蕾がひらく頃 <考えるパンKOPPEができるまで>

皆さんこんにちは!写真家の北条です。
 
2020年が始まった!と思えば、月日が過ぎ去るスピードはとても早く、カレンダーは早くも3月終盤に差し掛かっていることに驚かされます。
 
道端の草木は花びらを覗かせ、小鳥の鳴き声も聞こえてきて、いよいよ春がやってきたと実感する瞬間が少しずつ増えてきました。冬と春が行ったり来たりして、少しずつ日常に彩りが戻っていくこの季節は、心が躍りワクワクします。
 
しかしながら、今年の季節の歩みはいつも通りには進まず、今世界中が置かれている状況を顧みると、冬のような日々が続きそうな気がして重苦しい心境になりそうです。
 
それでも、街が明るくなる話題や心が安らぐ風景を、お届け出来たらと想い、筆を執っている次第です。
 
さて今回の記事では、絶賛連載中<考えるパンKOPPEができるまで>の第三弾をお送りします!
 

 
<過去の連載記事>
 
街中の明日を「考える」。
 
街の変化と共に。
 
本題へ行く前に、ふるさとワーキングホリデーで氷見市に滞在された田矢さんの記事でも紹介されたように、いよいよ『考えるパンKOPPE』のプレオープンが決定しました!
 
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<考えるパンKOPPE店舗・プレオープン>
 
住所・富山県氷見市中央町9-10
日時・3/21 (土) 10:00〜17:00より ※毎週水・土曜日営業(水曜日は11:30〜19:00営業)※
 
ー 販売はパンと焼き菓子及びグッズ販売で、イートインスペースを含めたグランドオープンは、5月初旬を予定されているとのこと。 ー
 
プレオープンなどのイベント情報は、『考えるパンKOPPE』のfacebookページからご覧下さい。
 
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待ち遠しかったお店のスタートに先立ち、ここからは筆者が写した日常風景より、『考えるパンKOPPE』2020年の歩みをお届けして行きたいと思います。
 

 
<建築家・能作文徳さんと珪藻土塗りワークショップ>
 
2020年2月11日。店舗設計を担当されている建築家・能作文徳さんが氷見市へ来られ、勤められている大学の学生さんと一緒に珪藻土塗りのワークショップが行われました。
 
時間の都合上、筆者自身は、珪藻土塗り作業をご一緒することは出来ませんでしたが、ほんの少しの間だけ皆さんとのお時間を共有させて頂きました。
 

 

建築家・能作文徳さん

 

 

珪藻土塗りワークショップに参加された皆さんと集合写真

氷見から新高岡駅へ。新幹線で帰京する皆さんをお見送り
 
そして、”カキノ”さんの看板もこれで見納め。ワークショップの数日後には、あの慣れ親しんだ看板は下され、この街の新しい表情がお目見えしました。次に、皆さんが再び氷見の街中へ来られる頃には、『考えるパンKOPPE』の佇まいが、街の様相に馴染んでいることと思います。
 

 

写真提供・考えるパンKOPPE
 
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ここからは、2020年の年始めから前述2月11日までの軌跡を、ご覧下さい。
 
<2020年1月2日時点の店舗>

 

 

 

 

 

 
<2020年1月26日時点の店舗>
工事が進むにつれて、内装が出来上がっていくと共に”モノたち”も集まって来ました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 
<2020年2月11日時点の店舗>

『考えるパンKOPPE』のロゴデザインは、グラフィックデザイナーの高森崇史さんが担当されました。

 

 
ここ数ヶ月の間、街を歩きながらお店へ近づいていくにつれて、ひみ里山杉の心安らぐ香りを感じる瞬間が、筆者はとても好きでした。そこに、パンやコーヒーなど、あの心地よい香りも加わると、街中を歩くのがまた楽しくなりそうです。是非、読者の皆さんもこの感覚を味わって欲しいと思います!
 
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蕾がひらく頃。
 
待ちに待った、新しい季節。
 
刻一刻と変化する世の中で期待と不安が交じり合い、最初の一歩を踏み出す勇気が出なくなりそうな感覚になります。
 
けれども、積み重ねてきた時間想いは決して空虚ではなく、あなたの背中を押してくれる手助けになることでしょう。
 

 
笑顔で街中を歩く光景が、もっと沢山に見られる日常が戻ると信じて。
 
新しい季節の訪れを一緒に待ちましょう。

YouTubeチャンネル「Himigraph(ヒミグラフ)」が始動しました!

皆さん、こんにちは!写真家改め”YouTuber”の北条です。
 
今回の記事では、2020年になって突如始動した取り組み「Himigraph(ヒミグラフ)」について、ご紹介して行きたいと思います。
 

 
【氷見へ移住してからの心情変化】
 
これまでの記事で述べたように、筆者にとっての2019年は激動の日々で、新しい出会いと挑戦の連続でした。特に、氷見へ移り住んでからは、当初予想していた以上の反響やお声がけがあったりと、忙しくも本当に充実した毎日を過ごすことが出来たと実感しています。
 
先月公開の記事でもお世話になっている「考えるパンKOPPE」さんとの出会いもこの街へ移住してきてから。昨年10月、氷見市中央町にある「まちのタマル場」で開催された、「見える化で現状を整理!小さな仕事づくりカフェ」というセミナーに参加し、竹添さんとお話しさせて頂いたのがきっかけ。
 
