「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』後編~

こんにちは、ライターの藤田です!
前回から続いて、市の中心市街地にあるショッピングセンター『ハッピータウン』さんをご紹介します。
前回は鮮魚店や昆布コーナーなどの地域性を感じるコーナーを取り上げましたが、まだまだ他にもおもしろいポイントがあるんです。
 

 
煮干しコーナーです。市内には水産加工業者さんもたくさん存在していることから、氷見産氷見製の煮干しも充実。煮干しひとつ買うにもこれだけ選択肢があるというのが移住者目線には新鮮に映ります。
材料となるイワシは氷見の名物で、広辞苑にも「氷見鰯」として載っているほど。氷見沖で採れた質の高いイワシが、ずっと以前から全国の美食家たちに愛されている証拠です。そしてだからこそ、水産加工の技術も発展していったのです。
 
「地域性といえば地域産品のコーナーもありますよ。」
 
と案内されたのはJA氷見市による産直のコーナー。このコーナーは私自身よく足を運ぶのですが、とにかく質が良くて安いのが特徴。一例をご覧に入れましょう。
 

 

 
いかがでしょう。このコーナーでは、一般的に流通している野菜より安く、たくさんの野菜を入手できます。採れた地区や生産者さんの名前が書かれているのもポイントで、知った地名や名前があると愛着を感じられるものです。
地産品の特徴として季節により種類や量が大きく変わるというものがありますが、それはかえって季節感を味わえるまたとない機会となります。料理好きの方でしたら、まずこちらに足を運んで、並んでいるものを見てからメニューを考えるというのもおもしろいのではないでしょうか。
 
その他、新鮮市場では地域貢献活動として「とくし丸」の取り組みをはじめたそうです。
「とくし丸」は、いわゆる「買い物難民(買い物困難者)」の課題解決を目的に全国で広がっている取り組みで、玄関先まで軽トラックで訪問する移動スーパーです。
 

 
「当店は、氷見の皆様に愛され、支持され、お陰様で、41周年を迎えました。何かの形で、感謝の気持ちを、お返ししたいと考えていました。最近、メディアでも何回も取り上げられた「とくし丸」が、山間地の、いわゆる「買い物難民」の方々に、大変、喜ばれてると聞き、当社でも始める事に決めました。微力では有りますが、これが、わが社の、地域の皆様への御返しと考えています。」
 
地域密着のお店であるからこその取り組みですね。はじまったばかりの取り組みですが、この取り組みがより暮らしやすい地域づくりに繋がっていくことを願います!
 
『ハッピータウン』さんは私自身、日常的に利用させていただいていますが、店内をぐるりとご案内いただくと新しい発見がいっぱいでした。せっかく移住をしたのですから、その地域らしさを存分に感じながら暮らしていきたいもの、そんな想いをあらためて実感する取材となりました。
そして、ご案内いただいた毛利さんから最後に、お得情報としてブルーレシートと卵プレゼントについて教えていただきました。
 
「新鮮市場では、毎週木曜日にお買い物いただくとブルーレシートを発行しています。こちらのブルーレシートを10,000円分集めていただくとお買い物券を進呈いたしております。」
「また、土曜日には卵1パックのプレゼントを行っています。こちらは1,000円以上のお買い物をしていただいた方が対象で、精算後にサービスカウンターでお渡ししています。」
 

 
卵は私もいただいたことがあります。土曜日はいつにも増して駐車場がいっぱいになっている気がしていましたが、なるほどみなさんこうした情報をご存知だからなんですね。
これはいいことを聞きました。日々の買い物で役立てよう……
 
いかがでしたでしょうか? 移住をご検討のみなさん、氷見に来られた際にはぜひハッピータウンに行ってみてください。地域を知るにはまずは生活に一番近いところを見てみることから。移住後の生活を想像しながらスーパーを歩いてみると新鮮な発見があるかもしれませんよ。
それでは、また次回!
 
 
【ご紹介したお店】
ハッピータウン氷見ショッピングセンター
〒935-0021 富山県氷見市幸町9-78
平日 10:00~21:00
土日  9:30~21:00
年中無休

「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』前編~

みなさん、こんにちは! ライターの藤田です。
私は氷見に来てもう2年以上になるのですが、移住を考えたときに気になったことのひとつにお買い物事情があります。都会の人混みは苦手だけれど地方に行って日常の買い物にも一苦労というのもちょっと……というワガママな移住者だった訳ですが、実際に氷見に越してきて、今ではそんな悩みはまったく感じていません。
とはいうものの、現在進行形で移住を検討している方に「便利ですよ!」と漠然とした答えをしても不安は解消されないはず。ということで、このシリーズでは市内のお買い物スポットをご紹介。移住者目線・市民目線の両側から氷見市のお買い物事情をお伝えしていきます。
 
そんな記念すべき第1回、ご紹介するのは『ハッピータウン氷見ショッピングセンター』さんです。
 

 
市民にとっては「言わずと知れた」このショッピングセンターですが、市外の方には聞き覚えがないことでしょう。それもそのはず、このショッピングセンターは氷見の企業・株式会社マルワフードさんが経営する商業施設なのです。
市内でも随一の大きな商業施設である『ハッピータウン』。今回なんとありがたいことに、会社の方から直々にご案内していただけることになりました!
私の住む家から近いこともあり頻繁に通っていますが、裏側を知るチャンスということで、少しドキドキしながら潜入開始です……
 
さて、「大きな商業施設」と書きましたがイメージが掴めないと思いますのでまずは外観をご覧いただきましょう。
こちらです。
 

 
建物の大きさもさることながら、市街地のなかにありながら敷地には広々とした駐車場があります。近距離での買い物でも車移動が当たり前の地域なので雨の日も雪の日も心強い限りです。
駐車場の敷地内には飲食店やコインランドリー、クリーニング店などもあります。洗濯物を乾かしている間にお買い物ができてしまうのでコインランドリーには大助かりです。
さて、いよいよ中に入ってみましょう。
 

 
正面の入り口から入ると目に入ってくるのはお花屋さんに催事コーナー、和菓子のお店、左手には鮮魚店もあります。この写真だけでも広さが実感できます。
ご案内していただくマルワフードの毛利さんにテナントさんについてうかがってみました。
 
「一階は生花店、鮮魚店、菓子店、薬局、書店、喫茶店、床屋、フードコート、そして生鮮スーパーの新鮮市場。こちらはマルワフードが直営しています。そして二階は洋装店、ゲームセンター、100円均一ショップ、スポーツジムなど。様々な業種に入居いただいています。」
 
まさにワンストップ。買回り品が一度に揃い、その上娯楽や飲食もできる、一石何鳥にもなる便利な商業空間です。
……と、説明をきいていて気になることが。
一階に鮮魚店がありますがスーパーのなかにも鮮魚コーナーがあったような気が……?
 
