ご紹介するガラス職人の城勝彦さん。
とても気さくで優しい方です。お話が面白い方で、取材日はかなり長居して楽しんでしまいました。笑

城さんは小谷真三氏に憧れガラス職人を目指しはじめ、東北のガラス工場で2年間基礎を学んだ後に、独立して個展などを開きつつ技術を磨いてきました。

城さんが作られる作品はとても個性的で、中には歪んだ形をしているものもあるのですが、持ってみるとその歪みのおかげで持ちやすかったり、不規則な形にだんだん惹かれていくんです。
光に当ててみるとガラスの中の気泡もよく見えますね。
この気泡も作品ごとに違いがあるので全てが世界に一つしかない魅力になっています。

こちらが氷見に来てから作られた作品の展示コーナーです。
氷見に来てからは海を連想させる青色の作品が増えたと言います。氷見の海の幸や景色はとても気に入っているとおっしゃっていたので、そういう気持ちの部分も作品に反映されているんですね。

また、作品を魅せるのに使われている置物や小物の多くは物件の中に残っていたものだそうです。
今まで使われず埃をかぶっていたモノたちですが、古民家とガラス作品の雰囲気をうまく調和させる働きを持って再利用されています。

空き家の紹介や移住・定住のサポートをさせていただいている私としては、氷見ならではの作品を作られたり、古民家をうまく活用されていることがとても嬉しく思いました。

展示品をみて触って楽しみつつ、移住者さんとしてのお話も伺ってみました。

藤田:氷見に移住されたきっかけはなんですか?

城:前の場所を出なきゃいけなくなって、みらいエンジンの記事を見たのがきっかけかな。
元々富山にもほとんど来たことが無かったし、そもそも北陸は移住の候補に無かったんだけどね。

藤田:氷見に移住しようと思っていたわけではないんですね。笑 ではどうして氷見に決められたんですか?

城:記事で見た物件の納屋が大きくて賃料が安かったからだね。ガラス作りで使う窯を入れられるくらい広い納屋が欲しかったんだけど、納屋付きの物件をこの値段で借りれるのか!っていうのは運命のような感じだったね。家も広かったから物件を見た時点で、自宅で個展やれたら面白そうだなーって思ってたんです。

藤田:単身の移住者さんで、家が広いというのはデメリットになってしまうことも多いのですが、城さんのように個展を開いたりできたらメリットになりますね!
氷見の大きい家をうまく活用するいい例になったと思います。

城:今回は近所の方にこんなことやってますっていう紹介みたいな側面もあるんだけどね。

藤田:そうだったんですね。実際に近所の方の反応はどうでしたか?移住直後も含めて。

城:近隣の方は応援してくれています。ガラス職人なので窯で火を使うし、音を立てちゃうこともあるから最初は苦情とか来るんじゃないかと心配してたんだけど、全然そんなことなくて、むしろみんな優しく接してくれました。今回の展示会でも毎日来てくれたり、知人と来てくれたりと、いい人ばかりです。野菜もよくもらうしね笑

藤田:作業場としてぴったりの家で周りの環境もよくてとても居心地が良さそうですね。

城:そうなんです。笑 私は昔から旅が好きであまり一つの場所に止まっていられないタイプなんだけど、この前ちょっと遠くに出かけていた時、この家に帰りたくなったことがあったんですよ。今までそういうことが無かったんでよっぽど居心地がいいんだなって自分でもびっくりしましたね。笑

インタビュー後、移住の決め手になった納屋にも案内していただきました。

ガラス作りは通常複数人で協力して作品を制作するのですが、城さんは1人で全てやられているので使用する道具などにも工夫がたくさん詰まっています。

普段は中々お目にかかれない部分も見せて頂き、個人的にとても充実した取材になりました、城さんありがとうございました!

これからも住みながら作品の展示を行っていくとのこてでしたので、みなさんも一度足を運んでみてくださいね。

城さんのFaceBookアカウントは【こちら】