移住や空き家の補助・助成

[対象]転入手続きが完了した方に

・「子育て世帯または新婚世帯」「20歳代」「転入前より市内で就業」「医療介護保育人材」のいずれかに該当する場合10万円分の地域商品券を支給。

・運転に不安を抱く人を対象に、自動車学校での運転講習費用を補助。

[対象]住宅を新築・取得した方に

・基本補助額60万円。
・「子育て世帯または新婚世帯」「20歳代」「転入前より市内で就業」「医療介護保育人材」のいずれかに該当すると、20万円。
・「居住誘導区域内で住宅を取得した方」に該当で、10万円。
・「取得した住宅で三世代同居をする方(近居の場合)」に該当で、30万円(近居の場合10万円)。
・合計最大120万円の補助。

※移住世帯生活応援金の対象となる場合、さらに10万円の補助あり。

・三世代同居・三世代近居のために住宅の取得した方、三世代同居のためにリフォームをした方に最大30万円の補助金を交付。

[対象]空き家を購入し、リフォームされた方に

・取得・リフォーム費用を最大50万円補助。

[対象]住宅を賃貸している方に

・「子育て世帯」「新婚世帯」「20歳代」「転入前より市内で就業」「医療介護保育人材」のいずれかに該当で、2万円/月(最大2年間)。

氷見の自然と気候

富山県は、日本列島の真ん中あたり、本州の中央北部に位置しています。その中で、富山湾に面した北西の端っこ、能登半島の付け根にあたる場所にあるのが氷見市です。
 

氷見の自然は、何といっても、富山湾越しに立山連峰が見える、この世界に誇れる美しい風景が自慢です。3,000メートル級の高峰から水深1,000メートル以上の深い海底谷「藍がめ(あいがめ)」へと落ちくぼむ、その特殊な地形が天然の生簀(いけす)を形成しています。湾にはブリや白エビ、ホタルイカを始めとする500種以上の海の生き物たちが棲んでいます。
 

また、氷見の背後に迫っている山々の谷筋には、独自の文化を育んできた豊かな里山集落があり、海までを見渡せる地形は、美しい棚田の風景を作り出しています。このような自然が豊かな山間部と、商店街や漁港などがある市街地では、四季の移ろい方が多少異なります。ここでは、移住を考えている皆さんが気になることのひとつ、「氷見の自然と気候」についてお話ししていきたいと思います。
 


 

氷見の気候について

氷見市は北陸地方にあります。あまり北陸地方に親しみがない方にとって、「北陸地方」のもつイメージは「寒い」とか「豪雪」といった印象を持っているかもしれません。しかし、山間部を除けば、雪は比較的少なめ、です。氷見にある山の標高は、さほど高くなく、また海風が上空の大気をほどよく動かしてくれるので、近年、豪雪になることはあまりありません。とはいえ、海が近いため、年間を通じた湿度は高めで、降水量も全国平均と比較して、多い傾向にあります。

気象庁データ:各月の平均気温(統計期間:1981年~2010年)。 東京より少しだけ涼しい。

 

気象庁データ:各月の平均降水量(統計期間:1981年~2010年)。 降水量は多い。

 

住んでみて感じる氷見の気候

北陸だから夏は涼しい、というわけでもなく、夏場の暑さは東京と大して変わりません。真夏の最高気温は軽く30℃を超えます。しかし、車社会のため、出勤や買い物などでの移動の際に駅のホームで炎天下に晒される、などといったシチュエーションは減るため、日常生活において暑さのストレスを受ける機会は少なくなるはずです。
 

ただし、自然の多い環境で、農作業等の屋外活動を始めてみようという方は、しっかりと暑さ対策をしましょう。水分補給はもちろん、日よけカバーのある帽子や長袖を用意するなど、熱中症・日焼け対策もぬかりなく。蚊もそれなりにいます。
 


 

一方の冬ですが、日本海側の気候帯に属する氷見は、曇天が多く、雨・雪もよく降ります。そのため、太平洋側の地域のようにカラカラに乾燥する、というようなことはまれで、冬に悩まされがちなお肌や喉の乾燥への心配は、少し和らぐかもしれません。
 

とはいえ、やはり真冬になると冷え込みが厳しくなり、とりわけ家の中が驚くほど寒くなるので(築年の経った日本家屋などでは特に)、事前の対策は必須です。多湿で日照量もぐっと減るので、洗濯物が乾きにくくなるというのも悩みの種。乾燥機を使ったり、縁側空間を活用したり。地元の方に、生活の知恵を借りるのも一手です。
 

例えば、サンルームに除湿機を持ち込んで、扇風機で空気をかき混ぜながら洗濯物を乾かす、といった方法もあります。その他にも、家電すら使わずに乾かす知恵をお持ちの方だって、氷見にはいるのかもしれません。移住先では、初めての土地の自然・気候に戸惑いながらも、その付き合い方への学びを、日々深めていくことになるだろうと思います。先人の知恵に触れたり、自分で経験を重ねたりしながら、暮らしをより豊かなものにしていけると良いですね。
 

雪はどれくらい降る?