「そうですね。『姿屋鮮魚店』さんは元々商店街にあったお店。『新鮮市場』にも鮮魚コーナーがありますので、たしかに同じショッピングセンターにふたつの鮮魚店があることになります。」
 
なるほど、まさにこれこそ氷見らしさ! 各家庭によって贔屓の鮮魚店があったり、刺し身はここ、すり身はここ、というこだわりがあったり……漁業によって栄えた港町、今でも魚が身近にあるからこそのテナントミックスなのでしょう。
昔から漁業で栄えたまちだけあって、魚へのこだわりはこうしたところにもあらわれているんですね!
 

 
他にも「氷見らしさ」が表れている場所はあるんでしょうか。という私の疑問に対して案内されたのは乾物コーナー。どれどれと棚を眺めてみると……
 

 
出ました。北陸ではおなじみ、とろろ昆布です。しかしおわかりいただけるでしょうか……? そう、この棚まるまるとろろ昆布コーナー。お隣にはだし昆布のコーナーがあり、それとは別にこれだけの量です。
 

 
昆布の消費量が常に全国1位、2位を争う富山県ならでは光景ではないでしょうか。実際、氷見で生活していると日常的によく昆布が食卓に登場します。余ったお刺身を昆布締めにしたり、おでんにとろろ昆布をのせたり……おなじみのとろろ昆布おにぎりは県外にも有名なため、はじめてみたときには「これが噂の」という感覚でしたが、実際に食べて中身の具材にも昆布が入っていたときにはさすがに驚きました。これだけ食べていれば消費量が高いのも納得です。
そして、そんな光景は富山県民にとっては当たり前で、こうした驚きにむしろ違和感があるそう。地域性っておもしろいですね。
 
さらに「富山らしい昆布」だけでなく「氷見らしい」コーナーもあるようですが、そちらは記事後編にてご紹介します。乞うご期待です。
 
【ご紹介したお店】
ハッピータウン氷見ショッピングセンター
〒935-0021 富山県氷見市幸町9-78
平日 10:00~21:00
土日  9:30~21:00
年中無休

【ひみ暮らしインタビューvol.2】ヨガインストラクターの鵜飼さん

氷見に移住されたみなさんにインタビューし、リアルな声をお伝えする【ひみ暮らしインタビュー】
シリーズ2回目は、氷見在住のヨガインストラクターの鵜飼(うがい)さんです。
2009年に氷見にUターンされ、講師として活躍されています。
「みんなに幸せになってもらえれば、それで十分。」
そう語る鵜飼さん。ヨガに出会うまでの紆余曲折、そして今どんな思いなのか、お聞きしました。

 


 
本日はよろしくお願いします。
鵜飼さんは今まで何度かお会いしてますが、あんまり今までの経歴ってお聞きしてないですよね。
まずはそこからお聞きしてもいいですか?

 
確かにそうですね、じゃあ私の子供の頃からお話します。今の自分とも大きく関わるので。
私の家は結構忙しいお家でした。両親は常に仕事で忙しそうにしていて、小さい頃からあまり親に心配かけたくないなぁと思っていました。素直に甘えることがあまり得意ではなくて、さらに自己表現がとても苦手でした。無意識に我慢してしまう事が多くて自分の感情にすぐに蓋をしてしまう。
 
困った事があっても誰にも相談できない状態が続いて、結局は心と体のバランスを崩してしまった時期もありましたね。
いろんな人たちに助けられサポートをうける中で自分を表現してもいいんだと気づきましたし、自分のように苦しんでいる誰かをサポートをしたい、そんな風に思うようになりました。
 
その後は、どんどん自分を表現したいと思うようになりました。で、芸術。特にガラス工芸がやってみたくて、大阪のデザイン専門学校に進学しました。でも、学校に入るまでは良かったものの、自分の表現したいものとなんか違うな、と思い1ヶ月ほどでやめちゃったんです。(笑)で、親類が奈良に住んでいたので、そっちに移り住むことにしました。家賃3万2000円の古いアパートでお風呂もありませんでした。とりあえず、色んなところでアルバイトしながら自分が何を表現したいのか探すことにしました。お好み焼き屋さんや中華料理屋さん、色んなところでバイトしましたね。バイト先の人たちは本当に優しい人ばかりで、人の温かさに触れましたね。
 

 
そんな中、友達に誘われて陶芸作家さんのところに行ったんです。初めて土や”ろくろ”に触ったんですが、すごく楽しくて。これで何かを表現したいと思いました。で、そこの陶芸教室をお手伝いし始めたんです。そしたら今度はきちんと陶芸を学びたいという思いが出てきて、働きながら京都造形大の陶芸コースに通信課程で入学しました。自分のやりたいことを勉強できるのはこんなに楽しいことなんだと知りましたね。
旦那さんに出会ったのもこの頃です。そして私が大学を卒業する頃にプロポーズしてくれました。その後は旦那さんの仕事の赴任先である千葉に移り住み、陶芸教室のお手伝いをしながら生活していました。
 
なるほど。
あれですね、まだまだヨガと結びつきませんね。(笑)

