秘密にしたい、宝探しみたいなお店。お休み処くまなし「たんぽぽ」

こんにちは、みらいエンジンスタッフの岸本です。

東京から氷見市に移り住んでからというもの、食材の旬の季節に詳しくなった気がします。
スーパーの売り場にはいつでも同じ野菜や食材が揃っていて、旬なんてあまり気にした事が無かったのです。

例えば、6月頃には県内のローカルニュース番組で「鮎釣り解禁」のニュースが流れて、アユ料理の時期かと思ったり、
富山市の呉羽山に梨の直売所が立ち並ぶのを車の中から見ているうちに、夏になったら「梨の季節だな」と思ったり。
冬になれば御馴染、寒ブリの話題で市内が賑わったり。
土地と食生活が密接に繋がっている事を日々の中で感じます。
そんな風に、食材の豊かさや旬を感じる場所や物事のひとつとして、野菜の直売所があります。

今回は、熊無の直売所に行ってみました!

今回訪れたのは、お休み処くまなし「たんぽぽ」さん。

氷見市の中心市街地から車で約15分程度。
山道をぐんぐん進みます。

エスニック料理のまんがい家さんを過ぎて、トンネルをくぐると到着!

すぐ目の前に石川県との県境があります。

新鮮野菜、直売所、ののぼりに並んで「メダカ」の看板。

道路脇にもこの看板。

気になりつつ、店内へ。

平日の午前中にも関わらず、お客さんがひっきりなしにいらっしゃいます。
みなさんお目当てが最初から決まっているようで、何気なく立ち寄ってゆっくり物色というより、お目当てのものにまっすぐに向かい、お会計をしてお店を後にする方が多かったです。
県内側からも石川県側からもどんどん車が入ってきては目の前で商品が売れていくので、15時に閉店というのも頷けます。
筆者も急いで商品をカゴに入れていきます。

レンコンが連なった状態で売られているの、初めて見ました。

長い…!

実はここに来る前に、前情報で氷見の情報通&熟練主婦たちから「くまなしの直売所に行くならレンコンは絶対に買うべきよ」と聞いていたので、噂のアイテムを手に入れた無事に筆者、脳内で勝利のファンファーレが鳴り響きます。

こちらは氷見産の天草。
ところてんの原料ですね。
加工されたものしか見た事なかったのですが、この天草は夏が旬なのだとか。
氷見生まれ氷見育ちの筆者、「氷見産の天草」を見るのも存在を知るのも初めて。
直売所の方に「天草ももうそろそろ終わり」と聞いたので、こちらも一緒に籠へ入れました。

銀杏に似たこちらはなんと食用ほおずきの実。
未知との遭遇のオンパレードです。

地元 熊無産。ジャムにして食べる方が多いそうです。
気になる……食べてみたい。

青じその葉とクマザサの葉。

二つをブレンドしてお茶にして飲むと便秘に凄く効くとお店の方が教えてくれました。

富山県産と書かれていますが、氷見産の干シイタケ。こちらも有名なのだとか。

自家製の梅干し。

自家製のお餅。

ひっきりなしにお客さんが入ってくる様子を見ていれば、個数制限も頷けます。

迷いなくお餅を家族分籠へ入れながら、思いました。
ここはもしかしたら、「本当は自分だけの秘密にしておきたいんだけど、すごく良いから特別に教えてあげるね」と懐から取りだすとっておき情報のような場所なのではないでしょうか。

にんにくもとっても人気とおすすめされたので、おすすめされるがまま籠へ。

お会計して、マイバッグへと戦利品を詰め込みます。
食べるのが楽しみでワクワクしちゃいますね。
袋の重みが嬉しいです。

お店を出たところにワゴンがあったので覗いてみると、メダカがいました。

黒いメダカは初めて見ました。

可愛いですね。癒されます。
浮き草や、メダカが卵を産み付けるためのスポンジも売ってます。

ここにメダカが並ぶのを待つファンも多いのだとか。

直売所の裏手で山の景色の写真を撮っていたら、視線を感じて……
振り向いたらヤギが寝てました。

のどかだな~~~~~~

山の中に立っていると、緑の景色に目が癒されて、澄んだ空気に肺が綺麗になっていく感覚があって、数分だけの滞在で気分がリフレッシュしますね。

ちなみに、この県境の看板を過ぎてすぐの場所に、以前記事でお伝えした神子原の直売所があります。
直売所を梯子して、食材の食べ比べしてみても面白いかもしれませんね。

 

さて、山を離れて帰宅し、ゲットした天草でところてんを作ってみました。

作り方を調べている時に知ったのですが、俳句においては夏の季語のひとつでもあるらしいです。

これまで何気なく食べていたところてんですが、栄養について調べてみると、

食物繊維がとっても豊富で、水に溶ける性質の「水溶性食物繊維」と、水に溶けない性質の「不溶性食物繊維」の2つの食物繊維が含まれているそうです。
水溶性食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を低下させる働きがあるため、糖尿病や高血圧の予防・改善に役立ち、不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を活発にさせる働きがあり、便秘の解消につながります。
また、ところてんには、むくみ改善に役立つカリウムや、骨を丈夫にし、神経の興奮を抑える働きがあるカルシウムも含まれています。

何気にすごい食材なんですね…
ちなみに、カロリーもとっても低く腹持ちが良い、という一文に非常に興味がありました。

さて、初めてのところてん作り。てんやわんやで細かく画像に残せなかったのですが、
大きめの鍋にテングサを入れ、水をテングサがつかる程度まで入れ、煮出してバットなどの容器で自然に放熱させて固めるとゲル状になります。
これを棒状に細く切って、「天突き」とよばれる専用の木製の器具で押し出します。

このところてんですが、関西の方では黒蜜で食べるらしいですね。
おやつ感覚なのでしょうか?
もしかしたら、関東や東北ではまた違った食べ方もあるのかもしれませんね。
北陸では酢醤油が定番です。

天草から作ったところてん。味が濃い目でしっかりとしている麺を、酢醤油とおろしショウガでさっぱり。喉ごしは最高に良いので、ちょっと食欲の無いときも食べれちゃいますね。

次はどんな旬の食材と出会えるのか楽しみです。

 

お休み処くまなし「たんぽぽ」

氷見市上余川5198-1
0766-76-1180
9:00~15:00

「働く」について考え、人生をより楽しく。

「リカレント教育」と言う言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
日本では「学び直し」や「働きながら学ぶ」といった意味であり、近年の急激な技術革新などによって必要になった「新たな知識・スキルの習得」の手段として注目を浴びているのです。

「仕事のためにパソコンの使い方を学ぶ」といったように、すでに実践されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

氷見市もこの「リカレント教育」に注目し、今年リニューアルオープンした海浜植物園に「リカレント研修室」を設置しました。

そしてこちらを拠点にリカレント教育の推進を行っているのが、今回お話を伺った地域おこし協力隊の姫野知佳(ひめのはるか)さんです。

今回は9月12日(土)に開かれる連続講座 「1+1」 についてお話を伺ってきました。

ーー本日はよろしくお願いします! まずはこの研修室についてですが、植物園にこういった研修室があるというのは新鮮な気がしますね。

姫野:子供を連れてきてくれる親御さんも、楽しんだり得るものがある場所にしたいということで整備されました。
親御さんの中には共働きで子育てをされている方もいらっしゃると思うので、そういう方に理想のワークスタイルを実現させるための一歩になれればなと思っています。

ーーそれにしてもオシャレな空間ですよね。笑 開けた視界でリラックスできますし。

姫野:そうなんです! この研修室は貸し出しも行っているのですが、キッチンなんかもあるので色んな方に利用してほしいです!

ーーそれでは本題の「1+1」について伺っていきたいと思います。リカレント教育というと「仕事に必要なスキルを得る」というイメージがありますが、こちらはどんな講座なのでしょうか。

姫野:「1+1」は何かを教える講座ではなく、「働く」について考えてみようという講座なんです。
「趣味を仕事にしてみたいなー」とか「今のワークスタイルになんとなく満足いってない」とか「仕事」や「働く」に対して漠然としたモヤモヤがあれば、まずはそれを形にするところから一緒に行っていきます。

講師を勤めてもらう尾野寛明(おのひろあき)さんは「地域づくり超入門塾」というものを各地で開講されています。尾野さんは「話す」よりも「聞く」ことに重点を置かれている方で、『1+1』でも一方通行の講座ではなく、受講者も気軽に意見を言える場にしたいと思っています。



ーー確か尾野さんは『UMINO APAMACHI SCHOOL』でも講師を勤められていた方ですよね?

姫野:そうなんです。そして実は私も2年前の『UMINO APAMACHI SCHOOL』に参加して、モヤモヤが形になり、今の活動に至っているんですよ。

ーーそうだったんですね!ちなみにその講座参加以前に感じていたモヤモヤとはどんなことですか?

