氷見の玄関口で温泉宿を引き継ぐ挑戦者募集!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
今回お届けするのは氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を特集する「チャレンジャー求ム!」第3弾、大型案件のご紹介です。
では、さっそく物件を見に行ってみましょう。

物件があるのは氷見市上田子。
自動車を利用する場合、高岡方面から氷見に入るには主に3つのルートがあり、ひとつは能越自動車道を使うルート、もうひとつは高岡市伏木から海岸線を走ってくるルート、そして国道160号線を走って海老坂という氷見・高岡市境の坂を越えてくるルートとなります。
日常的にもよく使われ市外に出かけた帰りにこの海老坂を超えると「氷見に戻ってきたなあ」と実感が湧く、わかりやすい境界といった場所なのですが、その海老坂を下り、少し走ったところにあるのが上田子という地域です。
今回ご紹介する物件があるのは、そんな上田子の交差点にある「竹原の湯」という温泉宿。
まさに氷見の玄関口という立地にあり、食堂としても営業・日帰り入浴も可能ということで多くの旅人を迎えてきた老舗です。
温泉は裏の山から引いてきた鉱泉であり美肌の湯としても知られ、市民はもちろん、温泉マニアも訪れる良質なもの。
さらに食堂で食べられるラーメンが美味しいと、こちらを楽しみに訪問するお客さんも多いのだとか。

そんな「竹原の湯」が今、店を継ぐ人を探しています。

オーナーは竹原和泉さん。台湾から氷見にお嫁にきて以来ご主人とともに宿の経営に携わってきましたが、ご主人は50代という若さで亡くなり、以来おひとりでお店を切り盛りしてきました。
そんな和泉さんですが、後継者がいないこともあり最近はお店を畳むことを考えるようになったのだとか……

さて、ひとまずは物件のなかにお邪魔します。

玄関を入ると受け付けカウンターがあり、右手には土足のまま入れる食堂スペースが。
そして正面に客室がある2階へと続く階段がみえます。

階段の横を進むと宴会用の大広間。
その奥に男湯、女湯と別れた浴室があります。

脱衣所には流しとトイレがある一般的なつくり。
こちらのトイレは和式となっていました。

お風呂で使われている鉱泉は裏手にある山から引いてきているものですが、山の所有者自体は別の方になるため、利用料を年間で払って使用しているそうです。
もちろんボイラーは現役稼働中ですので、どなたかが引き継いだ場合でも利用料さえ払えば同じように使っていくことができます。

2階に上がるとそこは宿泊用の客室スペース。
客室は6~10畳の部屋が全部で8つ。

その他に利用者用の休憩室があります。
竹原の湯では全室禁煙のため、こちらは喫煙室を兼ねる他、流しがあり給湯室としても使われています。

トイレは男女に別れて1つずつ。
個室は2つあり、ひとつは和式、もうひとつは洋式です。

フロアの奥にはベランダがあり、洗濯物を干すことができます。
工事などでビジネス利用客が長期で滞在することがあるため、そうした際に使ってもらえるようにしているのだとか。
ちょっとベランダに出させてもらってみると、そこからは建物裏に降りる階段がありました。非常時の避難ルートを兼ねているんですね。

その階段からパシャリ。
温泉だからこその建築の特殊なシルエット……グッドです。

1階に戻って今度は食堂へ。

まちの中華さんといった印象ですね。
厨房ものぞかせていただいたのですが、客席部分からは想像できないほどに広々としたスペースがありました。
これは宿として宴会に対応できるようになっているからだとか。納得です。

客席からは160号線を行き来する車が目に入ります。
冒頭説明したとおり、氷見の玄関口としてお昼の通行量は市内でもかなり多い道路となります。
ここだけみているとロードサイドのラーメン屋さんに入ったのかと錯覚しますが、実際そのような利用ニーズも多いのでしょう。

お客さん用のスペースとしては以上ですが、こちらの建物はオーナー住居兼用。
カウンターの向かい側に自宅と繋がる扉があります。
自宅スペースは3室あり、家族3人くらいであれば快適に生活できそう。
(現在も生活されていますので、写真掲載は控えさせていただきます)
営業エリアとの扉を閉じればしっかりと分けられますので、セキュリティにも問題はありませんし、自宅用の玄関は別でしっかりと用意されていますので安心です。

建物の周囲も見させていただきます。

駐車場は建物両側に広々と。
宿泊客のほか飲食・入浴のお客さんが停めても十分なスペースがありそうです。

駐車場の一角には小さなお宮がありますが、こちらは温泉の神様を祀ったものだそうです。

道路の反対側には小さな畑があり、自分で育てた野菜をお店で提供することが可能です。
裏山は竹原の湯の敷地ではありませんが、親戚の持ち物らしく、季節になればミョウガがたくさん取れるそう。その他春先にはフキノトウも顔を出すようですよ。
表の道路は車がたくさん通っていましたが、建物の裏手にまわるだけで自然の豊かさを実感できます。
便利な立地で自然も味わえるとくれば一挙両得ですね。

建物は平成4年の建築ということで、ご覧いただいた通りかなり状態が良いものとなっています。
水回りは多少年代を感じますが、一部リフォームもされているため、そのまま使っても問題ないレベルでしょう。

モノがよく立地も優れているため「格安でお譲りします」という物件ではありませんが、評判の良い温泉もあり設備充実、既存のお客さんも引き継げるということですので、本気で宿泊業を考える方には絶好のチャンスといえるでしょう。
逆に、それなりに大きな建物ですので、こじんまりと商売をという方には向かないかもしれません。
物件取得・リフォームと、ある程度の予算を投じて、腰を据えて商いをしていこうという挑戦者をお待ちしております!

伝統の技を見て味わう!柿太水産「こんか開き」にいってきた!

こんにちは、みらいエンジン藤田です。
今冬の氷見は本当に過ごしやすい!
暖冬の影響で未だに雪かき知らずで、青空が見える日も多く、毎年こうだったら楽だなーと感じます(笑)
太平洋側生まれの私としては、やはりできることなら冬でも青空がいいところ……

と、そんな話はさておき。
みなさん、「こんか漬け」ってご存知ですか?
北陸伝統の発酵食品で寒の時期に水揚げされた魚をぬか漬けにしたもの。「こんか」=「ぬか」というわけです。富山・石川では「こんか漬け」、福井では「へしこ」と呼ばれます。後者の方が全国的には聞き馴染みがあるかもしれません。
今回は氷見で水産加工を営む柿太水産さんでその漬け込みの様子が見られる「こんか開き」というイベントがあると、6代目政希子さんからお誘いを受けて参加させていただくことにしました!
氷見に来て以来、何度も口にしたことのあるこんか漬けですが、それがどうやってつくられているのかまでは知らなかったため興味津津……さらにはこんか漬けを使った美味しい料理がいただけると聞けば期待が高まります!

柿太水産さんがあるのは氷見市北大町。
まちのタマル場からは上庄川を渡ってすぐの距離です。
上庄川は現在の漁港が整備される前、漁港として水揚げを行っていた川で、両岸には漁業や水運に関わる会社や倉庫が今でも多く存在しています。
柿太さんは創業100年あまり、この土地で氷見浜の魚を加工してきた老舗です。

お店の前には煮干しをモチーフにしたオブジェが飾られ、看板もスタイリッシュ。格好いいです。
会場となる加工場にお邪魔すると既に多くの人で賑わっていました。
テーブルに並べられた色とりどりの豪華な食事を楽しみながら思い思いに歓談しています。
この日のメニューはこちら。
どのメニューにもこんか漬けが使用され、伝統的な食の新しい可能性を表現しています。

私もさっそくいただいてみます……
まずはウェルカムドリンクならぬウェルカムスープとしていただいた出汁スープ。
柿太水産の煮干しで出汁をとり、ほんの少し醤油を加えただけのシンプルなものなのですが、それだけに出汁本来の旨味を感じ取ることができます。

そして今度はメインとなるこんか漬けによるメニューの数々へ。
旨味が凝縮されたこんか漬けはほんの一欠片でも口いっぱいにその味わいが広がります。
塩っ気が強いといえばそうなのですが、それが嫌な塩辛さではなく、甘みにも近い旨味のおかげでまろやかな舌触りなのです。
そんなこんか漬けはお酒のつまみちまちまやるのが抜群なのですが、今回用意されたメニューは目にも楽しい鮮やかな品々。

アンチョビの代わりにこんか漬けを使ったバーニャカウダは野菜にもパンにも相性ばっちり!