 
そう、まだヨガには出会わないんです。(笑)
ただ、ずっと「心」ということには興味を持っていて、誰かの心のサポートをしたいと思っていました。今までは「表現したい!」という気持ちが強かったんですが、この時期から少し変わってきました。もっと違う形で人と繋がりたいと思ったんです。作品を通してではなく、その人のためにできることを具体的に考えたい、そんな思いが強くなってきました。なんでですかね?自分でもよくわからないんですが、その当時は楽しいことも辛いことも多く、自分に語りかける機会が多かったんです。自分はなんのために生きているのか、心と体の関わりとは何かをよく考えました。そのせいかもしれません。
 
その後、旦那さんの転勤でまた関西に戻ることになりました。関西では東洋医学や鍼灸に触れる機会があり、その時出会った友達が呼吸法をやっていました。それが今現在私が教えている呼吸法、スダルシャンクリヤです。ただ、当時その呼吸法にそんなに興味を持っていなかったんです。でも、すごく面白い心理学の先生を紹介してもらって、その先生もそれを勧めるんですね。じゃあ、試しにやってみようかと思い、呼吸法の体験会に行ってみました。その体験会がね、なんというか…すごい良かったんですよね。ごめんなさい、めっちゃあっさりした感想ですよね。(笑)
 

 
体験会では色んな体験をお聞きしたんです。例えば、病気で苦しんでた人がこの呼吸法を始めてすごく元気になってたり。みんな良い方向に変化してる人ばかりで、すごく輝いて見えたんです。そんな折に、旦那さんが仕事のストレスで体調を崩してしまいました。そこでこの呼吸法のワークショップを勧めたんです。そしたら元気になって帰ってきました。「これはすごい!もっと多くの人に知って欲しい!」と思いましたね。これがヨガインストラクターへの入口だったんだと思います。

 

その後、3ヶ月くらいして私が妊娠していることがわかりました。その時旦那さんは東京で仕事をしたいようだったので、旦那さんは東京へ、私は氷見に戻ることにしました。氷見なら落ち着いて子育てできそうですし、自然農法をやりたいと思っていたので。奈良にいた時にちょっとやってたんです。そしたら、その後、旦那さんも農業やりたいと言ってくれて、夫婦揃って氷見に移住することになりました。
 
氷見に戻ってからもヨガの勉強は続けていて、呼吸法や瞑想はヨガの一部であり、もっと奥が深い内容があるとわかりました。もっともっとヨガを知りたい、そう思ってヨーロッパとインドにヨガを学びに行きました。ヨーロッパでは、インド古来のヨガがヨーロッパの人たちにも取り入れられて盛んなんです。国籍や文化を超えてみんながヨガで繋がっていました。また、私がインドやヨーロッパで学び、講師となったのは「Art of Living」というヨガで、ヨガの総本山のような団体です。本場でインド古来の「ヨガの智慧」を学んだときにすごいなと思いましたね。
 
「ヨガの智慧」というと?
 
そうですね、例えば、普段生活していて、考えがあちこちに散らばることはありませんか?過去のことを後悔したり、未来のことを不安に思ったり。これにストレスを感じる人は多いと思うんです。でも、これは心や思考の性質だから仕方ないんです。その思考の動きに気づいて、ありのままに受け入れる事ができればすごく楽になります。そこに呼吸法や瞑想、ヨガを日常に取り入れて習慣にする事で心の振れ幅が小さくなり、安定するようになります。多分、自分らしさに立ち戻る方法がわからず、もがいている人は今とても多いと思うんです。ぜひその方法を知ってほしいなと思います。
 
最後に、これからの目標や理想像はありますか?
 
ん〜なんですかね。自分がどうなりたい、というのはあんまりないです。とにかく、みんな笑顔になって欲しい。みんなハッピーになって欲しいなとほしいなと思います。それ以外のことは、みんなおまけみたいなもんですね。(笑)
 

 
【今回お話を聞いた方】
鵜飼 ひろ子 さん
富山県氷見市出身。
京都造形芸術大学卒業。
2007年に関西で呼吸法のコースに出会う。
仕事のストレスで口が開かなくなった旦那さんに呼吸法のコース勧め受講したところ、とてもよい変化が。
2009年3月、氷見にUターン。
富山県で呼吸法を広めたい。呼吸法・ヨガ・瞑想で心身のストレスを取り除き健康に、そしてたくさんの人たちの笑顔が見たいという思いでインドに本部を置く国際NGOアートオブリビングのインターナショナル認定講師として子育てをしながら活動中。
 
9月から毎月1回、「まちのタマル場」にて鵜飼さんのヨガのプログラムを開催します。
初回は9月18日(月)、詳細は下記よりご確認ください。

 
『Waves of Happiness 呼吸と瞑想とヨガ。』

タマル場の日常 vol.2 

みらいエンジンの活動拠点である「まちのタマル場」
氷見漁港の前の町屋の並びの一角にそれはあります。
ひっそりと佇む民家のような私たちの事務所。
そんなタマル場の日常をお伝えします。

 


 
こんにちは、見習い相談員の大坪です。もうすぐ8月も終わりますね。この時期になると半べそで夏休みの宿題と格闘した小学生の頃を思い出します。特に苦労したのは絵日記。家族全員で手分けして1日で仕上げたので、画風のばらつきが凄まじく、先生には一瞬でバレました。
 
さて、最近のタマル場の様子ですが、相変わらず暑いです。以前もお話したかもしれませんが、タマル場にはエアコンがありません。だからとっても暑い。ただ、35度くらいになってくると、正直仕事になりません。ということで、満を辞して導入されました。
 

 
扇風機です。エアコンではありません。
導入したというか、私の実家から持って来ました。今までも一応サーキュレーターという扇風機的なものはありましたが、こいつは困ったことに首を振ってくれず、風の当たる1人しか涼しくありません。なので、みんなが幸せになるよう、実家の父に直談判し、2台借り入れました。父には「お前は一体なんの仕事をしているのか」と問われました。
 