<関連記事>
見える化で現状を整理!小さな仕事づくりカフェ
 
見える化で1年後の目標に近づく!小さな仕事づくりカフェ
 
そして、出会いが出会いを呼び、フィッシュレザーでお馴染みの野口朋寿さんに誘われて、昨年の年末からは、尾野寛明さん(有限会社エコカレッジ)が講師を務めるUMINO APAMACHI SCHOOLへ参加したりと、氷見と関わる方々との時間が純粋に楽しく、愛おしいと感じる瞬間が増えました。
 

※前回2020年1月24日のUMINO APAMACHI SCHOOLでは、考えるパンKOPPE・竹添あゆみさんがゲストスピーチを行い、教師からパン屋さんになるまでの経緯や、考えることとパンについて、彼女自身が思い描くお店の未来などについてお話しされました。※

 

 
そんな、様々な考え方や価値観を持ち、自身のやりたい事、面白い事をやっている・やろうとしている方々と関わる中で、筆者ももっと氷見の街で面白いことに挑戦したい!と強く願うようになりました。
 
そのひとつが、氷見の「未来」を描いていくヒト・モノ・コトへ、フォーカスするYouTubeチャンネル・「Himigraph(ヒミグラフ)」でした。
 

<動画>【チャンネル誕生前夜】氷見の若手ふたりが本音トーク!
 
【松木佳太という挑戦者】
 
筆者は94年生まれで、氷見で出会う人々は必ずと言って良いほど、人生の先輩で尊敬する方々ばかりです。その中でも、「移り住みたくなる宿 イミグレ」のオーナー・松木佳太さんは同じ20代で年が近い先輩。それでも、彼自身のやりたい事へ邁進していて、言葉足らずも「凄い」と感じさせられる氷見のプレーヤのひとりです。
 
そして、年が明けて2020年。
 
エネルギッシュで行動力があり、たとえ失敗しても立ち上がり、そして何よりも氷見の街を愛している松木さんの「思い描く街の未来」を聞いてみたくて、初めてイミグレへ尋ねてみることにしました。
 

 
これまで、ふたりきりでお話しする機会はあまり無く、今回が初めて。会話の中にもあった、「まずは挑戦してみる!」氷見の表舞台に立って、色々な壁や障害を乗り越えながら突き進む彼の言葉は、重みが全然違うと感じさせられました。
 
彼との会話がきっかけで、動画という新しい領域に挑戦したいという、くすぶった思いに火がつきました。
 
そんな松木さんが、タレント級の活躍をしているのが「Himigraph(ヒミグラフ)」。インタビューや街歩き企画など。バラエティ豊かな動画を展開予定です。
 

<動画>【氷見のまちなかブラリ旅!】干もの家氷見さんでノドグロの開きを頂きます!!
 

<動画>【BEER CAFE ブルーミンSPイベント!】お店のメニュー全部食べてみた!!
 
【地方と動画の未来】
 
去年から、著名人やタレントの参入が相次いだYouTubeを筆頭に、NetflixやAmeba TVなどインターネット動画市場は、ますます盛り上がりを見せています。恐らく、5Gが普及するようになる数年後には、テレビを含む動画コンテンツの市場は大きく変わることが予想されます。それでは、この時代の転換期に、地方で暮らす私たちはどう向き合っていけば良いのでしょうか?
 
筆者の考えとして、今までのようにマスメディアの取材を待つ時代は完全に終わり、”今”、自分達から地方の魅力を発信していかなければ、地方の現状はこれからずっと変わらないということです。2010年代に、インスタグラムなどのSNSで起きた個人の情報発信・収集革命と同じようなことが、今度は動画のプラットフォームで起こるのではないか?と予想しています。そして、動画という情報媒体が消費者へ及ぼす影響は、写真や文章に比べ効果的であり、より臨場感があると皆さんも納得して頂けると思います。
 
例えば、BEER CAFE ブルーミンでクラフトビールを頂くこの企画も、まるで自分たちも一緒に飲んでいるかように感じませんか?噂でよく聞くブルーミンさんも、実際の店内の雰囲気はどうなっているだろう?など、写真や文章だけでは伝わりきれない側面を補ってくれます。
 

<動画>【ほろ酔い】いま話題のブルーミンでクラフトビールを堪能しました!!
 
少し前に、富山県のインスタグラム利用率が全国1位というニュースがあったのはご存知ですか?例えばもし、インスタ検索からYouTube検索がスタンダードになって、富山県内の人々がYouTubeに流れるとなると、、、人々の流れがまた大きく変わると思いませんか?
 

<動画>【BEER CAFE ブルーミンSPイベント!】気ままにカフェトーク with 氷見四人娘!!
 
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開設して1ヶ月も経っていないのに関わらず、本当に多くの方々が出演して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
時間とお金を出来るだけかけずに、完璧でなくても取り敢えず始めたら何かが変わるかもしれないと思い見切り発車した為、まだまだ未完全な動画になっています。それでも、映像に映っている方々はどなたも輝いていて、また制作側の「楽しさ」がライブ感となって、飾らない氷見の魅力が伝わっているのではないかと思います。
 
最後に、動画の企画を考えていると、この街は面白いコンテンツが本当にあると改めて感じます。体験型企画、街歩き企画、インタビュー企画や居酒屋企画などなど、出演してくださる方が心から「楽しい!」とか「面白い!」と思えるチャンネルにして行けたらと思います。
 
是非、Himigraphのチャンネル登録と高評価を宜しくお願いします!
 
