お宝!ラッキー7物件

こんにちは!地域おこし協力隊の野口です。
今回はタイトルの通り物件紹介です!

まずなぜこのタイトルなのか疑問に思われるかもしれませんが、この記事を読んでもらえればその理由が分かります。そう、今回ご紹介する物件はまず見つからないお宝物件なのです!

この物件の家主さんは、僕の知り合いでサントスさんと呼ばれているのですが、そのサントスさんも移住者で紹介物件近くの同じ地区内に住んでいます。ちなみに日本人です。笑
サントスさんはこの久目地区で様々な活動をしている方で、とても面白い氷見ライフを送っているので、次の機会に移住者としてのサントスさんを紹介できればと考えています。
そしてそのサントスさんが入手した物件を今回はご紹介したいと思います!

それではご覧ください〜

氷見には山間に久目という地区がありますが、里山や田んぼが広がるのどかな場所で、左側にいくつかあるお家の中に物件は存在します。


家の前の道を進んでいくと…


どーんと、とても大きなお家が見えてきました。左のお家が居住スペースなのですが奥に見える建物もこの物件に含まれる納屋になります。


近づいてみると納屋も大きい!なんと2階建て!


ご覧のように中には以前住んでいた方の物が残っていますが、この日は残った荷物を整理し片付けしていました。ちゃんと片付けてしまえばスペース的にはかなり広いので、荷物置き場としては十分すぎるのではないでしょうか。
納屋はこのへんでさっそくお家を見ていきたいと思います!


まず玄関から入って目に入ってきたのが、とてもきれいな白壁と立派な梁です。玄関から入ってすぐの部屋は2階部分まで吹き抜けになっており、この空間はすごくいい雰囲気でした。広さ的にも古民家カフェとか普通に出来そうです。もちろん囲炉裏もありますね。


そしてこのお家の1階はとにかく広かったです。襖で区切られる部屋を数えると驚きの10部屋ありました…!しかし、このお家の広さはこんなものではありません。さらに二階へと続く階段を2つ発見しました。


階段を上がってみると、こちらは奥にもう1部屋ある3部屋。そしてもう一方の階段を上がってみると2部屋の合計5部屋。もう十分過ぎますね。
2階の部屋にはこの写真のように残された家財類があるのですが、まだ使えそうなのもあります。


ほこりをかぶっていますが、ほとんど使っていない漆のお椀なんかもありました。こういった家財類が残っているのも古いお家だからこそかもしれません。そして1階2階と見ていく中で、古いお家だからこそやはり改修しないといけないところもありました。


雨漏りで天井の板がはがれ落ちてます。他にも1カ所雨漏りしていたところを発見したのでそこは直さないとだめそうです。
そして気になる水回りですが、


キッチンはかなり広めです。ただ給湯設備は壊れているそうです。


お風呂はこんな感じでタイルばりです。タイルが割れているところはなかったので掃除すれば使えそうですね。


トイレは和な空間になっていましたが、水洗ではなかったです…。
もしこのお家に住むなら、雨漏りしていた天井や、水回りの補修は必須という感じでした。
もしリノベーションをやってみたい、自分で直してみたいという方には、サントスさんから木材の提供などあるそうです!

家の中はこれで終わりですが、この家の外にはなんと広いお庭と畑まで存在しているのです。

灯籠があるお庭。手入れすればすごくいい雰囲気の庭になりそうな予感がします。


雑草が茂っていますが畑の畝が分かります。たくさん野菜も育てられそうです!

これでこの物件は見終わりましたが、正直普通に住むには広すぎるーという感じでした。このお家には住みながら、カフェやゲストハウスなどお店をやるような使い方がちょうどいいのかもしれません。

最後に、この物件をお宝だとタイトルに書いた理由をご紹介したいと思います。
この物件オーナーのサントスさんには、氷見で増えていく空き家を少しでも減らしたいという思いがあるそう。
そこで!この物件現状そのままでもいいという奇特な方がいましたら、売買で77万円、賃貸で借りる場合は7000円の激安ラッキー7価格でいいそうです!

うーん、驚きですね。笑

もしこの物件に興味があるという方がいましたら、ご連絡お待ちしております!