個人的に一番のお気に入りは焼き豆腐でした。
発酵食品同士のコラボレーションでこれまたシンプルながら美味しい!
お家で試したくなるレシピです。

ある程度食事を楽しんだところで、本来の目的である漬け込み作業の見学へ!
と、その前に……こんか漬けの作業工程をお勉強しておきましょう。
工場見学を多数受け入れている柿太水産さんには、ちょうどいいことにこんなパネルが用意されていました。

この日見られる作業は下の段にある本漬けの工程とのこと。
さあこれらの情報を頭に入れて現場を見学しましょう。

黙々と作業するみなさま。
慣れた手付きで作業する空間は不思議な神聖さを感じます。
漬け込んでいる魚はイワシ、ですのでこちらは「こんかイワシ」となります。
使われるイワシはもちろん氷見で水揚げされたもの。
魚の目利きは5代目の柿谷正成さんが担当されており、長年の経験からその日もっとも質のよい魚を仕入れてきます。
そうして仕入れた魚を塩漬けし寝かせたものがこちら。

本漬けの作業はこの状態からスタート。
まずは米ぬかをまぶしますが、柿太さんではこちらのぬかにもこだわりが。
県内で無農薬栽培されたお米のぬかを使っているんです!
最近では無農薬や有機にこだわりを持つ方も多くいらっしゃいますが、よく聞くのはお米そのものへのこだわり。
ぬかまで無農薬にこだわっているところに、食に対する真摯な姿勢を感じることができます。
ぬかをまぶしたイワシは、代々引き継がれる漬け込み樽に並べられていきます。

樽の形にそって隙間なく並べられていく様子が美しい……
なかなか見ることのできない貴重な光景です。
一層並べ終えると塩、唐辛子をまぶしてまたぬかを敷き……というのを繰り返し樽いっぱいに漬け込んでいきます。

というような作業をみていたわけですがその場ではわからないこともあり、作業場を出てからまたパネルを見に戻ると、そこにはちょうど正成さんが。
先程の作業の話や、これからどのくらい漬け込むのかなど質問してみると「ちょっとついてこられ」と隣の部屋に案内されました。
そこにあったのはまさに漬け込みがされている樽の数々!

それも通常よりもに熟成が進んだものだそう。
ブロックや石がいくつも積まれているのは発酵が進むと押し返す力が強くなるからだとか。
あまりにパワーが強くて、朝起きると積んだ石が辺りに転がっている、なんてこともあるというエピソードをきいて発酵の力の偉大さを思い知りました……
蓋の上に浮いている脂はその時間の成した結晶ともいうべきもの。
そんな結晶を「ちょっとなめてみられ」といっていただいたので、お言葉に甘えてペロリ。
とんでもなく濃厚な脂……活きの良いイワシたちの姿が目に浮かびます。

さらにさらに、驚きは続きます。
料理が並んだスペースに戻り歓談を楽しんでいると、お皿を片手に正成さんが戻ってきました。
お皿に乗っているのは寒ブリのお刺身!
寒ブリシーズンは終わりに近い時期でしたが手に入ったので、とお刺身にして振る舞ってくださいました!

「醤油ないけ?」と探したところ出てきたのが一升瓶の醤油だったのですが、それを豪快にお皿に注ぎ、さあどうぞとのお声をいただきいざ実食。
お味はもちろん絶品です!

トドメに現れたのはイワシのお味噌汁。
見てくださいこれ。

水滴を弾くほどのプリプリのイワシ。
シンプルなお味噌汁は出汁の味を十分に堪能でき、自家製味噌の味付けも絶妙。
イワシは口に入れるとほろほろと柔らかく、脂が乗ってこれまた絶品。
こんか漬けのスペシャルメニューの数々に加えてブリやお味噌汁までいただけるとは……きてよかった……

なんだか食べてばかりだったような気もしますが、貴重な職人さんたちの作業シーンも見られ、大満足な一日でした。
お土産にいただいたこんかイワシはちょいちょいとつまんだり、イベントで出てきたメニューを参考にアレンジしてみたりと楽しみながらいただきます。

こだわりが詰まっている仕事だからこそ、その裏側を知ることで、より一層美味しくいただけるようになります。
この記事をご覧になって気になった方は、まずはぜひ食べてみてください。
そしてハマってしまった方は、次のこんか開きを楽しみに待ちましょう!

改めまして柿太水産さん、お誘いいただきありがとうございました!

ワクワクの行動計画を!「小さな仕事づくり塾」第3講レポート

こんにちは!見習い相談員の西田です。

自分の好きなこと×社会にいいことで“小さな仕事”をつくるために必要な様々なことを学ぶ起業塾「小さな仕事づくり塾」、氷見では今年度で3回目の開催となります。福岡県津屋崎で対話によるまちづくりを実践されている山口さんを講師にお迎えし、受講者の皆さんと一緒に「氷見で小さな仕事を始めるには?」を考えます。

全3回講座で構成される本塾、第1講「好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう」は昨年12月11日に、そして第2講「好きなことをカタチにしてみよう」は1月15日に、そして最終第3講「平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ」が2月12日行われました。泣いても笑っても今回でラスト!氷見でどんなワクワクの小さな仕事が生まれたのか、ご覧ください!

1ヶ月ぶりの開講、前回同様にまずは“チェックイン”から始まりました。今感じている気持ちを受講生1人ずつに喋ってもらうと、「最初と比べて自分のやりたいことが見つかってきた」「本当に小さなしごとを始められるか、まだまだ不安」など様々なコメントが。第3講ともなると考えを積み重ねた分、感じ方にも違いが見られますね。

第2講では実際に事業計画を立てる“小さな仕事のタネ”を参加者から募集し、4つに絞りました。今回、残念ながらそのうちの1つは主体者が欠席となったため、次の3つを実現するためにグループワークを進めました。

【からあげきっさてん】
【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】
【氷見のアートなお土産やさん】

前回の講座終わりに山口さんから「誰を泣いて喜ばせるか/そのためにどんなサービスを提供するかを各グループで考えてきてください」と宿題を出されていました。
宿題の成果とそれ以外でも進んだことをお聞きすると、【からあげきっさてん】は「グループメンバーと一緒に唐揚げを作って食べました!」と思わずヨダレが出るお答えが返ってきました。実際にやってみて、唐揚げよりも人が集まる場所を作りたいんだと気づいたそうです。どんな小さな一歩も始めることで新しい気づきが生まれますね。

【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】は、綿にこだわらずに手仕事という枠組みで考えようかな、定期的に何人かで集まって作りたいものを作るイベントを続けて仕事に結びつかせようかな、と考え方を三回転三回ひねりさせようと頑張りつつもお悩み中な印象でした。

【氷見のアートなお土産やさん】も同様、なんとなくイメージはあるものの、発想のキッカケに出会えずにグルグルと悩んでいるよう。

悶々と悩んでいる皆さんに、山口さんが「ロールレタリングをしましょう!」と言われました。ロールレタリング、皆さんご存知ですか?簡単にいうと、「相手と役割を交換して手紙を書く」ことだそうです。親子だったら、親は子供になりきって親である自分に、子供は親になりきって子供である自分に向けて手紙を書く、といった具合です。今回は、各グループで考えている小さな仕事のサービスを受けた人になりきって、「心がどう動いたか、何が嬉しかったか」を綴ったお礼の手紙を書きました。それぞれの小さな仕事のタネを提案した人は自分で自分に手紙を書くという、ちょっと照れるワークですね。

「みなさん想像するのは得意でしょうから、A4の紙いっぱいになるまで書きましょう!2枚目にいってもいいですよ」と山口さんのおっしゃった通り、受講生みなさん書き出すと止まらない。私も実際に書いたんですが、書いてる途中で情景が浮かび上がって次から次に妄想を広げてしまいました。今まで話に出ていなかったサービス内容を勝手に書き出したり、イベントを捏造したり。自分にとってワクワクする世界を詰め込んだ手紙となりました。

手紙がかけたら、1人ずつ声に出して発表しました。書いた手紙を自分で読むって結構恥ずかしいですね。例えば、【からあげきっさてん】ではこのようなお手紙が書かれました。

「先日のお食事会に参加させていただきました。市内にはあまり知人もいなくて子供のことを話せる人もいないので、年齢や出身地の違うたくさんの人達と出会えて情報交換もできて嬉しかったです。子供にも新しいお友達ができたようで、大変充実した良い一日になりました。ありがとうございました。」

未来の【からあげきっさてん】は唐揚げや喫茶店よりも、人との繋がりが重要となっているようです。お店やイベントを通して仲間が出来る場づくりが【からあげきっさてん】の中に隠れていた潜在的な欲求だったようです。このようにロールレタリングの手紙を読み取ることで、自分の中では言語化していない欲求を引っ張り出すことができるんです。確かに、今までのどんな説明よりも【からあげきっさてん】が稼働している様子が素直にイメージできました。

その他、趣味である銅版画が発想の元となった【氷見のアートなお土産やさん】では、「先日のイベントは目の見えない私もとても楽しめました。銅版画の繊細な凹凸を指先で触って、宇宙を感じました。」と書かれた手紙も。性別や年齢、障害関係なくアートを通じて一緒に宇宙を感じる、【氷見のアートなお土産やさん】という名前からは想像もつかない“宇宙を感じる”という発想に、受講生も運営スタッフも思わず「おぉ!」と声を上げてしまいました。

ロールレタリングを通じて気づいた顕在的な欲求、本質、全く違う角度からのアイデアを活かして、次は小さな仕事を実際に始めるための“小さな一歩”となる事業計画を考えてもらいます!