姫野:⼥性の「働き⽅」に違和感を感じていました。私は⾼岡出⾝なのですが、⼩さい頃から、私の周りにあったのは「⼥性は就職後はなるべく早く結婚して、結婚後は仕事を辞めて家事をする」という考えでした。
私もそれが自分の⽣きていく道だと思っていましたが、⼤学や就職を経てこの考えに疑問を感じるようになりました。
それは多くの⼈と出会い、⼥性の活躍を⽬にしたことで今までの生活では出会えなかった「働き方」や「生き方」の選択肢と出会うことができたからです。
もちろん今までの考え方を否定するつもりはありません。しかし、「こうあるべき」という固定概念によって、多様性のある選択肢を持ててない人は多いのではないかと思うようになりました。

ーー今の活動の根底にはそんな思いがあったんですね。

姫野:はい、ですがこの思いも『UMINO APAMACHI SCHOOL』に参加していなければモヤモヤしたままだったと思います。笑
『UMINO APAMACHI SCHOOL』は「創業しなくてもいい創業塾」といったコンセプトで、気軽に話し合える場でした。同じような悩みがある人同士で協力して新しいことを始めたり、アドバイスをしあったり。1人ではなくみんなで形にしていく作業をしている感覚だったんです。
そして、私はそこで出会った仲間に紹介してもらい、氷見市の地域おこし協力隊として活動しています。
1人でモヤモヤしていた頃と比べると毎日がとても楽しくなりましたね!笑

『1+1』も新たな仲間との出会いの場、自分の意見を発信しやすい場にすることで、新しい自分への第一歩目をサポートさせていただきます!

ーー『1+1』をきっかけに人生が楽しくなる人が増えるといいですね! 取材を通して姫野さんの熱い気持ちがとても伝わってきました。本日はお付き合いいただきありがとうございます!

姫野さんとお話をして、「働き方」というのは自分の人生の満足度に直結するものだと強く感じました。
「働く」ということに焦点が当てられた講座ではありますが、自分の人生をより充実させたいという人はぜひ参加してほしいなと思います。

『1+1』はオンラインでも開講されるようなので、現地で受講するのが難しいという方はオンラインでの受講も考えてみてくださいね。

植物園で開かれる講座の初回は9月12日(土)14時〜16時です。(受講料は無料。ただし、研修室での受講の場合は別途入園料がかかります。)
こちらはzoomで見学会も開いていますので、興味はあるけどまずはどんな様子か知りたいと言う方はぜひ見学会へ!

オンライン講座の初回は9月23日(水)19時〜21時になりますのでお間違いのないようお気をつけ下さい。

お問い合わせ、詳しい情報はリカレント研修室のSNSで!
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氷見市海浜植物園
住所:富山県氷見市柳田3583
電話:0766-91-0100

昭和を感じる氷見の名スポット

氷見に移住してからもうすぐ半年。筆者は移住前に比べ、自然を楽しむ機会が増えました。

釣りを始めたり、海沿いをサイクリングしたり、今までとは全く違う休日を楽しんでいます。

氷見に移住を考えている方の中にも、海や山に魅力を感じている人は多くいるでしょう。

ですがもちろん、氷見の魅力は自然だけではありません。
これまでもみらいエンジンの記事で魅力的な“人”や“場所”などを取り上げて来ましたね。

そして、今回ご紹介するのは筆者が氷見に移住した当初から気になっていた場所。
人づてにもとても面白い場所だと伺っていたのですが、ようやく遊びに行くことができましたのでその様子をご覧ください。

旧国道160号線を市街地から高岡方面に進むと、左手にホウロウ看板がズラッと並んだ建物が見えてきます。
ここは「氷見昭和会館」。“昭和”にこだわり収集した品々で昔懐かしい裏路地商店街を再現された館内になっています。

こちらが館長で似顔絵師の蔵田幹善(くらたみきよし)さんと妻の正子(まさこ)さん。
幹善さんは元市役所の職員であり2011年に退職後、昭和館をオープンされました。
とても芸達者な方で、マジックや似顔絵などで来館されたお客様を笑顔にしています。

幹善さんがコレクションを始めたのは十数年前、きっかけは現在の五円硬貨の前に発行された穴の空いていない五円硬貨との出会いだったそう。
同僚に見せられた古い硬貨が懐かしく300円で譲ってもらったと言います。

館内には昭和を感じさせるものがたくさん展示されています。
しかも、コレクションは自宅や倉庫にまだまだあるということなので驚きです…

現代の物とは全く違うかっこよさ。
数十年で技術や世界観が急激に変わっていったんですね。

2階はお店再現コーナー。
現在は20店が展開されており、昭和館の見所になっています。
元々は幹善さんが集めたコレクションを展示していましたが、今はお店が廃業する際にまとめて譲り受けた物も多くあるそう。

ユーモア溢れる幹善さんは、「もしお店が廃業になってもこの昭和館の商店街に新しいお店がオープンするだけだ」と笑顔でおっしゃります。

館内をゆっくり楽しんだ後は喫茶コーナーでコーヒーをいただきました。
正子さんこだわりのコーヒーはそれ目当てにきてくれる方も多いそうですよ。

ドリンクを楽しみながらお二人とたくさんおしゃべりもできますので、昭和館にきたら喫茶コーナーでゆっくりされることをおすすめします!

展示品だけでなく、お二人の人柄にも触れると、より昭和館を楽しめるはずです。

また、昭和館では似顔絵を書いてもらうこともできます。
基本的には有料で承っているそうですが、鉛筆書きのサービス絵も運が良ければ書いてもらえるかもしれませんよ。

平成生まれで昭和の物にはほとんど馴染みのない筆者ですが、展示品が楽しめたのはもちろん、サービス精神旺盛なお二人に色々楽しませて頂きました。

昭和を知る方も、知らない方も、一度足を運んでみてはいかがでしょう。

氷見昭和館のHPは<こちら

移住者ガラス職人さんの個展に行ってきました!

昨年氷見に移り住んだガラス職人の城勝彦(じょう かつひこ)さんが、久目地区にある自宅で個展を開かれるということで、取材をさせていただきました。
ガラス職人さんとしてももちろんですが、移住者さんとしてもお話をたくさん伺えましたので楽しみにご覧ください。

久目地区は氷見の山間地域に位置しており、田園風景が広がるエリアです。
この辺りは近年移住者が増加している地区でもあり、氷見の中でも注目の場所なんです!

こちらが城さんの住まい兼今回の個展の会場になります。
過去の記事でこちらの物件の紹介を行っていますので合わせてご覧ください!
お宝!ラッキー7物件

そして、この方が今回ご紹介するガラス職人の城勝彦さん。
とても気さくで優しい方です。お話が面白い方で、取材日はかなり長居して楽しんでしまいました。笑

城さんは小谷真三氏に憧れガラス職人を目指しはじめ、東北のガラス工場で2年間基礎を学んだ後に、独立して個展などを開きつつ技術を磨いてきました。

城さんが作られる作品はとても個性的で、中には歪んだ形をしているものもあるのですが、持ってみるとその歪みのおかげで持ちやすかったり、不規則な形にだんだん惹かれていくんです。
光に当ててみるとガラスの中の気泡もよく見えますね。
この気泡も作品ごとに違いがあるので全てが世界に一つしかない魅力になっています。

こちらが氷見に来てから作られた作品の展示コーナーです。
氷見に来てからは海を連想させる青色の作品が増えたと言います。氷見の海の幸や景色はとても気に入っているとおっしゃっていたので、そういう気持ちの部分も作品に反映されているんですね。

また、作品を魅せるのに使われている置物や小物の多くは物件の中に残っていたものだそうです。
今まで使われず埃をかぶっていたモノたちですが、古民家とガラス作品の雰囲気をうまく調和させる働きを持って再利用されています。

空き家の紹介や移住・定住のサポートをさせていただいている私としては、氷見ならではの作品を作られたり、古民家をうまく活用されていることがとても嬉しく思いました。

展示品をみて触って楽しみつつ、移住者さんとしてのお話も伺ってみました。

藤田:氷見に移住されたきっかけはなんですか?

城:前の場所を出なきゃいけなくなって、みらいエンジンの記事を見たのがきっかけかな。
元々富山にもほとんど来たことが無かったし、そもそも北陸は移住の候補に無かったんだけどね。

藤田:氷見に移住しようと思っていたわけではないんですね。笑 ではどうして氷見に決められたんですか?

城:記事で見た物件の納屋が大きくて賃料が安かったからだね。ガラス作りで使う窯を入れられるくらい広い納屋が欲しかったんだけど、納屋付きの物件をこの値段で借りれるのか!っていうのは運命のような感じだったね。家も広かったから物件を見た時点で、自宅で個展やれたら面白そうだなーって思ってたんです。

藤田:単身の移住者さんで、家が広いというのはデメリットになってしまうことも多いのですが、城さんのように個展を開いたりできたらメリットになりますね!
氷見の大きい家をうまく活用するいい例になったと思います。

城:今回は近所の方にこんなことやってますっていう紹介みたいな側面もあるんだけどね。

藤田:そうだったんですね。実際に近所の方の反応はどうでしたか?移住直後も含めて。

城:近隣の方は応援してくれています。ガラス職人なので窯で火を使うし、音を立てちゃうこともあるから最初は苦情とか来るんじゃないかと心配してたんだけど、全然そんなことなくて、むしろみんな優しく接してくれました。今回の展示会でも毎日来てくれたり、知人と来てくれたりと、いい人ばかりです。野菜もよくもらうしね笑

藤田:作業場としてぴったりの家で周りの環境もよくてとても居心地が良さそうですね。

城:そうなんです。笑 私は昔から旅が好きであまり一つの場所に止まっていられないタイプなんだけど、この前ちょっと遠くに出かけていた時、この家に帰りたくなったことがあったんですよ。今までそういうことが無かったんでよっぽど居心地がいいんだなって自分でもびっくりしましたね。笑

インタビュー後、移住の決め手になった納屋にも案内していただきました。

ガラス作りは通常複数人で協力して作品を制作するのですが、城さんは1人で全てやられているので使用する道具などにも工夫がたくさん詰まっています。

普段は中々お目にかかれない部分も見せて頂き、個人的にとても充実した取材になりました、城さんありがとうございました!

