【阿尾】風情ある日本家屋で庭仕事を楽しむ

氷見市阿尾地区…というとまず思い浮かぶのは阿尾城跡。氷見の風景を写した写真をみていると結構な割合でみかける場所です。

氷見のまちから北の海岸線を眺めると目に入る白い崖が特徴的なこちらが阿尾城跡。
断崖絶壁の上に築城された平山城は、築城時期は不明ですが15世紀後半には城として使われていたようです。『花の慶次』で有名な前田慶次郎が入場したという記録もある戦国ロマンあふれるスポットです。
阿尾城跡阿尾の獅子舞については過去記事に詳しくレポートされていますので参考に御覧ください!

さて、そんな阿尾地区の山手側にあるのが今回ご紹介する物件。
阿尾城跡のある海岸から国道を渡ってすぐ、海峰小学校を過ぎたあたりです。

物件のある通りを出たところから海方向を眺めるとこんな様子。
海岸線は見えませんが天気次第では立山の稜線が見える立地です。

さて、物件の中を見ていきましょう!

氷見でよくみられる伝統的なスタイルの民家です。
空いていた時期が長いためか各所に痛みがみられますが、構造はしっかりしている印象です。
購入してそのまま生活をスタートするのは難しいと思われますのでリフォームは必須。物件自体はお手頃な価格になっていますので、そこにリフォームの予算を加えてご検討いただくとよいでしょう。

水回りの様子がこちら。
こちらも必要に応じてリフォームが必要です。
全体として残置物が多く見られますが、こちらは引き渡し前に大家さんの負担で撤去いただけるそうですので心配ありません。
修繕の必要があることは、裏を返せば自分たちらしくリフォームする余白があるということ。
予算と相談にはなりますが、理想の暮らしにあわせて考える楽しみがあります。
氷見市には購入物件のリフォームに対する補助金もありますので、ご検討の際はぜひご相談ください。

そして、こちらの物件の特徴は実は建物の外にあります。

広ーい庭!
敷地の隅にあるのは薪を置く小屋でしょうか。瓦屋根になっていて目を引きます。

こちらは敷地を横からみた図。
建物の横にも広いスペースがあります。
今は草が生い茂っていますが、綺麗に手入れをすることで印象が大きく変わりそう。
庭いじりが好きな人にはたまらない物件なのではないでしょうか。

以上、阿尾の物件をご紹介しました。
気になった方は是非ご連絡いただいた上で、一度物件をご覧になってみてくださいませ!!

【加納】少人数世帯にぴったり!コンパクトな平屋賃貸

氷見には能越自動車道という高速道路が通っています。
石川県輪島市から氷見・高岡を経由して小矢部までを繋ぐこの高速道路は現在、小矢部東IC~石川方面が無料区間となっているため、氷見市民目線だと南北かなりの区間を無料で走ることができ、通勤・行楽などに大変便利です。
市内には4つのICがありますが、今回ご紹介する物件はそのうちの「氷見北IC」のすぐ近くとなります。

国道165から1本入った通りにあるこちらの物件。
周辺は新しいお家もちらほらとみえる住宅地ですが、もともとは田んぼが広がっていたエリアであり、物件の目の前にも水田があります。
その向こう側には北部中学校や工場が見えるのどかな風景となっています。
工場はあるもののそれなりに距離もありますのでうるさくて仕方ないということはないかと思います。実際私が物件を訪ねた際には音を感じることもありませんでした。

玄関を入るとキレイなフローリング。リフォームがはいったばかりのようでピカピカですね。
ほどよい広さがあって使いやすそうです。

すぐ左手は外観画像からも確認できる車庫。棚などもあって収納スペースは大容量です。
富山で生活する以上スタッドレスタイヤは必要不可欠ですので、タイヤを保管しておける車庫があるというのはとてもありがたいですね。

車庫へ繋がる扉の隣はトイレ。少し時代を感じますが便座は新しくリフォームされています。

メインの居室は和室3つの続き間。
スペースは十分ですがこちらしか居室がないので、大人数には向きません。
逆に、単身の方、ご夫婦のみでの居住、あるいは小さなお子さんのいる世帯にはぴったりです!