氷見の玄関口で温泉宿を引き継ぐ挑戦者募集!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
今回お届けするのは氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を特集する「チャレンジャー求ム!」第3弾、大型案件のご紹介です。
では、さっそく物件を見に行ってみましょう。

物件があるのは氷見市上田子。
自動車を利用する場合、高岡方面から氷見に入るには主に3つのルートがあり、ひとつは能越自動車道を使うルート、もうひとつは高岡市伏木から海岸線を走ってくるルート、そして国道160号線を走って海老坂という氷見・高岡市境の坂を越えてくるルートとなります。
日常的にもよく使われ市外に出かけた帰りにこの海老坂を超えると「氷見に戻ってきたなあ」と実感が湧く、わかりやすい境界といった場所なのですが、その海老坂を下り、少し走ったところにあるのが上田子という地域です。
今回ご紹介する物件があるのは、そんな上田子の交差点にある「竹原の湯」という温泉宿。
まさに氷見の玄関口という立地にあり、食堂としても営業・日帰り入浴も可能ということで多くの旅人を迎えてきた老舗です。
温泉は裏の山から引いてきた鉱泉であり美肌の湯としても知られ、市民はもちろん、温泉マニアも訪れる良質なもの。
さらに食堂で食べられるラーメンが美味しいと、こちらを楽しみに訪問するお客さんも多いのだとか。

そんな「竹原の湯」が今、店を継ぐ人を探しています。

オーナーは竹原和泉さん。台湾から氷見にお嫁にきて以来ご主人とともに宿の経営に携わってきましたが、ご主人は50代という若さで亡くなり、以来おひとりでお店を切り盛りしてきました。
そんな和泉さんですが、後継者がいないこともあり最近はお店を畳むことを考えるようになったのだとか……

さて、ひとまずは物件のなかにお邪魔します。

玄関を入ると受け付けカウンターがあり、右手には土足のまま入れる食堂スペースが。
そして正面に客室がある2階へと続く階段がみえます。

階段の横を進むと宴会用の大広間。
その奥に男湯、女湯と別れた浴室があります。

脱衣所には流しとトイレがある一般的なつくり。
こちらのトイレは和式となっていました。

お風呂で使われている鉱泉は裏手にある山から引いてきているものですが、山の所有者自体は別の方になるため、利用料を年間で払って使用しているそうです。
もちろんボイラーは現役稼働中ですので、どなたかが引き継いだ場合でも利用料さえ払えば同じように使っていくことができます。

2階に上がるとそこは宿泊用の客室スペース。
客室は6~10畳の部屋が全部で8つ。

その他に利用者用の休憩室があります。
竹原の湯では全室禁煙のため、こちらは喫煙室を兼ねる他、流しがあり給湯室としても使われています。

トイレは男女に別れて1つずつ。
個室は2つあり、ひとつは和式、もうひとつは洋式です。

フロアの奥にはベランダがあり、洗濯物を干すことができます。
工事などでビジネス利用客が長期で滞在することがあるため、そうした際に使ってもらえるようにしているのだとか。
ちょっとベランダに出させてもらってみると、そこからは建物裏に降りる階段がありました。非常時の避難ルートを兼ねているんですね。

その階段からパシャリ。
温泉だからこその建築の特殊なシルエット……グッドです。

1階に戻って今度は食堂へ。

まちの中華さんといった印象ですね。
厨房ものぞかせていただいたのですが、客席部分からは想像できないほどに広々としたスペースがありました。
これは宿として宴会に対応できるようになっているからだとか。納得です。

客席からは160号線を行き来する車が目に入ります。
冒頭説明したとおり、氷見の玄関口としてお昼の通行量は市内でもかなり多い道路となります。
ここだけみているとロードサイドのラーメン屋さんに入ったのかと錯覚しますが、実際そのような利用ニーズも多いのでしょう。

お客さん用のスペースとしては以上ですが、こちらの建物はオーナー住居兼用。
カウンターの向かい側に自宅と繋がる扉があります。
自宅スペースは3室あり、家族3人くらいであれば快適に生活できそう。
(現在も生活されていますので、写真掲載は控えさせていただきます)
営業エリアとの扉を閉じればしっかりと分けられますので、セキュリティにも問題はありませんし、自宅用の玄関は別でしっかりと用意されていますので安心です。

建物の周囲も見させていただきます。

駐車場は建物両側に広々と。
宿泊客のほか飲食・入浴のお客さんが停めても十分なスペースがありそうです。

駐車場の一角には小さなお宮がありますが、こちらは温泉の神様を祀ったものだそうです。

道路の反対側には小さな畑があり、自分で育てた野菜をお店で提供することが可能です。
裏山は竹原の湯の敷地ではありませんが、親戚の持ち物らしく、季節になればミョウガがたくさん取れるそう。その他春先にはフキノトウも顔を出すようですよ。
表の道路は車がたくさん通っていましたが、建物の裏手にまわるだけで自然の豊かさを実感できます。
便利な立地で自然も味わえるとくれば一挙両得ですね。

建物は平成4年の建築ということで、ご覧いただいた通りかなり状態が良いものとなっています。
水回りは多少年代を感じますが、一部リフォームもされているため、そのまま使っても問題ないレベルでしょう。

モノがよく立地も優れているため「格安でお譲りします」という物件ではありませんが、評判の良い温泉もあり設備充実、既存のお客さんも引き継げるということですので、本気で宿泊業を考える方には絶好のチャンスといえるでしょう。
逆に、それなりに大きな建物ですので、こじんまりと商売をという方には向かないかもしれません。
物件取得・リフォームと、ある程度の予算を投じて、腰を据えて商いをしていこうという挑戦者をお待ちしております!