そして、今後とも”Himigrapher”の北条巧磨を宜しくお願いします!
 

街の変化と共に。<考えるパンKOPPEができるまで>

皆さん、こんにちは!写真家の北条です。2020年もどうぞ宜しくお願いします。
 
個人的に振り返る2019年は、ここでは語りきれない程の沢山の出来事がありました。3月開催の自身初写真展『. Colour-Full .』に始まり 、7月からは氷見市への移住。新しい出会いや暮らし方など、身の回りの全ての環境が大きく変わりました。この街で生きていくことに対する価値観も日々アップデートされることの連続で、2020年はそれらの実体験を織り込んだ新しい取り組みが始められる勇気が湧き始めています。
 
さて、前々回に公開された記事『街中の明日を「考える」。』は、ご覧頂けましたでしょうか?こちらは、氷見市中央町商店街で新しくお店を構えるご家族『考えるパンKOPPE』さんをご紹介させて頂いた記事なのですが、去年執筆した記事の中でも1番反響があり、嬉しいことに「記事を読みました!」と沢山の声を頂きました。
 
2020年の最初の記事は、この物語の続編。パン屋さんの佇まいすらなかった建物の様相から、どのように変化して行くのか?数回の記事に分けて、読者の皆様と一緒に見守って行けたらと思います。
 

 
時は遡ること2019年11月17日。中央町商店街の通りを歩行者天国にして行われる『うみのアパルトマルシェ』の当日、KOPPEさんを取材させて頂きました。
 
『うみのアパルトマルシェ』の歴史は、さらに時を遡ること2017年7月17日、第1回目のイベントが開催されたのが始まり。元々、中央町と北大町を繋ぐ橋『北の橋』が、老朽化による建て替える工事の通行止めに伴い、商店街の通行量が著しく減ってしまうことへの危機感から生まれたアイデアが、”マルシェ”の開催だったのです。
 

 
<関連記事>
 
氷見にマルシェができるまで【第1回】
氷見にマルシェができるまで【第2回】
氷見にマルシェができるまで【第3回】
氷見の新スポットだニンニン 「北の橋」架け替え完了(北陸中日新聞)
 
そして、2019年12月15日。北の橋は、2016年10月からの架け替え工事を経て、無事開通しました。この時系列と経緯を踏まえて、<考えるパンKOPPEができるまで>の名の下、新しい生命の記録写真をお伝えして行きたいと思います。
 

 

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【考えるパンKOPPEの店舗工事状況(2019年11月時点)】
 
ご覧の通り、骨組みと足場の施工段階で、まだまだ店舗の全貌は分からないのですが、配線・配管などの基礎的な部分は、少しずつ完成に近づいている印象を持ちました。
 
店舗デザインの観点で個人的に好きな部分は、『ひみ里山杉』が使用されていること。氷見の街は海と里山の距離が近いということは、ここで何度もお伝えしているのですが、その恩恵を受けた『ひみ里山杉』を、身近に感じられる場所が増えるのはとても嬉しい限りです。『ひみ里山杉』が持つ明るく優しい色合いの店内で、パンの香ばしい香りと杉の乾いた癒しの香りに囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごす風景を一度想像してみて下さい。お店の完成がとても楽しみになるのではないでしょうか?
 

 

 

 

 

 

 

 
クラウドファンディングのページにもありますように、当初のオープン予定は2019年11月でした。しかしながら、職人さんの人手不足やスケジュールの関係上、おひとりで作業を進められているとのことで、お店のオープンは2020年春予定へ変更されました。
 
それでも、職人さんの手仕事はどこを見ても丁寧で、細部まで作り手の心意気が通っていると、上の写真からでも伝わってくるのではないでしょうか?
 

 

 

 
今回、(特に地方で)お店を始めるのは、人材不足・物資物流などの様々な問題に直面することを感じました。さらに、KOPPEさんであったり、木造建築などの特殊なリノベーション案件は、職人さんの技術や経験が不可欠とも伺います。対費用面の問題もありますし、これからの地域社会が抱える問題点が見え隠れするようです。
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「街はまるで生き物のように変化し続けている。」
 
北の橋が開通して丸1ヶ月が経ち、そう実感しています。車の流れが再び出来て、閉鎖的に感じられた中央町商店街に、フレッシュな空気が送り込まれました。しかしながら、街を歩く人々の流れは出来たのか?『うみのアパルトマルシェ』の時のように、人と人が立ち止まって会話する光景が見られるようになったのか?と問われると、その答えは難しいところです。
 
2020年、『うみのアパルトマルシェ』と過ごした月日からバトンを受け取り、『考えるパンKOPPE』と一緒に歩む新しい時代の扉が開かれる予感がします。KOPPEさんを皮切りに、また新しい風が吹くかもしれません。
 