キッチン・ダイニングは広々としていて使い勝手が良さそう!
和室のスペースが限られている分、こちらのスペースをリビングとしても使うなど工夫をしてみるとよいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。氷見のお家は大きなものが多いですのでコンパクトな賃貸物件は貴重。気になる方は是非お早めにお声かけください!

街中の明日を「考える」。

氷見市へ移り住み、すでに3ヶ月以上もの月日が経ちました。
 
住まいの拠点を移すことは新しい出会いの連続で、移り住む前と後では、物事に対する考え方や価値観も変わってきたように思えます。同時に、氷見で暮らす人々と対話をすることで、この街が抱える課題も少しずつ見えてきました。
 

 
「街中に活気が無いよね。」
 
「若い人の行き来が少ない。」
 
「シャッターがいつも下りた街並みは、すごく寂しいです。」
 
氷見が抱える代表的な課題のひとつが、この「街中問題」ではないでしょうか?上の写真にある、1970年前後に建設された中央町商店街共同ビルの景観は、”防災ビル”としての機能を果たしており、駅から徒歩圏内である利便性も相まって、現在では想像出来ない賑わいを昔は見せていたようです。
 
過去に公開された記事でも紹介されているように、氷見市中央町の共同ビルは、基本的に3階建て(又は4階建て)構造となっており、店舗兼住居として使われていました。しかしながら、高齢化の進行と同じく建物の老朽化により人々は住まいを移し、今現在のシャッターで閉ざされた街並みを残すこととなってしまいました。
 
【参考記事】
 
商店街レトロビルの元洋食屋さんではじめる小商いのある暮らし
 
防災建築街区再生支援制度の研究-富山県氷見市中央町を例として-
 
それでもなお、街の中心に位置する中央町商店街共同ビルは、見逃すことが出来ない”街の財産”であり、工夫次第では、再び人々が集う空間を創造できる可能性が残っているのです。幸なことに、自分の好きなことや得意なことで、氷見の街中をより良くしたいと考えている人々が沢山おられることを、移り住んで改めて実感しました。
 
今回ご紹介する「考えるパンKOPPE」さん(以下敬称略)も同じく、街中への思い入れを抱くご夫婦。かつて中央町商店街にあったお店を引き継ぎ、改築へ経て自身のお店をオープンさせます。
 

 
【参考記事】
 
「考えるパンKOPPE」って何?空き店舗をリノベしてつくりたいお店があります!
 
「考えるパン KOPPE」の心のこもったパンと「からしま蚤の市」
 
考えるパンKOPPEができるまで
 

 
考えるパンKOPPE」との出会いも、氷見へ移り住んでから。この街に対する思いや子育てをしながらお店を続けることへの思いなどをお話しする中で、是非お店が生まれ変わる様子を写真で残しておきたいと思い、取材のお願いをしたところ快く承諾して頂きました。
 

 

 
以前は、酒屋さんだった建物がパン屋さんに生まれ変わる。古き良き街のたまり場が、老若男女の人々が集う新しい空間へ。その過程を想像するだけでも、わくわく心が踊るのは筆者だけしょうか?
 

 

 
1階部分は電気もない為に薄暗く、夏の湿っぽい空気が依然として取り残されたような空間でした。蜘蛛の巣が張り巡らされた路を進むと、裏庭へ続く開けた空間へ。ご覧の通り、木材の状態も悪くなく、建物全体が老朽化していると予想していただけに裏腹な印象を持ちました。
 

 

 

 