これからも住みながら作品の展示を行っていくとのこてでしたので、みなさんも一度足を運んでみてくださいね。

城さんのFaceBookアカウントは【こちら】

対話する時間を <考えるパンKOPPEができるまで> 最終回(後編)

皆さん、こんにちは。写真家の北条です。
 
前回同様、お送りするのは、<考えるパンKOPPEができるまで>の最終回・後編。考えるパンKOPPE・竹添あゆみさんとの対談をお届けしていきます。
※前編はこちら
 

 
<過去の記事>
 
街中の明日を「考える」。
 
街の変化と共に。
 
蕾がひらく頃
 
対話する時間を(前編)
 

 
今回の企画では、考えるパンKOPPE店舗の2階、竹添さん夫婦のご自宅にお邪魔して対談させて頂きました。窓から差し込む昼下がりの光を受け、白を基調とした室内が優しい色合いに染まる朗らかな雰囲気のなか、約1時間にわたる対話を楽しみました。
 

 

 

 
またこちらでは、設計を担当された建築家・能作文徳さんと、能作さんが勤められている大学の学生さんと一緒に、珪藻土塗りを行ったのも思い出のひとつです。
 

 

 

 

 
後編では、氷見での暮らしのことや、教育・戦争・文化のことについて対話していきます。それでは、最後までお楽しみ下さい。
 

(※対談日:2020年4月12日※)
 
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<氷見での暮らしと県内の良さのこと>
 
※前編のつづき※
 
写真家・北条巧磨(以下、北条) あゆみさんは、氷見へ移住されていますよね?どうですか?外側から見て氷見は。少し話は変わりますけど。
 
考えるパンKOPPE・竹添あゆみ(以下、竹添) 私は、昔氷見で働いた時にいいなと思っていたので住みました。JAのガソリンスタンドが、朝日山の麓にあるじゃないですか?そこに『地産地消で元気なひみ』って大きな看板があるんですよ。あれは良いなーと思っていました(笑)。
 
北条 なるほど!
 
竹添 その時、「氷見って地産地消出来るんだ!氷見ってすごいな」と思ったのを覚えていて、かれこれ10年前くらいなんですけど。いまも立っていますよね。こんな時だからこそ、地産地消が出来るって稀有だし、豊かで良いよねって。観光とかをあまり意識したことがないんです。住んでいる人たちが、そこでできたものを食べたり、採れたものを食べたりして、というのが循環しているのだったら、こんなに良いところはないなと思いました。
 
北条 地産地消・・・なるほどですね。氷見って、お魚のイメージが強くて。寒鰤だったり。でも楽しいことって、もっと沢山あるじゃないですか?街中にしても里山にせよ海にせよ。それをもっとこう、自分はしっかり伝えたいです。暮らしの楽しさを。 
 
竹添 具体的に誰に伝えたいですか?
 
北条 自分は、富山県内の人に対して伝えたいのですよね。県外の人へももちろんなんですけど。日本には沢山あるじゃないですか?47都道府県の良いところや魅力が沢山。だからまあ、氷見じゃなくて、他のところでも良いと思うのです。富山県内の人って、旅行へだったり、進学・就職とかで県外へ行っちゃったりしますよね。だからこそ、県内の良さをもっと知って欲しいと思います。「何もない。」という考えから、観光地や都会へ行っちゃって・・・。それって、すごくもったいないなあと自分は感じています。
 
竹添 富山県内の人をターゲットにするのなら、説明は必要かもしれないですね。それは思います。海外とかに向けてだったら、むしろ説明が無い方が伝わるかもしれないですけどね。
 
北条 大型ショッピングセンターも良いですけど・・・ってなります。
 
竹添 なんかこう、身近な生活のなかに、山があったり海があったり原っぱがあったりするっていうのは、いろんな日本各地にあるかもしれないけど、それが自分たちの近くにあるっていうのが大事なことだから。身近に手が届くところに。でもまあ、外の情報を見ていいなーとか思っちゃうのも分からなくはないですけど(笑)。
 
北条 まあ自分も一回、進学で県外へ出ているというのもあるので。出たからこそ分かる富山の良さというのも知ったのですけど。氷見市に限らず県内の人が、県内の魅力をもっと知るべきだとは思いますけどね。
 
竹添 自信をもってね!
 
北条 そうなんですよね!自信をもってね!
 
竹添 県出身のスポーツ選手とかすごい人が出た!ということで、自分たちがこう喜ぶっていうのは分かるけど、それだけじゃなくて、この平常の毎日、日常が良いのだということに自信を持って欲しい。
 
北条 そういうことです。そういうことです。
 
北条 例えば富山市内から、井波や福光へ行くとプチ旅行じゃないですか?富山県に居ても、様々な文化が沢山ある。そんなことを楽しめるような雰囲気になるといいな、なって欲しいなと思うのですけどね・・・。
 
竹添 どこかの真似しなくたって、今ここが良いんだよっていうね。
 
北条 そういうのを伝えたいなと。ただ今、コロナの影響で県外にも出られない状況(※対談日:2020年4月12日※)になってきているので、変な話、見つめ直す良いチャンスなのかなと思っていますね。
 
竹添 ソーシャルディスタンスは取りやすい環境にはあるから。そうですよね。見つめ直して、自信を持って。
 

 
<教育と学び続けること>
 
北条 あゆみさんは教育の現場で働かれていたこともあり、働く立場の視点から、日本の教育ってどうなのかな?とお聞きしたいです。高校の先生で、東京で働かれていたのですよね?富山の教育も分かる範囲になると思うのですが。
 
竹添 富山で2年間、常勤講師を2年間やって、その後東京で10年くらい高校です。
 
北条 どうなんですかね?日本の教育って・・・。
 
竹添 学校に限って言えば、悪いとも思わないけど、もっと変化しても良いのになあと思うことはあったかな。でも、それは制度のことと言うよりは、ひとりひとりの先生たちの考え方とか子供に対する姿勢とかそういうので。もっとこうなったら良いなあと思うことが2・3割あったけど、7・8割くらいは皆さん頑張っている。否定的な立場ではないです。
 
北条 自分は教育を語る人ではないですけど。やっぱり、教育ってとても大事だなというのを、最近はすごく思っていますね。日本の教育は、平均的なヒトを作ってしまうというか、右へ倣え的な空気感があってー、というのを感じています。それは良くないなと思いつつ、日本の教育って、本当に大丈夫なのかな?と思ったりしています。
 
竹添 公教育ですからね。明治時代とかで全員が教育を受けられない時は、ぴょんと飛び抜けた人が10歳くらいで大学入ったりとか、そういうこともあったので、まあ良くも悪くも、押し並べてみんなが同じパッケージの教育を受けることができるという意味では、日本は世界的に比較してもすごいなと思います。ただその、副作用もやっぱりどうしても出てしまう。出る杭がない状態に、押し並べられてしまうというのは、確かに面白くないですよね。うんうん。
 
北条 自分は高校に居た時に、大学入試試験の為のドリル式教育だとか、そもそも入試自体が暗記ゲームみたいな感じになっているなというのを思っていて。そしてそれが、すごく面白くなかったというのが本音でした・・・。不満があったのですよね。
 
竹添 確かに昔と違って人口は減っていて、少子化はネガティブなイメージで語られるのが多いですけれども、それだけその子に応じたカリキュラムなり、本を渡すことができるとも考えられます。「この本を読んでみなよ」って渡すことで、その子をひとつ引き上げて、広い世界を見せてあげられる。そんな風にできたら変わるかもしれないですよね。沢山居て、みんなと同じ基準でその子を見る時代はもう終わっちゃったから。だから大学も、AO入試とか、ひとりひとりの興味関心や資質を見る方向にシフトチェンジしている。ただその、「この子にこういうことが語りたい」とか、「その子にこういうことを伝えたい」と思った時に渡せる本を、自分のバックグラウンドに持っているとか、「あの子にはそういう言葉をかけてあげたいな」と思えるように普段から関わっているかとか、そういうものを鍛えていないと、「今だ」というタイミングを逃してしまう。すごく難しいですよね。生徒に対する意識を保たなければいけないというか、勉強し続けなきゃいけないのは教員の方だなあ、と思います。
 
北条 なるほど、教員も勉強し続けなければいけないですか。
 
竹添 そうそう。だから、教員はたぶんこれで完成っていう教員像はなくて、常に勉強ですね。
 
北条 でも教員の方って、すごいですよね。なんだろう、ロールモデル的な正解もないし、ひとりひとりの先生によってタイプも違うし、やることの量も大変ですよね。部活動だとか。
 
竹添 私は、部活動は働いているうちはあんまりやらないで終わっちゃったんですけど。もしやってくれと言われたら、授業と部活動と自分の生活の両立はできないのでちょっと困ったなと・・・。今、働き方改革って言ってますけど、これを機に方向転換してもいいのかなと思います。上から目線なことを言っていますけど、基本的に先生たちはすごく頑張っていて、うん。本当に大変な中、よくやって下さっているので、ありがたい限りです。ただ、同じく勉強をし続ける者として、応援したいな、できれば色々シェアしたいなと思います。勉強し続けないと、本当に堕落しちゃう職業だとも思います。
 
北条 先生の勉強ですね・・・確かに。
 
竹添 ほんとほんと。勉強しないのに、「先生!」「先生!」って言われちゃうのは、ものすごく怖いことだと思うので。
 
北条 素人目線で思うのは、1年間のサイクルのなかで生徒に教えることをやっているので、同じことを繰り返し教えるようになってくるじゃないですか。例えば、1年生から6年生を教えてまた戻ってと。確かに、教員が勉強しないようになってしまいそうです。
 