 
また、つい先日、氷見高校の1年生の生徒さんたち22人がタマル場を見学しに来てくれました。この見学、「HIMI学」という課外授業の一環だそうで、『氷見の歴史・文化・社会・環境を再発見し、感性や知識を育てつつ、「学び方」や「生き方」について考える授業』だそう。高校1年生でこんな壮大なテーマを扱っているとは…これから素晴らしい教養を身につけられるのだろうと思います。野球と晩飯のことしか考えていなかった高校時代の自分を叱りに行きたいです。
 

 
私からはセンターについてや、移住する方の思い、氷見の魅力とは何かなど移住にまつわるお話をさせていただきました。生徒の皆さんからは様々な視点からご質問を頂きました。どこから移住してくる人が多いのか、何歳ぐらいの人が多いのか、氷見の何に惹かれて移住してくるのか…回答する度に真剣にメモを取られている様子を見て感心しっぱなしでした。
 
せっかくなのでひとつ、私からも質問してみました。
 
「将来は氷見、富山県を出たいですか?」
 
正直、ほぼ全員が手を挙げると思っていました。私自身、今でこそ素敵な土地だと思っていますが、高校当時は退屈で、都会に行きたくて仕方ありませんでした。
ですが、手を挙げたのは予想よりも少なく、半数弱。「半数もいる」と思うか「半数しかいない」と思うかは人によって分かれるところだと思います。ただ、高校生の時点でこの土地で暮らしていきたいと考えている子達が半数もいるというのはすごいことではないかと私は思います。
もちろんこれから色々な経験をして、考えも変わることだと思います。これから、たくさんの経験を積み、自分の考えを身につけていって欲しいなと思います。そして、願わくば将来、どこにいようとも、どんな形でも構いませんので、最後には氷見のことを思ってくれる、そんな人に成長して欲しいですね。
 
28歳を目前にし、なんだか説教くさくなってしまいました。今回の「タマル場の日常」は以上です。
お近くまでお越しの際は気軽に遊びに来てください。
氷見名産のはと麦茶をお出しします。(大坪史弥)
 

9月10日(日)「ふるさと回帰フェア2017」に参加します!

9月10日(日)、「ふるさと回帰フェア2017」が開催されます!
全国から数多くの自治体が参加するこのイベント、
今回は私たちみらいエンジンも氷見市として出展します。
移住に興味をお持ちの方、氷見市に興味をお持ちの方はぜひご参加を!
 


 
こんにちは。移住相談員の大坪です。
ブログ冒頭で9割7分ほど言ってしまった感じが否めませんが、今回はイベントの告知です!
9月10日(日)、に東京国際フォーラムにて、移住イベント「ふるさと回帰フェア2017」が開催されます。
そして私たちみらいエンジンも氷見市として出展します。今回はこのイベントについてご紹介します。
 
参加するのは全国47都道府県、350もの自治体。それぞれがブースを構えます。各ブースでは地域の暮らしや移住に関する支援制度などについて、職員が詳しくお話します。移住する、と言っても「でも、どこに移住しよう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?そんな方にはうってつけ、この1日で全国の自治体の内容を網羅できます。
 

以前の移住フェアの様子

 
そして、各自治体の相談ブースだけではなく、移住にまつわるトークショーも開催されます。行われる内容は以下の通り。
(公式HPからの引用)
 


 
ミニセミナーinふるさと回帰フェア
会場内ミニステージにて、ふるさと暮らしについての最初の一歩!ミニセミナーを開催いたします。
 
■11:00〜11:45 「地方移住のはじめかた」
講師:山本一典 (田舎暮らしライター)
・移住先の見つけ方・・・ブースの回り方
・移住にかかる不安の解消
 
■12:00〜12:45 「新規就農のはじめかた」
講師:農業会議所 黒谷部長
・農業のはじめかた(農業法人への就職・新規就農)
・農地法、相談窓口紹介ほか
 
■13:00〜13:45 「狩猟生活のはじめかた」
講師:興膳健太 (岐阜県郡上市:猪鹿庁長官)
・農山村における鳥獣害の現状〜ハンター不足
・実践者・専門家によるトーク・活動紹介
 
■14:00〜14:45 「ゲストハウスのはじめかた」
講師:中村功芳 (岡山県倉敷市:NPO法人Earth Cube Japan 代表理事)
・空き家を活かすゲストハウス
・物件探し〜営業許可まで
 


 
なんだか気になるテーマばかりですね。個人的に「ゲストハウスの始め方」は気になります。氷見にはとっても広く、素敵なロケーションの空き家が多いので、ゲストハウスを始めるのもいいかもしれません。正直、私が聞きに行きたいくらいです。
また、会場では各地の逸品が購入できる「ニッポン全国ふるさと市場」や、地方での就職を相談できる「地方暮らし応援コーナー」も開設されます。物産展として足を運ぶのもよし、転職フェアとして訪れるのもよし、移住の思いの度合いにかかわらず、どんな方でも楽しめる内容になっています。
 
そして、私たちみらいエンジンからは、私、移住相談員の大坪と、氷見市の先輩移住者である地域おこし協力隊のスタッフ、そして氷見生まれ氷見育ちの氷見市職員が氷見市ブースでお待ちしています。住まいや仕事さがしの環境、移住した先に待っている日常の様子、子育て、お買い物事情、各季節の過ごし方…氷見のリアルな暮らしの様子を地元出身者、県外出身者、Uターン経験者の様々な目線からお伝えします。特に住まいの情報には力を入れていますので、どんどん質問してください!皆さんの移住に対する思いや、理想の暮らし方をじっくりとお聞きし、その実現に向けてあらゆる可能性を一緒に考えて行きたい、そんな風に思っています。
 


ブースでお待ちしています

 
今すぐ移住、でなくても構いません。今の生活にちょっと不満を感じている、いつかはこんな暮らしをしてみたい、そんな思いをお持ちの方はぜひ一度遊びに来てください。(大坪 史弥)
 

 
【ふるさと回帰フェア2017】
 
[日 付] 2017年9月10日(日)
[時 間] 10:00~16:30
[場 所] 東京国際フォーラムホールE(展示ホール)、ロビーギャラリー
[その他] 入場無料・事前申し込み不要・入退場自由です。
富山県からは、以下の団体が出展します。
「くらしたい国、富山」推進本部、
南砺市、入善町、氷見市、砺波市、滑川市、富山市、立山町、上市町
NPOグリーンツーリズムとやま、高岡市:たかおか企業人材確保推進協議会
 
