タマル場の日常 vol.3

みらいエンジンの活動拠点である「まちのタマル場」
氷見漁港の前の町屋の並びの一角にそれはあります。
ひっそりと佇む民家のような私たちの事務所。
そんなタマル場の日常をお伝えします。

 


 

こんにちは。岩田です。
夜は冷え込むようになってきました。氷見では17時半にもなれば薄暗く、18時になったら真っ暗です。虫の鳴き声とまちの暗さで秋を感じれる季節の訪れです。寒いだけではないのが氷見!美味しいものがわんさか出てきます。食欲の秋、万歳!

 

さて、タマル場では夏の涼しげなイメージ(一応そういうつもりのレイアウトでした)を変え、これからの季節に合うように少しずつ町家の衣替えをしていきたいと考えています。

 

 

秋、冬とだんだんと厳しい寒さがやってきます。欅の木でできた立派な火鉢でちょっぴりタマル場の雰囲気を変えてみました。
夏は暑さに悩まされていましたが、これからは寒さに悩まされる季節です。タマル場は5つの続き間座敷の建具を取り払い、オフィス兼相談所としています。そのため、部屋全体を温めるのに時間がかかります。

 

 

タマル場にはこんなスペースも設けています。自由に持ち帰れる古本コーナーや2日分の新聞、これまでの氷見に関連する新聞のスクラップコーナーです。新聞は貴重な情報源です。

 

 

新聞は「富山新聞」「北日本新聞」の2紙。「自分の家で新聞を取るのはな…」とか「普段は読まないけどこの日の新聞だけを読みたい」などそういった方々はぜひタマル場へ!息抜きのための日課にしてもらっても構いません。

 

 

スクラップは、2紙より氷見が関連する記事を抜粋してあります。こちらはタマル場に来る氷見を知らない移住希望者に向いているかと思います。これまであった氷見での出来事を知ることで、より客観的な「暮らしの様子」が見えるツールです。

 

暮らしの様子はみらいエンジンでも更新しています。独自の目線で見た氷見のカルチャーやイベントの紹介を行っています。興味のある方はこちらをご覧ください。

 

その他にも無料でお茶を飲めたり、無料wifiも使える環境です(詳しくは最下部をご覧ください)。空き家を探している移住希望者の方はもちろんですが、「家だと何だか落ち着かない」、「他に居場所がほしい」そんな方でも気軽に使えるのがタマル場です。現代的に言うとまさに「サードプレイス」。

 

一地方都市の小さなまちにでもサードプレイスがあるんです。むしろ情報を行き届かない地方都市だからこそ、「意見交換の場」、「自分の居場所」がとても大切になるのではないでしょうか。(岩田慧一)

 

ここで注意!タマル場の営業時間は以下にさせていただいています。


□住所 富山県氷見市中央町5-7
□営業時間 9:30 – 18:30 (水・木曜日定休日・ただし祝日は営業)
□電話番号 0766-54-0445
□メールアドレス info@himi-iju.net
□設備 お座敷カフェ(お茶無料)、トイレ、電源&wifi、移住に関する情報、荷物お預かり、シェアオフィス用デスク
□サービス 移住・定住に関する相談、空き家の情報提供、住まいについての相談、仕事探し(継業含む)についての相談、暮らし体感ツアーの受付、氷見の暮らしの様子の紹介、趣味や社会的活動の仲間さがし、など

住宅街にひっそりと佇む、焼き菓子 粉糖kotoさん

 
代表の明石です。ずっと気になっていたお店に、やっと行くことができました。私は、化学調味料とか保存料が苦手で、世に言うアトピーの傾向があります。食べ物には人一倍気をつけて生きている人間ですから、食材の安全にこだわっているお店や商品が日常的に気になります。
 
今回、移住者に向けて発信するパンフレットを刷新するにあたり、カルチャーのある店のひとつとして「焼き菓子 粉糖koto」さんを紹介させて頂くことになり、こちらに取材にうかがいました。実は、この取材がはじめての来店ではなく、ひとりこっそりとお菓子を買いに来たことがあるんですが、そのときはさらりとフツーのお客さんとして来てしまいました。
 

 
どれだけ原材料にこだわっているかと言いますと、保存料は一切使用しておらず、北海道産小麦粉、きび砂糖、国産バター、丹波黒豆きなこ、西表島産黒糖、徳島県産和三盆、富山県氷見産はとむぎ、有性卵、イタリア産海塩などを使う徹底ぶりです。私の苦手な膨張剤も、やさしいものを使っております。
 
安全とか安心など言わなくても、お菓子としてかなり美味しいものですから、純粋に粉糖kotoさんが好きな方が多いのですね。最初は、何気ないお話をしていたものの、このこだわりの根元がどこから来ているのか、それを聞きたくてウズウズしていました。ズバリお聞きしたところ、「松本のクラフトフェアに出店したかったから…」という意外な答えが返ってきました。
 

 
その話の前に、まず、粉糖kotoさんの歴史から。まず最初にお店をオープンしたのは、なんと、まちのタマル場のすぐ近く、まちなかの小さな店舗ではじめたそうです。それから、もう少し広い場所を求めて、今度はロードサイドの目立つところへ。氷見市内から雨晴海岸を通過して、トンネルをくぐる前のあたり。以前はもっと幅広く料理をするようなお店をしていたそうです。今でもその建物は健在で、別の方がカフェを経営されています。で、それから、今の場所に移転されたそうです。
 