・泣いて喜ばせたい人は誰か?
・プロジェクト名
・なぜそれをやりたいか?
・3年後のイメージ
・小さな一歩をいつ、どこで、何をする?

上記の項目を机いっぱいに広げた模造紙にまとめてもらいました。最初に考えていたアイデアを三回転三回ひねりさせて、発明の発想を忘れずに、これまでの対話を思い出して…どのグループも悩みながらも思いを言い合い、少しずつ模造紙が埋まっていきました。

事業計画が立ったら、いよいよみんなの前でプレゼンテーションです!「プレゼンテーションは聞いている人へのプレゼント」と山口さんからプレゼンテーションで大切な心がけを教えてもらい、各グループの代表者が順番に発表しました。

トップバッターは【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】改め、【ハハハの会】。プロジェクト名の由来は「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ、家以外の居場所が欲しいお母さん(ハハ)のための場所にしたい」という思いがあるそうです。3年後の目標ではみんなで作った手作り品を販売した売上でハハハっと笑いながらハワイへ行くこと、だとか!なんとも楽しそうなプロジェクトですね。詳しくは画像をご覧ください。

お次は【氷見のアートなお土産やさん】改め、【心の宇宙旅行】。ロールレタリングから出てきたキーワード「宇宙を感じる」を中心に事業計画を立てました。小さな一歩は8月、眺めのよい朝日山公園での展示会!今から楽しみです。

【からあげきっさてん】は【ルルルプロジェクト】へと名前を改めました。小さな一歩だけでなく、実際にお店を持つ場所の候補まで出てきました!一番最初のアイデアから一気に具体性を帯びましたね。

それぞれの発表を聞きながら山口さんからは「チラシの制作代も決して自分のお財布から出さないように。その辺りの費用も含めてイベント代を考えてね」「イベントなら参加者とたくさんお話をしたり、参加者同士がワイワイと楽しめる空間づくりをしてね。それが輝く名簿づくりに繋がります」「値段のバリエーションを作るのも一つの方法だね」などなど、更に一歩踏み込んだアドバイスを頂きました。

3ヶ月前、第1講では「私はこれが好きだから仕事にしたい」「何かしたいけど具体的に何も思いつかない」と言っていた受講者の皆さんから、このような具体的でワクワクするプロジェクトが生まれ、運営スタッフも嬉しい気持ちでいっぱいです。

最後に山口さんは、「今発表した小さな一歩は必ず実行してくださいね」とおっしゃいました。小さな一歩を実施する日が近づくと不安になると思います。お客さんも1人しか来ないかもしれません。それでも、仲間に背中を押してもらいながら勇気を出して実行に移さなければなりません。どんなに小さな一歩でも、やるのとやらないのとでは天と地の差があるのです。そんなことを受講生一人一人の目を見ながら、力強くお話しいただき、今年度の「小さな仕事づくり塾」は閉講となりました。

閉講後の打ち上げでは、山口さん、スタッフ、受講生のみなさんが入り混じりながら、今回生まれたプロジェクトについて語り合い、これから待っているワクワクの未来を思い浮かべながら解散しました。

今年度の「小さな仕事づくり塾」で生まれた3つのプロジェクト、今後もみらいエンジンは可能な限りサポートしていきます。どうぞワクワクの未来をお楽しみに!

好きをカタチにする!「小さな仕事づくり塾」第2講レポート

こんにちは!見習い相談員の西田です。
自分の好きなこと×社会にいいことで“小さな仕事”をつくるために必要な様々なことを学ぶ起業塾「小さな仕事づくり塾」、氷見では今年度で3回目の開催となります。福岡県津屋崎で対話によるまちづくりを実践されている山口さんを講師にお迎えし、受講者の皆さんと一緒に「氷見で小さな仕事を始めるには?」を考えます。

全3回講座で構成される本塾、第1講「好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう」は昨年12月11日に、そして第2講「好きなことをカタチにしてみよう」が1月15日に氷見市役所で開講されました!今回は第2講の様子をお伝えします。

今年度の受講者は13名、第2講は2人欠席で11名での開講となりました。
第1講では、受講者それぞれの本塾へ参加した思いや夢を自己紹介と共に共有し、更に津屋崎で行われているたくさんの小さな仕事の事例を教わりました。第2講からは、受講者の夢や好きなことを「そういうのを待ってました!」と社会が笑顔になるカタチに変化させ、実現可能な小さな仕事へ育てていきます。

前回から1ヶ月空いての開講、受講者同士も会うのが1ヶ月ぶりの方が多く、少し緊張している様子…。緊張をほぐして笑顔で対話できるように、まずは3〜4人のグループに分かれて「この1ヶ月なにしてた?」と軽く世間話タイム。3~4人って、みんなの顔を見渡せて喋りやすいですよね。さっきまで静かだった会場が、楽しげな声で満たされました。

場が温まったら、全員で円になって「今なにを感じてる?」を一人一言ずつ話しました。聞いていると「“好き”を明確なカタチにしたい」「趣味の範囲から脱却して小さな仕事に繋げたい」という声がありました。趣味と仕事の違い、自分の好きなコトをどこまで変形させて社会に受け入れられるカタチにするか、が第2講でのキーポイント。受講者も、どんな仕事が生まれるのかワクワクしている様子でした。

第1講でも行っていましたが、最初に少人数→全員と段階を踏んで自分の気持ちを話すと、すんなりと話し合いの場へ気持ちが入り込めていいですね。この工程を山口さんは「チェックインする」と言っていました。受講者のリラックスした顔に、今回も良い対話が生まれそうな予感がしました。

チェックインが終わったら、次は前回の振り返り。3~4人のグループに分かれて前回学んだこと、感じたことを思い出しながら、大事なことは机に敷いた紙にメモしていきました。なんせ前回の講座は1ヶ月前、最初は「何があったっけ…」と悩みながらも、話す中で「そういえばそんなこと教えてもらった!」「その話だとこんな話にも繋がってたね」と徐々に学んだことを思い出しているようでした。その様子を見ていると、みなさんグループの方々の話を丁寧に聞き、相手が話終わったタイミングで自分の意見を話しており、第1講で学んだ大切なことのひとつ“対話”を体が覚えているようでした。

各グループで出た話を全員で共有しながら、講師の山口さんが前回より更に踏み込んだお話をしてくださいました。例えば、普通の起業だと最初の1年半ほどは利益が出にくく、借金も必要になり運営も大変。だからこそ小さな起業ではスモールスタートで初期の借金を極力つくらない事、アイデアを発明してコストがかからない“ストーリー”や“コト”を商品にする事がとても重要なんです、といったお話。発明のためには自分が興味のない分野に触れる事が重要で、そのためには新聞を読む事も効果的だ、といったお話などなど。そうした小さく起業するために大切な事を具体的にまとめられたプリントも頂きました。これはずっと大切に待っていたい!

小休止を挟んで、また全員で円になりました。ここからが第2講の本番、受講者から募ったいくつかのプロジェクトをモデルケースに、グループワークによって最初のアイデアを小さな仕事へと展開させます。モデルケースとするプロジェクトを募るため、「私はこれを今すぐにでも実現したいんだ!」という受講者に、その思いにプロジェクト名をつけてプレゼンしてもらいました。出てきたプロジェクト名はこちら!

◉からあげきっさてん
◉氷見のアートなお土産やさん
◉ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし
◉手をかしてほしい人とかしたい人を繋げるサービス、シェアーズ
○変なダンス講師
○都会と田舎の交差点
○アキない作り

プレゼンを聞いていると、どれも未来をみてみたいプロジェクト!ですが流石に全部は多いので、今回は氷見市内でやりたいという案(◉の4つ)に絞りました。この4つのプロジェクトをモデルケースとして、ワクワクして、社会に良くて、誰かが笑顔になれる小さな仕事を受講者みんなで考えます。今回は4つに絞りましたが、最初の発想を3回転3回ひねりさせて小さな仕事にしていくという工程を体験することは、今後他のプロジェクトでもきっと役立ちます。モデルケースの4つ以外のプロジェクトもぜひ実現して欲しいと願います。

さて、ここからはプロジェクト主+2~3人の4グループに分かれて、それぞれのプロジェクトを練っていきます。ここで大切なのは、変化を恐れずにアイデアを三回転三回捻りさせること。結果的には、最初思い描いていたカタチとほとんど違うプロジェクトになるかもしれません。それでもいいんです。プロジェクト主もまだ気づいていない“本当に大切なこと”はなんなのか、このプロジェクトの真髄はなんなのかを対話の中から見つけて、それを社会に良いことへと変形させていく作業となります。じゃあ具体的にどう考えていけばいいの?というところで、以下の2つを山口さんから課題として出されました。

①誰を泣いて喜ばせるか
このプロジェクトは誰のためにやるのか、「〇〇さんに喜んで欲しい!」など具体的であればあるほど◎。具体的な人が思い浮かべば、プロジェクト内容も具体性をもち、人に説明しやすくなります。そうすることで応援してくれる人やお客さんとなる人を増やせるようになるのです。

②そのためにどんなサービスを提供するか
泣いて喜ばせたい人のためにどんなサービスがあればいいのか。よくある職業区分から選ぶのではなく、相手を思い浮かべて考えることで、今までにない仕事を発明できそうですね。

この日はここで時間切れ、この2つをグループそれぞれで考えてA4用紙にまとめる、という宿題が出されました。
いよいよ次回の第3講で、今年度の「小さな仕事づくり塾」は終了となります。最後、どのようなプロジェクトが氷見で生まれるのか、どうぞお楽しみに!