 
階段足場のタイルは所々剥がれ、比較的整った部分を探りながら2階・3階へ上がると、そこには当時の生活の面影が残されていました。
 
使われていた家具や置物など、かつて住まわれたご家族の人となりが垣間見え、昭和から平成へと時代を生きた暮らしの情景が、私たちの脳裏に浮かぶようです。
 

 
それでもやはり、人の暮らしがない建物は見た目以上に老朽化が進むもので、特に配管などの生活に欠かせない部分の問題は、この物件も例外ではありませんでした。
 
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建物の外観から屋上へと撮影を進める間、曇天な空模様も、屋上へ顔出す頃には、雲々の流れが分かる程の天候へ回復していました。ここから眺める海側の景色は、まさに氷見の豊かな暮らしを象徴するそれで、純粋に羨しくなるほどの清々しい潮風が吹いていたのを記憶しています。
 

 

 
見下ろした街並みの様相も、普段では出会わない新鮮な光景たち。数年後・数十年後、行き交う人々が増えるたび、ここで新たな物語が生まれることを願います。
 
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昨夜まで降り続いた雨は、屋上に水溜りを作っていて、その青い雨水を避けた片隅から、最後に、ある家族の写真を残しました。
 

 
ファインダーを覗きながらふと浮かんだのは、子どもたちの笑顔は「街の希望」そのものであるのだと。当たり前のことかもしれませんが、大切なことに気付かされたように思います。今の時代、辛い出来事や心を傷める情報の方が多いかもしれないけれど、子どもたちの笑顔に何気なく救われた瞬間を、皆さんも経験されたことがあるのではないでしょうか?
 
笑顔が溢れる街は、希望に満ちている。
 
街に関わる人々が、子どもたちの明日を見守る。そんな温かい雰囲気が根付く街中があったなら。
 

 
先人からのバトンを受け取り、これから生まれ変わろうとしている「考えるパンKOPPE」。彼らのお店が産声をあげる日は、街中の新たな暮らし方が始まる第一歩かもしれません。
 
時代を繋いできた街の歴史で、まだまだ”ひよっこ”な家族の物語。この街の「希望」を、皆さんの温かい心で見守って頂けたらと思います。
 

 
閑散とした街中の、シャッターに閉ざされた壁の内側に足を踏み入れると、そこには「希望」が残されていました。先人たちの思いを受け継いで、今を生きる私たちに何が出来るのか?どう生かしていくのか?常に問われているように思います。
 
次の世代と明日へ向かって、私たちは「考える」ことを止めません。

見える化で現状を整理!小さな仕事づくりカフェ

こんにちは、見習い相談員の岸本です。

自分のやりたい事や得意なことを仕事にして暮らしていく。そんな日々に憧れ、起業を考えたり、起業塾に参加してみたりしたことある方は多いのではないでしょうか。
みらいエンジンでは過去3度に渡って『小さな仕事づくり塾』という起業・プチ起業セミナーを開講してきました。
小さなしごとづくり塾とは、自分の好きなこと×社会にいいことで「小さな仕事」をつくるために必要な様々なことを学ぶ起業塾です。

【氷見での「小さな仕事づくり塾」の記事はこちら】
第1講目
第2講目
第3講目

今回はそのフォローアップ編ということで、氷見で起業や新しい活動をはじめたいと考えつつ、なかなか行動に移せないというみなさんに向けて、「現状を整理」し「課題を分析」した上で「次の一年の活動計画を立てる」ワークショップ、『小さなしごとづくりカフェ』を開催しました。
『ちいさな仕事づくり塾』を受講していた人もそうでない人も含め、今回の参加者は10名でのスタートです。
「カフェ」という名前の通り、堅苦しくない気楽な空気感のある空間でのびのびと語り合える場となりましたので、その様子をお届けします。

全2回の内、第1回目は「現状を整理し、課題を明確化しよう」がテーマです。
講師には「グラフィックファシリテーション」の専門家・鈴木さよさんにお越しいただきました。

「やりたい事がある」「実現させたい仕事がある」「だけど自分が今何をするべきか分からない」「モチベーションが続かなくて立ちどまってしまう」
そんな風に少し停滞してしまった時に、頭の中だけで考えている事や気持ちを見える化することで、自分では気づかなかった本音や課題・やるべきことを見つけ出し、認識し、解決していくのが「グラフィックファシリテーション」です。