もともと、食材にはこだわりがあったそうですが、当たり前のように良い素材を選んでいたそうです。その理由は、いい材料を使うと美味しくなるから。とても説得力がありますね。あえて、安全とか安心とかというアピールはしなかったようです。ところが、先ほどの松本のクラフトフェアに遊びに行ったとき、転機が訪れました。その場の雰囲気がとても良くて、「私たちもここへ出店したい」と思ったそうです。色々調べてみたところ、ここへ出店するには厳しい審査があり、オリジナル性やインパクト、こだわりといったアピール力がないと審査をパスできないそうなのです。そこで、安心安全の素材にこだわっていることを徹底してアピールしたら、無事に審査を通過、晴れてクラフトフェアに出店できることになったそうです。
 

 
これがキッカケとなり、以前から当たり前のようにこだわっていた材料の事をあえて全面に出すようにしたそうです。そこのところがグッと来ました。ストーリーが素敵すぎです。ちなみに、翌年のクラフトフェアに、同じようなアピールをしたところ審査に落ちてしまったそうです。人気があるイベントなので、審査は本当に厳しいようですよ。
 

 
店内にはカフェスペースもあり。ゆったりくつろぐこともできます。アイスコーヒーも美味しかったです。仕事柄?私はついお店の内装も気になってしまうのですが、粉糖kotoさんの店内はなんとも可愛らしくオシャレです。昔の店で使っていた家具や廃材を一部利用したそうですが、それがまた使い込まれた古さの演出につながっていて、とっても素敵です。ショーケース、テーブルやイス、看板、置物などがお店の世界感を作り上げていて、落ち着きのある空間になっています。
 

 
焼き菓子 粉糖koto
address:富山県氷見市諏訪野4-21
tel:0766-72-0134
open:10:30~18:00 火曜定休

北陸新幹線沿線4県合同移住フェアに参加します!

10月1日(日)に東京・有楽町にて
移住フェア「北陸新幹線沿線 4県合同移住フェア」が開催されます。
移住相談上位の県が揃って出展するこのイベント。
関東にお住いの方は是非遊びに来て下さい。
 


 
こんにちは。移住相談員の大坪です。今回はイベントのご案内です。
10月1日(日)、有楽町にあります東京交通会館にて、移住フェアが開催されます。
今回の移住フェアは長野、新潟、富山、石川の北陸新幹線沿線の県が揃って出展します。
前回出展しました「ふるさと回帰フェア2017」よりは地域が限定されており、規模も小さくなりますが、
実はちょっと注目のイベントなんです。
 
先日、あるニュースで、2016年度の移住相談件数が報じられました。
移住相談件数ランキングの上位5件ご紹介すると…
 
1位:長野県
2位:新潟県
3位:北海道
4位:富山県
5位:石川県
 
と、なんと今回出展する4県が全てが上位に入っているんです。
特に富山県は前年度は39位からの急浮上。今注目される移住先をまとめてチェックできる貴重な機会です。

イベントは大きく「仕事」と「暮らし」に分かれて構成されています。当日のプログラムはこのような流れです。
 

 
生活情報も仕事も、移住を決めるにあたってどちらも欠かせない要素です。
 
「どんな住まいがあるの?家賃はどのくらい?」
「子育てのサポートはあるのかな?学校の環境は?」
「買い物事情を教えて!」
「補助制度はあるの?」
「どんな仕事があるの?」
 
移住に関して不安な部分は多いもの。このイベントでまとめて全部ご相談ください!
また、イベント内ではスタンプラリーも開催します。各ブースを回るごとにスタンプが押され、たくさんのスタンプを集めた方には各県からささやかなプレゼントがございます。先着順になりますのでお早めに!
 
その他、各県の先輩移住者によるトークイベントも開催。農家、農家民宿、ライター、アーティストとそれぞれ個性豊かな面々にお話いただきます。移住先でクリエイティブな活動をしてみたい!という方には間違いなく参考になるイベントです。
 

 
そして私たちみらいエンジンも氷見市ブースにて出展します。
メンバーは私、大坪と地域おこし協力隊の山下さん、氷見市役所の職員さん3名でお待ちしています。みなさんの移住に関する心配や相談事にみらいエンジンのスタッフが楽しく、真っ向からお答えいたします。Webサイトで日々氷見の移住情報を発信していますが、実際、氷見という土地がどんな所なのか、そしてそこでどんな暮らしができるのか……という具体的なイメージを思い描くのはなかなか難しいと思います。実際にお話しながら、氷見の暮らしの環境や今すぐ住める空き家など、具体的な情報をご紹介いたします。
是非お気軽にお越しください。
 

 
【北陸新幹線沿線4県合同移住フェア】
 
[日 付] 2017年10月1日(日)
[時 間] 11:00~17:00
[場 所] 東京交通会館3階 グリーンルーム
[その他] 入場無料・事前申し込み不要・入退場自由です。
富山県からは、以下の団体が出展します。
【富山県からの出展団体】
富山県、高岡市、魚津市、氷見市、滑川市、射水市、立山町、富山県中古住宅流通促進協議会、(一社)富山県介護福祉士会
 
詳細はこちら

朝ヨガ、はじめました。Waves of Happiness 呼吸と瞑想とヨガ vol.1

こんにちは。岩田です。台風の影響で富山県全域に暴風警報出たので心配していましたが午後からは青空が広がりました。北陸地域では台風といってもそれほど大きな影響を受けないように思います。そういった意味でも氷見はいいですね。

 