 
街の変化と共に。

街中の明日を「考える」。

氷見市へ移り住み、すでに3ヶ月以上もの月日が経ちました。
 
住まいの拠点を移すことは新しい出会いの連続で、移り住む前と後では、物事に対する考え方や価値観も変わってきたように思えます。同時に、氷見で暮らす人々と対話をすることで、この街が抱える課題も少しずつ見えてきました。
 

 
「街中に活気が無いよね。」
 
「若い人の行き来が少ない。」
 
「シャッターがいつも下りた街並みは、すごく寂しいです。」
 
氷見が抱える代表的な課題のひとつが、この「街中問題」ではないでしょうか?上の写真にある、1970年前後に建設された中央町商店街共同ビルの景観は、”防災ビル”としての機能を果たしており、駅から徒歩圏内である利便性も相まって、現在では想像出来ない賑わいを昔は見せていたようです。
 
過去に公開された記事でも紹介されているように、氷見市中央町の共同ビルは、基本的に3階建て(又は4階建て)構造となっており、店舗兼住居として使われていました。しかしながら、高齢化の進行と同じく建物の老朽化により人々は住まいを移し、今現在のシャッターで閉ざされた街並みを残すこととなってしまいました。
 
【参考記事】
 
商店街レトロビルの元洋食屋さんではじめる小商いのある暮らし
 
防災建築街区再生支援制度の研究-富山県氷見市中央町を例として-
 
それでもなお、街の中心に位置する中央町商店街共同ビルは、見逃すことが出来ない”街の財産”であり、工夫次第では、再び人々が集う空間を創造できる可能性が残っているのです。幸なことに、自分の好きなことや得意なことで、氷見の街中をより良くしたいと考えている人々が沢山おられることを、移り住んで改めて実感しました。
 
今回ご紹介する「考えるパンKOPPE」さん(以下敬称略)も同じく、街中への思い入れを抱くご夫婦。かつて中央町商店街にあったお店を引き継ぎ、改築へ経て自身のお店をオープンさせます。
 

 
【参考記事】
 
「考えるパンKOPPE」って何?空き店舗をリノベしてつくりたいお店があります!
 
「考えるパン KOPPE」の心のこもったパンと「からしま蚤の市」
 
考えるパンKOPPEができるまで
 

 
考えるパンKOPPE」との出会いも、氷見へ移り住んでから。この街に対する思いや子育てをしながらお店を続けることへの思いなどをお話しする中で、是非お店が生まれ変わる様子を写真で残しておきたいと思い、取材のお願いをしたところ快く承諾して頂きました。
 

 

 
以前は、酒屋さんだった建物がパン屋さんに生まれ変わる。古き良き街のたまり場が、老若男女の人々が集う新しい空間へ。その過程を想像するだけでも、わくわく心が踊るのは筆者だけしょうか?
 

 

 
1階部分は電気もない為に薄暗く、夏の湿っぽい空気が依然として取り残されたような空間でした。蜘蛛の巣が張り巡らされた路を進むと、裏庭へ続く開けた空間へ。ご覧の通り、木材の状態も悪くなく、建物全体が老朽化していると予想していただけに裏腹な印象を持ちました。
 

 

 

 

 
階段足場のタイルは所々剥がれ、比較的整った部分を探りながら2階・3階へ上がると、そこには当時の生活の面影が残されていました。
 
使われていた家具や置物など、かつて住まわれたご家族の人となりが垣間見え、昭和から平成へと時代を生きた暮らしの情景が、私たちの脳裏に浮かぶようです。
 

 
それでもやはり、人の暮らしがない建物は見た目以上に老朽化が進むもので、特に配管などの生活に欠かせない部分の問題は、この物件も例外ではありませんでした。
 

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建物の外観から屋上へと撮影を進める間、曇天な空模様も、屋上へ顔出す頃には、雲々の流れが分かる程の天候へ回復していました。ここから眺める海側の景色は、まさに氷見の豊かな暮らしを象徴するそれで、純粋に羨しくなるほどの清々しい潮風が吹いていたのを記憶しています。
 

 

 
見下ろした街並みの様相も、普段では出会わない新鮮な光景たち。数年後・数十年後、行き交う人々が増えるたび、ここで新たな物語が生まれることを願います。
 
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昨夜まで降り続いた雨は、屋上に水溜りを作っていて、その青い雨水を避けた片隅から、最後に、ある家族の写真を残しました。
 

 
ファインダーを覗きながらふと浮かんだのは、子どもたちの笑顔は「街の希望」そのものであるのだと。当たり前のことかもしれませんが、大切なことに気付かされたように思います。今の時代、辛い出来事や心を傷める情報の方が多いかもしれないけれど、子どもたちの笑顔に何気なく救われた瞬間を、皆さんも経験されたことがあるのではないでしょうか?
 