と言いつつも第二講、もう少し続きます!ここからは特別講座「起業のための資金調達方法とクラウドファンディング」の時間です。

最近見聞きする機会が多い“クラウドファンディング”。小さな仕事を始めるための資金調達の方法のひとつとして、クロスオーバーワークス合同会社の代表である木田さんにクラウドファンディング について教えていただきました。木田さんは県内初のクラウドファンディング コンサルタントとして活動されており、これまで起案支援した全てのプロジェクトが資金調達に成功しているという、確かな実績の持ち主です。
「Beer Café ブルーミン」さんが起業の際に行い、達成目標金額302%もの支援金が集まったクラウドファンディングも、実はこの木田さんがコンサルタントしていました。とにかく、富山でクラウドファンディングするなら木田アニキに聞け!というぐらい頼り甲斐のある方です。

講座では、「そもそもクラウドファンディングってなんなの?」というところから、支援金の集め方、目標金額の定め方やプロジェクト名の名付け方といった具体的な手法まで、実際のプロジェクトを参考にしながら解りやすく説明いただきました。

受講者もメモをとったり、スライドを写真に収めたりと興味津々な様子。

たった30分程の時間で、クラウドファンディングへの理解がググッと深まりました。受講者の中にも、「クラウドファンディングやってみようかしら」と思った方もいたのではないでしょうか。小さな起業を始める時の手助けとなる学びになっていれば嬉しい限りです。

それではまた第3講でお会いしましょう!

【小さなしごとづくり塾in氷見】——————————

《第3講  平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ》
2月12日(火)18:30~21:00
・行動計画を三回転三ひねりしてみよう
・小さな一歩を踏み出そう

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商店街レトロビルの元洋食屋さんではじめる小商いのある暮らし

みなさんこんにちは、氷見市IJU応援センターの藤田です。
今回お届けするのは『チャレンジャー求ム!』第2回。前回と同じく氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を発信していきます。
ご自身の「こんな風に暮らしたい・働きたい」という想いとあわせてご覧いただき、ピンとくるものがありましたら是非ご連絡ください!
それでは本題に参りましょう!

氷見市中心地にはなが~いアーケードの商店街があります。
歩いているとその屋根に阻まれて後ろにある建物にはなかなか目線がいかないものですが、少し気にして歩いてみるとその後ろにある建物の多様さに気づくことができます。
昔ながらの氷見らしい町家もあれば、建て替えをした比較的新しい建物もあり……
そうした建築群を楽しんでいると中央町のあたりで少し変わったビル群があるのが目に入ってくるはずです。

道に沿ってファサード(建築の正面壁)が連なって、まるで壁のようになったビル。それが道の両側に続いています。
これは共同防災ビルと呼ばれるもので、複数の世帯が共同でビルを建てることで建物自体を防火壁のように機能させるもの。
建物の密集する市街地で火災の延焼を抑える目的で、1950年頃からこうしたビル群が日本全国各地につくられました。
氷見中央町にあるこのビルは1970年前後につくられたもので、当時は先進的な商業空間として市内外から多くの方が訪れたといいます。

そんな商店街のなかに、今はシャッターとなった1軒のお店があります。
こちらが今回紹介する物件・旧『トロイカ』店舗兼住居です。
隣とくっついていてわかりにくいのですが、四角で囲った間口分奥に建物が続いています。
トロイカさんは昭和40年頃に開業した老舗の洋食屋さんです。現在のビルが建つ少し前からこの場所で商いをしており、ビルが建築されてから2004年まで、この場所で多くのお客さんを迎えていました。
現在は氷見市窪にお店を移転。氷見牛のステーキをはじめとしたメニューは絶品で、私自身何度も足を運んでいる素敵なお店です。


現店舗の様子

お店が移転してからは、旧店舗は住居として現在まで使われていますが、今回こちらの建物をどなたかに賃貸・売買できないかというお話をいただきました。
オーナーの谷内さんは現店舗の近くに住居を持っていることもあり、どこかのタイミングでそちらに移ろうと考えていたそうです。
なかなかそちらに移れなかったのにはとある事情があるのですが、そちらの事情雄は後ほど詳しくご説明します。
先にお値段だけお伝えしておくと、賃貸で月2万円程度、売買の場合引き渡し前にリフォームを加えた上で300万円程度とのことです。
まちの中心部にある4階建てのビルとしてはとてもお手頃な価格ですが、いわゆる「ワケあり」価格ですので続く記事でご確認ください。

さて、物件をみていきましょう。

一階は全面シャッターとなっています。
シャッターを開けると左手に階段。右手側は広い空間があり、こちらは現在車庫として使われています。普通車2台が入るゆとりがありますが、お客様用には不足でしょうから、ご自身の車庫とするか、それとも店舗空間として使うかといったところでしょうか。

階段にはトロイカさんの看板が。
この階段を上がったところが旧店舗です。

お店に入ると長いカウンターがお出迎え。
中には喫茶としては十分なスペースとシンクがあります。

客席部分は広すぎず狭すぎずといった様子で、カフェとしてならおひとりでも対応できるくらいの空間なのではないかなと思います。

2階店舗スペースにはトイレがありますが、ここでこの物件の注意ポイントひとつめです。
和式の個室トイレと男性用があるこちらのトイレは現在使用できません。
というよりも、2階以上のフロアには現在水が通っていません。
古い建物の常として建築当時の配水管は錆びてしまい、その後のリフォームの際に止めてしまったのだそう。
つまり先程みたカウンターのシンクも水が出ません。
お店として使うにしても住居空間にするにしても配管をやり直す必要があります。
このビルに限らず配管をやり直すというのは空き家活用ではよくあるなのですが、既存配管を置き換えるのは費用が高額になるためあまり現実的でなく、多くの場合は露出配管(壁や天井に沿って水道管を通していく)でのリフォームが選ばれます。
このリフォームでどのくらいの費用がかかるのかは事前に調べてもらうとよいでしょう。

店舗スペースの奥には現在は物置として使われている広間が。
営業時代はこちらも客席として使われていたそうですが、こちらに注意ポイントのふたつめが。

ドアを開いてすぐ、頭上を見上げると天井板が剥がれているのがわかります。
軽微ではありますが、大雨の際に雨漏りが認められるとのこと。
2階かつ建物の中心でありながら雨漏りがあるというのは不思議に感じられるかもしれませんが、これも共同ビルならではの問題です。
壁を染みて伝わってきている状態なのだと思われますが、こちらの原因箇所を発見・修繕することは難しいため、賃貸・売買された場合もこちらを有効に活用することは難しいでしょう。
よほどの大雨でないと影響がない状態ですので、バックヤードとして考えておくくらいがよいでしょう。

店舗部分から階段を上がると3階は居住スペースになります。
和室が2間と洋室が1間。

廊下にはトイレと流しがありますが、こちらも上記の通り、現在は使用できません。

さらに階段があって、4階へ。
と、こちらの階段に最後の注意ポイント。

階段の壁をみると水が伝った形跡があります。
こちらも雨漏りが発生しているポイントですが、ここは2階よりも被害が大きいようです。
2階同様小雨程度では影響が出ませんが、大雨が降った際には階段にバケツをおいて対応しているとのこと。
どのくらいの量なのかお話を伺うと、ザーザー降りの大雨の際には朝晩で一日2回バケツを交換する必要があるくらいということでした。
これらが「ワケあり」としていた理由です。
お値段は安いものの、リフォームの必要がある部分、そして大雨の際の雨漏りのケア、この2点についてはご了承の上ご検討ください。

建物は4階まであり、階段を上がって左が旧浴室、右が8畳間の和室です。
和室は奥様が今も利用していることもあって今回は写真でご紹介できません。
浴室は現在は一階に設置されたものを利用しているため使われていない状態です。
配管の問題もありますし、こちらの浴室をまた利用できる状態にするというのは現実的ではないと思われます。

2階以上は水が通っていないとお話しましたが、現在もオーナーさんはここに住まいしておいでですので、1階には生活できる設備が整っています。
最初に見た駐車スペースから奥に進むと広い土間スペースが。

こちらは店舗時代にはキッチンとして使われていた場所で、現在は倉庫スペース兼キッチンとなっています。
右手に見えるのはエコキュート。キッチンも含めてオール電化になっています。
リフォームは7,8年前とあって、キレイで便利そう。

新設されたお風呂はこんな様子です。

奥にはご主人の居室があり、こちらも写真ではご紹介できませんが、6畳のフローリングのお部屋ということです。

お部屋を右奥に進んだところには水洗の洋式トイレがありますので、おひとりでしたら1階のスペースだけで十分に生活できるでしょう。

建物の紹介は以上です。いかがでしたでしょうか?
すぐに使える物件という訳ではありませんが、たとえば賃貸して1階で生活コストを抑えて暮らしつつ、2階を自分らしいお店として小さく開いていく……なんていう姿を想像することができます。
あるいは一階の広い土間スペースをセルフリノベーションして店舗として生活は奥で、ということもできるでしょう。
いずれにしても大雨の際の対応を気にかける必要はありますが、工夫次第で魅力的な空間を生み出すことができそうです。

新しいアクションをはじめるには不安もつきものですが、移住・起業にあたっては氷見市の補助金も活用いただけます。
条件はありますが、少しでも移住・起業のハードルを低くできるものですので、以下リンクからご確認くださいませ!