以前よりひっそりと告知をしていた、『Waves of Happiness 呼吸と瞑想とヨガ。』がタマル場にて開催されました。

 

朝8時。参加者たちがぞろぞろと集まってきます。本日は敬老の日で祝日という事もあって、初回の開催にも関わらず多く参加者が集まりました。

 

朝から身体を動かし、気持ちをリフレッシュできる!なんて素敵なイベントなんでしょう!今後も月に一回を目安にタマル場にて開催していく予定です。しかも参加費は無料です!ヨガマットは持参しても構いませんが、畳の上に座布団を引けば必要はありません。

 

 

ここでいうヨガは「呼吸法」を大切にしたヨガ。
講師のご紹介。

 


鵜飼 ひろ子 さん
富山県氷見市出身。京都造形芸術大学卒業。
2007年に関西で呼吸法のコースに出会う。仕事のストレスで口が開かなくなった旦那さんに呼吸法のコース勧め受講したところ、とてもよい変化があった。2009年3月、氷見にUターン。富山県で呼吸法を広めたい。呼吸法・ヨガ・瞑想で心身のストレスを取り除き健康に、そしてたくさんの人たちの笑顔が見たいという思いでインドに本部を置く国際NGOアートオブリビングのインターナショナル認定講師として子育てをしながら活動中。


 

詳しい鵜飼さんへのインタビューの様子はこちら。鵜飼さんがヨガに出会い、インストラクターになるまでのお話が書かれています。

 

それでは当日の様子へ。

 

 

何より講師の鵜飼さんの笑顔がとても素敵で印象的です。参加者は普段から鵜飼さんの生徒さんもいれば、南砺市や高岡市からもお越しになった方も!みらいエンジンは場所の提供をしているだけですが、こんなにも様々な方々が遠方から参加してくれるなんて、嬉しい限りです。

 

みなさん、日頃のストレスや疲労をほぐすためにとても気持ちよさそうにヨガに入り込んでいます。カメラ係のため私は参加できず。次回は私も参加したいです。

 

雨が降り雨樋を通りマスに落ちる音、大工さんが奏でる工具の音、普段通り虫が鳴く音。静けさに包まれた朝で、耳を澄まさないと聞こえてこない音ばかり。心も身体も落ち着かせ、聞こえてくるこれらの音は心地良いBGMになります。

 

 

頭皮のマッサージ。ヨガと言っても体を動かすばかりではありません。呼吸法で元気を取り込んだり、いらないものを手放したり。瞑想で心身共にさらに深くリラックスして、さらにヨガの考えに触れながら生きることが「幸せ」につながるというのが鵜飼さんのヨガです。とても素敵なコンセプトだと思います。

 

家にいては家事や子供の面倒ばかりで気持ちにモヤモヤを抱えている方、仕事仕事の毎日を送りリフレッシュに苦労している方、人間関係で悩まされてストレスを抱えている方、そんな方々のご参集をお持ちしています。きっと気持ちが少し楽になりますよ。

 

次回開催の告知。
Waves of Happiness 呼吸と瞑想とヨガ。
日時:10月23日(月)朝8:20〜9:30
場所:みらいエンジン タマル場(氷見市中央町5-7)
参加費:無料
講師:鵜飼 ひろ子さん

 

詳しい参加方法は鵜飼さんのイベントページをご覧下さい。みなさまのご参加、心よりお待ちしております。(岩田慧一)

【ひみ暮らしインタビューVol.3】 作・編曲家の矢島さん

氷見に移住されたみなさんにインタビューし、リアルな声をお伝えする【ひみ暮らしインタビュー】
シリーズ3回目は、今年4月に氷見に移住された作曲家の矢島さんです。
高岡から氷見という、比較的近距離に移住された矢島さん。
その理由や、作品制作への思いをお伺いしました。
 


 
氷見に移住したのはいつ頃ですか?
 
今年の4月ですね。元々は長野の松本市出身で、富山大学に進学するにあたって富山に来ました。大学在学中は高岡市に住んでいましたが、卒業後に氷見に引越しました。今は富山大学の芸文ギャラリーで働きながら、作曲と編曲の仕事を個人でしています。企業でのCMの曲を作ったり、あとは最近はよさこいの曲を作ったりしています。
 
「氷見に絶対移住したい!」という理由は実はなかったとお伺いしましたが…
 
そうなんです。(笑)以前の高岡市の住まいは、今の住まいからも結構近いんです。なので、氷見に移住しなければいけない!ということもなかったんです。ただ、補助金の制度が充実していたのでそれを聞いて氷見に引っ越そうかなと思いました。
 
でも、実際に氷見に住み始めたら「あれ、思ったより快適な場所だな」と思いましたね。
まず、制作環境がすごく自由になりました。以前の住まいは六畳一間のアパートで、かなり狭かったんです。機材もたくさんあったので、2段ベッドにして、下を作業スペースにしていました。隣の人の迷惑もあるので、音も出せませんでした。なので、制作環境としてはちょっとストレスのある状態でした。でも、氷見の一軒家に引っ越したら、部屋が広くて最初は逆に落ち着かないくらい。ちょっと前まで2段ベッドの天井がすぐ頭の上にありましたからね。部屋が機材に圧迫されることもなく、音も出せるのですごく快適になりました。
 

 

 
あとは立地もすごく魅力的ですね。海も山も近くて。僕、海がすごく好きなんです。地元の長野県には海がないのですごく新鮮でした。自宅もスーパーの隣なので便利なんです。自炊はあまりしないので、隣のスーパーでお惣菜を買ってきて食べたりすることが多いですね。なんだか巨大な冷蔵庫が隣にあるみたいな感覚です。近所のおじいちゃんおばあちゃんも気さくな方が多いですね。
 
物件探しは苦労されませんでした?
 
