知ってる??絶品希少食材「ふと」

こんにちは!地域おこし協力隊の野口です。
2月になると鍋がおいしい季節。
冬が旬の、アンコウやタラが魚屋さんやスーパーに並び始めました。寒い冬に、こたつに入ってあったかいタラ鍋なんてのは最高ですよね〜。
美味しい料理を考えながら、いつもどうり買い物をしていたらとても変わったものを見つけました。

それがこれ!!
その名は、「ふと」

名前だけではどんな食材か全く想像出来ませんよね…笑
モザイクかけるとほんとに何か分かりませんが、何だと思いますか…?
ヒントは氷見といえばこれ!といわれるような食材の一部です。

今回はそんな「ふと」の食レポです!

ふとの全貌がこちら。
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うーん、見た目が…笑
ラベルに書いてありますが「ふと」とは、ブリの胃袋なんです!
胃袋と思って見ると、確かに牛モツみたいな感じがしますね。
そう、ブリのおいしいところは身だけではありません!
天然ブリのふとは、ブリ本来の旨味とコクがあり、こりこりとした歯ごたえが特徴です。胃袋はブリ1本から1つしかとれない上に、当然内蔵なので新鮮なうちに調理しなければならず、都会には出回らない貴重な地元食材といえるのではないでしょうか。

今回は魚屋さんから聞いたレシピ、ふとを使った酢の物を作ってみたいと思います!

まず、生のふとをさっとひと茹でします。

茹でるとくるっと丸くなりました。

これを、細かく切っていき

三杯酢につけて…

最後に、うつわに盛りつけて、すり下ろしたゆずと見映えに緑をそえて完成です!

さて実食です!

口に入れると柔らかな酸味とゆずのいい香り…
そしてこりこりとした食感が何とも言えません!!
おいしい!笑
さっぱりとしていて、お酒のつまみにもなりそうですね〜。
ふとは塩焼きや味噌煮など他にも調理方法があるのでまた試してみたいと思います!

ごちそうさまでした!

犬と一緒に過ごす休日、「ドッグランのあるカフェ ハル」

こんにちは!見習い相談員の西田です。
みなさん、犬はお好きですか?猫は?うさぎは?インコは?カメは?
地方に住むことの良さの一つとして、私は「ペット、特に犬を飼いやすいこと」を密かにゴリ押ししております。
氷見の住宅には、広めの一軒家、庭があったり、ガレージがあったり、裏が山だったり、な物件が多数あります。賃貸だと家主さんの許可は必要ですが、都会と比べれば格段に犬を飼える環境が整っていると思うんですよ。なおかつ、氷見というか富山県は車社会で、生活するには自家用車が必須。車があれば、電車よりも気楽に犬と一緒に遠出を楽しめます。あと、氷見で犬を飼うと私がめっちゃ愛でに行きます。

今回は氷見で犬と一緒に暮らしている方、暮らすことを夢見る方にオススメのお店に行ってきました。

「ドッグランのあるカフェ ハル」さんです。「ドッグラン」ではなく「ドッグランのあるカフェ」なので、カフェスペースに犬は入れません。ご注意を!
氷見市街地から車で5分ほど、少し山側へ行った場所にあります。

ここに来るためにスペシャルゲストをお呼びしました。知り合いの愛犬、マルコちゃん!

かわいい!超かわいい!ということで、今回は写真多めでお送りします。犬好きの方は疲れた時用にぜひ画像保存してください。

「ドッグランのあるカフェ ハル」さんにはカフェスペースとなる店内、軒下のテラス席、駐車場を挟んでドッグランスペースがあります。犬と一緒に来た方は、犬をドッグランに入れて自分はカフェへ、もしくはテラス席で犬と一緒にお茶することもできるそうです。テラスで愛犬と優雅にお茶…贅沢な休日を過ごせそうじゃないですか。
もちろん人間だけでカフェ利用もOK!むしろ、そういった方々の利用の方が多いそうです。

早速、マルコちゃんをドッグランスペースへ入れてみました。フェンスで囲われた芝生は「すごく広い!」ってわけではないですが、犬3~4匹ぐらいなら悠々と遊べそうな広さです。出入り口の鍵を閉めて、マルコちゃんの首輪を外すと…

走る!

走りまくる!

住んでいる家や庭が広くても、屋外で首輪を外される開放感は格別なんでしょうね。元気に遊ぶ姿を見ていると「この子のために仕事がんばろぉ」と思えるんで、仕事始め前日に来るのが個人的にオススメです。

流石に寒くなって来たので、マルコちゃんをドックランに残して、店内へ。優しい雰囲気の、清潔感あふれる空間です。

ドッグランに面した席に座れば、窓から犬の姿も見えるので安心です。

ちなみに、犬から見るとこんな距離感。一匹残され、哀愁漂う背中。
マルコちゃんからは店内の様子は見えないでしょうが、「こっちの方にいるな」となんとなく分かっているようでした。

カフェでは、店主の優しげなお母さんお手製のランチやデザートが頂けます。私が頂いたシフォンケーキは、ふわふわモチモチ!