笑顔が溢れる街は、希望に満ちている。
 
街に関わる人々が、子どもたちの明日を見守る。そんな温かい雰囲気が根付く街中があったなら。
 

 
先人からのバトンを受け取り、これから生まれ変わろうとしている「考えるパンKOPPE」。彼らのお店が産声をあげる日は、街中の新たな暮らし方が始まる第一歩かもしれません。
 
時代を繋いできた街の歴史で、まだまだ”ひよっこ”な家族の物語。この街の「希望」を、皆さんの温かい心で見守って頂けたらと思います。
 

 
閑散とした街中の、シャッターに閉ざされた壁の内側に足を踏み入れると、そこには「希望」が残されていました。先人たちの思いを受け継いで、今を生きる私たちに何が出来るのか?どう生かしていくのか?常に問われているように思います。
 
次の世代と明日へ向かって、私たちは「考える」ことを止めません。

香ばしい匂いに誘われて……。『からあげ部』

夕暮れの商店街。お惣菜屋さんから、コロッケの揚がるいい匂いに誘われて……という経験、ありませんか?
なぜか懐かしくてホッとするような温かい気持ちになるものですよね。

見習い相談員の岸本です。
中央町のコミュニティスペース『ヒラク』で、「からあげ部」の活動があると聞いて、行ってきました。

部を仕切っているのは、小さな仕事づくり塾の卒業生、えりこさん

「からあげ屋をやりたい」とスタートしたえりこさんですが、仕事づくり塾を受講する中で、やりたいのはお店自体ではなく、出来立ての食事をみんなで囲みながら、おしゃべりしたり、ホッと息抜きになるような『場づくり』がしたいと気付いたそうです。

例えば、仕事に子育てにと走り回っているシングルママさん。
料理が苦手な主婦の方や、今日の献立に悩んでいる方。
氷見へ引っ越してきたり嫁いできて、まだあまり知り合いがいないという方。
女性や主婦だけじゃなく、もちろん男性も学生さんも。
頑張っている人たちを「喜ばせたい」「力になりたい」「一緒に食事をしながら笑って、話して、元気になって貰えたら」というえりこさんの想いから、この「からあげ部」は始まりました。

会費とメニューはご覧の通り。
お土産用に持ち帰ることも出来ます。

フライヤーでどんどん揚げていきます。

待っている間、子供達が待ち切れずにつまみ食いをしに来たり、初対面の参加者さん同士が打ち解けて仲良くなったりしてみんな楽しそう。
雨模様の肌寒い日でしたが、そんなこと全然感じさせないくらい、室内は笑い声とあたたかい雰囲気で溢れていました。

私もお持ち帰りで4コ入りを用意してもらいました。
揚げたてでも美味しいし、帰宅したころには口に優しい温度になっていたけどとても美味しかったです!

えりこさんが、この「からあげ部」をやるにあたって抱いていた、「場づくりをしたい」という気持ち。
そして、「頑張っている人の力になりたい、喜ばせたい」という想いが、この空間を、人と人との交流が生まれる温かい場所に変えていて、私はそこにものすごく「氷見らしさ」を感じました。

次回は10月は30日(水)に開催予定とのこと。
気になった方はこちら→ヒラクさんのHPからチェックしてみてください。

空腹に染み込む香ばしい匂いに誘われて、懐かしい気持ちを抱きながら、からあげ部、ちょっと覗いてみませんか?

川のほとりで古き良きお買い物

氷見市の市街地を流れる湊川のほとりに、
趣のある歴史建造物「みなとがわ倉庫」が佇んでいます。
先日投稿された、写真家の北条さんによる、「みなとがわのみのいち」のレポート記事が記憶に新しいかと思います。
その会場であるこの「みなとがわ倉庫」。実はイベント開催時以外も、お店が開いているのをご存知でしょうか。

現在は、6区画ある内の3区画にお店が入っています。

こちらは、古美術・アンティーク雑貨のお店。

オーナーの久保さんは石川県在住ですが氷見出身の方。
石川で骨董商のお仕事をしながら、氷見で週に一度、日曜日だけお店を開かれています。

「Open とりあえず日曜日だけ」
このユルい感じ、たまらなく好きです。

古い時代のものって、なんともいえない味と愛らしさがありますよね。

明るい店主と、氷見の良さについてプチ語り合いをしました。

そのお隣は、アンティーク雑貨、ヴィンテージアクセサリーとお洋服のお店「dots.」さん

とっても気さくな女性店主が笑顔で迎え入れてくれました。

オーナーの方は、みなとがわのみのいちを主催しているまさにその人で、今後も氷見市内で色々なイベントや個展を企画しているのだとか。

お店には移住者の方々がよく顔を出しに来られるのだそうですが、オーナーの方のお人柄や話しやすさに納得の二文字でした。

先程のお店もですが、倉庫とヴィンテージ雑貨の相性がとても良く、抜群の雰囲気の中で、長い年月をかけて風合いを身に纏った小物を手に取ると、それだけで心が落ち着きます。

 

こちらの倉庫は氷見駅から徒歩8分ほどで、海岸線からも近い場所にあります。
市街地と海辺の散策がてら、川の方へも足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

ヒラクを借りてみた

どこまでも広がる大空と、山から流れ込む澄んだ空気。
潮騒に溶け込む海鳥の鳴き声。
大自然を感じながらのんびりゆったりと暮らす海辺の小さな町、氷見市。
そんなイメージとは少し違う一幕を、今日はご紹介します。

舞台は、いつも大変お世話になっている氷見のレンタルスペース「ヒラク」さん。Facebookで更新される今後のイベント欄で、参加できそうなイベントはないかと探すのが楽しみになりつつありますが、今回はワタクシ岸本が、「主催側」をやってみました!