いや、僕はそこまで苦労しませんでしたね。たまたま氷見の空き家情報バンクの事を知って、サイトを見てみたら、丁度いい一軒家があったんで申し込みました。本当にたまたまだったんですごくラッキーでしたね。3月から探し始めて4月にはもう決まっていたんで、実質1ヶ月かかってないと思います。むしろ全然準備してなかったんで、ちょっと焦りましたね。(笑)
特にみらいエンジンの存在は大きかったです。すぐ相談できる場所があるのはいいですね。加えて、時間も結構遅くまでやってるじゃないですか?日中働いていると市役所ってなかなか行きづらいですが、ここだと仕事終わりや土日にも相談できたりするので、すごく助かりましたね。
 
ありがとうございます。ここPRしておきますね。(笑)
音楽のお話もお聞きしたいんですが、ずっと音楽はやられてたんですか?

 
いや、小学校から高校までずっとサッカーをやってたんですよ。ずっと体育会系でした。でも、高校くらいから音楽に色々興味が出て来ましたね。バンドやりたいなーと思いながら家でギターをポロポロ弾いてました。大学に入ってからは友達とバンドを組んで、曲も作るようになって、だんだん音楽にのめり込んで来ました。今組んでいる「ザ・おめでたズ」も在学中に結成したバンドです。元々は友達の誕生日を祝うために組んだ、いわば悪ノリだったんですけど、それが今も続いてますね。
 

 
大学を出てすぐ個人として活動されてるんですね。
 
個人というか、単純に就職しなかっただけですね。(笑)就職も少し考えたんですが、自分にはもうちょっと先かなぁと思いました。自分のレベルじゃ社会に対して通用しないよなと思って。もっと経験を積んでレベルアップしようと思って、今個人でやっています。
 
会社に入って学んでから独立する方も多いかと思うんですが…
 
その当時は行きたいと思う会社が少なかったというのもありますが、モノを作る仕事は作品で勝負するしかありません。能力が未熟な段階で採ってもらえることも、最初から育ててくれるっていうことも少ない業界なので、まずは自分で鍛えようと思ったんです。
あと、なんとなく今は富山から出たくないなぁっていう思いもあったんです。理由は人の繋がりですね。富山は僕の中で今、一番人の繋がりのある場所なんです。一緒に作品を作れる友人が多くいますからね。
 

 
作品を作るにあたって意識していることはありますか?
 
そうですね…最近は「いかにエゴを消すか」を意識しています。僕は自分のことをアーティストだとは思っていないんです。自分の表現したいことをどんどん出していくのも一つのあり方だと思いますが、僕は自分の作曲の能力を使って、人の役に立ちたいという思いの方が強くて。相手の求めていることに対して、いかに柔軟に対応できるかということの方が重要なんです。
作曲する上でこだわりたい部分はもちろんあります。でもそれに縛られちゃうと、結局あまりいいものができなかったりするんです。自分のこだわりをゼロにはしませんが、そのバランスには気をつけていますね。
僕にとっては自分の作品を残すよりも、音楽をずっと続けられることが重要なんです。やっぱり音楽が好きなんで。だから音楽とずっと関わるには音楽を仕事にすること。そして音楽を仕事にするなら、自分の思いを押し付けるより、まずその人の思いに応えること。それが大事だと思ってますね。
 
移住希望の方には、自営や創業希望の方も多いんです。そういう方に向けてアドバイスはあったりしますか?
 
そうですね、「繋がり」が大事かなと思います。私の今の仕事の大半は人の繋がりで頂いた仕事で、ほとんど営業はしていないんです。友人や大学時代のアルバイト先、以前の仕事のクライアントさんが僕のことを紹介してくれたりして。本当に人の繋がりが大事だなと思います。今手掛けているよさこいの仕事も、知人によさこいの曲を作っている会社の方がいて、卒業直後にお手伝いさせてもらい始めました。そこから、よさこいのチームの人との直接の繋がりができて、今は個人でお仕事をいただけるようになって来ました。僕がここにいる理由もやっぱり繋がりがあるからですしね。地方で音楽を仕事にするのはもちろん難しい面もありますが、今は音楽も場所に縛られずできるようになっています。直接お会いできなくても、ネットを経由して県外の方とも仕事できます。そこまで場所に縛られる仕事ではないかなと思います。
 
これからの目標や理想像はありますか
 
そうですね、やっぱり音楽一本で食べていけるようになりたいという仕事上の目標はあります。あと、これは理想像、という話ではないんですが、もしかしたら生涯富山、氷見にいるのかもなぁっていう感覚はありますね。やっぱり僕は田舎が好きなんだなぁと思います。もちろん先のことなのでまだわからないんですが。
こうやって今回お話できたんで、これからちょっとずつ氷見のコミュニティにも関わって行きたいなと思っています。僕は作曲だけでなくて、音響の仕事をやったりすることもあります。例えば、イベントやお祭り、ライブの音響設備のセッティングですね。設営から音出しまでをお手伝いしています。もし氷見でもそういう機会があれば是非お手伝いできればと思っています。
 

 