お茶をしながらも、気が向いたらドッグランに行ってマルコちゃんと遊び、疲れたら店内でほっこり休憩。犬と出かけると、常に犬のことを考えてちょっと疲れる部分もあるので、丁度いい距離感だなと感じました。

そして店内を見渡すと、

いぬ。

いぬ。

いぬ。

たまにネコ。

店内の片隅では食器の販売や犬のおやつも販売されていて、犬も飼い主も楽しんで欲しいという思いにあふれた空間でした。

氷見市内のドッグランは他にも、「ひみ花の里 ドッグラン」さんという場所があります。こちらは北陸最大級の広さで入場無料という驚きの施設。犬の遊具もあるようなので、「愛犬も私も今日はがっつり運動するぞ!」な気分の時は「ひみ花の里 ドックラン」さん、「のんびりお茶しながら愛犬も遊ばせたいな」な気分の時は「ドッグランのあるカフェ ハル」さんで休日を過ごすのはいかがでしょう。

     

ADDRESS 富山県氷見市余川96
TEL 0766-54-5939
OPEN 10:00-17:00、日曜定休
Parking あり

氷見でいちご狩りするならファーム中田!

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皆さんはイチゴ好きですか?イチゴを一心不乱に食べたいという欲に駆られたことはありませんか?


甘酸っぱさがたまりませんよね。もう初恋みたいに甘酸っぱさ。永遠に食べ続けられそう!


「君は2番目に好き」と初恋相手に言われたセカンド・サンソンが氷見市でイチゴ狩りが出来る場所を紹介していきたいと思います。
要予約&超人気のイチゴ狩りスポットなので必見ですよー!


 


 


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やって来たのは、氷見市にある島尾キャンプ場近く。
すぐそこ海!徒歩30秒で海!みたいな立地です。この看板がある場所が駐車場となります。





海の近くでイチゴ狩りってイメージが全くなかったので、オラ、ワクワクしてきたぞ!


場所は、「ファーム中田」さんのビニールハウスです。
このファーム中田さんのイチゴ狩りは新聞などにも取り上げられ、氷見市外からのお客さんも沢山来られている人気のスポットだそうです。


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ここではキングオブイチゴとも言われる「紅ほっぺ」と2012年に品種登録されたイチゴ界の期待のルーキー「おいCベリー」の二種類のイチゴが楽しめるのです。(※食べられる品種は生育状況により異なります。)

おいCベリー…アイドルグループ名をシャッフルしたような名前で超気になるんですけどぉー!


さっそく気になるあの子(おいCベリー)を収穫します。


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大きさは小ぶりながらも、甘さは大物級!ビタミンCが豊富とのことなので美肌美肌と念じながら食べます。


あ、あま〜い!


イチゴ狩りって、ワイワイキャイキャイはしゃぎながらするイメージがあったのですが、ひたすら無言でした。

美味しいものと真剣に向き合う時、人は無言になるという事がファーム中田のイチゴ狩りで思い知りました。


続いては、王道の紅ほっぺ。

おいCベリーがデビューしたての新人アイドルだとしたならば、紅ほっぺは大御所のベテラン女優でしょうか。


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ベテラン女優の貫禄を見せ付けられました。
さすが、紅ほっぺ。

甘さの中に酸味があります。
「酸いも甘いも噛み分ける」状態。さすが大御所!


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無言で食べ続けた30分間。
イチゴを食べ続けると口臭がイチゴの匂いになる。豆知識です。今ならモテる気がする!セカンドじゃなくて本命になれる気がする!


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イチゴ狩りを終えると、お土産にと頂いた安納芋。イチゴ狩りのお土産ってイチゴかなって安易に思っていたので意表を突かれました。
イモも大好きだから嬉しい!家に帰ったら蒸して食べよ~っと。


この季節限定で楽しめる氷見のイチゴ狩り!これはイチゴ好きな方は絶対行くべきです。


氷見のファーム中田さんでイチゴ狩りをするには、氷見市観光協会にあるフォームから予約できます。


皆さんも是非30分間イチゴと無言で向き合ってみては、いかがでしょうか?

     

ADDRESS ファーム中田(氷見市柳田)
TEL 0766-74-5250
OPEN 10:00-16:00
要予約 ホームページよりご確認ください
Parking あり

伝統の技を見て味わう!柿太水産「こんか開き」にいってきた!

こんにちは、みらいエンジン藤田です。
今冬の氷見は本当に過ごしやすい!
暖冬の影響で未だに雪かき知らずで、青空が見える日も多く、毎年こうだったら楽だなーと感じます(笑)
太平洋側生まれの私としては、やはりできることなら冬でも青空がいいところ……

と、そんな話はさておき。
みなさん、「こんか漬け」ってご存知ですか?
北陸伝統の発酵食品で寒の時期に水揚げされた魚をぬか漬けにしたもの。「こんか」=「ぬか」というわけです。富山・石川では「こんか漬け」、福井では「へしこ」と呼ばれます。後者の方が全国的には聞き馴染みがあるかもしれません。
今回は氷見で水産加工を営む柿太水産さんでその漬け込みの様子が見られる「こんか開き」というイベントがあると、6代目政希子さんからお誘いを受けて参加させていただくことにしました!
氷見に来て以来、何度も口にしたことのあるこんか漬けですが、それがどうやってつくられているのかまでは知らなかったため興味津津……さらにはこんか漬けを使った美味しい料理がいただけると聞けば期待が高まります!