豪雪になるのは稀ですが、もちろん雪はそれなりに降ります。どれくらいかと言いますと、例えば朝に降って10センチくらい積もった雪も、天気が良ければその日の夕方にはすっかり消えていて、中心市街地ではあまり根雪(積雪が積み重なり、固まって残る雪のこと)になりません。山間部でも根雪として1メートルを超えることは、まずありません。
 

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氷見の降雪と積雪の深さ(※1)の推移(1月23日21時~1月25日18時)
出典:「平成28年1月23日から25日の大雪に関する富山県気象速報」(富山地方気象台/対象地域・富山県)

 

※1:降雪と積雪の深さについて。「積雪」とは、除雪したり踏み固めたりすることなく、自然に積もっていった雪のこと。その自然に積もった雪の深さを地面から測ったものが、「積雪の深さ」です。一方で、「降雪」とは、一定時間内に積もった雪の深さのことで、例えば1時間前と後の「積雪の深さ」の差を求めることで、その1時間に降り積もった「降雪の深さ」を算出することができます。
 


 

住んでみて感じる氷見の雪事情

繰り返しになりますが、商店街などの市街地では、例年、大した積雪は見られません。12月から3月上旬までは、日本海側特有の曇天が続き雪の降る日はありますが、降雪後、1日で地面が見えるくらいまで溶けるのが普通です。
 

ただし、雪質はベタ雪で重くて固いため、外出の際には、ゴム長靴や、最低でも防水ブーツを用意しておきましょう。早朝などにはアイスバーンになっている恐れもあるので、特に注意が必要です。
 

また、年に一度くらいは、町中でも吹雪いてホワイトアウト(※2)となる場合もあるので、もし運転中に視界が奪われたら、スピードを緩めるなり、安全を確認しながら路肩に停車するなりしましょう。無理は禁物です。
 

県境近くの山間部まで行けば、積雪量はかなりのものです。除雪は重労働ですが、移住してきた数年間は、新しい体験に心躍る方も少なくないはずです。冬の運動不足を解消するスポーツだと思えば、雪かきも楽しいものです。出勤前の時間になると、地域で一斉に雪かきをはじめるので、ご近所の方と仲良くなるチャンスでもあります。雪かき大先輩である氷見の皆さんのカラダの使い方や、どんな道具を使っているのか、などもチェックしてみましょう。
 

※2:ホワイトアウトとは、[英語: whiteout]は、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となること、その現象(参考:ウィキペディア)。

 

車は必須

氷見に限らず、公共交通機関が充実している大都市圏以外の地方(いわゆる田舎)は、そのほとんどが車社会だと思って良いでしょう。 徒歩圏内で駅が利用できる中心街はさておき、大部分のエリアでは自家用車は必須アイテムです。どれだけ必須かというと、ないと生活が立ち行かなくなるくらい。
 


 

最寄りのコンビニやスーパーでも、歩くには骨が折れる距離であることが多く、バスなどの公共交通機関を利用しようにも運行本数が十分でないなど、お世辞にも便利な交通環境であるとは言いがたいというのが、氷見をはじめとする日本の田舎の実情です。
 

大げさに言えば、車がないと生きていけません
1家に1台ではなく、大人1人に1台ないと、不便さを覚えるほどです。
 

しかし逆を言えば、車さえ手配できれば、ぐっと生活の質が向上します。
 

例えば、通勤。
玄関を出て、バス停まで歩き、バスを利用して最寄駅へ。そこから満員電車に揺られて、下車のち徒歩の末、ようやく会社にたどり着く。それが都会における通勤の、ひとつのスタンダードだとすると、氷見でのスタンダードは、車通勤です。
 

駅で荷物を抱えて電車の到着を待つだとか、雨の日に傘をさして最寄駅まで15分歩くだとか、そういった通勤時におけるストレスは、ほぼなくなると思って構いません。ドアツードア(玄関を開けて、会社に至るまで)の時間が同じだとしても、都会の電車・バス通勤よりも田舎の車通勤の方が、移動にかかる労力はぐっと少なくなるはずです。
 

休日にどこかへ遊びに行く、などという時にも、自家用車は頼もしい存在。車の運転に慣れれば1時間くらいのドライブは苦にならなくなると思いますので、色んなところに気軽に足を伸ばせるようになります。
 

氷見の中心地からだと、1時間程度で、例えば、以下のようなところにアクセスできます。
 

[東]

・圧巻の品揃え!アメリカ生まれの倉庫型店舗「コストコ射水倉庫店」(射水市):約40分
・越中の玄関口「富山駅」(富山市):約55分
・富山湾の神秘に触れる「ほたるいかミュージアム」(滑川市):約65分 ※国道8号経由

[西]