商店街レトロビルの元洋食屋さんではじめる小商いのある暮らし

みなさんこんにちは、氷見市IJU応援センターの藤田です。
今回お届けするのは『チャレンジャー求ム!』第2回。前回と同じく氷見にある新しい「働き方」の種となる情報を発信していきます。
ご自身の「こんな風に暮らしたい・働きたい」という想いとあわせてご覧いただき、ピンとくるものがありましたら是非ご連絡ください!
それでは本題に参りましょう!

氷見市中心地にはなが~いアーケードの商店街があります。
歩いているとその屋根に阻まれて後ろにある建物にはなかなか目線がいかないものですが、少し気にして歩いてみるとその後ろにある建物の多様さに気づくことができます。
昔ながらの氷見らしい町家もあれば、建て替えをした比較的新しい建物もあり……
そうした建築群を楽しんでいると中央町のあたりで少し変わったビル群があるのが目に入ってくるはずです。

道に沿ってファサード(建築の正面壁)が連なって、まるで壁のようになったビル。それが道の両側に続いています。
これは共同防災ビルと呼ばれるもので、複数の世帯が共同でビルを建てることで建物自体を防火壁のように機能させるもの。
建物の密集する市街地で火災の延焼を抑える目的で、1950年頃からこうしたビル群が日本全国各地につくられました。
氷見中央町にあるこのビルは1970年前後につくられたもので、当時は先進的な商業空間として市内外から多くの方が訪れたといいます。

そんな商店街のなかに、今はシャッターとなった1軒のお店があります。
こちらが今回紹介する物件・旧『トロイカ』店舗兼住居です。
隣とくっついていてわかりにくいのですが、四角で囲った間口分奥に建物が続いています。
トロイカさんは昭和40年頃に開業した老舗の洋食屋さんです。現在のビルが建つ少し前からこの場所で商いをしており、ビルが建築されてから2004年まで、この場所で多くのお客さんを迎えていました。
現在は氷見市窪にお店を移転。氷見牛のステーキをはじめとしたメニューは絶品で、私自身何度も足を運んでいる素敵なお店です。


現店舗の様子

お店が移転してからは、旧店舗は住居として現在まで使われていますが、今回こちらの建物をどなたかに賃貸・売買できないかというお話をいただきました。
オーナーの谷内さんは現店舗の近くに住居を持っていることもあり、どこかのタイミングでそちらに移ろうと考えていたそうです。
なかなかそちらに移れなかったのにはとある事情があるのですが、そちらの事情雄は後ほど詳しくご説明します。
先にお値段だけお伝えしておくと、賃貸で月2万円程度、売買の場合引き渡し前にリフォームを加えた上で300万円程度とのことです。
まちの中心部にある4階建てのビルとしてはとてもお手頃な価格ですが、いわゆる「ワケあり」価格ですので続く記事でご確認ください。

さて、物件をみていきましょう。

一階は全面シャッターとなっています。
シャッターを開けると左手に階段。右手側は広い空間があり、こちらは現在車庫として使われています。普通車2台が入るゆとりがありますが、お客様用には不足でしょうから、ご自身の車庫とするか、それとも店舗空間として使うかといったところでしょうか。

階段にはトロイカさんの看板が。
この階段を上がったところが旧店舗です。

お店に入ると長いカウンターがお出迎え。
中には喫茶としては十分なスペースとシンクがあります。

客席部分は広すぎず狭すぎずといった様子で、カフェとしてならおひとりでも対応できるくらいの空間なのではないかなと思います。

2階店舗スペースにはトイレがありますが、ここでこの物件の注意ポイントひとつめです。
和式の個室トイレと男性用があるこちらのトイレは現在使用できません。
というよりも、2階以上のフロアには現在水が通っていません。
古い建物の常として建築当時の配水管は錆びてしまい、その後のリフォームの際に止めてしまったのだそう。
つまり先程みたカウンターのシンクも水が出ません。
お店として使うにしても住居空間にするにしても配管をやり直す必要があります。
このビルに限らず配管をやり直すというのは空き家活用ではよくあるなのですが、既存配管を置き換えるのは費用が高額になるためあまり現実的でなく、多くの場合は露出配管(壁や天井に沿って水道管を通していく)でのリフォームが選ばれます。
このリフォームでどのくらいの費用がかかるのかは事前に調べてもらうとよいでしょう。