柿太水産さんがあるのは氷見市北大町。
まちのタマル場からは上庄川を渡ってすぐの距離です。
上庄川は現在の漁港が整備される前、漁港として水揚げを行っていた川で、両岸には漁業や水運に関わる会社や倉庫が今でも多く存在しています。
柿太さんは創業100年あまり、この土地で氷見浜の魚を加工してきた老舗です。

お店の前には煮干しをモチーフにしたオブジェが飾られ、看板もスタイリッシュ。格好いいです。
会場となる加工場にお邪魔すると既に多くの人で賑わっていました。
テーブルに並べられた色とりどりの豪華な食事を楽しみながら思い思いに歓談しています。
この日のメニューはこちら。
どのメニューにもこんか漬けが使用され、伝統的な食の新しい可能性を表現しています。

私もさっそくいただいてみます……
まずはウェルカムドリンクならぬウェルカムスープとしていただいた出汁スープ。
柿太水産の煮干しで出汁をとり、ほんの少し醤油を加えただけのシンプルなものなのですが、それだけに出汁本来の旨味を感じ取ることができます。

そして今度はメインとなるこんか漬けによるメニューの数々へ。
旨味が凝縮されたこんか漬けはほんの一欠片でも口いっぱいにその味わいが広がります。
塩っ気が強いといえばそうなのですが、それが嫌な塩辛さではなく、甘みにも近い旨味のおかげでまろやかな舌触りなのです。
そんなこんか漬けはお酒のつまみちまちまやるのが抜群なのですが、今回用意されたメニューは目にも楽しい鮮やかな品々。

アンチョビの代わりにこんか漬けを使ったバーニャカウダは野菜にもパンにも相性ばっちり!

個人的に一番のお気に入りは焼き豆腐でした。
発酵食品同士のコラボレーションでこれまたシンプルながら美味しい!
お家で試したくなるレシピです。

ある程度食事を楽しんだところで、本来の目的である漬け込み作業の見学へ!
と、その前に……こんか漬けの作業工程をお勉強しておきましょう。
工場見学を多数受け入れている柿太水産さんには、ちょうどいいことにこんなパネルが用意されていました。

この日見られる作業は下の段にある本漬けの工程とのこと。
さあこれらの情報を頭に入れて現場を見学しましょう。

黙々と作業するみなさま。
慣れた手付きで作業する空間は不思議な神聖さを感じます。
漬け込んでいる魚はイワシ、ですのでこちらは「こんかイワシ」となります。
使われるイワシはもちろん氷見で水揚げされたもの。
魚の目利きは5代目の柿谷正成さんが担当されており、長年の経験からその日もっとも質のよい魚を仕入れてきます。
そうして仕入れた魚を塩漬けし寝かせたものがこちら。

本漬けの作業はこの状態からスタート。
まずは米ぬかをまぶしますが、柿太さんではこちらのぬかにもこだわりが。
県内で無農薬栽培されたお米のぬかを使っているんです!
最近では無農薬や有機にこだわりを持つ方も多くいらっしゃいますが、よく聞くのはお米そのものへのこだわり。
ぬかまで無農薬にこだわっているところに、食に対する真摯な姿勢を感じることができます。
ぬかをまぶしたイワシは、代々引き継がれる漬け込み樽に並べられていきます。

樽の形にそって隙間なく並べられていく様子が美しい……
なかなか見ることのできない貴重な光景です。
一層並べ終えると塩、唐辛子をまぶしてまたぬかを敷き……というのを繰り返し樽いっぱいに漬け込んでいきます。

というような作業をみていたわけですがその場ではわからないこともあり、作業場を出てからまたパネルを見に戻ると、そこにはちょうど正成さんが。
先程の作業の話や、これからどのくらい漬け込むのかなど質問してみると「ちょっとついてこられ」と隣の部屋に案内されました。
そこにあったのはまさに漬け込みがされている樽の数々!

それも通常よりもに熟成が進んだものだそう。
ブロックや石がいくつも積まれているのは発酵が進むと押し返す力が強くなるからだとか。
あまりにパワーが強くて、朝起きると積んだ石が辺りに転がっている、なんてこともあるというエピソードをきいて発酵の力の偉大さを思い知りました……
蓋の上に浮いている脂はその時間の成した結晶ともいうべきもの。
そんな結晶を「ちょっとなめてみられ」といっていただいたので、お言葉に甘えてペロリ。
とんでもなく濃厚な脂……活きの良いイワシたちの姿が目に浮かびます。

さらにさらに、驚きは続きます。
料理が並んだスペースに戻り歓談を楽しんでいると、お皿を片手に正成さんが戻ってきました。
お皿に乗っているのは寒ブリのお刺身!
寒ブリシーズンは終わりに近い時期でしたが手に入ったので、とお刺身にして振る舞ってくださいました!

「醤油ないけ?」と探したところ出てきたのが一升瓶の醤油だったのですが、それを豪快にお皿に注ぎ、さあどうぞとのお声をいただきいざ実食。
お味はもちろん絶品です!