竹添 忙しすぎてね。ほんとほんと。でもよくやっていらっしゃいますよね、うちの子ひとりでも大変なので、それで30人・40人なるともう大変だなあと思いますね。いつも本当にお疲れ様です。だからこそ、一緒に勉強しましょう。その姿を、どんどん子どもに見せましょう。
 
北条 働き方もそうですけど、学び方も変わっていきそうだなという流れはあるじゃないですか。それこそ、インターネットが普及してから、教育のあり方の変化があったりだとか、絶対学校に行かなくてもよいだとか。今のこの状況下で見えてきましたよね。
 
竹添 不登校な子たちを、今まで奇特な目で見てきたけど、その生活が全員になったような感じ。身近に思えるようになるかもしれませんね。
 
北条 あと、勉強が好きな子や元々出来る子って、自分からでも勉強するじゃないですか?その差がすごく出そうだなと思います。遊んでしまう子と勉強する子とで格差が出てきそうですけど。
 
竹添 まあその勉強を、何で計るか?というのもありますけどね。遊びだと思って虫ばっかり追いかけて、「また遊んでばっかり」って言われてた子が虫博士になったりとか。だからまあ、自分から見つけて何かをすることであれば、それは止めなくても良いのじゃないかなと。
 

 
<戦争とこれからの生き方のこと>
 
北条 戦争についてイベントをされているじゃないですか?それはどういう想いからやられているのですか?
 
竹添 それはやっぱり、忘れちゃいけないから。戦争を記した本などをたくさん読んだわけではないし、記録した写真集も進んでは開かないし。あんまり、具体的な歴史をよく知っているわけじゃない。夫の方がその点詳しいので、お任せって感じなのですけど。でも、戦争に関するイベントをやらなきゃいけないと思うのは、ただ”忘れちゃいけない”っていう想いがあるから。3.11の震災も、別に私が何をできるわけでも、大きな被害を被ったわけでもないですけど、ただ忘れちゃいけないと思ったからキャンドルナイトをしようとか、電気を使わないでいてみようとか。
 
竹添 特に戦争はどんどん、実体験をした方がお年を召しているので、実際の体験に触れる機会って間違いなく減っている。けれども、戦争文学とか戦争記録とかで語り継いできたものとか、アーカイブスみたいなものが残っている。それを忘れないように。
 
竹添 今回のコロナの件もそうですよね。忘れちゃいけない。100年前に同じようなことがあったのに、忘れていた、油断していた、みたいなところがありますよね。歴史は語っているというか、やっぱり同じ流れというのはあるから、その時の反省を忘れない為に。こうなった今、特に戦争が起こるんじゃないかとかは、ずっと考えてる。
 
北条 ”忘れない”という言葉に、自分はピンと来ましたね。正直なところ、戦争について語ろうとなると、ちょっとハードルが高くて・・・と思っていました。戦争を語るのは、自分で良いのかな?とか。
 
竹添 やっぱそう思っちゃいます?全然そんなことはないです。私も大して知っているわけでもなんでもないので。
 
北条 でも”忘れないこと”が、キーワードになっていくと、もしかしたら「自分も!」ってなるかも。
 
竹添 そうなんですね。若い人なかなか聞いてくれないなーと思っていたのですよね(笑)。そっかハードル高いのかあ・・・。なんて言えば良いのですかね?もう少しライトな方が良いのかもしれないけど。慰霊式とか、そういうのは全然行ったことないですけど、「そういうことがあったんだって、どうしよう怖いね。私たちはどうしたらいいんだろう。」みたいな話をするだけでも、なにかしら意味はあるかなと。
 
北条 なるほどそうですよね。戦争の時もですし、今回のコロナもそうですけど、緊急事態の時って、やっぱり人の本質が出ちゃうなと感じました。人の怖さとか特に。もちろん優しさも見えますけど、批判とか誹謗中傷とか、切羽詰まった時の人間の本性が見え隠れしますね。
 
竹添 この後ですよね。ナショナリズム的な流れになっちゃうとイヤだな。どっちで物事を見るか。このあと世界の人たちが、みんな繋がっているんだね、よく頑張ったねと称え合える日が来ると見るか。それともこれから、もっと引きこもろう、もっと排他主義になろう、自分たちの食料は分け与えないぞ、みたいな世界になるか。分かれ道なのかなと。
 
北条 その中でも、資本主義社会の中でーとなるじゃないですか。どう上手くやっていくかですよね。経済を見てとか・・・。
 
竹添 経済ねえ。いままでの経済とかっていうのも、たいして勉強はしていないですけど、ちょっともう取り敢えず、成長を目指す方向からはシフトチェンジした方が・・・。
 
北条 そうなんですよね。そこら辺もガラッと変わっていきそうですね。
 
竹添 インフラと文化。人が生きていく為のインフラを、みんな安心して供給されて、それを維持できて文化を楽しんで、みんなで守っていけるということを私は求めたいかな。最近の「自粛解除」=「経済活動再開」と安易に捉えるような言い方は、どうなんだろう。それ以外にも、もっと「人の営み」はあると思う。生活を維持する為の経済は必要だと思うんですけど、それ以上の余剰分は何にするのか、イマイチ想像が付かないので、私の庶民生活ではね。政治をやっている人たちとか、大企業の人たちとかが言っている「経済」の中身の想像が付かない。
 
北条 確かにそうですね。
 
竹添 それも今回の件で、浮き彫りになったじゃないですか?国の考えていることと、一般市民が考えている生活とのギャップの大きさが今、結構露呈されていて。なぜ今私たちの世界がこんなことになっているのか、ようやく真剣に考え始めた。そう意味では、これから先どのようになっているか興味があります。
 
北条 どう変わっていくかですね。不安ももちろんありますけどね。
 
竹添 そう、それこそ北条さんたちの世代が背負っていく(笑)。
 
北条 娘さんのもですよ(笑)!
 
竹添 うちの娘はまだまだですけど(笑)。どうなっていくかですよね。昭和の高度経済成長みたいなのをお手本にしない、新しい豊かさの価値観が創り上げられて、それで世界中が手を繋いで、みんなの毎日が豊かになる。どっかだけがお金持ち、どっかだけが貧困じゃなくて。不条理に命を奪われたり、報復や信仰のために武装したりしなくていい・・・。それはまあ、たぶん、私たちも北条さんも、どのような意識でこれからを生きていくかですね。
 
北条 難しいですよね・・・。考えていかなければですね。
  
竹添 難しいですけど、そう考えながら、希望はもっていたいなとは思います。
 

 
<文化と日常の星屑集めのこと>
 
北条 少し前に、まち歩きやフォトウォークみたいな形で、「カルチャーを作っていきたいね」と一緒にお話しをしていて、自分も実行できたらなあと思っています。でも、カルチャーを作るって難しいというか、一朝一夕でできるようなものじゃないですか?あゆみさんが思い描く、と言ったら言い過ぎかもしれないですけど、氷見のまちなかカルチャーとして望みはありますか?
  
竹添 そうですね。お店をしていて沢山、今までお会いしたことがなかったご近所さんにお会いするんですけど。皆さんすごい、ハツラツとしてお洒落なんですよ!もちろんお店をやってらっしゃる方もいるけれども、そうじゃない方もいらして。人に見せる為でなくて、自分の為に日々、小綺麗にちゃんと清潔に保つとか、ちょっとお洒落をするとか。見えないところでも、「今日はちょっと、靴下にワンポイント、自分で刺繍してみたの」みたいな。そういう自分の為に、綺麗でいたいというカルチャーというか、日常があるんだなあと思いました。そういうちょっとしたことを見つけて、スポットを当てていけたらいいなあと思いますね。内なる美しさとか、内なるトキメキみたいなものがずっとあって欲しい。それらをピックアップするとしたら、それこそ、お写真とか文章とかで、「こんなに皆さん素敵なんですよ」というのが、分かるといいかな。
   
北条 確かにお洒落でしたよね皆さん。プレオープン当日に、取材していて自分も感じました。お洒落な方が沢山おられて!
  
竹添 そうそう。新しいものじゃなくてもね。別にヴィンテージとかじゃなくても、何かしらポリシーを持っていらっしゃる方が多いので。そういうのが良いと思える価値観を共有できればいいなって。
   
北条 ただお洒落して出かけるところがなかったのかも(笑)。
  
竹添 (笑笑)そうかもしれないですけどね。
   
北条 でもお洒落したいですもん、KOPPEさんへ行く時とかは特に。少しお洒落して行きたいと自分も思うから。
  
竹添 ほんと皆さんお洒落ですよ!さっと、お店の段を降りていかれる姿を見ていると、「おー!マスタードイエローのタイツ素敵!」「お着物の小物使いがモダン!」ってこともあったりして。なんかね、そういうのは私だけ気付いているのはもったいないかなあー(笑)。みんなが知って良い、素敵なことを拾って。星屑集めみたいなことが出来たらいいなと思いますね。日常ですよね。大事なのは日常。
   
北条 なんか良いお話しを最後に聞けましたね!
  
竹添 実現するか分からないですけどね(笑)。
   
北条 いやーなんか、少し前に「氷見に新しいカルチャーを作っていかなければならないね。」なんてことを話していましたけど、いま既にあるので安心しました。
  
竹添 今あるものを発見したり集めて、美しい星をちょっと集めてみたいな感じですね。
   
北条 これから素敵な流れができていきそうですし、楽しいことをしていきたいですね!はい。それでは、これで対談を終わりたいと思います。貴重なお時間をありがとうございました!
  