 【移住の補助金】

 【起業の補助金】

条件は確定ではありませんので、気になった方がいらしたらまずはお問い合わせください。
オーナーの谷内さんとお繋ぎした上で相談しながらお互いに納得する形を探していきましょう。
「ワケあり」な物件ではありますが、それは長く歴史を刻んできた証拠ともいえます。
町の歴史ごと引き継いで、自分らしくリノベーションしたいという方のお問い合わせをお待ちしています!

今年も始まりました!「小さな仕事づくり塾」第1講レポート

こんにちは!見習い相談員の西田です。
今回は「自分の好きを仕事にしたい!でも何から始めればいいのか…」「地域のために何かしたくてウズウズしている!」「何かを始めようとキラキラしている人の力になりたい」という方にぜひ読んでいただきたい記事です。

 

先日、今年度の「小さなしごとづくり塾in氷見」が始まりました!
小さなしごとづくり塾とは、自分の好きなこと×社会にいいことで「小さな仕事」をつくるために必要な様々なことを学ぶ起業塾です。福岡県津屋崎にて“対話による地域住民や大人と子供のコミュニケーションの場づくり” “小さな起業による地域の活性化”などを実践されている山口さんを講師にお迎えし、参加者の皆さんとの一緒に「氷見で小さな仕事を始めるには?」を考えます。

 

氷見での「小さなしごとづくり塾」は今年で3回目となります。昨年度の様子はコチラからご覧ください。
本講座で手に入れた“きっかけ”と“仲間”によって実際に「小さな起業」を始めた、もしくは第一歩を踏み出した方々によって、実際に氷見で新しいカルチャーが生まれています。昨年度の受講生が始めたプロジェクトをご紹介します↓↓

 

◯宿泊×移住がコンセプトの「移り住みたくなる宿 イミグレ」
●哲学×パンをテーマにマルシェ出店やイベント企画をしている「考えるパンkoppe」、「考えるときyotte」
◯身体と衣服の丁寧に繕う「CorTe」
地方でドローンの活用を広める活動

 

 

全3回(月1回)講座のうち第1講「好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう」が、12月11日に氷見市役所で開講されました。今年度の受講者は13名、第1講は残念ながら都合が合わず2名欠席、11名でのスタートです。

 

この塾は、講師の方のお話を聞いてフンフンなるほどとメモを取る、だけではありません。山口さんのお話を聞いて何を感じたかを参加者自らが声に出し、それを聞いた山口さんがまた話す、という対話の中から小さなしごとをつくり出すヒントを参加者自らが気づき、身につける。上辺の知識ではなく、参加者の心に響く学びの場です。

 

最初に山口さんの自己紹介、本講座の進め方などを聞き、次は早速参加者が話す番です。と言っても、いきなり大勢の前で発言するのはなかなか難しいので、最初は3~4人に分かれて自己紹介をしました。初めて会う人に、短い時間で自分が何者なのかを伝えるのって意外と難しいんですよね。見ていると、皆さん身振り手振りも使いつつ、どうすれば上手く伝わるのかを一生懸命考えながら話しているようでした。

 

 

グループ自己紹介で喋るウォーミングアップができたら、次は全員で自己紹介をしました。この日集まったのはこんな方々です!

 

やりたいこと・好きなことが明確な人、今までの経験を地域で活かしたいけどどうすればいいか悩んでいる人、とにかく何かをやりたくてウズウズしている人など、講座に参加した意気込みは人それぞれ。キャラクターが際立っている人も、物静かな人もいて、良いバランスのメンバーだなぁ、と勝手に感じていました。
昨年度の講座と比べると、山口さんがお話する内容は正直あまり変わりありません。毎年違う参加メンバーによって生まれる対話や発見が、本講座の最も重要な要素となるんです。本年度の講座がどんな風に進んでいくのか、私含め主催者側も楽しみです。

 

 

自己紹介の後は少し休憩。その間も隣の席の人とお話していたり、アットホームな良い雰囲気です。

 

 

講座再開とともに山口さんから、大切にして欲しい2つのことを教わりました。

 

1つめは“対話”すること。話し合いの時に相手を否定せず、自分の話を断定しない。相手が自分と違う意見でも、まずは黙って耳を澄まして「何を言いたいのかな?なぜそう思うのかな?」と考える。

 

例えば…、と山口さんが「人生とは何か?」という問いを参加者に投げかけました。蓄積、試練、閃き、好奇心、探求、今、などなどその答えは皆さんバラバラ。「私が正しいんだ!」と相手の意見を打ち負かそうとする姿勢ではなく、相手の意見も認めた上で対話することによって、そこからまた新しい発見が生まれるのだそうです。

 

2つめは“発明”すること。「今まで見たことないけどこういうのがあるといいんじゃない!?」を見つけることが起業するということ。気が付いていないことを生み出す、想像の枠を超えることが大切なんだ、と山口さんは語ります。“発明”のためにも“対話”が重要になるんですね。

 

 

大切な2つのことを念頭におきながら、山口さんが活動されている福岡県津屋崎で実際に行われている小さなしごとをご紹介いただきました。店主日替わりのお店、納期なしの看板屋さん、部活つき珈琲屋さん、つくる時間をプレゼントする工房、人間力を学ぶ学習塾などなど「面白い!」「こういうのいいなぁ」と思う事例が盛りだくさん。

 

 

津屋崎での事例を見て、感じたこと考えたことをグループに分かれて話し、共有しました。話しながら、気に止まったことはテーブルいっぱいに広げた紙にメモしていきます。

 

・ワクワクを感じた!心を開くことが大切なんだ
・場所があると、みんなが集まってそこで何かが起きる
・お店を営業している人の顔写真がなくてもその人がエキサイティングに見える
・既存の仕事のスキマに入り込んでいる気がする
・一人だと心が折れそうだけど、何人か集まってやれば頑張れそう
といった前向きな感想もあれば、

 

・人口が少ない氷見で同じことをやって人が集まるのかな?
・津屋崎とは違い、氷見は閉塞感を感じる
・見せてもらった事例がきっと凄い人たちがやったことなんだろう、自分みたいな平凡な人間でもできるのか…
といった後ろ向きな感想も出てきました。

 

 

それを受けた山口さんは、「津屋崎の事例に登場した人も特別な存在ではなくて本当に平凡な、その辺にいるような人たちです。」と力強く話しました。「大切なのは、とにかくやってみること。野球をしましょうとなったら、分厚い野球本を暗記するよりも、実際にバットを振ってみて、なんでボールに当たらないのかを考えてまた振ってみて…という方が野球が上手くなれるでしょ?それと一緒です。実際にやりながら学んでいく姿勢と、第一歩となるスモールスタートが大切なんです。」

 

とにかく小さなスタートを切る、そのためのきっかけと仲間が手に入るのが「小さなしごとづくり塾」なのです。残り2回の講座を通して最終的には、参加者の方が小さなしごとを始めるための具体的なスモールスタートを考えます!
今年度のメンバーからはどんな小さなしごとが生まれるのか、残り2回のレポートもお楽しみに!

 

 

—【小さなしごとづくり塾in氷見】——————————

《第2講 好きなことをカタチにしてみよう》
1月15日(火)18:30~21:30
・一緒にできる仲間を探そう
・ 仲間と共に行動計画を立ててみよう
〈特別講座〉
起業のための資金調達方法とクラウドファンディング

 

《第3講  平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ》
2月12日(火)18:30~21:00
・行動計画を三回転三ひねりしてみよう
・小さな一歩を踏み出そう

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田園風景のなかの地域に愛されたスーパーを引き継ぎませんか?