トドメに現れたのはイワシのお味噌汁。
見てくださいこれ。

水滴を弾くほどのプリプリのイワシ。
シンプルなお味噌汁は出汁の味を十分に堪能でき、自家製味噌の味付けも絶妙。
イワシは口に入れるとほろほろと柔らかく、脂が乗ってこれまた絶品。
こんか漬けのスペシャルメニューの数々に加えてブリやお味噌汁までいただけるとは……きてよかった……

なんだか食べてばかりだったような気もしますが、貴重な職人さんたちの作業シーンも見られ、大満足な一日でした。
お土産にいただいたこんかイワシはちょいちょいとつまんだり、イベントで出てきたメニューを参考にアレンジしてみたりと楽しみながらいただきます。

こだわりが詰まっている仕事だからこそ、その裏側を知ることで、より一層美味しくいただけるようになります。
この記事をご覧になって気になった方は、まずはぜひ食べてみてください。
そしてハマってしまった方は、次のこんか開きを楽しみに待ちましょう!

改めまして柿太水産さん、お誘いいただきありがとうございました!

「とやま移住旅行」参加レポート

ワーホリスタッフの三戸です。
氷見に来て一週間が経ち、やっと氷見のまちの方向感覚が身についてきました。朝日山公園に行ったり、漁港や海沿いを散歩したりと一人でまち歩きを楽しんでいます!

 

さて、今回は2月16日~17日に開催された「とやま移住旅行」の模様をご紹介します!

とやま移住旅行とは、富山県への移住を検討している・興味がある方を対象とし、実際に富山県に移住をした方々が案内するツアーです。
エリア別に全三回に分けられており、第一回目は富山市と滑川市、第二回目は黒部市と入善町での開催。今回はその第三回目として、「とやまの新・地域ビジネス くらし・しごとツアー」というテーマのもと、県西部に位置する射水市、高岡市、氷見市をめぐり、Uターンして起業した人や先輩移住者からビジネスや移住について学ぶという内容で行われました。

 

私はほぼ参加者としてツアーに同行させてもらいました!
参加者の皆さんは氷見に来る前に射水市と高岡市の企業を回りましたが、私は氷見市で行われる対話の時間からの参加でした。

会場は昨年オープンした、移り住みたくなる宿「イミグレ」。オーナーの松木さんは氷見市出身で、Uターンしてこの宿を開業しました。

開始時刻が迫ってくると、富山県に移住してきた先輩移住者が続々と集まってきます。
ツアー参加者と合流し、いよいよ会がスタート。

対話の時間では、参加者の皆さんが移住についての疑問や不安に思っていることを紙に書き、それに先輩移住者が回答します。

移住に関する全般的な質問から、ご近所づきあいの様子やビジネスの始め方まで幅広い質問が飛び交いました。
中にはゴミ出しルールやガス代などのリアルな話題も挙がり、参加者の真剣度がうかがえます。
移住者ならではの苦労や本音も聞くことができました。

 

対話の時間が終わると、一階のレストランで交流会です。

食事はビュッフェ形式。なんともおしゃれな料理がずらり!

氷見牛のローストビーフやその日の朝氷見で獲れたお魚など、氷見の食材の美味しさを堪能できました。

おいしい料理を食べながら、対話の時間には聞けなかった話を聞いたり、互いに自分がやっていることや今後やりたいことについて語り合い、会話が弾みます。

 

「移住」というキーワードだけで、初対面でもこんなに仲良くなれるとは……!
これが氷見クオリティです。「イミグレ」オーナーの松木さんも、「人」の良さを氷見の三大魅力の一つとして挙げていました。
移住を考えている参加者の方にとっては、移住後にアドバイスや手助けをもらえるような人脈をつくることができ、有意義な時間になったのではないでしょうか。

 

参加者の中には大学で観光学を学ぶ私と同年代の方もいて、このツアーに応募してまちづくりについて学んだり、将来について真剣に考える姿勢にたくさんの刺激を受けました。
起業をした方々の話も聞いて、自分のやりたいことや好きなことってなんだろう、と考えるきっかけになりました。
こうして移住旅行一日目は終了。

 

移住旅行二日目は、商店街にある「干もの屋 氷見」での朝ごはんからスタートです。

通常は朝食の提供はありませんが、今回は移住旅行限定メニューを用意していただきました。

かぶす汁や巻きかまぼこなど、富山ならではの料理が並びます。

中でもメインは高級魚のどぐろ。自分たちで焼いたのどぐろの干物は本当においしい!
ツアーの最後に、ここで食べたのどぐろが一番印象に残ったと言っている方もいました。

 

豪華な朝食でお腹を満たし、続いて訪れたのは「Beer Café ブルーミン」。
昨年4月にオープンしたブルーパブ(醸造設備がお店に併設されている酒場)で、オリジナルのクラフトビールを味わうことができます。

オーナーの山本さんは氷見出身。
東京の会社で働いた後に氷見に戻ってきて起業するまでの経緯やお店のこだわりなど、ビジネスに関するお話を聞きました。

自分が夢中になれることを見つけ、それを実行に移してこんなに素敵なお店を開いてしまう行動力……すごい!