竹添 ありがとうございました!
 

 
おわり。
 
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<後編のあとがき>
 
過去の記事を含め、連載<考えるパンKOPPEができるまで>を振り返ると、この後編でお送りした内容は、これまでお届けしてきた文脈とは異なるものでした。教育や戦争といったトピックに加え、昨今の情勢を受けてお互いが今感じている時事・社会問題的なことも織り交ぜながら対話してきました。筆者の知識不足もあり、浅く広い表面的な内容にはなってしまいましたが、その中でも、日々の暮らしや日常の中で大切にしていきたいこと、例えば「学び続けることの大切さ」や「忘れないことの意味」などなど、素敵な気付きを竹添さんから頂くことができました。そういった、日常の些細な発見が沢山詰まったこの対談を、皆さんへお届けすることは、何かしらの価値があったのではないかと感じています。
 
今回の対談を通して感じたことのひとつに、『対話をすることは、考えることや学ぶことと密接に繋がっているのではないか?』というものがありました。普段の生活では馴染みの無いような事柄であっても、他の誰かと対話をすることで、“自分ごと”として捉えられるようになったり、自分が興味を持っていることと繋がっているのでは?と感じられるようになったりするのです。筆者の場合、このコロナ禍で顕在化した社会の歪さに疑問を抱きながら、具体的な何かが分からずモヤモヤとしていましたが、今回の対談をきっかけに、様々な分野のニュースに目を向けてみるなど、日々の行動に少しずつ変化が生まれました。様々な年代、性別、職種や国籍など、それぞれの価値観を越えた対話は、良い意味の「変化」が生まれる原動力になることでしょう。
 
刻一刻と、物事や価値観が移り変わる2020年の現代。対話をきっかけに”自分ごと”として課題意識を持ち、能動的に学び考え続け、小さな一歩でも行動することが出来れば、私たちの世の中は少しずつ生きやすくなると信じています。そして、対話をすることから始まる循環型社会があるのなら、これからは皆さんと一緒に、次の一歩を踏み出していけたらと願います。
 
これにて、後編のあとがきと同時に、連載のまとめとしたいと思います。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
 

出会いから生まれる形、色。ー「FCTRY」でシルクスクリーン体験ー

まだまだ出口の見えない不穏な空気の流れる日々に、じっとりと毛穴を塞ぐような湿気に包まれ、息苦しさを感じてしまう梅雨の季節。
新しいニュースに心が躍りました。
みらいエンジンスタッフの岸本です。

弊社の事務所から徒歩30秒足らずの場所に「FCTRY」(ファクトリー)というシルクスクリーンの工房がオープンしたと聞いて、早速、お邪魔いたしました。
そして今回は、スタッフユニフォームも作らせて頂こうという事で、Tシャツづくりも実際に体験してきましたので、その模様もお届けします!

実はこのFCTRYさん。
以前にもこのブログの記事内に登場しています。
2020年3月、ふるさとワーホリスタッフがヒラクさんのイベントで体験したシルクスクリーンのワークショップ。

当時は店舗を持たずにイベント出展を中心に活動されていたお二人、田中さんと萩原さんが、工房兼お店を開かれたという事です。
そういえば、物件を探しているとき事務所に相談しにいらっしゃっていて、筆者もお会いしました。
あの時のお二方が、いよいよお店を……と感慨深くなりながら、お話を伺ってみました。

お二人は元保育士で、職場の先輩と後輩だったそう。
好きな音楽やファッション、考え方や価値観など、気が合う部分がたくさんあり、友人のような間柄になっていったとか。
そしてお二人とも、雑貨が好きで、将来はお店をやりたいという夢を持っていたそうです。

保育士を退職した後、セレクトショップという目標を抱きながら県内のアパレル店で働く中で、お二人にとって二つの出会いが訪れます。
まずは、インターネット販売が主流の世の中で、県内間でさえも通販の利用が多いと気付いた事。
それがなぜ「出会い」なの?とお思いでしょうか?
お二人がこの状況を知り、ネット販売が主流のアパレル業界だからこそ、モノづくりを体験したり楽しめる場所があればいいのでは、と展望が広がり、次の目標と出会ったからだと、筆者が感じたからです。

お二人の気付きから繋がった次の展開。それもまた「出会い」でした。
共通の趣味の音楽ライブのため福井県を訪れたお二人は、現地で開催されていたモノづくり系イベント内のワークショップに参加したそうです。
そこで出会ったのが、シルクスクリーン。

後にお二人の師匠となる方の元、シルクスクリーンを学ぶ中でお二人の中にどんどん工房に対する気持ちが熱を上げていきます。
「インターネットで市販品を手軽に入手できる時代だからこそ、モノづくりを経験してほしい」「子供達が遊んだり、モノづくりを体験できる場所を作りたい」という想い。
そして、「人生は一度きり。挑戦しよう」という想い。
「無理かもしれないと感じた事や不安はありませんでしたか?」と筆者が尋ねると、「不安もあったけれど、『失敗があるとすれば、やめる時が失敗。今しているのは失敗ではなく経験』という知人の言葉に、なるほどと思った」と語っていました。
あまりにも良い言葉すぎて、筆者、胸に100回くらい刻みたい、なんならその言葉をTシャツにプリントして帰りたいと思いましたが、今回はおとなしく用意してきたみらいエンジンのロゴでスタッフユニフォームを作ります。

今回のTシャツづくりの様子を動画にしましたので、そちらもご覧ください。→【動画URL】

今回用意したデザインはこちら。

みらいエンジンのロゴを用いて、図案を決めました。

版を作るため、原寸サイズで白黒の状態にして持ち込みます。

デザイン原画は紙に手書き等でも良いそうです!

原画を特殊な機械に入れ、版を作っていきます。

その間に色選び。
今回は、Tシャツとポロシャツ各1枚ずつをスタッフ3人分作ることに。
色もサイズも豊富にあります。

ランチバッグやサコッシュもありますね。
手持ちの服やバッグを持ちこむ事も可能だそうです。

生地が決まったら、インクの色を選びます。

インクも少しずつ色を足したり調合して貰えるので、原色でもパステルカラーでも蛍光色でもくすみカラーでも、無限に色を作れるそうです。
こだわりが強く、細かなディティールにまでこだわり抜きたい筆者、「そうなんですねぇ」と穏やかに返事しながら密かに大興奮していました。

そうしている内に版が完成!
作業台にシャツをセットして、柄を乗せる位置を決めます。

位置を決めたら、インクを乗せていきます。

(この辺で急にカメラの調子が悪くなり、ブレブレの見にくい画像となっております。躍動感のある作業の様子をお楽しみください)

完成したものがこちら!

デザインも、インクの色も、柄を入れる位置も、なにもかもが自由。
何もかもが自分次第。
ちょっとした歪みやインクのかすれも‟味‟となって、一工程終わるごとに愛着が増していきます。

生地の色やインクの色や仕上がりで、全く同じ絵柄でも作る人によって全く違う味を持った仕上がりになるので不思議ですし、
何よりも、

めちゃくちゃ楽しい……!!!

ネット通販が主流になっている世の中だからこそ、人の手で作る楽しみや喜びを体験してほしいというお二人の気持ち、ものすごく分かった気がします。

お二人の話を聞く中で浮かび上がったキーワードが「出会い」「ご縁」でした。
様々な出会いがあって、ご縁が繋がって、新しいモノや場所が生まれていく。
インタビューの途中、「お店を開くと決めた時に、『なぜ氷見で?』と言われる事が多かった」とお二人は話していました。

それでも、色んな人の助けや出会いやご縁があって開店の日を迎え、それまでに携わってくれた人達がたくさんお店を訪れてくれる、と嬉しそうに語っていらっしゃいました。
人情とご縁の溢れる氷見らしいエピソードをまた一つ、聞くことが出来て、改めて、氷見の持つ魅力やその温度に触れた気がしました。

缶バッジなら300円~、Tシャツの体験でも1500円~出来ますので、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
新たな趣味、新たなセンス開花の出会いがあるかもしれません。

FCTRY(ファクトリー)

住所
〒935-0011富山県氷見市中央町9-46

営業時間
平日 13:00~18:00
土日 10:00~19:00
定休日 火曜日

メールアドレス
fctry.info@gmail.com

インスタグラム

 

起業をお考えの方に強い味方!氷見市ビジネスサポートセンターのご紹介!

移住をご検討の方の中には、「移住後は自分でビジネスを起こしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、みらいエンジンには年間何組も企業の相談があり、実際に起業された方々もいらっしゃいます。

新しく事業をスタートさせるにしても、別所でやっていた事業を移転するにしても、まったく知らない土地でのビジネスには不安がつきもの。
お客さんはいるのだろうか、地域に受け入れられるだろうか、困ったときに助けてくれる仲間はいるのだろうか…そんな想いが巡ってもおかしくありません。
もちろんこれまでもみらいエンジンとしてもそうした方々の力になれるよう応援させていただきますし、今後も応援していきますが、どうしても専門的な内容までは踏み込めないことがありました。
しかし6月より市内事業者の経営相談・支援に特化した組織『氷見市ビジネスサポートセンター Himi-Biz(ヒミビズ)』がオープンしました!
売上げアップ、販路開拓、商品開発、資金繰りなど……経営におけるあらゆる悩みに親身になって寄り添いながらともに解決を目指すというなんとも心強い相談窓口。
そしてなんと…相談無料!!
一度限りでなく成果が出るまで何度でも相談に応じてもらえるというから驚きです。

というわけで、私たちみらいエンジンスタッフもできたてほやほやの事務所にお伺いしてきました。

ビジネスサポートセンターがあるのはみらいエンジンのある事務所と同じ商店街の通り沿い。空き店舗を改装した事務所となっております。
「売上アップの頼れる味方!」の文字が本当に頼もしい!