こんにちは、みらいエンジンの藤田です。
今回ご紹介するのは『チャレンジャー求ム!』案件です。
こちらのタグはホームページリニューアルから追加された「氷見のしごと」カテゴリのなかでもちょっと特別、氷見にある「新しい働き方」を実現する可能性、つまり「種」を記事として発信していくコーナーです。
直接的な求人は少ないかもしれませんが、物件情報、ビジネスが生まれそうな素材、事業承継の募集など、移住に伴って新しいチャレンジをはじめたいと考えている方のヒントになれば幸いです。
 
と、説明するよりも具体的に例をみていただくほうがわかりやすいですね。
それでは『チャレンジャー求ム!』第1弾スタートです。
 
 
今回ご紹介するのは【店舗物件】になります。
氷見市街地から車で10分弱、氷見北インターを過ぎて田園風景のなか道なりに進んでいくと交差点に一軒のスーパーがあります。
 

 

大きく「いわさきストア」の看板がかかったこの物件、今も営業している地元密着の食料品店です。
 
氷見市は、中心市街地(沿岸地域)から扇状に谷筋が伸びる地形が特徴的です。いわさきストアのある余川地区はそのなかの「余川谷」と呼ばれる谷筋にあることからも、この谷筋では中心的な位置にあったことがわかります。
 
いわさきストアが開業したのは、およそ70年前(当時は屋号で経営)。オーナーさんの祖父が現在の店舗の近くで商売をはじめました。近隣住民はもちろん、余川谷に暮らす多くの人々の日常生活を支えるお店として長く地域に愛されながら、30年ほど前に現在の場所に移転。氷見市民であればお店の名前を聞いただけで「ああ、あそこね」とピンと来るほどに知られた存在です。
 
しかし、そんな人気店でも全国的な人口減少・高齢化の影響を免れません。谷に暮らすの人口減少とともに来店数も減少していきます。
現オーナーの務さんは会社勤めをしており、お店の経営は主にご両親と奥さまの美紀子さんが行ってきましたが、先代が亡くなられたこともありお店を畳むことを考えるようになったといいます。
そして、今回の募集に繋がります。
「大切なお店だからこそ、誰かに活かしてほしい」というオーナーさんの想いを受け、このような募集記事を書かせていただくことになりました。
用途はスーパーでなくても構わないそうですので、記事を読みながらご自身のビジネスアイデアと合わせて想像を膨らませていただければと思います。
 
さて、さっそく物件をみていきましょう。
いわさきストアがあるのは「余川」交差点の角。前には広々とした駐車場があり、敷地内にはお店・離れ・車庫・母屋・納屋が配置されています。
 

 

母屋にはオーナー夫妻が住まいしていますので、今回賃貸・売買として紹介するのはお店と離れの部分になります。(将来的には母屋部分も売却してよいとのことですが、こちらは要相談です)
現在は母屋と離れが渡り廊下で繋がっていますが、こちらは話がまとまり次第解体してそれぞれ独立させる予定だそうです。
 
まずは店舗部分からみていきましょう。
 

 

 

店舗の入口には雪国らしく風除室があります。ゆったりとした空間で、こちらでも結構な商品を並べられるようです。
 

 

店舗内部は広々とした空間が。
現在は左手に冷蔵商品、奥に酒類、真ん中には食料品、日用品、衣類などが棚に並びます。
店舗空間の広さはおよそ10m×10mだそうです。
 

 

冷蔵ケースは写真の新しいものはリースで現役稼働中。こちらは必要とあればリースを引き継げるそう。
他の冷蔵庫は現在使用できませんが、不用品は業者によって撤去、備え付けのものは解体となるそうですので、利用したい場合でも不要の場合でも心配ありません。
 

 

続いて店舗左手奥の扉からバックヤードに進みます。
こちらは旧店舗となっていた建物で、現在の店舗部分が増築されてからはバックヤードとして使われています。
 

 
 
 

店舗時代の名残で事務所やキッチンがあり、床は土間のまま。キッチンは昔お店で惣菜をつくって売っていた頃に使われていたのですが、現在は使用されていません。中の大きな冷蔵庫も現在も使用不可。こちらも処分してもらうことになりそうです。
 

 

お手洗いもありますが、これは旧店舗時代に使われていたもの。非水洗ということもあってこちらは現在使用されていないようです。水洗にするか、なくしてしまうか、いずれにしてもリフォームが必要かもしれません。
 
バックヤードからは離れの建物に繋がっていて直接上がることができます。
 

 

土間から上がると和室が2つ。
 

 

そこから廊下に出て奥にもう2室。
 

 

廊下の途中に階段があり、反対側にはトイレがあります。
 

 
 

こちらは水洗の洋式トイレになっており、もちろん使用可能です。小窓を開いてみると田園風景が覗けました。移住を検討されている方にはこんな風景もうれしいポイントですね。
 

 

2階にあがるとそこにも和室が2つ。居室としては十分なスペースがあります。
廊下には木冊子の窓があり、日当たりも十分。窓の向こうに広がる田んぼと山々の景色は季節ごとに彩りを変えて楽しませてくれることでしょう。
 
一階の奥は渡り廊下で母屋に繋がっていますが、こちらは入居者が決まり次第解体となりますので、ご紹介するのはここまでです。
御覧頂いたとおり、スペースとしては店舗兼住居として使うのに十分の広さがあります。
ただし、住まいとするにはキッチンとお風呂を用意する必要がありそうですので、そこはリフォームが必要になるでしょう。
 
気になるお値段ですが、賃貸の場合は月10万円、売買の場合は1,000万円程度で検討されているとのこと。
住居がついてくるとはいえ、賃貸で商売するのであればそれなりの売上が見込めなければ厳しいでしょう。
いわさきストアさんをそのまま引き継いだような、近隣の方を対象とした食料品店というスタイルでは今後なかなか厳しいだろうという印象ですので、そこは記事をご覧のみなさまのアイデアでこの土地の風景を活かしたビジネスを考えていただければと思います。
氷見北インターからこのお店に向かう道すがらには『ドッグランのあるカフェ ハル』さんがあり愛犬家を中心に賑わっていますし、いわさきストアさんのある交差点を曲がって進んだ先の山の上には氷見随一のオシャレスポット『SAYS FARM』さんがあり平日も多くのお客さんが訪れています。
アイデア次第で市内外からお客さんを集めることができるという意味で、そうしたお店からも学ぶものがあることでしょう。
 
最後にオーナーの岩崎さん夫妻にお話をうかがったところ、お店への想いを語ってくれました。
 

 

今でもお店には近所の方がよくいらっしゃるし、あまり顔を出さない方でも『やめないでくれ』といってくださいます。
私達としても、お店に愛着もあるし、商売を畳んでそのままにするのも寂しいものがあります。
とはいうものの、誰にでも借りてもらいたい買ってもらいたいという訳ではないんです。
この場所でお店をやるということは地域の一員になるということ。お住まいになるのならなおさらです。
お店のスタイルはどういうものでも構いませんが、できることならこのお店に通っていた人たちがふらりと顔を出せるようになると嬉しいですね。

 
いかがでしたでしょうか?
物件の紹介記事なのに長々と書かせていただいたのは、少しでもこのお店とオーナーさんの想いを伝え、土地の風景と人の魅力に共感し、地域に愛されるお店として引き継いでいただきたいからです。
現時点では不動産仲介が入っていないため、物件情報や契約上の細かな条件などの記載がないのは申し訳ありませんが、そういった点はオーナーさんと直接お話するなかで交渉していく余地もありますので、もしご興味を持たれましたらぜひみらいエンジンまでお問い合わせください。
 
まずは実際にご覧いただき、そして岩崎さんとお話をしていただき、ここで新しい「働き方」をしてみたいという決意が生まれましたら、その際はIJU応援センターとして全力で応援させていただきます!

【応募締切】『小さな仕事づくり塾 vol.3』受講生募集!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
 
毎年冬に開催している「小さな仕事づくり塾」今年も開講することになりました。
氷見で起業をしたいあなた、今すぐ予定をご確認ください!
講座の日にちは、12月11日(火)、1月15日(火)、2月12日(火)の計3回。いずれも18:30〜21:00まで(第2回は特別講座含めは21:30まで)。
計3回の講座に連続出席が基本ではありますが、都合が合わなければ、1回のみ参加のご相談も受けさせていただきます。
 
ここで簡単に今回の講師陣のご紹介。
場づくり、まちづくりを実践している専門家
山口覚さん(LOCAL DESIGN代表・津屋崎ブランチ代表)
 
クラウドファンディングを活用した地方創生に注力する専門家
木田拓也さん(クロスオーバー・ワークス合同会社代表)
 
詳しい講師の紹介は下記よりご覧下さい。
 
 
 
「小さな仕事づくり塾」とは・・・
自分の好きなこと × 社会にいいことで「小さな仕事」をつくる、そのために必要な様々なことが学べる起業塾です。
「起業したい人がどんな思いを持っているのか」「そもそも起業したい人ってどんな人なのか」を参加者で共有することで起業への心のハードルを下げてもらう、そんな狙いがあります。
 
「やってみたいことはあるけど、それがビジネスになるのか」
「お金のやりくりがわからず、一歩が踏み出せない」
「一緒にやっていく仲間がいないので不安」
「起業したいといっている人を応援したいけど、どうしたらいいのかわからない」
 
こんなあなたにピッタリの講座です。最近のキーワードである「クラウドファンディング」を使った資金調達も専門家から学べるチャンスです。
 
この塾を受講するのに、難しい知識などは一切必要ありません。必要なのはワクワクの心だけ。参加者全員でのワークショップ形式で、和やかな雰囲気の中で学んでいきます。今年行われた講座の様子はこちらに記載されていますのでチェックしてみてください。
 