 

ブルーミンを後にして、向かったのは移住する際の手続きでお世話になるであろう氷見市役所。私にとっては氷見三日目にして二度目の訪問でした。

ここでは氷見市役所地域振興課の百々米木さんに案内していただきました。
市民の方々が訪ねやすい雰囲気づくりや暮らしのサポートについての説明を受けました。

 

市役所を一周し、次は空き家見学です。

山側の家と海側の家をそれぞれ一軒ずつ見学しました。

富山県は家にお金をかける文化があるそうで、大きくて立派なお家に参加者の皆さんは興味深々。
都会と比べて、あまりの価格の安さに驚いている様子でした。

 

空き家見学を終えると、三グループに分かれての氷見まち歩きツアー。

まず初めに、ハッピータウンという商業施設を見学しました。ここにはスーパーや本屋、100円ショップ、ゲームセンターなどが入っています。

「ハッピータウン」という名前はこの施設の住所が「幸町」であることからきているそうです。なんて安直なネーミングなんだ、と思いましたが、そのシンプルさがいいですね。

スーパーとは別で、魚屋さんや氷見の野菜の直売所が併設されており、ここで地元の安くておいしい食材を買うことができます。

 

スーパー見学はそこそこに済ませ、氷見のまち歩きのスペシャリスト・藤田さんの案内でまちを散策。

氷見の歴史や氷見での暮らしの話を聞きながら、観光では行かないような穴場スポットを巡りました。

 

少し歩いてお腹が空いてきたところで、「ボーノペッシェ」でランチタイム。

湊川沿いにあるイタリアンのお店で、魚や野菜など、氷見産の食材を使った料理にこだわっています。

こちらは自然栽培の茎ブロッコリーを使用したスパゲッティ。
氷見に来る前は、氷見といったら魚というイメージしかありませんでしたが、ここで氷見の野菜の美味しさも知ることができました。

 

ここでグループ別行動は終了。昼食後はまちのタマル場に全員集合し、二日間のふりかえりをしました。

一人ずつ、ツアーの感想と印象に残ったことを語っていきます。

 

ビジネスを重点に置いたテーマで行われたため、起業した方の熱意や、仕事だけでなく暮らしも楽しむ様子に魅力を感じた方が多くいました。
また、移住者の方と話をして不安や疑問を解消したことで、移住を実現する具体的なイメージができたという声も。
何より、参加者全員がこのツアーにとても満足している様子が伝わってきたのが印象的でした。

こちらがツアーの感想をまとめた紙です。なんと全員の似顔絵付き!

私の似顔絵も!たいへんかわいらしく描いていただいてうれしいです!

 

普通の旅行では出会うことのない人たちと出会い、行くことのない場所に行き、暮らしてみないとわからない富山の魅力を味わえるツアーだったのではないかと思います。

 

以上、「とやま移住旅行」参加レポートでした!

ワクワクの行動計画を!「小さな仕事づくり塾」第3講レポート

こんにちは!見習い相談員の西田です。

自分の好きなこと×社会にいいことで“小さな仕事”をつくるために必要な様々なことを学ぶ起業塾「小さな仕事づくり塾」、氷見では今年度で3回目の開催となります。福岡県津屋崎で対話によるまちづくりを実践されている山口さんを講師にお迎えし、受講者の皆さんと一緒に「氷見で小さな仕事を始めるには?」を考えます。

全3回講座で構成される本塾、第1講「好きなこと×社会にいいことでまちを元気にしよう」は昨年12月11日に、そして第2講「好きなことをカタチにしてみよう」は1月15日に、そして最終第3講「平凡な行動計画からワクワクの行動計画へ」が2月12日行われました。泣いても笑っても今回でラスト!氷見でどんなワクワクの小さな仕事が生まれたのか、ご覧ください!

1ヶ月ぶりの開講、前回同様にまずは“チェックイン”から始まりました。今感じている気持ちを受講生1人ずつに喋ってもらうと、「最初と比べて自分のやりたいことが見つかってきた」「本当に小さなしごとを始められるか、まだまだ不安」など様々なコメントが。第3講ともなると考えを積み重ねた分、感じ方にも違いが見られますね。

第2講では実際に事業計画を立てる“小さな仕事のタネ”を参加者から募集し、4つに絞りました。今回、残念ながらそのうちの1つは主体者が欠席となったため、次の3つを実現するためにグループワークを進めました。

【からあげきっさてん】
【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】
【氷見のアートなお土産やさん】

前回の講座終わりに山口さんから「誰を泣いて喜ばせるか/そのためにどんなサービスを提供するかを各グループで考えてきてください」と宿題を出されていました。
宿題の成果とそれ以外でも進んだことをお聞きすると、【からあげきっさてん】は「グループメンバーと一緒に唐揚げを作って食べました!」と思わずヨダレが出るお答えが返ってきました。実際にやってみて、唐揚げよりも人が集まる場所を作りたいんだと気づいたそうです。どんな小さな一歩も始めることで新しい気づきが生まれますね。

【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】は、綿にこだわらずに手仕事という枠組みで考えようかな、定期的に何人かで集まって作りたいものを作るイベントを続けて仕事に結びつかせようかな、と考え方を三回転三回ひねりさせようと頑張りつつもお悩み中な印象でした。