【今回お話を聞いた方】
矢島 拓真 さん
長野県松本市出身。
富山大学芸術文化学部卒業。
2014年、大学在学中に友人の誕生日をラップで祝うために「ザ・おめでたズ」を友人と結成し、
県内を中心に活動中。バンド内では楽曲制作を担当。
2017年に氷見に移住。
現在は個人で企業のWEB広告や、PR映像の楽曲を手がけている。
 
「ザ・おめでたズ」公式HP
 
【近日のザ・おめでたズの出演情報】
『市場街ナイト』
 
【矢島さんの楽曲が使用されている「富山ガラス工房」さんのPR動画】

氷見漁港の朝

こんにちは。岩田です。
9月に入り、氷見の暑さも和らぎ、時には肌寒く感じる日があります。そろそろ羽織物が必要な季節になってきました。

 

魚で有名な氷見ですが、弊社のオフィス(タマル場)は、そんな美味しい魚たちが市場へと出回る玄関口、氷見漁港の目の前にあります。とは言うものの、水揚場は漁港の中でも海寄りにあるため水揚げやセリの様子は日常目にすることはありません。そこで、漁港全体の様子、とくにセリの見学してきました。

 

 

まだ漁港は薄暗く、早朝の海ならでの静けさが感じられます。セリは奥に見える建物の中でしているため、まだまだこの場所からでは市場の活気は感じられません。

 

ところが、一歩建物内にに踏み入れると、

 

 

こんなにも多くの人が!!疑っている方もいるかもしれませんが、二枚の写真とも同じ日の早朝です。氷見では漁業に従事している人が多いことが改めて実感できる光景です。初めて見る市場の光景ですが、魚を水揚げされる様子、魚の種類を選別している様子、セリをしている様子と、「魚」という氷見最大の資源を通して様々なストーリーが見えてきます。

 

 

この写真は水揚げされたばかりの魚を数人で選別している様子です。台の上に広げられた魚や桶一杯に入った魚を見ると漁業というものの迫力が感じられます。選別が終わったらばその近辺に人だかりが集まり、セリ人と呼ばれる人を囲み、セリが始まります。

 

私たちの食卓にお魚が並ぶまでの流れを簡単に説明すると、
漁師さん(生産者) → 氷見漁協 ※セリ人 → 卸売業者(魚問屋) → 小売業者(魚屋) → 消費者(私たち) となります。魚問屋さんはさらに市外や県外へ卸したりもしています。

 

 

これは本日水揚げされる予定の魚がどんなものかを記した黒板。日本語だけど略語だったり、知らない言葉が多すぎてイマイチ理解できませんね。

 

ここで登場、タマル場のお得意様「加野鮮魚店」さん。黒板の意味を簡単に教えて頂きました。
一番上に書かれた「佐大」や「岸大」などは定置網(生産者)の略称のこと。その下に書かれた「青子(コズクラ)」、「サバ」等、魚の名前はその定置網にかかっている主要な魚の種類です。

 

その下には「21」、「4」等の数字の単位は「貫(≒3.7kg)」です。つまり「21貫」だったら「約77.7kg」になります。「400メ」と書かれているところはつまり「400貫目」ということで、「約1480kg」となります。現在でも昔の単位を使っているんですね!県外へ出荷される際には誰しもが知っている、t(トン)やkg(キログラム)に変換されます。

 

 

これが昔の計り、棒計りです。片方に重り、もう片方に品物を吊し使います。棒には目盛りが書いてあり、釣り合った時の重りの位置で計ります。この単位が「貫」になります。

 

話が横道に逸れましたが、あの黒板を見て、小売業者は買いたい魚がかかった網の水揚げを待ち、セリに参加します。つまり、どこに行けば目当ての魚が買えるのかが書かれた案内板なのです。

 

生産者の欄に「白鳥」と書かれているのはわかりますか?これは能登(つまり石川県)で取れた魚です。今回、私は初めて知りましたが、氷見漁港の市場には能登で取れた魚も並びます。大きく分けて「氷見産」と「能登産」に分かれています。悪天候で海が大荒れ、2、3日間船が出せないということもありますよね。そんな緊急事態にでも市場に魚が出回るような仕組みになっています。

 
 
 

本日の魚はどんなものだったのでしょうか。ここで少しご紹介。

 

 

こちらはおそらく「ハガツオ」。氷見で獲れる魚の中では主流の魚ではありませんが、網にかかれば獲れるようです。味はカツオとサワラの中間のような味。そう言われると見た目もサワラに似ていて、本カツオのような丸さはありません。

 

 

こちらは「シロサバフグ」。本日の水揚げでは多く見かけた魚です。火を通しても固くなりにくく、鍋にしても、焼いても、刺身でも食べられるフグです。

 

 

こちらは今旬の「アオリイカ」。高級なイカと知られていて、ねっちょりした身が特徴です。今の時期だと氷見の北、灘浦方面の海岸線でもイカ釣りが楽しめるそうです!