中に入ってみると明るくて清潔な印象です。緑が多いのもリラックスできますね。
カウンター手前にはちょっとしたキッズスペースもあり、お子さん連れでも相談に来られそうです。

出迎えてくださったのはセンター長の岡田弘毅(おかだひろき)さんと一川有希(いちかわゆき)さん。この日はいらっしゃいませんでしたがもう一名のスタッフさんと3名が主なメンバーとなります。
マスク着用はもちろん、クリアパネルを設置するなどウイルス感染対策もバッチリです。
(ちなみに来所時には設置の除菌スプレーによる手指の消毒も!)

この日はセンターの役割についてご説明をうかがうとともに、気になっていた質問を……
「Himi-Bizは市内の事業者が対象ですが、移住を検討中の方は相談できるのでしょうか?」
それに答えて岡田さん、
「ぜひご相談ください!」
ここでも頼もしいお言葉をいただくことができました!
冒頭で書いたような移住後のビジネスへの不安に対して、市内の市場状況を踏まえつつ、各種支援施策の紹介などもご提案いただけるとのことです。
こちらのHimi-Bizではセンタースタッフだけでなく、必要に応じて各種の専門家とも連携することで、ワンストップでのコンサルティングをいただけるそうですので、とにかく困ったら相談してみるのが吉ですね。
いたれりつくせりなサービス内容だけに、既に多くの事業者から相談が舞い込み、対面での相談はおよそ一ヶ月待ちの状態であるとか……納得です。

さらにさらに、こちらのHimi-Bizにはもうひとりの頼れるキーパーソンが席を構えています。

昨年10月「エリアマネージャー」に就任した坂本是広(さかもとこれひろ)さん。氷見の中心市街地活性化に向けて氷見まちづくり協議会で活動しています。
まちなかににぎわいをもたらすため、情報発信から事業誘致、イベント企画などなど、様々な取り組みを行っている坂本さん。
その活動の一端は、先日オープンしたWebサイト『ひみ街物語』でみることができます。氷見で事業を行っている経営者さんたちの姿もみられますので起業を考えている方は要チェックです。
もし移住後にまちなかでビジネスをしてみたいということであれば、坂本さんが強力な応援者になってくれることでしょう!

いかがでしたでしょうか?
移住を検討中で、すぐにでも相談したい!と思った方も多いかと思いますが、起業についてまだ「どうしようかな…」と考えているという方もいらっしゃると思います。
そんな方はひとまずみらいエンジンにご相談いただくとよいかもしれません!
我々移住応援センターはビジネスサポートセンターとしっかりと協力して参りますので、状況に応じてスムーズに接続させていただきます。
さあ、あなたも氷見でビジネスはじめてみませんか?

対話する時間を <考えるパンKOPPEができるまで> 最終回(前編)

皆さん、こんにちは。写真家の北条です。
 
県内の緊急事態宣言が解除され早1ヶ月が経ち、少しずつ日常を取り戻しつつある中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
 
6月に入ってからは、新しいお店がオープンするなど明るいニュースが届き始めた一方で、慣れ親しんだ街のお店が閉店されるという悲しいニュースも見受けられ、当たり前だった日常が目まぐるしく変化する様相を、肌で感じる今日この頃です。
 
さて、今回お送りする記事は、連載企画<考えるパンKOPPEができるまで>。過去3回に渡りお届けしてきましたが、今回をもって最終回となります。
 

 
<過去の記事>
 
街中の明日を「考える」。
 
街の変化と共に。
 
蕾がひらく頃
 

 
今回はこれまでの内容と異なり、考えるパンKOPPE・竹添あゆみさんとの対談をお送りしていきたいと思います。
 

※対談日:2020年4月12日※
 
2020年3月19日、無事にプレオープンを迎えられたKOPPEさん。これまでの時間を振り返るとともに、昨今の情勢を踏まえ、お互いが今考えていることを、ざっくばらんに話し合いました。
 
初めての対談企画ということで、読み苦しい部分も多々あるかと思いますが、お楽しみ頂けたらと思います。それでは、ご覧下さい。
 
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写真家・北条巧磨(以下、北条) 今回は、対談という形でお送りしていきたいと思います。よろしくお願いします。
 
考えるパンKOPPE・竹添あゆみ(以下、竹添) よろしくお願いします。
 
北条 これまでの経緯を踏まえて、オープン時やオープンしてからの心境を、まず最初に聞いてみたいなと思います。本格的に工事が始まったのは、去年の10月くらいからですかね?色んなことがあったと思いますが、振り返ってみてどうですか?
 
竹添 そうですね。去年の10月くらいの時はまだ、「本当にオープンできるのかなあ?」と思いながら過ごしました。「1ヶ月2ヶ月後?想像できないなー」と思いながらも過ごしていましたね。工事が遅れていたので、大好きなパン屋さんへお手伝いに行ったりしていました。
 

 

 
竹添 年が明けてからは、DIYのリノベーションを始めたり、仕入れやオペレーションを具体的に決めたりと急に走り出しました。でも、動けなかった去年の年末のうちは、「本当に大丈夫だろうか?」と心配で色々と考えてみたり、「本当に実現するのかなあ?」と思っていたのを記憶しています。 
 
北条 確かに年末までは、「本当に完成するのだろうか?」みたいな印象が自分にもありました。期待もありつつ心配もあったり。でも年明けてからは、とんとん拍子でしたね。
 

 

 

 

 
竹添 3月からですね、実際にパンを焼き始めたのは。1月2月は、引越し作業と内装工事屋さんになったみたいな(笑)。そっちの作業にかかりっきりでした。
 
北条 つい最近になって、パンのメニューを考えるみたいな感じですね?
 
竹添 そうそう。でもパンのメニューは、ずっとずっと何回も練っていて。時間が経ってしまったから、メニューを考え直したりとかグルグルしていました。頭の中ではシミュレーション出来ていたのですが、やっぱり実際は違いますね。タイムスケジュールとかルーティンとかは、オープンした今もまだまだ試しながらです。様子を見ながらやっています。
 
北条 分からないですよねー。実際にどうなるかは。
 
竹添 そうなんです。心の中では準備していたけど、やっぱり始まってみてみないと分からないですね・・・。
 

 

 

 
北条 お店を開く前に抱いていた、ご自身の”お店”に対するイメージとか。実際にお店を開いてみて、”お店をやること”のイメージは変わりましたか?
 
竹添 お店のやること・・・うーん。
 
北条 思い描いてたお店像みたいな感じですね。
 
竹添 そうですね。今までもパン屋さんでアルバイトさせてもらって、その時のイメージを持っていていたので、そんなにギャップはなかったです。色々な方が来て下さってパンを選んだり、そのパンについて説明したり。自然にできていますね。これまで経験してきたお店が、地に足のついた良いお店だったんだと思います。
 

 
北条 なるほど。マルシェ時代とお店時代を比べての変化とかはありますか?
 
竹添 いやー分からないですね。マルシェの時は結局、マルシェの肩書きを借りての自分だったので、自分のお客さんではなくて、そのマルシェのお客さんという捉え方でした。人気のあるお店が出店して下さっていて、ついでにうちのを見てってくれるみたいなつもりでいたので。でも自分のお店を開くと、「自分のお店のためにここに来て下さっているんだなあ、お客さん。」と思いますね。気恥ずかしいやら(笑)、嬉しいやら。
 
北条 確かに(笑)!
 

マルシェ時代のKOPPEさん
 
竹添 まあでも最初なのでね、それが継続するかはこれからなので、まだなんとも分からないですけど、「自分のお店に来てくれるお客さんなんだ。」という心持ちは違いますね。
 
北条 なるほど、確かに心持ちは違ってきますよね。自分の感覚としては、KOPPEさんのお名前が、例えばヒミイーツに掲載されているのを見て、「おっ、ついにお店になったんだ!」と実感しました(笑)。
 
竹添 お陰様で(笑)、はい。
 
北条 ロゴの雰囲気もちゃんとデザインされていて、KOPPEさんのイメージと合っていますよね。どう表現しましょうか。なんかこう、「お店として、ひとり立ちしたなんだなあ」と感じました。
 
竹添 でも最初は、マルシェだけの出店に満足していたので「工房だけを作ろうか」という気持ちもあったのですけども、まあでもやっぱり、”考える”というところをしっかりやるには、お店という場所を作って良かったなあと思います。
 

 

 

 
北条 そもそも、どういった経緯でお店を開くことになったのですか?工房だけでも良かったと先ほどは伺いましたが。
 
竹添 ここの場所を紹介してもらって。ここが良いなと思ったら、とんとん拍子ですね。
 
北条 それでお店を開くってなんか・・・どう言えばいいですかね。いやー、自分のお店を開くというのが、そもそもすごいなことだなあと率直に思いました。
 
竹添 確かにそうですね。でも、お店を開く前にも、色々考えましたやっぱり。移動式のトラック販売だけにしようとか、どこかマルシェの出店だけにしようとか。卸しだけにしようとか色々。色々な形態を考えて、でも商店街がいいな。この物件がいいなと思ったし、そしたら、お店を開くのが自然だったので。その流れにのって、開かせてもらいましたという感じですね。
 