【氷見のアートなお土産やさん】も同様、なんとなくイメージはあるものの、発想のキッカケに出会えずにグルグルと悩んでいるよう。

悶々と悩んでいる皆さんに、山口さんが「ロールレタリングをしましょう!」と言われました。ロールレタリング、皆さんご存知ですか?簡単にいうと、「相手と役割を交換して手紙を書く」ことだそうです。親子だったら、親は子供になりきって親である自分に、子供は親になりきって子供である自分に向けて手紙を書く、といった具合です。今回は、各グループで考えている小さな仕事のサービスを受けた人になりきって、「心がどう動いたか、何が嬉しかったか」を綴ったお礼の手紙を書きました。それぞれの小さな仕事のタネを提案した人は自分で自分に手紙を書くという、ちょっと照れるワークですね。

「みなさん想像するのは得意でしょうから、A4の紙いっぱいになるまで書きましょう!2枚目にいってもいいですよ」と山口さんのおっしゃった通り、受講生みなさん書き出すと止まらない。私も実際に書いたんですが、書いてる途中で情景が浮かび上がって次から次に妄想を広げてしまいました。今まで話に出ていなかったサービス内容を勝手に書き出したり、イベントを捏造したり。自分にとってワクワクする世界を詰め込んだ手紙となりました。

手紙がかけたら、1人ずつ声に出して発表しました。書いた手紙を自分で読むって結構恥ずかしいですね。例えば、【からあげきっさてん】ではこのようなお手紙が書かれました。

「先日のお食事会に参加させていただきました。市内にはあまり知人もいなくて子供のことを話せる人もいないので、年齢や出身地の違うたくさんの人達と出会えて情報交換もできて嬉しかったです。子供にも新しいお友達ができたようで、大変充実した良い一日になりました。ありがとうございました。」

未来の【からあげきっさてん】は唐揚げや喫茶店よりも、人との繋がりが重要となっているようです。お店やイベントを通して仲間が出来る場づくりが【からあげきっさてん】の中に隠れていた潜在的な欲求だったようです。このようにロールレタリングの手紙を読み取ることで、自分の中では言語化していない欲求を引っ張り出すことができるんです。確かに、今までのどんな説明よりも【からあげきっさてん】が稼働している様子が素直にイメージできました。

その他、趣味である銅版画が発想の元となった【氷見のアートなお土産やさん】では、「先日のイベントは目の見えない私もとても楽しめました。銅版画の繊細な凹凸を指先で触って、宇宙を感じました。」と書かれた手紙も。性別や年齢、障害関係なくアートを通じて一緒に宇宙を感じる、【氷見のアートなお土産やさん】という名前からは想像もつかない“宇宙を感じる”という発想に、受講生も運営スタッフも思わず「おぉ!」と声を上げてしまいました。

ロールレタリングを通じて気づいた顕在的な欲求、本質、全く違う角度からのアイデアを活かして、次は小さな仕事を実際に始めるための“小さな一歩”となる事業計画を考えてもらいます!

・泣いて喜ばせたい人は誰か?
・プロジェクト名
・なぜそれをやりたいか?
・3年後のイメージ
・小さな一歩をいつ、どこで、何をする?

上記の項目を机いっぱいに広げた模造紙にまとめてもらいました。最初に考えていたアイデアを三回転三回ひねりさせて、発明の発想を忘れずに、これまでの対話を思い出して…どのグループも悩みながらも思いを言い合い、少しずつ模造紙が埋まっていきました。

事業計画が立ったら、いよいよみんなの前でプレゼンテーションです!「プレゼンテーションは聞いている人へのプレゼント」と山口さんからプレゼンテーションで大切な心がけを教えてもらい、各グループの代表者が順番に発表しました。

トップバッターは【ワタワタしない、わた(綿)のある暮らし】改め、【ハハハの会】。プロジェクト名の由来は「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ、家以外の居場所が欲しいお母さん(ハハ)のための場所にしたい」という思いがあるそうです。3年後の目標ではみんなで作った手作り品を販売した売上でハハハっと笑いながらハワイへ行くこと、だとか!なんとも楽しそうなプロジェクトですね。詳しくは画像をご覧ください。

お次は【氷見のアートなお土産やさん】改め、【心の宇宙旅行】。ロールレタリングから出てきたキーワード「宇宙を感じる」を中心に事業計画を立てました。小さな一歩は8月、眺めのよい朝日山公園での展示会!今から楽しみです。

【からあげきっさてん】は【ルルルプロジェクト】へと名前を改めました。小さな一歩だけでなく、実際にお店を持つ場所の候補まで出てきました!一番最初のアイデアから一気に具体性を帯びましたね。

それぞれの発表を聞きながら山口さんからは「チラシの制作代も決して自分のお財布から出さないように。その辺りの費用も含めてイベント代を考えてね」「イベントなら参加者とたくさんお話をしたり、参加者同士がワイワイと楽しめる空間づくりをしてね。それが輝く名簿づくりに繋がります」「値段のバリエーションを作るのも一つの方法だね」などなど、更に一歩踏み込んだアドバイスを頂きました。

3ヶ月前、第1講では「私はこれが好きだから仕事にしたい」「何かしたいけど具体的に何も思いつかない」と言っていた受講者の皆さんから、このような具体的でワクワクするプロジェクトが生まれ、運営スタッフも嬉しい気持ちでいっぱいです。