 

 

こちらは「メギス」。高級魚のようです。誰でも知っている白身魚で天ぷらにすると美味しい「キス」の仲間です。すり身にして食べると絶品のようです。ととぼち(富山では馴染み深い、魚のすり身揚げ)やつみれ汁にしたものをぜひ食べてみたいですね。

 

その他にも、フクラギ(ぶりの子)やイワシ、アジ、ソイ、タコなど多くの魚が見られました。さすがいろいろな種類の魚が獲れる氷見ですね。冬に獲れる寒ブリが有名な氷見ですが、その他にも一年を通して安定した魚が獲れることが、氷見の魅力です。

 

移住とは言わないまでも、車にクーラーボックスを積んで、季節に応じた旬の魚を味わいに氷見へ足を運んでみてはいかがでしょうか。それで氷見が気に入れば「週末のお出かけコース」になり、「もっと氷見に浸かりたいから移住したい」というようなシュチュエーションにも繋がります。先ずは気軽に氷見へ遊びに来て見てください!ちなみにどのお魚屋さんも親切な方ばかりなので、お願いすれば家で簡単に調理できるようにさばいてくれますよ。お魚屋さんに興味のある方はぜひこちらもご覧ください。(岩田慧一)

氷見ではじめる手作りの演劇ホール「氷見結テント」を紹介します

こんにちは。氷見市地域おこし協力隊の山下 健太郎です。

 

いつもは空き家バンクの記事を中心にみらいエンジンの記事を書かせていただいていますが、今回は私が企画しているテント芝居「氷見結テント」についてご紹介したいと思います。

 

今年5月に、「氷見の文化と景色を詰め込んだテント芝居をつくる」ことを目指して氷見結テントという演劇サークルを立ち上げました。

 

初年度はテント芝居で全国を巡っている「劇団どくんご」を招き、その芝居づくりのノウハウを学びつつ多くの方に氷見結テントという存在を知ってもらおうと公演企画を立てました。

 

 

実際に9月1日、2日の2日間、朝日山公園にどくんごのテントが立ち、両日合わせて123名の方に実際にテント芝居とはどのようなものなのか感じていただくことができました。

 

 

合わせてどくんごのテント設営を手伝ったり、実際に劇中で取り入れている即興シーンを体験したりするワークショップを開催しました。

 

公演を観に氷見に来た方も、地元の方たちも楽しんでもらえる公演になったと思っています。

 

なぜ「氷見結テント」が生まれたのか

 

まず、なぜ氷見で演劇を、しかもテントでやりたいのか?ということについてご説明しなければいけないと思っています。
語り始めると長くなるのですが、簡単に言うと

 

  • 氷見には現在のところ演劇を楽しむ場所がないから
  • 小さなまちでも演劇を作ることは文化として重要だと思うから
  • 風景を活かした芝居ができるテント芝居は地方に向いているから

という3つの理由があります。

 

現在氷見市の文化会館は休館中で、新しい文化会館のあり方について議論されているところです。

 

といって、演劇ができる場所が全く無い状況が続くのはどうなんだろう……と思っていました。

 

 

そこで、劇場は自分たちの手でつくれるということを知ってもらいたくて、以前から好きだったテント芝居を自分でやってみよう!という気持ちから動き出しました。

 

私自身は高校で演劇をはじめて、大学に進学してからも住んでいた寮の仲間と一緒に演劇をつくって見てもらっていました。

 

特に大学に入ってからは、ホールで上演される演劇ではなく、食堂の一角やただの空き地などの普段演劇とは縁のない場所に演劇空間をつくるのが大好きになりました。

 

現在私は空き家のDIY改修やリノベーションに関わることも多いのですが、場所に新しい意味合いを見出して楽しむという点で、テント芝居と共通点が多いなと思っています。

 

氷見の様々な場所で、その土地が持つ魅力にみんなで気づくことができるテント芝居ができればいいな……と思ったわけです。

 

また、私自身地域おこし協力隊を卒業しても氷見に住み続けたいと考える中で、自分の趣味を思い切り打ち出せる場所であればずっと楽しく住み続けることができるだろうと思い、「テント芝居をつくる!」ということを一つの夢として語らせていただきました。

 

 

すると「私も氷見で演劇をしたいと思っていた」という声が思ったより多く聞こえてきたので、これは実現するしかない!と踏ん切ることになったのです。

 

朝日山にテントが立った

 

 

劇団どくんごは大学時代の芝居仲間が縁で観るようになり、迫力があり単純に楽しめるだけでなく、小さなテントの中に広い世界や宇宙を感じさせる創造性に魅入ってファンになりました。

 

どくんごは半年以上をかけて、本拠地の鹿児島から北海道へ、そしてまた南下するというツアーを毎年のように行っています。

 

全国各地にファンがいて、自分のまちで上演してほしい人が「受け入れ」としてその土地での公演をサポートするという形でツアーは成り立っています。私もいつか自分で受け入れてみたいと思っていたので、この際手を上げてみたら来てくれることになったのです。

 

こうして、朝日山公園にテントが立ちました。

 

 

公演場所が氷見高校に隣接していることもあり、ぜひ氷見高校の学生さんにテント芝居を体験してもらいたいと考えてワークショップという形で招待しました。

 

教頭先生にお話を伺ったところ、氷見高校には演劇部がないということを聞き軽くショックを受けたのですが、それでも演劇に興味のある女子学生が2名参加してくれました。

 

 

テントが劇場になり、その中で即興劇を楽しむというワークショップの中で、日頃触れることのない体験に夢中に取り組んでくれたのが、自分がはじめて演劇を体験したときのことを思い出しとても嬉しかったです。

 

そして、ただ公演を行うだけでなく氷見の地元の人たちと交流をして、飲食をしながら気軽に芝居を楽しんでもらいたいと考えて飲食屋台の出店をお願いしました。

 

 

○○○のしごと塾」のみなさんには、島尾の自家焙煎珈琲「ロイター」さんのコーヒーと鞍川の洋菓子店「パティスリー・シュン」さんのチーズタルトを提供していただきました。

 

○○○のしごと塾の皆さんには、ただ出店するだけでなく、地元への集客や広報についてひとつのチームになって協力していただきました。元々土地の繋がりがない中で集客には苦戦しそうだったので、本当に感謝しております!