今回の企画は、講師の方に起業のノウハウを学ぶものとは違い、自分の考えや気持ちをアウトプットしてみることがメインです。

初めに行ったのは、チェックインという作業。
紙に描いた絵を使って、1対1で自己紹介と今の気持ち、そして今日の期待している事や参加のきっかけを簡単に伝え合います。
いきなり大勢の前で自己紹介!というのはちょっと苦手、という方にもこれは非常に優しいと感じました。
話すテーマが決まっているので非常にスムーズでした。

次第に盛り上がる会場内。それぞれの表情もあっという間に柔らかくなります。

チェックインが終わったら、3人または4人一組になってをします。グループワークをします。
ストーリーテリングと呼ばれる作業で、重要なのは、話す人、聞く人、それを書き留める人、という風に役割をきっちりと決めること。
そして聞く人は相槌を打つだけで、話す人の邪魔をしないということ。
ただの会話だと、誰かが返事をしたり切り返したりすることで、話す人が話したい事を最後まで出しきれず終わることが多いからだそうです。
これを役割を交代しながら一人ずつ行っていきます。
私も参加させてもらったのですが、確かに、誰かの相槌で本題が逸れてしまうという事がよくあるので、今回はそういった事が無く、話し終わった時に達成感というか、出しきった感がありました。

私がいたテーブルは、私以外の3人が市外からの移住者さん。
氷見市の魅力を外へもっと発信したい、駅前や町中をもっと充実させたい、氷見の海や山の資源をもっと活用させたい!
熱い気持ちを思う存分吐露していきます。

全員が話し終わったら、書き留めたものが本人の前に来るように、紙をぐるっと回転させます。
頭の中でだけ考えていたものが、聞き手によって文字に起こされ、それを改めて目で見て確認すると、自分の中から出たものでありながら非常に客観視することが出来て、考えがスッキリと纏まっていく感覚があります。

グループワークの後は、ヒストリーテリングという個人作業に移ります。
自分の「やりたい事」に対してどんな行動をしてきたか、どういう出来事があったか、年表を作っていきます。

実際にやってみると、自分の浮き沈み、どこでどんな影響を受けてきたかが自分で認識できるようになります。

書き終わると、二人一組になって年表の説明をします。
「何歳の時に決意をして、ここで挫折をして、ある人と出会ってまたやる気が出て……」
頭の中では分かっている事でも、紙に描いて、声に出して相手に説明をするという作業をやると、同時に自分の耳や脳にも音声として入ってきて、それだけで頭の中が整頓されていくのが分かります。
ここでも重要なのは、聞き手は「聞く」に徹する事。そして聞きおわったら、こんな風に感じた、聞こえた、と感想を伝える事。
そうすると無意識の内に言葉に混じっていた自分の気持ちを第三者から教えてもらえるのだとか。

他の参加者の方の年表も見せてもらいましたが、出身地も様々、年齢も様々な方々が、この氷見の地で自分の夢を叶えようとしていたり、もっと氷見市を盛り上げたいという思いだったり、それぞれの熱い気持ちを抱いているのが垣間見れました。

最後に、Keep(継続すること)、Descord(手放したいこと)、Add(付け加えたいこと)という三つの項目を埋めます。

自分の現状と気持ちを客観的に認識することで、自分でも気が付いていなかった本音を知る事が出来たり、頭の中でごちゃまぜになっている「考えるべきこと」「考えなくてもいい事」を仕分けすることで、思考や気持ちがスッキリと片付いていきました。
例えるなら、年末の大掃除のような感覚です。
スッキリとした気持ちで、次回、第二講目はここから先の未来を考えていきます。
受講者にどんな心の変化があるのか、停滞していたやる気が動き出した時、何かが起こるのでは?と期待しつつ参加しますので、またレポをお待ち下さい!