私が主催したのは

「ファン同士で好きなアイドルについて語ったりプレゼンしたりしながら盛り上がろう」の会

です。

(要約すると、オタク女子が集まってディープに騒ぐ会です)

広く告知してたくさんの方に来場を呼び掛けるイベントではなく、友人知人に声をかけて集まり、好きな話題で盛り上がるという、所謂「オフ会」にしました。

さて、企画一ヶ月前に、ヒラクへレンタルの申請と、会の内容について話をしに行きました。

内容が割とサブカル的なだけに、どんな反応をされるかなと思っていたのですが、
「いいですよ」と快諾してくださって、しかも「そういう会も面白いと思います」とまで!
管理人である平田さんの心が広さに感謝しつつ、プロジェクターに自前のパソコンを接続して、映像の出方をチェックをさせてもらいました。

今回はスクリーンではなく、白壁を使います。

利用料金と、レンタルできる機材はこちら

ヒラクさんは飲食持ち込み可。
今回、開催時間は17時~なので、夕食用のケータリングを氷見市速川のCafe&Kitchen SORAIROさんにお願いしました。

参加者の9割が女子なので、華やかで可愛くてデザート用のフルーツとかが入ってて、予算はこのくらいで、とオーダーして、当日届いたのがこちらです。

可愛い…!おいしそう……!!
集まった女の子たちからも好反応をいただきました。

食器はヒラクさんのものを使わせてもらえるので、皿やカトラリー類の準備が不要です。

総勢10名の参加メンバーも揃ったところで、推し(応援している好きなアイドル)プレゼン会がスタートです。

※著作権の関係で映像部分にフィルターをかけています。

好きなアイドルの良さをまとめた資料をそれぞれが作ってきてプレゼンしたり、持参した本やCDをお互いに紹介し合ったり、

好きなもので語り合って一緒に盛り上がるの楽しい…!!!

そんな気持ちが溢れた時間と空間になりました。

今回は、参加者10名の内、半分くらいが初対面でしたが、話が弾みまくって、会が終了してからも駐車場でずーっと話が止まらなかったほどです。

静かな町の中でもこんなに熱く盛り上がれる場所がある。まさに創造空間。
氷見にヒラクがあって良かった。

使い勝手が良くて店内の雰囲気もすごくいいし、何よりも管理人の平田さんがとても熱心にサポートしてくれました。

分かり合える仲間とヒラクで熱い時間を作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

【夏の情景:みなとがわのみのいち】

あの暑かった日々も嘘のようで、雨音や鈴虫の歌声を聴きながら今回の原稿を執筆しています。
 
秋の気配も感じられる葉月の頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?写真家の北条です。
 
今回の記事では、既に遠く昔の記憶のように感じられる令和元年8月11日、氷見市は朝日本町にある歴史的建物(みなとがわ倉庫)で行われたイベント「みなとがわのみのいち」の模様をお伝えして行きます。
 

 

 

 

 
7つの初出店を含む、全22店舗が出店した今回の蚤の市。こだわりのアクセサリーや雑貨を求め、イベント開始直後から長蛇の列が出来ていました。
 

 

 
小さなお子さんをお連れした方々も多く見受けられ、夏空の下、暑さ和らぐかき氷やドリンクを頂いたりと、皆さん思い思いの夏を味わっておられました。
 

 
また今回は、みなとがわ倉庫に流れる独特の雰囲気やイベントに参加された人々の様子を、より鮮明にお伝えしたいという思いから、事前に撮影許可を取って撮影を行っております。
 
この記事をご覧になって、「みなとがわのみのいち」の出店に興味を持って下さったり、ひと味違う氷見の魅力を知って頂いたのなら幸いです。
 

 
こちらは、以前FWHスタッフだった三戸さんの記事でも登場し、氷見市商店街に自身のお店をオープンする(今年11月予定)「考えるパンKOPPE」さん。当日は、ブルーベリーを沢山含んだ「フルーツマフィン」を頂きました。
 
関連記事:「考えるパン koppe」の心のこもったパンと「からしま蚤の市」

 
「今日のベーグルパンは、焼きすぎて(当日の高温による衛生面の関係で)美味しくないです、、。」と話して下さり、素直で優しい性格の方なんだなと感じました。現在は開店準備の為、クラウドファンディングも行っており、専用ページからは、お店を開こうと思ったきっかけや氷見に対する竹添さんの思いが綴られています。
 
少しずつ新しいお店も増えてきた氷見の街中ですが、依然としてひと昔の賑わいを取り戻せていないのが現状だと思います。そんな中、「考えるパンKOPPE」さんのようにお店を構える方が増えることは嬉しい限りです。
 

 
その他、お馴染みのブルーミンさんや、今回初出店となった氷見市在住のガラス造形作家:渡邊彰子さんの素敵な作品など、私ひとりでは紹介しきれない程の「良い物」が、みなとがわ倉庫に集まっていました。
 

 

 

 
【夏の情景:みなとがわのみのいち】
 
透き通る青空と真白な雲が、氷見の夏を演出した1日。
 

 
毎年のように、「今年の夏はもっと楽しめたはず、、。」と心残りがあるけれど、氷見の人々や素敵なモノに出会えた’19年の夏は、心に書き留めておきたい情景の数々でした。
 

 
柔らかな光に心が安らぎ、また訪れたいと思える空間が「みなとがわのみのいち」。素敵なモノが集まる不思議な建物へ、あなたも訪れてみてはいかがでしょうか?