 

 

公演を見た地元の方たちも大盛り上がりで、劇団の方も「地元の人が多くて新鮮な客席だった」と喜んでもらえました。

 

 

キッチンカーの「138(ひみや)」さんも氷見牛メンチカツバーガーなど、氷見の名産を活かしたフードを提供していただきました!

 

公演自体も、特に朝日山から見下ろす氷見の夜景を背景にしたシーンなどはとても感動的でした。

 

 

 

初日は特に海から吹く「あいの風」を受けて、テント自体が飛ばされそうな異様な雰囲気がさらに客席の熱を高めた感がありました。

 

また劇中ゲストとして、地元劇団「からくり玉手箱」や「P.O.D.」の方たちも参加した幕間劇「クラムボンの意味論」も上演することができました。こちらも独特の空気を醸しだす舞台が出来上がりました。

 

 

公演後はその場で打ち上げを行い、東京・長野・福岡など全国から集まったどくんごファンと地元の方たちが交流し、楽しんでいる様子が見られました。

 

 

次は本当に手作りの演劇ホールです

 

今回はプロの劇団を招いての公演でしたが、いつも生活しているエリア内に劇場ができて芝居を体験するということの面白さを多くの方に体感してもらうことができました。

 

これを実際に自分たちの手でつくり、まちに住む人たちと一緒に体験すれば、さらに文化として成熟していくのではないかと思います。

 

 

ワークショップに参加した高校生も「氷見高に演劇部をつくりたい!」と気持ちが高まっていました。今にも演劇をつくりたいという人たちの思いが溢れてきそうなので、受け止める場所を作りたいですね。

 

もしよければ、この記事を読んでいるあなたも手作りの演劇ホールに参加してみませんか?

 

(文章:山下 健太郎 写真:山下 健太郎、浅見 杳太郎、大坪 史弥、村江 剛)

【中央町】漁師町の隠れた名店になりそうな町家

今回ご紹介するのは氷見漁港から歩いてすぐの漁師町、旧町名で言えば今町にある住宅です。

今町は昭和13(1938)年に発生した氷見大火の影響を受けなかったので、古いものでは江戸時代末期から続く昔ながらの漁師の家が多く残る、とても風情のある町です。その通りに面して今回ご紹介する住宅が建っています。

 

 

この家は売家になっていますが、まず価格が250万円と格安なのが魅力です。

水回りについては根本的な改修が必要ですが、200万円程かかったとしても500万円以内で海に近い漁師町の家での暮らしをはじめることができるのです。

また、1階は入ってすぐ大きな土間と板間、奥にキッチン・トイレがあり、2階に座敷があるという間取りになっているので飲食店を開くのにもよいのではないかと思っています。

漁港や番屋街など観光地をつなぐ通りから一本奥に入ったところにある静かなお店。

この立地としては便利だけど少し隠れている感じが最高じゃないか?と勝手にテンションが上がっています。

 

 

また、この家にしかない風合いが感じられるのもこの家の魅力。

玄関入ってすぐの板間です。この床板がすごい。

 

 

傷も入っていますが、この自然なツヤのある板間は一朝一夕では手に入りません。

元は何を扱うお店だったのでしょうか、広い土間もあるので商店の雰囲気もあります。

この家で暮らすとなればリノベーションは必須かもしれませんが、この家の歴史として大切にしたいものがここにあると思っています。

 

 

キッチンとトイレへの扉。

このままでも利用はできますが、あくまでなんとか使える、という感じです。

またお風呂がないのも注意していただきたいポイント。

歩いて行ける距離に日帰り温泉があるのでそちらを利用するとよいでしょう。

 

 

これまた氷見のまちの歴史をそのまま閉じ込めたような階段を上って2階へ。

 

 

2階は座敷が2部屋。住まいとして利用するのであれば、夫婦2人で暮らすのに合っていると思います。

 

 

こちらの座敷も明かりとりの高窓がなんとも尊い光を取り入れていて、ここで暮らすと毎日この光を受けることができるのか……と羨ましい気持ちにもなってきます。

 

住むだけでなく、これまでの家に刻まれた歴史を受けながら氷見の食文化をアップデートできそうな面白い物件です。

誰か、ぜひトライしてくれないかな……!と思っております。

一度現地でこのまちの歴史を体感してみてください。
 
 
氷見への移住を全力応援する、みらいエンジンWEB

変化に富んだ氷見の海岸線

こんにちは。岩田です。アオリイカのシーズン到来ですね。灘浦の防波堤では、エギング(イカ釣り)をしている人がちらほら。氷見ではこれからの季節、脂がのった様々な魚が街に出回ります。楽しみですね!