 

【小さなしごとづくりカフェ】

《第2講》
10月29日(火)18:30~21:30
「一年後を見据えた具体的な行動プランを立てよう」
夢を夢で終わらせないために、より具体的な行動計画を立ててみよう
(目標を達成するためにやるべきことやその順序をカタチにする)

香ばしい匂いに誘われて……。『からあげ部』

夕暮れの商店街。お惣菜屋さんから、コロッケの揚がるいい匂いに誘われて……という経験、ありませんか?
なぜか懐かしくてホッとするような温かい気持ちになるものですよね。

見習い相談員の岸本です。
中央町のコミュニティスペース『ヒラク』で、「からあげ部」の活動があると聞いて、行ってきました。

部を仕切っているのは、小さな仕事づくり塾の卒業生、えりこさん

「からあげ屋をやりたい」とスタートしたえりこさんですが、仕事づくり塾を受講する中で、やりたいのはお店自体ではなく、出来立ての食事をみんなで囲みながら、おしゃべりしたり、ホッと息抜きになるような『場づくり』がしたいと気付いたそうです。

例えば、仕事に子育てにと走り回っているシングルママさん。
料理が苦手な主婦の方や、今日の献立に悩んでいる方。
氷見へ引っ越してきたり嫁いできて、まだあまり知り合いがいないという方。
女性や主婦だけじゃなく、もちろん男性も学生さんも。
頑張っている人たちを「喜ばせたい」「力になりたい」「一緒に食事をしながら笑って、話して、元気になって貰えたら」というえりこさんの想いから、この「からあげ部」は始まりました。

会費とメニューはご覧の通り。
お土産用に持ち帰ることも出来ます。

フライヤーでどんどん揚げていきます。

待っている間、子供達が待ち切れずにつまみ食いをしに来たり、初対面の参加者さん同士が打ち解けて仲良くなったりしてみんな楽しそう。
雨模様の肌寒い日でしたが、そんなこと全然感じさせないくらい、室内は笑い声とあたたかい雰囲気で溢れていました。

私もお持ち帰りで4コ入りを用意してもらいました。
揚げたてでも美味しいし、帰宅したころには口に優しい温度になっていたけどとても美味しかったです!

えりこさんが、この「からあげ部」をやるにあたって抱いていた、「場づくりをしたい」という気持ち。
そして、「頑張っている人の力になりたい、喜ばせたい」という想いが、この空間を、人と人との交流が生まれる温かい場所に変えていて、私はそこにものすごく「氷見らしさ」を感じました。

次回は10月は30日(水)に開催予定とのこと。
気になった方はこちら→ヒラクさんのHPからチェックしてみてください。

空腹に染み込む香ばしい匂いに誘われて、懐かしい気持ちを抱きながら、からあげ部、ちょっと覗いてみませんか?

過去と未来が交差する街で。

この街が持つ魅力のひとつとして、氷見を訪れたことある人が、「また氷見へ行きたい。」と思ってくれることではないでしょうか?
 
それが何故か?問われると、この曖昧な魅力はあまりにも言語化するのに難しく。それでも、”外”から訪れた人々の琴線に触れる「何か」が、氷見で暮らす私たちの生活の中に隠れているように感じます。
 

 
暦も9月に入った最初の週末。台風の影響でしょうか、この日の氷見は30℃以上を記録し、真夏の暑さが舞い戻って来ました。そんなある日のこと、今年の冬、ふるさとワーキングホリデースタッフとして活躍した三戸さんが、再び氷見へ遊びに来てくれました。
 
今回の記事では、彼女自身も写真が撮るのが好きとのことで、氷見の”撮影スポット”を一緒に巡った様子をお伝えして行きたいと思います。
 

 
九殿浜展望台
 
市内から車で約20分。海岸線をドライブしながら七尾方面へ向かうと辿り着くのが、「九殿浜展望台」。ここからの景色は、氷見の地形ならではの”特権”があるのです。
 

 

 
立山連峰の真正面に位置するこの場所は、氷見市内でも屈指の”絶景ポイント”ではないでしょうか?
 