北条 なるほど。
 
竹添 一人で週に2日の営業だけですし、綿密な資金繰りとか、雇用の手続きとか、そういうのはやっていないので。たぶん一般的にお店を開くということよりも、かなりハードルが低いと思います。
 
北条 そうだったのですね。
 
竹添 実家も自営業だったので、なんだかんだ長いあいだ開いてるし。まあ、「自分のお店もなんとかなるでしょう。」って思いました。
 

 

 

 
北条 この建物でなかったら、お店を開いていなかったとかありますか?たまたまですよね、この物件に巡り会ったのは?他の物件だったら、このような(職住一体の)お店自体無かったのでは?とか勝手に考えたり・・・。
 
竹添 本当に良いところを教えてもらいました。農村とかでぽつんと、パンを作っているというもの憧れだし、そんなスタイルのお店も良いなあと思います。でも私は、そんなに広い土地を管理できなさそう・・・。商店街で、元々ここにお店があって、次に新しいお店ができたというのは自然ですから、ラッキーです。お店があると思って、人が通っていて、お店があるわけなので。
 
北条 街中に新しいお店ができて、やっぱり何か変わりましたよね。お店がひとつ有ると無いとでは、街の雰囲気が全然変わります。
 
竹添 まだまだ最初なので分かりませんが、人が笑顔でいるってのは嬉しいですよね。
 

 

 
北条 過去の記事でも書いたのですけど、街中を歩く度に、木材の香りや工事中の匂いが、お店の少し手前くらいから香ってきて、それだけでも街の雰囲気が違う印象がありました。こうして遂にお店が完成して、街中の雰囲気がまたさらにガラリと変わったなあと感じました。
 

 
北条 KOPPEさんの客層って、家族連れの方とかだったり、あんまり偏っていないじゃないですか。老若男女、特に家族連れのお客さんが来られるのって良いなあと。そういったお店が街中にあるっていうのが、個人的に嬉しいです。
 
北条 あと、お子さん連れの方が多くいらっしゃることって、本当に街の未来や希望だなあと思います。なんかこう、KOPPEさんと共に、彼らも育って行くんだろうなあと思いました。
 
竹添 それはそれは(笑)。
 
北条 どの立場から言ってんだってのはありますけど(笑)。
 

 
竹添 いやでも、昔はみんなそうだったのかもしれないですよね。今は静かだけど、昔はもっと賑わっていたわけだし。
 
北条 イートインスペースが完成すると、また雰囲気は変わるだろうし、プレオープン当日も、パンを食べる人がいたり、本を読んでいる人がいたりだとか、すごく多様的でしたよね。こんなことは、他のパン屋さんでも、あまりないのでは?と思いました。その光景が、すごく嬉しく印象的でした。
 
竹添 色んなことが落ち着いたら、そういうゆったりとした流れができていくと思うので、もう少し楽しみに待ちたいですね。
 

 

 

 
北条 ちなみに、あゆみさんの想いとしては、”パン屋さん”をやられたいのですか?それとも、”考えるパンKOPPE”とあるように、議論とか”考えること”をメインにやられたいのですか?
 

(写真提供:考えるパンKOPPE)
 
竹添 そうですねえ。”パン屋さん”も”考えること”も両方です。どっちか偏るのがイヤですね。今は考えるイベントは開けていないけれど、昨今の情勢を受けて考えることは絶え間なくあります。ただ、週に2回パン屋さんを開くために、仕込みをする時間もありますから。そのふたつが両輪で走る、車か自転車かみたいなイメージです。それが生活ですから、どっちか偏るというのは避けたいですね。
 
北条 なるほど。パン作りと考えることの両立ですね。
 

 
竹添 やっぱり今回、これだけコロナウィルスのことで、飲食業の人たちが困っている、他の方々もみんな。でも私たちが今まで、政治に声を上げてきたかとか、政治に対してチェックしてきたかというと、たぶんそうじゃないですよね。
 
北条 うんうん。そうですね。
 
竹添 前、東京にいた時に、一時期働かしてもらった飲食のお店は、仕込み量が多くて忙しいし、朝から晩までお店を開けているしで、とてもそんな暇は無かった。そんな状態の中で、社員さんは「選挙とか行っている場合じゃない」と言っていました。そんな積み重ねがあって今、権利行使できない立場に追いやられている。ですからやっぱり、考えることをやめてはいけない。でも労働も大切だから、忙しくしすぎないで、考えることや行動に移すことを見失わない働き方をしなければいけないと思うのです。それがまあ、自分の場合は、『育児×パンを作る×考える』というのを、バランス良く無理なく行うことが自分にとって大事なので、「考えるパンKOPPE」もそうであって欲しいですね。いつも忙しく一生懸命とか、生産量を増やすことも良いのかもしれないですけど・・・。
 
北条 そうですね。考えることをやめてしまっていますもんね・・・。ただ、毎日忙しく暮らしているとそうなりますでも・・・。
 
竹添 そうだと思います。そうそう。
 
北条 何かを考えていても、意見を言う場が無かったりとか。そんな背景もあって、考えることをやめている人が多いのかなと思ったりします。やっぱり、会社や組織の中にいると、自分の思っていることが言えない社会になったりしているので、考えて対話する場があるというのは、すごく良いですね。
 

 

 

 
竹添 そうですね。偏った考えや強い意見ではなくて、色んな立場や年齢の方のお話を聞きたいです。同じ人でもその時々で考えって変わるものだから、それをみんなで話し合ったり、受け入れたり、色々質問し合ったり、そういうやりとりがフェアに出来る場所が良いなと。
 
北条 とても良いですね。今回の企画も、誰かと”対話をしたい”という想いから始まりました。議論よりも”対話”。色んな価値観を持った人が、自分の意見を言って対話するということを、これから特に意識しなきゃいけないなと感じていました。自分はある種、対話がなされていない現状に危機感を持っていますね・・・。考えることを止めている社会だし、そういう文化を自分たちから伝えていかなきゃならないなあと、特に氷見から。そういった流れのなかでも、KOPPEさんは貴重な存在であると気付かされます。
 
竹添 やっていることは大したことではないですけど、まあ意識的に続けていければということで。
 
北条 普通のことをやるってだけでも、本当にすごいことだと思いますよ。
 
竹添 ですかねえ。まあでも、今のところ、”考えること”の方には興味を持たれにくいかな・・・。たまにお会いして、「気になっていたんです!」と言ってくださる方はいらっしゃるのですけど。
 
北条 今はパンブームということもあって、最初の方は、『新しいパン屋さんができました!』という見出しが出て・・・そうだと思います。パンをお目当てに来られる方が、多いですかね。”パン屋さん”であり”考える場所”であるということを、ちゃんと伝えていかなければならないですよね。
 
竹添 伝えるのは難しいですよね・・・。自分自身が、わかりやすい表現や断言することを好まないのでなおさら。
 
北条 本当にそうですよね。最近思うのは、伝えることをやらないと本当にまずいと感じます。自分の考えとか、写真に対する考え方だったり、そういうのをちゃんと伝えないとダメだなあと、すごく危機感を持っていますね。受け取り方は人それぞれ違うものだし、写真に対する考え方も人それぞれなので。「”北条”という写真家が撮る写真は、こうなのですよ。」というのをちゃんと伝えたいというのはあります。
 

 

 

 
竹添 でもどうですか?芸術家さんの中でも、自分の作品に対して説明をする方と、作品だけ発表して一切説明しないっていう方が、たぶんいらしゃったりすると思うのですけど・・・。
 
北条 あーそこは難しいですよね。自分は、作品を読み取って欲しいのですよ。自分から直接的に伝えることはあまりせずに。作品を通したりとか、展示方法とか伝達媒体を通して汲み取って欲しい。そんなタイプですかね。でもなかなか、それを出来るリテラシーがまだまだ浸透していないのかなと・・・。
 
竹添 観る側の方にですよね。観賞の仕方だったりとか。
 
北条 そうです。それは別に、富山や氷見に限ったことではなくて、それは日本全体の問題というか、教育の問題とかにあると思います。やっぱり、ヨーロッパへ行くと、美術館とか博物館とかが沢山あって、観る人の教養が養われていると思うのですけど、やっぱり日本だとまだまだ・・・。
 
竹添 対話しながらよりも、「静かに観なさい。」という注意が先に立ちがちですね。展示に見に行っても。
 
北条 そうなんですよね・・・。
 
竹添 創作も大事だけど、読む力とか読み取る力は大事ですよね。
 
北条 やっぱり、自分の想いや意志とかを作品に込めるので。それは伝達媒体が、写真にせよ文章にせよ動画にせよ。そういうのを、汲み取って欲しいなと。自分ももっと努力しないといけないですけど・・・。
 
竹添 そうですよね。よく、谷川俊太郎さんとかも、川島小鳥さんの写真集に詩を載せるとか、そういうのもありますよね。たぶん、その二人の間には多少の齟齬はあるんだろうけども、でもそれが1冊の本になった時に面白い。第三者を入れて語ってもらう、みたいな方法も良いですよね。
 
北条 そうですね。伝える方法は、工夫しないといけないですよね。
 
竹添 自分が語りすぎるもの、難しいですよね。芸術家さんはその辺きっと。
 
北条 そこは悩みますね。なので、自分の活動としても、これからは”伝えること”を大切にやりたいなと思っています。氷見の暮らしの良さをちゃんと伝えるとか。そういうところに重きを置いてやりたいなと。ただ写真を撮るだけではなくて、その先のこともー、というのが今思っていることです。自分の課題というか使命として。やっぱり氷見の良さも、ちゃんと伝わりきれていないじゃないですか?
 