移り住むこと。

私が「みらいエンジン」と出会ったのは、昨年11月の頃だったと記憶しています。
 

 
夏から少しずつ企画していたグループ展の計画が頓挫し、物事が上手く行かないことに対する苛立ちやストレスを抱えていた秋の終わりの出来事でした。
 
それでも、「”氷見”の街中で写真展をー」の夢を諦めることは出来ず、2019年春先の個展開催に向けて、再始動する覚悟を決めたのでした。しかしながら、個展開催を意味するのは、会場決め・予算運営や告知活動等々、全ての事をひとりで取り纏める必要があるということです。自分の頭で描いているプランは、果たして本当に実現することが出来るのだろうか?
 
人生で初めての個展。期待と不安の両方が膨らむ私は、ある種の助けを求めるかのように、氷見の街中に佇む町家(みらいエンジン・旧まちのタマル場)を訪れることにしました。
 

 
みらいエンジンとの出会いから4ヶ月後、今年3月にビアカフェ・ブルーミンでの写真展開催を無事成功。そして今年7月からは、氷見との更なる関わりを求めて、住まいを移すことを決断しました。
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皆さん初めまして、ひみ暮らしサポーターズで写真家の北条です。
 
今回の記事では、写真展. Colour – Full .のその後に触れつつ、氷見市に移住してきて感じたことをお伝えして行きたいと思います。
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写真展に関する記事は、以下のリンクからご覧頂けます。
 
【春の訪れを酒場で楽しむ写真展. Colour – Full .】
 
【日本初の写真展. Colour – Full .を終えて。】
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<写真展のその後>
 
個展後に訪れる氷見の街は、どこか安心感を感じられる、心地良い場所になったような感覚がしました。
 

 
この時期に撮影された写真たちは、個展のプレッシャーから解放され、撮影テーマも特になく、自分の感性が動いた場面や風景を切り取っています。
 

 

 

 
少し技術的な事をお伝えすると、写真展の全作品(冒頭の2枚の過去写真も含む)は、35mm(判換算53mm相当)の単焦点レンズを使用して撮影しました。個展後は、表現の幅を広げる為にも、新しいレンズや機材を導入して、新たな表現方法を模索しているところです。
 
模索しているが故に、悩みや葛藤を抱えることもあり、自分が表現したいものに対し満足することが出来ない時間もありました。特に氷見に移り住む前の1ヶ月間は、カメラにすら触らない期間があったりして、「写真」に対して嫌悪感を抱くことさえありました。
 

 
いざ氷見に移り住んでみると、カメラを持って出かける機会が自然と多くなってきて、写真を撮ることの楽しさが蘇ってきている感覚がします。これからも、氷見の暮らしに寄り添いながら、何気ない風景を切り撮って行けたらと思います。
 

 

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<海街に移り住んで>
 
氷見に移り住んで迎えた初めての週末は、氷見漁港の朝セリ見学へ行きました。
 

 
– ”いのちを頂く”を体感する1日。 –
 
その日の夕方、家の近くにあるスーパーの魚売り場を覗いてみると、”氷見産朝とれ”のシールが付いた魚たちが売られていました。その中から、”あかいか”を購入!
 
人生初、1時間かけて捌いたイカに、炒めたガーリックとしめじを和えたパスタは、見た目以上の美味しさを味わうことが出来ました。
 

 
この小さな街でさえ、朝に揚がった氷見産の魚たちが、私たちの食卓へ彩られるまでには、氷見に住む沢山の人々の手作業が関わったいることに改めて気付かされます。
 

 

 

 
当たり前のことを言っているのじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、そんな些細なことでも、喜びや幸せを感じながら暮らすことが出来るのは、とても素敵なことだと思いませんか?
 
日々生きることにさえ息苦しさを感じる今の社会で、自然と暮らすことで味わう小さな幸せが、氷見に住む私たちの身近に存在している。そう実感した、休日のある日の出来事でした。
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月日が過ぎるのは早いもので、氷見に移住してからもうひと月が経とうとしていますが、改めて感じることは「移り住むこと=ゴール」ではないということです。
 

 
街で暮らす人々と交流したり、地域で育った食材を頂くことだったり、移り住んだその先には、些細なことでも心が豊かになる出来事が沢山待っています。
 
毎日の生活や時間に追われていた私は、氷見との時間を共にすることで、その事に気付かされました。そして、この記事を読んで下さっている方にも是非、五感で感じ取って欲しいと願っています。
 

 
富山県の片隅、能登半島の入り口に、私たちの街・氷見があります。この自然豊かな街で、あなたの訪れを心からお待ちしています。
 
私は私なりに氷見生活を満喫して、移り住んだその先の暮らしがイメージできるような写真や文章を、皆さんへお届けして行けたらと思っています。
 
それでは、これからも宜しくお願いします!