最後に山口さんは、「今発表した小さな一歩は必ず実行してくださいね」とおっしゃいました。小さな一歩を実施する日が近づくと不安になると思います。お客さんも1人しか来ないかもしれません。それでも、仲間に背中を押してもらいながら勇気を出して実行に移さなければなりません。どんなに小さな一歩でも、やるのとやらないのとでは天と地の差があるのです。そんなことを受講生一人一人の目を見ながら、力強くお話しいただき、今年度の「小さな仕事づくり塾」は閉講となりました。

閉講後の打ち上げでは、山口さん、スタッフ、受講生のみなさんが入り混じりながら、今回生まれたプロジェクトについて語り合い、これから待っているワクワクの未来を思い浮かべながら解散しました。

今年度の「小さな仕事づくり塾」で生まれた3つのプロジェクト、今後もみらいエンジンは可能な限りサポートしていきます。どうぞワクワクの未来をお楽しみに!

氷見暮らし一日目!

こんにちは!ふるさとワーキングホリデースタッフの三戸(さんど)ゆうかです。
神奈川県に住み、東京の大学に通う大学一年生です。
大学ではスペイン語を専攻し、スペインと中南米の歴史や文化についても勉強しています。

なぜ私が氷見に来たのかを説明しますと……
昨年の夏休み、2カ月もある長期休暇をどう過ごせばよいか分からずバイトと遊びに明け暮れてしまったことを激しく後悔。
その反省を生かして春休みには時間がある大学生のうちにしかできないことをやろうと誓い、ふるさとワーホリへの参加を決めました。
元々まちづくりに興味があったことから、移住の支援という形でまちづくりを行っているみらいエンジンの活動に魅力を感じ、氷見にやってきました。

そういうわけで、2月15日から3月5日までの19日間、氷見で生活しながらみらいエンジンで働きます。
普段は実家で家族と生活しているので、北陸という初めての土地での初めての一人暮らしにすごくドキドキしています。
氷見での生活の中で体験し、感じたことを皆さんにお伝え出来たらうれしいです!

早速、私が氷見にきて一日目に体験したことをレポートしたいと思います。

私は氷見までバスで来たのですが、バスを降り立った瞬間思ったことは……寒い!
北陸なので寒いことは分かっていましたが、想像通りの寒さでした。
わざわざ寒い土地に来て「寒い」と言うのは自分でもどうなのかとは思いますが、寒いです(今年は比較的寒くないほうだと言われ、ショックを受けました)。

私は氷見の町屋をリノベーションした住居に滞在しているのですが、そこがまたすごく寒い!家の中で白い息が出るのは衝撃的でした。

この日は初日ということで、みらいエンジンの藤田さんに車で氷見のまちを案内してもらいました。

まず見に行ったのは氷見市役所。廃校となった高校の校舎や体育館をリノベーションして作られたものだそうです。

内装はというと、壁がほとんどなく、とても開放的!
まちの様子を見て回った時には人が少なく静かな印象を受けましたが、市役所には人が多くいて活気があったので驚きました!
藤田さん曰く、市役所は氷見で一番人が集まっているところのひとつなのだそう。

ここを見ると学校だったということがよく分かりますね!
市役所を建てるにあたって市民にどんな場所になってほしいか要望を聞いたところ、「学校の面影をできるだけ残してほしい」という声が多かったことからこのような素敵な市役所ができたのだそうです。

市役所を出ると氷見の海岸線をドライブ。

うっすらと海の向こうに立山連峰を拝むことができました。

海の景色を楽しんだ後は山間部にも行きました。
訪ねたのは速川地区のBed & Kitchen SORAIRO。
一階はカフェ、二階はゲストハウスとなっている移住交流施設で、建物は倉庫をリノベーションしてできています。

カフェには大きな窓があり、速川のきれいな景色が楽しめます!
かぼちゃのプリンをいただきました。おいしかった!

速川はサツマイモの生産や竹細工、わら細工などが盛んに行われている地域で、お店にはサツマイモを使った焼酎や干し芋など、地元の名産品を活用した商品が置かれていました。地域の特色を生かしたお店というのは私の地元にはあまりないので、とても新鮮に感じられました。

氷見をざっと一周して夕方。
長い一日の終わりに滞在先のお隣さんに挨拶をしようと家の前に出ていると、普段は空き家の滞在先から人が出てくるのを珍しく思ったのか、ご近所さんが話しかけてくれました。
今までの人生についてや現在の氷見について思うことなど、色々な話を聞くことができました。
話を聞いている中で、「氷見からどんどん人が減って活気がなくなっていくのが悔しい」という言葉が印象的でした。
氷見の人口減少は数字だけではなく、暮らしの中で感じられるほどに深刻なものなんだと痛感しました。

そして神奈川からきて一人暮らしをしている私を心配してか、なんとスルメイカをおすそ分けしてくださいました!

私のような初対面のよそ者にも親切に接してくださって、氷見のご近所づきあいの濃さを身にしみて感じた瞬間でした。ご近所さんと、直前にスーパーでマヨネーズを買っておいた自分のファインプレーに心から感謝をして美味しくいただきました!