 

数人のグループに分かれ、模造紙にブレストしている様子。各々の意見を言い合い、その中で会話が生まれます。終わる頃には、初めは一人で来られた方でも気兼ねなく話せる仲間が増えているはずです。
 

 

グループでブレストし、意見を各グループで発表します。ちょっとした着眼点の違いで、たくさんのヒントが見つかる時間です。
 
 
実際に参加された受講者さんたちがその後どうしているのかというのもご紹介!
まずは松木佳太さん。
 

 

先日行われた移住者交流会でも会場に利用させていただいた『移り住みたくなる宿 イミグレ』をオープンさせました!
ここまで来ると「小さな」仕事ではないような気もしますが……あくまで一例です。
本気のビジネスをはじめようという方でも、この場で得た学びや同期生とのつながりはかけがえのないものになるはずです。
 
「大きなビジネスじゃないとダメなの……?」
もちろんそんなことはありません!
「好き」を仕事にしていくための第一歩としての好例が、こちらも前回受講された竹添あゆみさん。
 

 

高岡出身で昨年氷見に移住された竹添さんの「好き」はパンとコーヒー、そして対話の場。
とはいえ、お子さんも生まれたばかりでお店をフルに経営していくのは難しい……そんな彼女がスタートしたのは『考えるパン koppe』という屋号での活動です。
市内外のマルシェなどのイベントでパン屋さんとして活動する他、旦那さんと一緒にパンとコーヒーを飲みながら地域について語り合う『考えるとき yotte』というイベントも開催。そのときの様子は記事にまとめてありますので、気になる方は是非ご覧ください。
 
また、受講生の谷畑さんは「ダーニング」という技術を広め、仕事にしていく第一歩としてイベントを開催。
 

 

ダーニングというのはヨーロッパで伝統的に行われている衣服の穴あきなどを繕う針仕事のこと。
こちらもタマル場で開催した際の様子が記事になっています。
 
このように自分の「好き」を具体的なアクションに移したいと考えている方、自分はまだかもしれないけれどそうしたアクションを応援したいという方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください!
一緒に新しいチャレンジに向けて踏み出しましょう!!
 
 
以下は、講座の詳細です。
 
「小さな仕事づくり塾 vol.3」
 
■日程
《第1講  好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう》
12月11日(火)18:30~21:00
・やりたいことをみんなで共有してみよう
・ 先進地域から地域が元気になる法則をみつけよう
 
《第2講 好きなことをカタチにしてみよう》
1月15日(火)18:30~21:30
・一緒にできる仲間を探そう
・ 仲間と共に行動計画を立ててみよう
〈特別講座〉
起業のための資金調達方法とクラウドファンディング
 
《第3講  平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ》
2月12日(火)18:30~21:00
・行動計画を三回転三ひねりしてみよう
・小さな一歩を踏み出そう
 
■参加費
3回で3,000円
(計3回出席が基本です)
 
■定員
12名
 
■場所
氷見市役所 1階地域協働スペース(富山県氷見市鞍川1060)
 
■対象者
小さく企業したい人もしくは企業を応援したい人で、氷見市のまちづくりに貢献したい人
 
■主催
氷見市IJU応援センター みらいエンジン
 
■申し込み方法
以下の内容を電話、FAX、Eメールのいずれかでおしらせください。
    
①氏名
②性別
③年齢
④住所
⑤電話番号
⑥所属(あれば)
⑦メールアドレス(あれば)
⑧参加する講座日程
 
TEL:0766-54-0445
FAX: 0766-54-0459
MAIL:info@himi-iju.net
( 氷見市IJU応援センター みらいエンジン)
 


 
 

起業を目指す仲間同士が集い、交流するチャンスです!何度も言いますが、難しい知識は一切必要ありません。皆様のご参加、心よりお待ちしております。

移住者夫妻によるエスニック料理店『まんがい家』オープン!

こんにちは、スタッフの藤田です!
氷見には特徴的な地名がたくさんありますが、そのひとつに「熊無(くまなし)」というところがあります。
昔から熊が出ないからなのか、それとも出ませんようにとの願掛けなのか、そのあたりは地元の方にお話を聞いてみるとして(調べが足りずすみません……)氷見のなかでももっとも標高が高い地域のひとつです。
熊無を抜けるともう石川県の羽咋市で、能登半島横断の主要道路であるため車の往来は多く、国道沿いには以前に紹介したジビエ料理の食堂のほか、お休み処となるドライブインなどもあり、ドライバーたちの休息の場となっています。
 
さて、今回ご紹介するのはそんな通りにお店をオープンさせた移住者さんご夫妻です!
氷見の中でも最奥の地域でご夫妻がオープンさせたのは「タイ・マレーシア料理店 まんがい家」というお店。
立地も驚きですが、本格的なエスニックのお店というのは氷見ではかなり珍しい…! 大阪で6年お店を経営していたということでお味への期待も高まります。
昨年みらいエンジンにご相談があり、物件探しをお手伝いさせていただいたご縁から、引っ越し・開店準備の報を聞きながら今か今かと待ちわびていたお店がついにオープンということで、さっそくお店にうかがってきました。
 
お店の場所が最初少しわかりにくいかと思いますので、ガイドを含めてお店の魅力をご紹介します!
 
氷見市街地から向かうにはまず氷見IC方面へ。氷見以外からお越しの場合は能越道から氷見ICで降りて石川側へと進みます。
こちらが国道415号。お店は道沿いですので、しばらくはのどかな景色を眺めながらひたすら石川県境方面へと車を走らせます。
途中は目印という目印も少なくお伝えしづらいのですが、熊無に入って十柱神社というお宮の立派な鳥居が右手に見えたらもう少しです…!
 
神社からもう少し登ったところがカーブになっており、その左手側にお店があります。曲がり角なので氷見市街地方面から来るとお店が死角になるので注意!
 

 

右手側には国重要無形民俗文化財に指定されている藤箕の「伝承の館」という看板がついた建物がみえますが、こちらの向かいがお目当てのお店です!
 

 

さて到着。
 

 

ぱっとみた感じは普通の民家……数ヶ月前まで本当にただの民家だったので当たり前ですね。お店の前には看板があり、駐車場は手前側と奥に5,6台分、十分なスペースがあります。
お店の入口・玄関は道路とは反対側です。
 
いざ、入店!
 


 
 

客席スペースはこんな感じ!
ご主人が3ヶ月かけてセルフリノベーションした店内は味があってあたたかい雰囲気!
柱にはタイ・マレーシア現地の写真やアイテムが飾られ、BGMも相まってなんともアジアンな香り。
 

 

席につくと手書きのメニューと「まんがい家通信」なるものがお出迎え。
こちらの新聞は第1号とあるように更新されていくようです。楽しみですね。
 
メニューは大きく4種類。
「ごはん/カレー/麺/ホットサンド」で、それぞれ週替りとなります。次回予告も書かれているため、次の週も足を運びたくなる……なんとも商売上手です。
メインの他にはドリンクがつくのですが、飲み物ももちろんタイ・マレーシアのものを選べます。ココナッツジュースやテタレーという紅茶など、せっかくなのであわせて注文してみたいところ。
 
さあどれにしようかとメニューをみるも、見覚えのないタイトルの料理ばかりでなにがなにやら……しかし心配ご無用! 困った顔をしていれば奥様がやさしく説明してくださいます。
一応メニューにも説明文はついているのですが、やはり耳できいた方がわかりやすいですね。大阪時代のメニュー写真もありますのでそちらも参考になるかと思います。
 
私はこの日カレーをチョイス!
ゲーン・ガリー(イエローカレー)とテタレーのセットを注文です。
 

 

きました! いただきます!
口に入れるとレモングラスの爽やかな香りもあって、気分はあっというまに南国モード。しかしながら食べていると後からじわじわ辛さがこみ上げてきて、汗がとまりません! 代謝の悪いワタクシですが、一気に毒素が抜けていく心地です。
 

 

汗を拭き拭き食べ終えると、食後のテタレー。
マレーシアの紅茶なのですが、練乳が加えられておりとっても甘いです。
その甘さがカレーの後だとちょうどいい。よく考えられています。
 
ちなみに他のメニューはどんな感じかというと、
 

 
 

こんな感じです。
上がご飯コースのナシ・レマ、下が麺コースのセンレック・ナムヘーン・ムーです。
同席していたお客さんに撮らせていただきました…笑
ちなみに写真のナシ・レマは、通常お肉が入るところを、お客様のオーダーによりお肉抜き仕様でつくっていただいていました。細かな気配りも素敵です。
それぞれ名前をみてもパッと味が想像できないので、余計に味が気になりますね。
ぜひとも次回チャレンジしたい。
 
最後に、オーナーの浅岡夫妻にお話を聞きました。
 

 