・UFOの街!?羽咋市自慢の「宇宙科学博物館コスモアイル羽咋」(石川県羽咋市):約40分
・加賀随一の繁華街「香林坊」(石川県金沢市):約70分 ※北陸自動車道経由

[南]

・高岡が誇る重要伝統的建造物群保存地区「山町筋」(高岡市):25分
・北陸初の本格アウトレットモール「三井アウトレットパーク北陸小矢部」(小矢部市):35分 ※能越自動車道(無料区間)経由
・越中の小京都「城端市街」(南砺市):約50分 ※能越自動車道経由
・砺波平野の散居村を一望できる「となみ夢の平 散居村展望台」(砺波市):約60分 ※能越自動車道経由
・小さな世界遺産の村「五箇山合掌の里」(南砺市):約65分 ※東海北陸自動車道経由

[北]

・日本の棚田100選にも名を連ねる「長坂の棚田」(氷見市長坂):約30分 ※能越自動車道(無料区間)経由
・のと鉄道の始発駅「七尾駅」(石川県七尾市):約45分 ※能越自動車道(無料区間)経由
・開湯1200年の歴史を誇る「和倉温泉」(石川県七尾市):約55分 ※能越自動車道(無料区間)経由
 

以上のように、車は、平日の通勤や休日のバカンスなど、様々な生活シーンで大活躍してくれます。重宝しすぎて、車のない生活は想像できなくなるほどです。田舎暮らしで車に頼り過ぎたあまり、都会にいたころよりも身体を動かさなくなった、なんて話もちらほら。ということで、運動不足には、くれぐれも注意しましょう。ちなみに氷見の松田江の長浜や荒磯の灘浦海岸には、富山湾越しに立山連峰を望める、素晴らしいウォーキングスポットがあります。
 

車の購入は大きな出費

移住の引越し代に加えて、車の購入費も大きな出費となります。家族の大人1人に1台となると、けっこうな額になるはずです。
その場合は、マイカーローンなどを利用するのも一手です。以下のように、大きく分けて3種類があります。

ディーラーローン

新車を購入し、そのまま購入先のディーラーの元でローンを組むというもの。審査に融通が効きやすいというメリットがあります。
 

銀行系ローン

メガバンクだけでなく、近くの地方銀行などでも取り扱っており、地元密着なので安心感があります。また、最近ではネット銀行系のローンも人気が高く、すでに住宅ローン利用などの実績がある場合は、さらに金利が引き下げられることもあります。
 

その他

信用金庫、信用組合、労働金庫、信用漁連、そして、証券金融、保険会社と、様々な企業・組織がマイカーローンを取り扱っていますが、有名なのはJAバンクのマイカーローンでしょうか。地域によって金利は異なりますが、概して低金利なのが特長です。また、氷見では「氷見伏木信用金庫」でも、マイカーローンを利用することができます。

スタッドレスタイヤは絶対に必要!

都市部で車に乗っていた方も、スタッドレスタイヤにお世話になった方は、少ないかもしれません。氷見で自動車を所有して、日常的に運転する方は、絶対にスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)が必要になります。
 

スタッドレスタイヤは、雪が積もった道だけではなく、凍った路面を走るときにも大きな効果を発揮します。もし凍結した道路を通常のタイヤのまま走行したら、まともに曲がったり、止まったりすることができずに、衝突などの大事故の発生につながる恐れもあるのです。たとえ、RV(レクリエーショナル・ビークル)などの四輪駆動車でも状況は同じです。
 

北陸地方は、11月下旬頃になると初雪がちらつきます。山間部を運転する場合は、11月上旬でも早すぎることはありません。ぜひ、余裕を持って、スタッドレスに履き替えてください。氷見市の車道には、多くの場合、路面に融雪装置が設置されています。雪が積もれば除雪車も稼働します。スタッドレスタイヤを履いておけば、市内を日常的に運転するだけであれば、それほど心配することはありません。
 

そもそも運転が不安、という方には、運転講習に関する氷見市の補助制度もあるので、ぜひ活用してみてください(氷見市移住者自動車運転支援補助金)。
 

※出典:横浜ゴム

 

次に、スタッドレスタイヤの費用ですが、メーカーやタイヤのサイズによって異なりますので、下記の表を参考にしてください。詳しくは、地域にあるタイヤ専門店や自動車部品ショップに問い合わせてみてください。
 

タイヤはシーズンになると若干値段が高くなります。計画的に準備して、早めに購入と交換を済ませておきましょう。早い方で9月、多くの方は10〜11月のうちに購入を検討し始めているようです。
 

・13~12インチタイヤ:6,000円~10,000円
・16~14インチタイヤ:10,000円~25,000円
・19~17インチタイヤ:20,000円~40,000円
・20インチタイヤ:50,000円~70,000円
 

買い時はシーズン前の10〜11月が狙い目です。お店によっては早期購入特典などもつく場合があるので、チェックしてみましょう。

※車にかかるコスト(維持費・購入費・駐車場)の詳細は、「「生活費」の(3)車にかかるお金」を参照ください。