「ふるさと回帰フェア2017 公式ホームページ」

暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI 」開催しました!【2日目】

8月19、20日に暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI」を開催しました。
まち巡り、空き家見学、地元住民との交流会、
そして、「うみのアパルトマルシェ」のスタッフ体験を盛り込んだ、ちょっとユニークなツアーです。
今回はツアー2日目の様子をお伝えします。
 


 
見習い相談員大坪です。前回に引き続き、暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI」の様子をお伝えします。
今回は本ツアーの目玉企画「うみのアパルトマルシェ」のスタッフ体験の様子、そしてツアー後の参加者のみなさんのご感想をご紹介します。
 

さて、ツアー2日目。マルシェの朝は早いです。今回は会場の設営からスタッフとして加わっていただくため、参加者の皆さんには朝7時からお集まりいただきました。
 
「さぁ、マルシェですね!今の気分はどうですか!?」
 
と参加者の皆さんに聞いたところ、
 
「ちょっと眠いです。」
 
と至極真っ当なご意見を頂戴しました。次回開催する時はもう少し遅い時間から参加できるように調整したいと思います…

 
と、いきなり私の反省からスタートしましたが、マルシェの設営は順調に進みました。実はこの日は市内の他のイベントと重なっていた関係で、設営スタッフが少ない状態。そんな中、参加者のお二人は大活躍!
 

 

 
屋台の設営や、テーブル、ベンチの作成と設置をお手伝い頂きました。最初は、初対面の人ばかりでの戸惑いもあったようですが、あっという間にスタッフとして溶け込み、会場が出来上がる頃には、元々運営メンバーだったんじゃないかと思うくらい。私から輪に溶け込めるようにフォローするつもりでしたが、その必要は全くなかったようです。
 
そして10時、「うみのアパルトマルシェ」のオープン。堰を切ったようにたくさんの来場者がいらっしゃいます。前回同様、大盛況!
 

 
午前中、参加者のお二人にはマルシェの受付とお子様向けの金魚すくいコーナーのスタッフを体験して頂きました。
受付を担当するのは熊本さん。地元のスタッフとうまく連携し、スムーズに来場者を案内していきます。
 

 
金魚すくいコーナーを担当するのは山本さん。このコーナー、子供達に絶大な人気。ちょっと離れて見ていましたが、「もしかして山本さん本職なんじゃないか」と疑うくらいでした。人気すぎて午前中に金魚がなくなってしまったそうです。
 

 
そして1時間半のお昼休憩を挟んだのちに、午後のスタッフ体験がスタート。午後からはお二人とも業務が変わります。いくつかの業務の中から選んでいただくのですが、熊本さんはお子様向けのシャボン玉コーナーのインストラクター、山本さんにはマルシェに出店しているパン屋さん、「Lupe」さんのスタッフ業務を担当して頂きました。
 

こちらは熊本さんが担当するシャボン玉コーナーの様子です。午前中の山本さんと同様、たくさん子供たちが集まり、みんな熊本さんの作るシャボン玉に夢中です。午前中の山本さん同様、人気すぎてシャボン液が不足する事態に。元々、子供が好きだという熊本さん。この日一番の笑顔で、私も嬉しくなりました。
 

 
そして山本さん。持ち前のコミュニケーション能力を活かし、お店のスタッフとの連携はもちろん、お客様にもスムーズにご案内していました。マルシェがクローズする5分前、1品だけ売れ残ってしまい、完売は難しいか…と思われましたが、山本さんが通りすがりの方にご案内し、見事完売されたそうです。流石です。
 

 
15時になり、マルシェはクローズ。スタッフ体験も無事終了し、最後に「まちのタマル場」に戻って2日間の振り返りを行いました。
振り返り方はアンケートを記入してもらう…というよくあるやり方ではなく、模造紙を使います。
 

 
まずは5分間、今回のツアーで心に残ったことを言葉や絵にして自由に書き出してもらいます。もちろんスタッフも書き出します。
 

 
その後に全員が書き出した内容について質問しあったり、これは言いたい!ということをお話ししてもらいます。簡単に言えば、みんなの頭の中身を模造紙で一つにまとめるんです。で、模造紙に書き出した結果がこちら。
 

 
書き出したワードについてちょっとご紹介。
「やりたいことを明確にする→実現する」
「自然がスゴイ&人がスゴイ」
「友達を呼びたい」

 
こんなワードを書いたのは熊本さん。今まで氷見に限らず、富山全体にあまり活発なイメージがなかったそうです。今回、まち巡りやマルシェ体験を通じて氷見には様々な人や場所の存在、それらにまつわる新しい活動があることを知ることができたそう。これらの氷見の活動が富山全体に広がっていくようなイメージを感じた、ともおっしゃいました。また、移住すること対し、今までは漠然としたイメージしかなかったそうですが、交流会で話を聞くことで具体的な氷見での暮らしがイメージできたそう。新しくできた繋がりを頼りにして、自分のやりたいことも実現できる気がした、との感想もいただきました。県外にいる友達にもぜひ氷見を紹介してあげたい、と最後に嬉しいお言葉もいただきました。
 

 
「比美&氷見」
「すり身揚げウマイ」
「飲み会楽しかったです」

 
こちらは山本さん。元々氷見ご出身の山本さんですが、長い間氷見を離れていらっしゃいました。ですが、交流会で魚芳さんのすり身揚げを食べた瞬間、「帰ってきた」という実感が湧いたそうです。氷見では定番のすり身揚げですが、県外だと意外と食べなかったりします。口に運んだ時、とても懐かしい味がしたそうです。また氷見のミニ講座を通じ、氷見の由来など自分の知らなかった氷見の一面を知ることができ、より一層「自分の街」という意識が高まったそうです。交流会やマルシェ体験で出来た人の繋がりに非常に価値を感じたとのことで、次回は移住者ではなく、地元住民として交流会に参加したい、そう仰っていました。
 

 
こうして振り返りを終え、2日間の暮らし体感ツアーは終了いたしました。
今回のツアーは初めての取り組みも多く、企画側としては不安な部分も正直ありました。ですが、感想をお聞きする限り、みなさんの心に残る有意義な時間をご提供できたかなと感じています。また今回、たくさんの氷見の方々にご協力を得て、ツアーを開催することができました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。氷見の皆さん、本当にありがとうございました!
今後も暮らしの体感ツーリズムは開催予定です。開催が決まりましたら、みらいエンジンのWEBサイトやSNSでお知らせいたします。氷見への移住に興味をお持ちの方や、今回、残念ながら参加がかなわかった方は是非次回ご参加くださいませ!

暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI 」開催しました!【1日目】

8月19、20日に暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI」を開催しました。
まち巡り、空き家見学、地元住民との交流会、
そして、「うみのアパルトマルシェ」のスタッフ体験を盛り込んだ、ちょっとユニークなツアーです。
今回はその2日間のツアーの様子を2回に分けてお伝えします。
 


 
こんにちは。見習い移住相談員の大坪です。みなさまお盆休みはいかがお過ごしでしたか?私は…がっつり働いておりました。笑
夏休み期間は移住希望の方がいつもよりたくさんいらっしゃいまして、毎日タマル場でお話をお聞きしたり、物件にご案内したりと大忙し。こうしたまとまった休みがないと移住活動をするのは難しいですよね。多くの方のお話を聞くことができ、なかなか刺激的な夏でした。
 
さて、そんな夏休みの下旬、8月19、20日に暮らしの体感ツーリズム「LOCAL LIFE in HIMI」を開催しました。このツアーの目的は移住を希望される方々に氷見の暮らしを体感してもらうこと。氷見のまち巡りや地元の方との交流会を通じ、氷見で暮らしていく実感を持ってもらえるような内容にしました。そして今回の目玉企画は、先月から始まった「うみのアパルトマルシェ」のスタッフ体験。新しい氷見のカルチャーに加わることで「自分もここで何かやりたい!」そんな風に思ってもらえればと思い、組み込んだ新しいコンテンツです。
 
参加者もとってもユニークな方がお越しになりました。まず射水市ご出身の熊本さん。地方移住や地域おこし協力隊に興味をお持ちで、全国様々な場所でお仕事をしていらっしゃるアクティブな方です。移住について調べていたところ、氷見市をよく目にし、面白そうだと思い参加を決められたそうです。
 

 
そして、地元氷見ご出身の山本さん。先月まで東京でブルーパブ(ビールの醸造所を併設するパブ)を運営する会社に勤められていたそう。現在はUターンし、ご自身のブルーパブの立ち上げを考えてらっしゃいます。今回は地元でのクラフトビールづくりのヒントを探すために参加されました。実は山本さんは以前の東京の移住フェアでお会いしており、その思いに共感し今回こちらからお誘いしました。
 

 
ツアー最初のコンテンツは氷見のミニ講座。講師は氷見市教育委員会の小谷さんです。事前に参加者の皆さんから質問をいただき、それについてお話いただくという、対話形式での講座です。氷見の名称の由来や歴史、特有の文化についてお話いただきましたが、私も初めて知る内容ばかりでとっても勉強になりました。そして何より小谷さん、お話がとってもお上手。プレゼンの勉強もさせていただきました。
 

 
そのあとは外に出て氷見のまち巡りです。前半は山あい、後半は町側の大きく2つに分け、氷見のまちをぐるっと一周するようなコースで回りました。現在リノベーション中の地域活性化拠点の見学や、
まだ空き家情報バンクにも載っていないような山あいの大きな空き家、
先日ブログでもご紹介した「いなか ふれさか」さんのブルーベリー畑などを見学しました。
 

 

 
後半は町側を巡ります。町側のコンパクトな空き家や、
今後さまざな利用の仕方ができそうなレトロな空き倉庫、
そして、氷見の魚の皮を使ったサンダル作りなど新しい取り組みをされているこだわりの靴屋、「靴のつるが」さんを訪問しました。
 

 
まち巡りの後は「まちのタマル場」で交流会です。地元住民の方や先輩移住者をお招きし、参加者と地元の繋がりを作る「ツナガル交流会」を開催しました。企画の私としてはどのくらいの人が来てくれるか不安だったのですが、地元の方や先輩移住者、地域おこし協力隊の皆さんなど数多くの方々にお越しいただきました。準備した食事には以前ご紹介した魚芳さんのアジフライやすり身揚げも。これがまた絶品なんです。
 

 
そして、なんとこの日は熊本さんの誕生日!スタッフも全く知らずびっくり!後からお聞きしたところ、自分の誕生日だったこともツアーに参加された理由の一つだったそうです。この日が熊本さんにとって大きな転機になったら嬉しいですね。参加者全員でバースデーソングを歌いました。
 

 

 
交流会は夜遅くまで盛り上がりました。将来のことを語り合ったり、ジェンガをし始める人もいたり…
 

 
私は準備で大忙しで、みなさんの様子をちょっと離れて見ている場面が多かったのですが、なんだかこの感じ懐かしいなぁと思っていました。私が小さな頃はお盆に親戚が大勢集まってこんな風景があったなと思います。休みの過ごし方が多様化したり、簡単に連絡できるようになったことでこのような機会が減りつつあるのかも知れません。ですが、やはり直接顔を合わせることで話せる話もありますし、繋がりもまた深まるのだと思います。参加者の皆さんはもちろん、地元住民の方々同士の仲も深まったところで、ツアー初日を終えました。
 
次回はツアー2日目、マルシェのスタッフ体験の様子や参加者のツアーのご感想をお伝えします!
→ツアー2日目

買うだけではない、地魚の多くを知れるまちの魚屋魚芳さん!