「第0回ハハハの会」参加レポート~ワタワタしない、綿のある暮らし~

こんにちは!見習い相談員の岸本です。
今回は、「ハハハの会」という、とっても気になる名前の会に参加してきました。

ハハハって何?笑う健康法みたいな??と思いますよね。

この会は、2018年12月~2019年2月に渡って全3回で開催された「小さな仕事づくり塾」の参加者、北村さんによる、縫物や手仕事を楽しむワークショップです。
⇒記事はこちら
(今年も始まりました!小さな仕事づくり塾 第1講レポート)
(好きをタカチにする!小さな仕事づくり塾 第2講レポート)
(ワクワクの行動計画を!小さな仕事づくり塾 第3講レポート)

「ハハハ」には、「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ、家以外の居場所が欲しいお母さん(ハハ)のための場所にしたい」という思いが込められているとか。

「笑う」というキーワードは間違いではなかったようです。
実はワタクシも「ちいさな仕事づくり塾」の受講者でしたので、かつての受講生仲間が一歩を踏み出すその瞬間を見届けに、参加してまいりました!

第0回目は、器を使った針山づくりということで、
まずは、会場でもある野村園さんの店内でそれぞれに好きな器を選びます。
みんなが選んだ器がこちら。

大きさも柄も、人それぞれ、好みが出てますね。
使用する布地は、北村さん(以下、先生)が用意して下さってます。

器の大きさに合わせて、先生が布を切る寸前のところまでやってくれますので、あとは円形になるようにハサミを入れます。
というわけで、ワタクシの選んだ器と布はこちら。

実はワタクシ、お裁縫は大の得意と言いますか、出身大学では家政学部被服学科を卒業しておりますゆえ、ドヤドヤのドヤ顔で針に糸を通し、針さばきならまかせろという気持ちで縫い始めましたが、参加者の皆様方が非常に華麗な針さばきでスッスッスと縫っておりましたので、謙虚さを秒で取り戻しながら、波縫いを終えました。

円形に切った布の縁に波縫いを施し、一周したらきゅーっと糸を引っ張ると風船のように丸くなります。
この、膨らんだ部分に、好きな固さになるまで綿を詰めていきます。

参加者は女性がほとんどですが、男性の方もいて、たどたどしい手つきながら縫物を楽しんでいらっしゃいました。

玉止めが難しかった様子…参加者同士、教え合います。

巾着状になった生地の中に綿を詰めて、口を閉じたら、最初に選んだ器に接着剤で固定して、完成です!

集合するとなんだかこういう生き物の集団に見えてくるから不思議です。

針山を自分で作るという発想がなかったのですが、器や生地といった素材から選んで、一針一針を縫いあげていくと、愛着感が沸いて、道具がただのそれではなくなりますね。
「どれも全部可愛いけどやっぱりウチの子が可愛い(*^^*)」という気持ちさえ芽生えてくるので不思議です。

接着剤が乾くのを待ってる間、おまちかねの(?)ティーーーータイムです!
野村園さんがご用意して下さった手作りスイーツ、グリーンティーのクッキーとムースの登場です!!

丁寧に焼き上げられたクッキーは、噛み砕くたびに、芳醇なバターの香りと抹茶の爽やかな風味が絶妙なバランスで舌の上でほろりと砕けて混ざり合います。
手作りならではのしっかりとした歯ごたえ、そしてバターや卵といった、素材の味が主張し合いすぎることもなく、きちんとそれぞれの役割を果たしている。
たかがクッキーと侮ることなかれ。
こんなに美味しいクッキー、久々に食べました。

そして抹茶ムースの方は、美味しすぎて、飲むように食べてしまったので、私の中で「抹茶ムースは飲み物」という新しい解釈が爆誕しました。

どちらも本当に、「え?お菓子屋さんですか??本職なのでは???」というくらいとてもとても美味で、参加者の皆さん、ほっぺが落ちそう……ではなくてもう落ちちゃってました。スコンと。

落ちたほっぺを拾っていたら、先生による「綿を糸にする紡ぎ方講座」が始まりました。
滑り止め用のマットと、スピンドルという専用器具を使います。

綿をこよりにして、器具の先端のフックにひっかけ、引っ張りながら糸状にしていきます。
先生のお手本を見ながら、やってみると、これがまぁ全然うまくいかない。
簡単そうに見えてめちゃめちゃ難しい。まるで人生のようです。
なんだこれ。綿って意外と深い世界なんだな。

まっすぐな糸を紡ぐため、自然と背筋も伸びていきます。

「体幹鍛えられそう」

ここでちょっと、サブタイトルの~ワタワタしない、綿のある暮らし~と北村さんの関係性についてのご説明。

ワタワタしない、綿のある暮らしは北村先生が目指しているライフスタイルでもあり、先生は綿を自ら栽培していらっしゃいます。
今回は、参加のお土産として、綿の種を三種、頂きました。

植物を枯らすことに定評のある私ですが、頑張って育ててみたいと思います。

この会のテーマは、「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ事」だと冒頭でお伝えしましたが、裁縫が得意な人も不慣れな人も、はじめましての方も、楽しみながら最初から最後までみんなニコニコと穏やかな表情で過ごしていらっしゃる姿が印象的でした。
頑張らない、ゆるく楽しむ時間といった雰囲気はとても居心地が良くて、『大人のゆる部活』といった印象を受けましたよ。

今後は定期開催を考えていらっしゃるそうで、いずれは作品作りなどもしながら、イベント出店も視野に入れて活動を続けていくそうです。

氷見でハハハな仲間と大人のゆる部活、始めてみませんか。