 

 

氷見市は富山県の西側、能登半島の付け根に位置する街です。定置網漁で栄えた漁師町で有名な氷見市は海岸線に沿うように街が広がります。三方を山に囲まれ、いくつもある川に沿うように数多くの里山集落が発達してきました。このように自然が豊かな山間部と、商店街や漁港などがある市街地が氷見の特徴であり、最大の魅力です。

 

山間部もありますが、やっぱりのインパクトが強いですよね。移住希望者の中にも海が好きだから氷見がいい!って方もいます。そんな氷見の海ですが、砂浜もあれば、自然に侵食された崖のような場所、テトラポットがある防潮堤がある場所と様々あります。いろんな海岸線があるところに一歩踏み込んだ氷見の海の魅力、景色が広がります。

 

 

写真は氷見の一番南の海岸「島尾海岸」です。長さ約800m、奥行80mと富山県でも随一の海岸です。富山県の海岸は人工的な海岸が多く、白い砂浜のある海浜浴場は限られています。その周辺にはキャンプ場や民宿など宿泊施設もあり、夏季には多くの人で賑わう海岸です。うれしいことに街中からも近くアクセス抜群で、レジャー向けの海岸です。

 

夏場に海水浴をするのも良し、マリンスポーツをするも良し、お散歩をするも良し、デートをするも良し!様々な場面で利用できる海岸です。この写真は冬場だったので立山連峰が見えています!!!なんと贅沢な景色なんでしょうか…

 

車を北に走らせると、

 

 

こちらは「阿尾城跡」です。江戸時代には前田氏が居城していました。周囲を断崖絶壁に囲まれているため、敵の侵入は西側のみで、攻め込まれにくい場所です。県指定の史跡で、氷見の海岸線では一番高い場所になります。

 

ちょっと北に行くと、

 

 

こちらは「阿尾海岸」です。阿尾城跡のすぐ北側にある海岸です。こじんまりとした人工的な海浜公園で、静かで波の音を聞きたい方にオススメ。個人的な意見ですが、一人でお散歩したり、リフレッシュするのが合っている場所です。

 

話が逸れますが、遠くに見えるの唐島です。弁天堂、観音堂、火ともし地蔵、弁慶の足跡、夫婦岩などがあり、昔から地元の信仰を集めている島です。毎年開催される「唐島祭り」が有名です。

 
 
 

とここで、ブレイクタイム。

 

 

ちょっと人の目線からだと確認しにくいですが、定置網が見えます。氷見の魚は定置網で獲られるのが主流。大きさは大小様々で、400年前から伝わる伝統的な漁法です。400年前の知識が応用され、現在に至ることに驚きを隠せません。今後こちらもピックアップして紹介する予定です。お楽しみに!

 

さらに北へ進みます。

 

 

こちらは大境漁港付近です。写真のちょうど左側は縄文時代と弥生時代の順番を決定づけた「大境洞窟居住跡」です。自然のままで、ごつごつとした断崖が見えます。

 

これまで氷見の海岸線に沿って車を走らせてきました。島尾海岸から大境漁港まで何分くらいかかると思いますか?

 

正解は25分です。個性豊かな海岸をこんなにも短時間で回れることは贅沢なように思います。間違いなく富山県では氷見だけの魅力の一つと言えます。これこそが氷見の海の最大の魅力です。海好きの人はぜひ、ドライブとは言わないまでも磯の香りと素晴らしい景色が心を癒してくれますよ。気分転換にいろんな海岸を回ってみてはいかがでしょうか。(岩田慧一)

なが〜い坂にある棚田と絶景

こんにちは。岩田です。
氷見(ってか富山なのか?)ってこんなにも青空が見える天候なんですね。私は普段、新潟にいるため日本海側でも全然違うんだなあと感じています。また最近は気温も30℃以下で、風が心地良くなってきました。

 

今回は長坂周辺探訪!長坂は氷見市の北部で、石川県との県境です。長坂の棚田は平成11年に「日本の棚田百選」にも選ばれています。なので、氷見の棚田と聞くと長坂をイメージする方が多いのではないでしょうか。
 

 

長坂という地名は、石川県にある石動山へと続く道が長い坂道であることに由来します。写真では分かりにくいですが、本当に緩やかになったり、急になったりと、とにかく坂が多い地域なんです。

 

 

お米の収穫シーズンが間近だということもあり、稲穂は綺麗な黄金色です。中にはすでに稲刈りをしている場所もありました。美味しい新米が待ちどうしいですね。
綺麗な段状になった棚田はなかなか撮影が難しいです。ドローンでもあればいいのですが…

 

 

どうにか良い眺めを撮りたいと思いさらに高所を目指すことに。車のエンジンの悲鳴と共にさらに上へ。

 
 
 

と、その道中でこんな看板を発見!!!

 

 

どうやら長坂の棚田は、オーナー制度を導入し管理されているようです。棚田の管理者の名前が書いてあります。市場には出回らない棚田米の販売をしているそうで、詳しくはこちらでご紹介されています。

 

相変わらず坂道に加え、幅員までもどんどん狭くなってきます。行ってみるとわかりますが、想像のさらに上を行くような険しい道です。気になる方はぜひ。小さめの車で向かうことをオススメします!

 

どんどん進みます。途中からいつの間にか石川県に入ってました。

 

 

やっと着きました。目的地は「石動山パノラマ展望台」。だいぶショートカットしていますが、棚田を見てから30分くらいはかかる場所です。ここまでの道のりを考えると知っている方は少ないと。それもそのはず、googleマップを拡大してやっと表示されるような場所ですからね。

 

SAYS FARMさんからの眺めはとても素敵ですが、こちらも負けていません!富山湾沿いの氷見、新湊、富山と良く見えます。タイミングが合えば立山連峰も見え、最高な景色が広がります。私は改めて氷見の地形は海、街、山がバランス良くある街だと感じました。

 

石川県に入ってしまったことはさておき、海というイメージが強い氷見ですがいかがでしたか。静かな暮らしを求めている人には山側がいいと思います。街に下りて美味しい魚を買って静かなところで楽しむ。毎日、おいしい空気に囲まれた生活ができますよ。

 

 

山道には柴栗が落ちていて、秋がすぐそこまで来ているようですね。(岩田慧一)