こんにちは。岩田です。
連日この暑さの中、弊社の新パンフレット作るため、私たちが考える「氷見のカルチャー」を感じるスポットの取材をして回っています。よくあるお国自慢、活動している人をフィーチャーした紹介ページ、自然や食を前面に出したものではなく、「一緒にカルチャーをつくりましょう!」というメッセージを込め、作成に当たっています。入稿し完成したらこちらで紹介しますね。しばしお待ちを!

 

今回は比美町に根付く魚屋「魚芳」さんへ行ってきました。

 

 

現在、氷見市内には45店舗くらいの魚屋さんがあります。魚芳さんもその一軒で、氷見中心部で約80年続く魚屋さんです。現在は二代目店主 徳前芳之さんの奥様、惠智子さんが店の切り盛りをされています。

 

詳しいことは7月3日の北日本新聞の特集欄に記載されています。気になる方はチェックしてみてください。

 

スーパーで魚を買う場合、今日はどの魚にしようか?と考えながら、思い思いのものをカゴに入れます。これで買い物は終わってしまいます(というか済んでしまうのが現実です)。これが悪いと言っている訳ではありません。ただただ好きなものを買って帰る、せいぜい10分くらいです。う〜ん、なんか悲しいと思ってしまいます。

 

 

魚芳さんの場合はどうでしょうか。先づ、惠智子さんは快く迎えてくれます。毎日違う魚が並ぶショーケースを見ながらおしゃべり。氷見の魚のことはもちろんですが、地魚の呼称、さばき方、漁師さんについて何でも教えてくれます。旬な魚を紹介してくれるのは当たり前です。どういう料理にするかの相談をするのでもいいし、「アジフライを作りたいから10枚開いてください」というお願いも受け入れてくれます。開くだけではなく、揚げたアジフライも用意してくれたりもしますよ!

 

アジはアジでもスーパーで買うものと魚芳さんで買うものとでは地魚を通して、ローカルな情報やコミュニケーションが得られるんです。これはお金には変えられない、氷見のにある魚芳さんだからこそだと思います。まさにプレイスレスですよね。

 
 
 

そこにカルチャーを感じるからこそ、魅力的な魚屋さんであると紹介したいのです!

 
 
 

私は釣りをした経験もあるのでひとつご紹介!なんで氷見の魚は美味しいと言われているのか?一般的に釣りをしている人の中ではいわゆる神経締めが一番効果的で鮮度が保たれると言われています。氷見では小魚も大型の魚も氷締めだそうです。船上のいけすに入れられた氷で締めます。ここで大切なのが魚に対する氷の量です。氷をいっぱい入れたらいいというものではなく、適当な量で締めることが大切なのだとか。その量こそが難しく、氷見の漁師はこれがうまいんだそうです。やっぱり美味しいものには理由があるんですね!

 

 

ちょうどバイ貝の下処理をし、お惣菜を作っているとこでした!その他にもヒラメの昆布〆もありました。そんなの美味しいに決まってますよね。昼食後でお腹いっぱいだったことが救いです(笑)

 

 

舌平目は、氷見では(にじり口のようだから)ニジリと呼みます。地域によってはウシノシタやゲタなど様々な呼ばれ方をされます。舌平目といえば、フランス料理のムニエルが広く知られていますよね。性質上、水に浸すことで身と皮が剥がれやすくなるようです。それでもやはり技術が必須。私も明石も、捌き方に興味津々です。

 

作業が見たいあまり、思わず、「捌いてもらっていいですか」と聞いてしまいました。こんなにも手間がかかる魚だという事を知っている人は、ほとんどいないと思います。でも、こういったところを見れるのは、漁師町の魚屋さんならでは。

 

 

氷見の魚を食べるにしてもいろいろあります。スーパーで買う、魚屋で買う、お店で氷見産の魚を食べる、漁師さんから分けてもらう、自分で釣りに行く。食べるまでの過程にもこんなにもバリエーションがあるってすごいですよね。美味しい地魚を知るということの深みが全然違います。単純に「氷見って魚が美味しいよね」ではなく、もっと深い、氷見の真髄をたまには味わうこともいいのではないでしょうか。

 

最後に二代目店主 徳前芳之さんの言葉「飲んで 食べて 怒って 歌って 笑って 楽しい人生でした 皆様のおかげで」。
とても心に残りました。(岩田慧一)

 

【お店情報】

住所 / 富山県氷見市比美町9-3

TEL / 0766-72-0422(お惣菜の注文も可能!)

Open / 8:30 ~ 17:30

定休日 / 日曜、市場休業日

3年熟成のその味わいとは・・・「柿太deちょこっと こんかバル」

7月8日、ちょっと変わったイベントが開催されました。
その名も「柿太deちょこっと こんかバル」
氷見で獲れた新鮮な魚を加工し、販売する「柿太水産」さんが主催する食のイベントです。
3年間熟成された「こんか漬」を頂ける貴重な機会にお邪魔してきました。

 


 

突然ですが、みなさん「こんか漬」をご存知でしょうか?
それは氷見のソウルフード。魚を塩漬けし、米糠と米麹で熟成させた保存食の一種です。魚をぬか漬けにしたもの、というとわかりやすいでしょうか。ですが、作るのはとっても大変。毎日、漬樽を見守り、気候、湿度、温度によって調整が必要です。しかもその熟成期間は3年間。中学生が高校生になるのと同じ時間です。この熟成された「こんか漬」の樽開きが行われると聞きつけ、取材してきました。
イベントの会場は、氷見で100年あまり魚介類の加工販売を行っている老舗「柿太水産」さん。無添加、素材の味にこだわり、その商品は氷見市内の学校給食にも使われています。この日は作業場を解放し、こんか漬を味わえる「バル」に大変身。昼と夜の2部構成で、今回は昼の部に参加してきました。

 

 

主催の「柿太水産」さんの皆様からご挨拶。進行は老舗の伝統を受け継ぎながら、ネットショップでの拡販や、今回のイベントのような企画を担当される6代目、柿谷政希子さんです。(左から2番目)

 

 