以上が氷見生活一日目の様子でした!氷見を数時間見て回っただけですが、海から山へは車で20分で行けるし、スーパーもコンビニもあり、地元の方にも優しくしてもらい、氷見での暮らしやすさを感じられた気がします。
ただ、冬には春~秋に行われているようなお祭りがなく、地域の方々と関わる機会が少ないのがとても残念です……!

氷見を巡りながら、氷見が抱える課題や氷見の歴史・文化、氷見の特色などなど、たくさんの話を聞き、たくさんのことを感じました。
これから記事を作りながら、氷見について思ったことを少しずつ書いていきたいなと思います!よろしくお願いします!

移動スーパーで売れる!氷見のおばあちゃんに人気の食材セレクション

移住支援員の山下です。私は日頃、移動スーパー「とくし丸」に乗って氷見市内のいろんな集落に食材や日用品などを販売して回ってます。

 

販売対象になるのがほぼ70代以上の女性、おばあちゃんたちなのですが、その食生活というか染み付いた食習慣というのが段々と見えてきて面白いです。

日頃使う調味料から地域性が見えてきますし、季節によっても特徴が出てきます。

今回はおばあちゃんたちに愛されている食材から、氷見ならではの食文化をご紹介していきたいと思います。

醤油はやっぱり「甘口」

氷見に限らず加賀の文化圏では昔から甘味料を含んだ甘口醤油が好まれます。私は同様に甘口醤油文化の九州出身なのであまり気にならなかったのですが、特に関東出身の方には日頃使う調味料の味が方向性からして違うというのは衝撃的みたいですね。

甘い醤油に慣れていない人が刺身に直接使うとびっくりして以後受け付けなくなってしまう光景も見ているので、味を試してみたい方は煮物の味付けなどショックの小さいところからはじめてみるのがよいでしょう。

 

とくし丸では地元氷見で作られた醤油「朝日松」がよく売れています。ほかにも地元の醸造元でつくられた醤油がいくつも並んでいて、出身地や好みに合わせて好きな銘柄を指定されるので、それぞれの方のルーツが垣間見えるのが興味深いですね。

スーパーの売り場でも、普通の醤油よりさらに甘い「甘口」の方がよく売れているようです。夕方、甘口のある棚は先に空になっていました。

 

細かすぎる昆布のオーダー

スーパーでも昆布売り場の広さに驚く人が多いのですが、小さな軽トラで走るとくし丸でも全部で10種類以上の昆布を載せています。

おぼろ昆布もより粘りの強い「がごめ昆布」入りのものと普通の昆布と2種類。

 

 

塩昆布はなぜか香川県小豆島にあるメーカーの「さざなみ」が定番。はじめて「さざなみくれんけ?」と聞かれた時は塩昆布のことを指していると気付くまで時間がかかりました……。

 

 

お正月に餅をつく家もまだまだ多いのですが、きざみ昆布を混ぜ込んだ昆布餅をつくるのが富山らしいです。きざみ昆布も写真の「茶切」のほかにもう少し幅広の「角切り」もあり、家によって好みが違っているようです。歯ざわりがだいぶ違うでしょうね。食べ比べしてみたい。

 

おばあちゃん達から好みの昆布を聞き出して持っていくのはなかなかのミッションなんですが、ちゃんとリクエストに応えられると気持ちいいですよ。

他にも酢こんぶやこんぶ飴なども人気で、本当に富山の人たちは昆布が好きなんだなあと感じずにはいられません。

 

行楽のお供!?謎の粉「おちらし」

そして最後、一番なぜ売れるのかがわからなかった食材が「おちらし」です。

秋を迎えたある日、食品担当の方から「『おちらし』が売れますよ」と教えてもらいました。「おちらし?」一度聞いただけではどんな食べ物なのか想像がつきません。

 

 

これが「おちらし」。ただの粉。中途半端な色味、そして「野・山・海へ いつもみんなのお友」というフレーズが謎をさらにかきたてます。

 

こんな粉が売れるの?と半信半疑で持っていったところ「懐かしいねー、小さい頃よく食べたよ」と言いながら次々と買っていくので感心しつつ、なんだか異世界に紛れ込んでしまったような気すらしたのを覚えています。

 

実際のところ、「おちらし」は煎った大麦を挽いた粉です。食べ方としては・お湯と砂糖を入れて練る・柿などの果物を混ぜ込む、などがあるそうです。でもやっぱりこの粉を外に持ち出して食べるという景色に納得が行かなくて、未だにモヤモヤしてしまうのでした。売れるんですけどね。

きっとおばあちゃん達の中にある幸せな思い出を呼び起こしてくれる食べ物なのでしょう。

 

 

ちなみに今とくし丸で売っている「おちらし」は高岡のメーカーのもの。ここが作っている「三日餅粉」はお盆にお団子を作るために指名買いされる事が多く、またピンポイントな売れ筋商品なのです。ニッチだけどおばあちゃん達の心を掴んでいるメーカーの強さ。この仕事でなければ知ることが出来なかったかもしれません。

 

氷見で長年暮らしてきたおばあちゃん達に愛される味をご紹介しました。これらの食材をさらに美味しく食べられるレシピを教えてもらって、お伝えしていければと思います。