富山県・上市町出身の筆者にとって、”海越しの立山連峰”はとても新鮮で、実家から見ていた山並みは、手が届くような距離に佇む身近な存在でした。ただ氷見へ来て、この場所を知り訪れると「本当に遠くへ来たのだなあ」と感慨深くなります。
 
下の写真は、実家の側から手持ち撮影した時のもの。秋から冬へと季節が変わる頃、紅葉と雪化粧な剣岳との共演です。
 

 
ちなみに、今年の春先に訪れた時の光景がこちら。真白な立山連峰を富山湾越しで拝めることが出来るのは、氷見で暮らす人々にとってご褒美のような景色です。
 

 
さらに、お花見やピクニックにも是非おすすめしたいスポット。例えば、市内のパン屋さんで出来立てのパンやサンドイッチを買って、穏やかな海を眺めながらランチタイムなんてことも素敵ですよね。
 

 

 

 
余談ですが、過去記事:移り住むこと。のサムネイルに使用したこの写真は、九殿浜展望台から海側へ歩いて下りた時に出会った風景です。海があり里山があって、自然の中に私たちの生活がある。そんな情景が浮かぶように撮り下ろしました。
 

 
阿尾城址
 

 

 
九殿浜から市内へ戻る道中に立ち寄ったのが「阿尾城址」。
 
関連記事:氷見にかつて存在した阿尾城
 
本丸へと向かう一本道以外は、四方海に囲まれた自然の要塞。伝えられたところによると、廃城に至るまで一度も攻め落とされたことが無く、まさに地の利を活かした山城と言えるでしょう。また、越中と能登を繋ぐ交通の要所として、氷見・阿尾城が重要な役割を担ったのは想像に難くありません。
 
戦国の乱世、佐々成政と前田利家・利益(慶次郎)などの名だたる武将が、この地の覇権を争った背景を知ると、400年以上の月日が経ち今や神社のみとなった城址も、一度訪れてみる価値はありそうです。
 

 
山側から眺める氷見の街並みも好きですが、海側から眺める光景もそれ以上に親しみを感じます。太陽の日差しが穏やかな波に反射し、きらきらと光る風景は、透き通る青空の下、私たちの街の様相を輝かせてくれるようです。
 
様々な角度から街を眺めてみる。写真を撮る人にとっても、街で暮らして生きる人々にとっても、大切なポイントのひとつではないでしょうか?
 

 

 

 
確かに、「映え」な光景や「エモい」情景はこの街には無いかもしれません。それでも、日々の暮らしと真摯に向き合い、人々との出会いを大切にし、今私たちが目撃している”現在”に至るまでの歴史や経緯を顧みると、平凡な日常にも新しい視野が広がる気がします。
 
氷見の自然は、そんな私たちに「明日を生きる勇気」をもたらす情景を与えてくるのです。
 

 
ひと言で氷見の街をどう表現しますか?と聞かれると、筆者は迷わずこう答えるでしょう。
 
「過去と未来が交差する街」
 
街の歴史や背景に触れた人々が、過去に宿る記憶や想いを受け継いで、未来を創造する。実際に、氷見で暮らす人々と関わると、そんな想いや願いを抱いている方々が沢山おられることに気づかされます。彼らは、全く新しい事を起こすのではなく、既にあるモノやコトを現代に寄り添うような形でリノベーションしている。人一倍もがきながら、より良い明日に向かって、今を生きているのです。
 

 
この記事の冒頭で触れた、「また氷見を訪れたい。」と思う所以は、氷見で頑張る人々の心意気が、確実に届いているからではないでしょうか?
 
今日も沢山の人々が氷見を訪れて、彼らの住む街へ帰路に就く。その限られた時間の中で、「また氷見へ行きたい。」と思って頂ける瞬間に出会えることを心から願っています。
 

 
楽しかった時間は過ぎて、別れ際「また氷見に帰って来ます!」と言ってくれた三戸さん。氷見で過ごした時間や記憶を抱いて、これからも逞しく生きて欲しいと願っています。
 
この街と関わりをもつ仲間が、またひとり増えた。それだけでも「幸せ」な出来事だと思いませんか?