そして、メインイベントの樽開き。長年の封が切られる緊張の一瞬です。樽を開くのは5代目正成さん。仲買歴50年の大ベテラン。買い付けや漬け樽の見守りを担当されています。
正成さんが樽を開いた瞬間、周囲からは無数のシャッター音が。まるで記者会見のようです。樽から取り出されたのは3年ものの「こんかぶり」。このこんかぶりは今まで手がけてきた「こんかいわし」の製法を応用したもの。8年前に加工をスタートされたそうですが、最初の2年は納得する味を作り出せず、かつ、ぶりの不漁なども重なり、大変な苦労されてやっと出来上がったものだそう。正成さんが優しく樽から「こんかぶり」を取り出す様子を見ているとその苦労が伝わってくるようです。

 

 

さて、実食。これは…濃厚! 本来の魚の味にチーズのようなコクがプラスされ、長い間舌に旨味が残ります。普段からぶりは刺身や照り焼きでよく食べるのですが、それとはまた違った旨味。熟成することで生まれる発酵食品独特の風味はアンチョビにも似ていて、お酒が進むこと間違いなしです。バルということでお酒もご準備されていましたが、残念ながら仕事中の身、精一杯我慢しました。
 

 

ですが、その我慢をさらに揺るがすのが、その後いただいた食事です。氷見市内で割烹を営まれる「秀月」さん、イタリアンレストランの「オリーブ」さんによる、こんか漬のアレンジメニューです。こんか漬のかぶら寿し風や、生春巻き、トマトを使ったカプレーゼ風や、アイオリソースにこんか漬けを混ぜ込んだアヒージョ仕立てのものまで…そのどれもが絶品。こんなにも幅広く使える食材なのかと驚きました。

 

 

メニューの説明をされる「割烹 秀月」の水口さん

 

食事の後は、作業場を見学させてもらいました。目の前に広がるのは大量の煮干し。塩だけで作るという素材にこだわった製法です。カタクチイワシ、ウルメイワシ、サバなど様々な煮干しが。サービス精神旺盛な正成さん、「好きに試食していいよ!」とのことで、申し訳ないくらい試食させてもらいました。

 

 

最後に作業場見学の「ワン」シーン。煮干しをワンちゃんの目の前において、「待て」をする正成さん。ですが、この「待て」、予想以上に長い。必死に耐えるワンちゃんの口からは大量のよだれが… 人間も動物も美味しいものを我慢するのは辛いです。
 

 

絶品の数々を味わい、大満足の「柿太deちょこっと こんかバル」。次回の樽開きも絶対参加したいと思います。
今度は仕事抜きで。

今回、取材させて頂きました柿太水産さんでは、干物作り体験を随時開催。旬の材料でのみりん干し作りを体験できます。包丁を使わない手開きの加工なので、小さなお子様でも安心です。夏休みの思い出作りの一つにいかがでしょうか。(大坪史弥)

 

もっと有名になるべき!大境洞窟住居跡

みらいエンジン活動開始から、ずっと気になっていた場所に行くことができました。北に向かって沿岸の道をずっと走っていくと、大境漁港というとても雰囲気のある漁港があります。ここは全国的にも貴重な歴史が残っている場所。世紀の大発見となった遺跡があるのです!
 

 
どんな大発見かは、もったいぶってみます。はじめて来た大境漁港ですが、かつて漁業を中心に栄えた当時の雰囲気がたっぷり残っていて、ちょっと萌えました。このとき、海の香りを嗅ぎながら、思いっきり深呼吸してみたくなりました。目の前に空が広がっていて、排気ガスもない、誰も通っていない、でも人の営みは感じる…、こんなとき幸せを感じます。
 

 
見てください!この番屋の雰囲気、最高ですね。番屋とは漁業で使う作業小屋です。自然な漁具の並び方がこれまたフォトジェニックです。カメラでパシャパシャ、色々な角度から撮りまくりました。デザインの仕事をしていますと「これ、いつか、何かに使える」と思って素材集めがクセになるんです。こんな調子で、本題に行くまで、随分と寄り道をしてしまいました…。
 

 
正面から階段を登り、社に向かって手を叩こうと思ったら、設置してあるセンサーが作動して、その音にビックリ。別に悪いことをしているわけではないのですが、すぐに社から離れて、脇道を通って奥に進みました。
 

 
ここが、大境洞窟住居跡です。横着をして既存の説明文章を引用します。
 
<きときとひみどっとこむ>——————————————————————–
灘浦海岸に面した縄文中期から近世にいたる洞窟の複合遺跡で、奥行35m、入り口の幅16m、高さ8m。波浪によってできた海食洞で第三紀鮮新世の石灰質岩盤。現在の床面は海面より約4m高くなっています。
発掘は大正7年(1918)、洞窟内にある白山社改築の際、多数の人骨、獣骨、土器類などが出土したことから、本格的な調査が行われました。この発掘によって縄文文化と弥生文化の時間差が分かったほか、縄文期の大型石棒・石庖丁や、弥生人骨の抜歯の風習や顔面装飾(頭骨に赤い塗料のついたもの)が注目を集め、日本の考古学史上に残る遺跡として評価されています。
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つまり、縄文時代と弥生時代の順番を決定づけた証拠が残っていたという貴重な遺跡なのです!縄文時代から中世までの出土物がきれいに6層に分かれて上下積み重ねられていたのが良かったみたいです。私はここに凝縮された氷見のカルチャーを感じます。縄文時代からこの洞窟に人が住み、魚を獲って食べていた、しかも、長い年月に渡り、その時代のスタイルで、ここに暮らしがあったのです。スゴイことですよね。縄文時代の人は、沖まで出ることができなかったため、今のようにブリは食べていなかったのではないか、という資料を読んだことがあります。今は寒ブリで有名な氷見なのに、当時の氷見人は美味しい魚が近海を通過しても獲る術がなかったなんて、なんだか切ない気持ちになります。
 

 
もっと有名になってもいいのじゃないか?!と思う場所です。そして、この感動を胸に、まっすぐ帰るわけにはいきません。古くて見ごたえたっぷりで漁師町の風景を探しに、カメラとともにお散歩をして帰ります。