高岡市出身の浅岡克勝さんがタイと出会ったのはサラリーマン時代のこと。アパレル会社に勤務していたときに赴任したことがきっかけだったといいます。
食べることが大好きでかつ凝り性だった克勝さんは、現地の料理を食べるだけでなく自宅でその料理を再現しタイ料理を覚えていきました。
その後、日本に戻り大阪で会社員としての生活を続けていましたが、ある日近所でお店をやるのにぴったりの物件を発見。
突然、奥様の和美さんに「店をはじめようと思う」と切り出して、とんとん拍子に物件を契約。まんがい家をオープンさせます。
本格的なエスニック料理店がまだ少なかった当時、浅岡さんが目指したのは大阪にタイ料理のカルチャーを発信・浸透させること。
そしてその目標は6年の月日の間に叶えられ、地域に愛される料理店になっていきました。
どのくらい地域に愛されていたかは、店内に飾られている写真を見ればよくわかります。
 

 

そこに写っているのは、前のお店の常連さんたちの姿。みなさん、いい笑顔です。
そしてなんと、熊無でのオープン初日には、大阪時代のお客さんが突然ふらりと現れたのだといいます。
「氷見でお店をはじめることはハガキで伝えていたけれど、まさか大阪から開店祝いのためにわざわざ大阪から来てくれるとは……泣きそうになりましたね」と克勝さん。なんとも感動的なエピソードです。
 
高齢になったご両親の心配もあり、富山に戻ることにした浅岡さん夫妻。
せっかくであれば環境のいいところで古民家をみつけ、DIYで理想のお店をつくりたいと高岡周辺でお店兼住まいとなる物件を探していたところ、みらいエンジンにご相談をいただきました。
最終的には自らで熊無の物件を見つけリノベーションをスタート。手づくりで今のお店をつくり上げました。
「大阪にはタイ料理のカルチャーを広めることができた。今度の目標は氷見にタイ・マレーシア料理のカルチャーを広めていくこと」と浅岡さんはやさしくも力強く宣言します。
氷見にまた新しいカルチャーが生まれる予感……みらいエンジンとしても全力で応援いたします!
 
さて、ここまでご紹介してきた「まんがい家」。しかしその魅力を十分に知っていただくにはお店に行っていただくしかありません!
少し時間のあるランチタイムに、ドライブがてら訪ねてみてください。
ゆるく居心地のいい空間と個性的な料理、そしてなによりあたたかな人柄がにじみ出る浅岡さんご夫妻の人柄に、癖になること間違いなしです!
 
タイ・マレーシア食堂&カフェ
営業時間 10:00~18:00
休日 火曜・水曜
電話番号 090-7589-5932
住所 〒935-0251 氷見市熊無1182

移住者が語る移動スーパー「とくし丸」の仕事

こんにちは。空き家バンクの物件紹介を担当している山下健太郎です。

 

他にも氷見のまちなかで仲間と一緒につくっているコミュニティスペース「ヒラク」の紹介や、氷見で活躍しているさまざまな企業の紹介など、いま氷見で起こっていること、動いているひとたちのことをお伝えしています。

 

この春に地域おこし協力隊を卒業してからも変わらない立ち位置で記事を書いたり、タマル場にいたり、まれに移住相談に乗ったりしているのですが、それに加えて新たな仕事をはじめました。

 

それが移動スーパー「とくし丸」です。

 

移動スーパーについては、最近ニュースで「買い物難民」という言葉が取り上げられる中でご存知の方が多いと思います。特に高齢化の進んだ集落で移動手段がなく、買い物に出るのが困難な方たちに向けて、スーパーの商品を運び購入してもらうサービスです。

 

今回は移住者が取り組む仕事の一つとして、この「とくし丸」での移動スーパーの仕事を自己紹介したいと思います!

 

とくし丸での仕事

 

とくし丸での販売に関わって3ヶ月。ようやく慣れてきました。ここではどんなふうに一日動いているのかご紹介したいと思います。

 

AM7:00 出勤して荷物の積み込み作業

 

その日販売する商品を軽トラックに積み込みます。青果・精肉・鮮魚・牛乳・豆腐・お菓子に日用品まで……ハッピータウンで売っている商品からリクエストの多いもの、旬のものを中心に全部で500種類、750点ほど小さなトラックの荷台に詰め込んでいきます。

 

 

いい売り場ができると一人で満足感。この気持ちを届けるのが大事だなと思ってます。

 

AM10:00 ハッピータウンを出発

 

今回は販売している様子を写真に撮ってもらいました。

ここはとある家の前庭。地域のおばあちゃん方4、5名が集まってきます。

 

 

 

荷台のパネルを開け、食材やお惣菜を陳列して、皆さんに買い物カゴをお渡しして見てもらいます。

 

「牛乳取って、赤いのがええわ」

 

「コーン汁(スープのことをこう呼ぶ)あるけ?」

 

「次来る時昆布締め持ってきて」

 

 

いろんな注文に答えていきます。3ヶ月でだいぶ欲しいものに対応できるようになってきました。

 

レジは丁寧に……。小銭入れがいっぱいになっている事も多いので、細かいお金を一枚一枚取り出していく時間も大事にしなきゃなあと感じます。

 

 

 

 

普通のスーパーでも同じ様子ですが、レジの時間でのちょっとした会話を楽しみにしている方は多いみたいです。特に一人ひとりに時間をかけられる分、おばあちゃん方のリズムに自分のリズムを合わせるように意識をしています。

 

 

 

 

それが新しい商売になることもありますしね。

 

そして次の家へ走っていきます。

 

 

 

 

 

 

一軒のお宅で5分から15分ぐらい、1日約30軒ほどの家を回るともう夕方です。

 

PM5:30 ハッピータウンに帰着

 

売れなかった商品を返品し、売り上げの精算をします。明日の準備もできることはしておきたいですね。朝早いので。そして……

 

PM6:30 退勤

 

という流れです。車に乗っている時間も多いですが歩き回ったり商品の上げ下げをしたりという動きが多くかなり体力を使います。

 

「とくし丸」に誘っていただいた成瀬さんと二人して痩せたので、とくし丸ダイエットはかなり有効なようです。また商品に気を使っていると神経も使いますが、その分サービスの質も高まるし売上に影響してくるので頑張りがいがありますね。

なぜ「とくし丸」に乗ろうと思ったのか

 

ここまで述べてきたようになかなかいい仕事なんです。しかし、なぜ私が「とくし丸」に乗ることになったのか、そしてこの仕事を通して作っていきたい未来についても書いておいた方が良いかなと思います。

 

さまざまなスーパーやコンビニが宅配やネット通販に取り組んでいるなか、「とくし丸」は地元スーパーが中心になり日本全国でサービス地域を増やしています。徳島のスーパーからはじまり、現在は300台以上の移動販売車が走っています。

 

「とくし丸」の特徴は個人の販売パートナーとスーパーと地域の住民という三者が共存できる仕組みを作り上げていることと、そのサービスの細やかさにこだわっていることです。それは軽トラックで家を一軒ずつ訪問するというスタイルにわかりやすく現れています。

 

その「とくし丸」を氷見で始めようと計画していたのが幸町にあるハッピータウンを運営する(株)マルワフードです。

 

とにかく「ハッピータウン」の氷見でのブランド力は半端なく、車でアクセスしやすい立地に新しいスーパーができてもハッピーで買い物するという方も根強くいます。

 

ハッピータウンの持つ独特の空気感、何とも言えない「良さ」についてはこちらの記事を読んでいただければ分かってもらえるはず。

 

「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』前編~

「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』後編~

 

そんなハッピータウンに昨年の夏、とくし丸の販売パートナーを募集するというチラシが貼ってあるのに気づきました。その時、「たしかに氷見で取り組めるのはハッピーしかないな」と納得した覚えがあります。

 

しかしそのときには自分が販売して回る立場になるとは思ってもいませんでした。面白いものです。

 

去年の冬にお誘いいただいて、山間部の空き家を紹介してもらえれば現在の空き家に関わる仕事にもつながると思い、販売パートナーとして関わることにしました。

 

現在空き家登録バンクの管理をしている中で、移住希望の多い山間地に住みやすい家が出てこないという悩みを持っています。それぞれの地域に空き家があるのは誰もが分かっているのですが、それを移住希望者に対して貸し出そうという方はほとんどいません。

 

それは貸家という考え方自体が地域に根づいていないこと、そして移住希望者に対する信用が現状では低いということ、これら2つの理由が大きいと思っています。

 

ここで地域の方たちに近い存在として間に立つことができればという思いもあって始めた部分もあります。実際どのような形で移住希望者との橋渡しをするか、ということについては検討中の部分も多いですが、地元出身者とは違った視点から地域の未来を見て、サービスを提供できるようになりたいです。

 

と、そんなことも考えながら「とくし丸」で地域を回っております。

 

氷見の土地に詳しくなくても、毎日のように地域を巡ってお仕事をするので否が応でも氷見の土地に詳しくなります。移住して氷見のことをよく知りたい、氷見という土地を活かした仕事をしていきたいと考えている方にとって、とてもいいステップだと感じています。

 

氷見に移住したいけど仕事はどうしよう……とお悩みの方はぜひご相談ください!収入のこと、取り組むために必要な準備などについても詳しくお伝えできますよ。