竹添 まあ大丈夫よ。わかるわかる(笑)。
 
北条 いやーどうなんですかね(笑)。あゆみさんは、氷見へ移住されていますよね?どうですか?外側から見て氷見は。少し話は変わりますけど。※後編へ続く※
 
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.
 
<前編のあとがき>
 
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。ここでは、前編のあとがきとして、少しだけ付け足しをしたいと思います。
 
この記事の構成を考える上で最初に思い浮かんだのは、雑談のような取り留めのない話から、ふとした気付きや発見が生まれれば良いなということでした。例えば、温かいお茶や珈琲を飲みながら話した時の記憶というのは、どこか頭の片隅に残っていることってありませんか?そんなリラックスした雰囲気のなか、肩肘張らないで、またインタビューのように一方的なやりとりだけでは終わらずに、異なる価値観や考えを共有し合える機会を作りたいなと考えました。それが、この企画のあらましです。
 
対談を終え、収録音声の文字起こしや校正作業の為、約2ヶ月後の公開となりましたが、その間にも様々なニュースが駆け巡りました。コロナ関連のニュースはもちろんのこと、誹謗中傷問題や人種差別問題などなど。こういったニュースが届けられる度、「現代の私たちは、対話することを本当に行えているのだろうか?」という不安や危機感が募りました。ただ一方的に誰を批判し傷つけたり、双方の意志や価値観の共有がなされていないまま、出口なき対立が生まれているように感じたのです。
 
そういった最中で、今回の企画を皆さんに届けることは、影響力は微々たるものでも何かしらの意味はあるのではないか?と思い、文章を積み上げていきました。
 
この記事をご覧頂き、隣にいる身近な誰かと対話するきっかけが生まれたならば、筆者としても嬉しい限りです。
 
後編では、氷見での暮らしのことや、教育・文化、戦争について対話していきます。引き続き、お楽しみ下さい。
 

【氷見ベジ】自然菜園開設!手植えの体験も!

こんにちは、地域おこし協力隊の藤田義史です。

「庭で畑をやる!」これは私が思い描く理想の移住生活であり、移住相談を受ける中でよく耳にする言葉でもあります。
しかし、畑を始めるということは、耕作地の確保、栽培方法の勉強など、多くの知識や労力が必要になるので初心者がすぐ始めるには難しい場合もあるんです。

今回氷見ベジさんが始めた「自然菜園」はそのハードルを下げてくれるもので、大小の規模にかかわらず畑作業に関心のある方は必見の内容ですよ!

「無農薬の野菜を多くの人に食べてもらいたい」という思いから開設された自然菜園は、氷見ベジさんが借り受けた耕作放棄地を菜園化したもので、年間2000円で1m×6mの区画をレンタルすることができます。
そこで年間を通して畑作業を1から学びながら野菜を「育て、味わう」ことの体験ができるのです。
また、農家さんとの関わりを持つことは、本格的に農業をやりたい方にとっても必要な情報が得られる場になりますね!

それでは、自然菜園の様子を取材&苗の手植えを体験させていただきましたのでご覧ください!

記念すべき開設日の天気は生憎の曇りでしたが、作業をするには日差しがないのでちょうど良かったかもしれません。笑
参加者は20人弱で、最近氷見に移住された若夫婦や小さいお子様連れのお母さんなど若い方が多く参加されていました。
中には無農薬の農法を学ぶために市外から来たという方も!

この日は無農薬有機栽培の農家さんなど、現役の農家さんが10名程いましたので、ほとんどマンツーマンの形で勉強することができました。
私は農業の知識は一切なかったので少し緊張していましたが、参加者のほとんどが未経験者なので誰でも気軽に参加できますよ!

何より、農家のみなさん優しいのでわからないことを質問しやすい環境だったのが個人的にGOODポイントでした!

今回は固定種のトマト、サツマイモ、バジルなど計6種類の苗を植えました。
苗を植えながらそれぞれの野菜の特性や育てる時のコツを細かく教えてくださり、とても勉強になります!

同じ野菜でも農家さんによって育て方が若干違っていて、大きく育てたいのか、たくさん育てたいのかなど自分にあった育て方を教わることができます。
また、農家さん同士でも「そんなやり方あったのか!」なんて会話も聞こえてきてとても賑やかに時間が進んでいきます。

ここで私もバジルの手植えを体験をさせていただきました!

自分で植えたものには愛着が湧いて、一段と可愛く見えます。。
ちなみに、私が植えた可愛いバジルの周りを囲ってる枯れ草は「草マルチ」といって土の湿度を守ったりする役割を持っているんですよ。
ビニール製のマルチを使っている畑もあるのですが、自然菜園ではなるべく自然に近い環境を意識されており、畑に生えた雑草を利用できる方法を使っています。

こうして実際に自分の手で野菜を植えると、普段何気なく食べているものは農家の方が心を込めて作っているものなのだと改めて気づかされます。
身近にあり、大切なことですが忘れがちな「食への感謝」。
これを気づかせてくれる自然菜園はお子様がいるご家庭の食育として利用するのもいいかもしれませんね。

自然菜園の取材は以上です。
帰り道、久々に土で汚れている自分を見て勝手に充実感に浸っていました。

氷見に移住して畑をやりたいと思っている方、お子様の食育を考えている方は一度氷見ベジにお問い合わせください!
氷見ベジFaceBookアカウントはこちら

また、「イタリアンキッチンオリーブ」では氷見ベジの農家さんが育てた自然野菜を使った料理を提供しています。
私も取材後初めてお食事させていただきましたが、新鮮な野菜が出す食感の虜になってしまいました。。

菜園はハードルが高いな..という方もまずは食べることから自然野菜に触れるのもいいと思いますよ!
イタリアンキッチンオリーブのHPはこちら

地元再発見、再感動。

少しずつ、世界がいつも通りの日常に戻り始める兆しを感じています。
みらいエンジンスタッフの岸本です。
緊急事態宣言発令中の時間を過ごしながら、今まで当たり前に感じていたこと、今日と同じ明日が当たり前に続くと思って過ごしていた時間や日常が、実は全く当たり前じゃないことに気付かされました。
日本国内の他県の様子だけでなく、世界中の様子を画面で見ながら、自分の今ある生活や、いつも見ている景色、いつもの日常の中にある小さな幸せを再確認しています。
それは、ちょっとした食材を見つめ直す機会にもなりました。

魚のまち氷見というだけあって、季節によって様々な種類の新鮮な魚が当たり前に家庭の食卓に登場します。
冬には寒ブリがやはり定番で有名ですが、「氷見イワシ」ってご存知でしょうか。
広辞苑に乗っているほど、有名だそうです。
なんでも、この氷見イワシを求めて鰤がやって来て氷見寒ブリになる、と。
言い換えれば、氷見寒ブリが美味しいのは、餌である氷見イワシが美味しいからという事です。
その氷見イワシがいま旬を迎えていると。
ここで釣りの趣味でもあれば、釣り竿や道具一式を持って海岸へ走るところです。
そうそう、氷見の海岸付近では、コンビニにも釣り具コーナーがあるんですよ。

もちろん、釣り専門店もたくさんありますが、ちょっとコンビニに立ち寄ったついでに気軽に釣り具を買い足せるのも氷見の海岸沿いならではですね。

のんびりと海面に糸を垂らして、今晩の食材をゲット、という休日の過ごし方も憧れます。
今は世界全体がちょっとした外出も控えているから、のんびり海岸沿いを散歩しながら、防波堤付近に並ぶ釣り人を見たら、「平和な日常が戻ったんだな」なんて感じるかもしれません。
そんな日が一日も早く来ることを願いつつ、人生で釣りの経験が無い筆者はスーパーへGo。
ありました!
朝とれで新鮮な氷見産真イワシが4匹でこのお値段。

安い。家計の味方。
塩焼きにして、おろしポン酢でいただきました。

身が引き締まっていて、大ぶりで、肉厚ながらあっさりとした味。
鰤がつい追いかけてくるのも分かります。

実は筆者、氷見生まれ氷見育ちながら氷見イワシのなんたるかを全く知らなかったので、我が家の母に「信じられない」という目で見られてしまいました。

そして後日、「さすがにこれなら知ってるでしょ」と母が買ってきたのがこちらです。

あっ、ハイ。これはさすがに知っている。
ノドグロ。確か高級魚だよね?めちゃくちゃ高いんだよね?
母、奮発したの?と思いながら値段を見てびっくり。

2匹で約400円!

しかも調理済みなので、パックから出して塩を振ってそのままグリルに乗せるだけ。

お魚捌けない、扱えないという筆者のような人間にとっても優しい仕様になっていて、感激しました。

焼き上がったのがこちら。

あまりはっきりと覚えていないんですけど、人生で初のノドグロかもしれません。
こんなに美味しいお魚食べた事ないって感動するくらいの美味しさでした。
信じられない。
スーパーで安く買って、パックから出して、軽く塩を振って焼いただけで驚きの超絶美味。
素材の良さの圧倒的勝利。
筆者、強く思いました。

氷見市民で良かった……!!!

これも、この状況下で漁に出ている漁師さん、魚屋さんをはじめ、全ての働く人たちに感謝です。
特別な事ではなくても、当たり前の日常の中にある感動や幸せをたくさん見つけていきたいですね。
筆者にとって氷見は生まれ育った地元の町ですが、まだまだ再発見できる良さがたくさんあるような気がしました。