店舗スペースの奥には現在は物置として使われている広間が。
営業時代はこちらも客席として使われていたそうですが、こちらに注意ポイントのふたつめが。

ドアを開いてすぐ、頭上を見上げると天井板が剥がれているのがわかります。
軽微ではありますが、大雨の際に雨漏りが認められるとのこと。
2階かつ建物の中心でありながら雨漏りがあるというのは不思議に感じられるかもしれませんが、これも共同ビルならではの問題です。
壁を染みて伝わってきている状態なのだと思われますが、こちらの原因箇所を発見・修繕することは難しいため、賃貸・売買された場合もこちらを有効に活用することは難しいでしょう。
よほどの大雨でないと影響がない状態ですので、バックヤードとして考えておくくらいがよいでしょう。

店舗部分から階段を上がると3階は居住スペースになります。
和室が2間と洋室が1間。

廊下にはトイレと流しがありますが、こちらも上記の通り、現在は使用できません。

さらに階段があって、4階へ。
と、こちらの階段に最後の注意ポイント。

階段の壁をみると水が伝った形跡があります。
こちらも雨漏りが発生しているポイントですが、ここは2階よりも被害が大きいようです。
2階同様小雨程度では影響が出ませんが、大雨が降った際には階段にバケツをおいて対応しているとのこと。
どのくらいの量なのかお話を伺うと、ザーザー降りの大雨の際には朝晩で一日2回バケツを交換する必要があるくらいということでした。
これらが「ワケあり」としていた理由です。
お値段は安いものの、リフォームの必要がある部分、そして大雨の際の雨漏りのケア、この2点についてはご了承の上ご検討ください。

建物は4階まであり、階段を上がって左が旧浴室、右が8畳間の和室です。
和室は奥様が今も利用していることもあって今回は写真でご紹介できません。
浴室は現在は一階に設置されたものを利用しているため使われていない状態です。
配管の問題もありますし、こちらの浴室をまた利用できる状態にするというのは現実的ではないと思われます。

2階以上は水が通っていないとお話しましたが、現在もオーナーさんはここに住まいしておいでですので、1階には生活できる設備が整っています。
最初に見た駐車スペースから奥に進むと広い土間スペースが。

こちらは店舗時代にはキッチンとして使われていた場所で、現在は倉庫スペース兼キッチンとなっています。
右手に見えるのはエコキュート。キッチンも含めてオール電化になっています。
リフォームは7,8年前とあって、キレイで便利そう。

新設されたお風呂はこんな様子です。

奥にはご主人の居室があり、こちらも写真ではご紹介できませんが、6畳のフローリングのお部屋ということです。

お部屋を右奥に進んだところには水洗の洋式トイレがありますので、おひとりでしたら1階のスペースだけで十分に生活できるでしょう。

建物の紹介は以上です。いかがでしたでしょうか?
すぐに使える物件という訳ではありませんが、たとえば賃貸して1階で生活コストを抑えて暮らしつつ、2階を自分らしいお店として小さく開いていく……なんていう姿を想像することができます。
あるいは一階の広い土間スペースをセルフリノベーションして店舗として生活は奥で、ということもできるでしょう。
いずれにしても大雨の際の対応を気にかける必要はありますが、工夫次第で魅力的な空間を生み出すことができそうです。

新しいアクションをはじめるには不安もつきものですが、移住・起業にあたっては氷見市の補助金も活用いただけます。
条件はありますが、少しでも移住・起業のハードルを低くできるものですので、以下リンクからご確認くださいませ!

 【移住の補助金】

 【起業の補助金】

条件は確定ではありませんので、気になった方がいらしたらまずはお問い合わせください。
オーナーの谷内さんとお繋ぎした上で相談しながらお互いに納得する形を探していきましょう。
「ワケあり」な物件ではありますが、それは長く歴史を刻んできた証拠ともいえます。
町の歴史ごと引き継いで、自分らしくリノベーションしたいという方のお問い合わせをお待ちしています!

田園風景のなかの地域に愛されたスーパーを引き継ぎませんか?

こんにちは、みらいエンジンの藤田です。
今回ご紹介するのは『チャレンジャー求ム!』案件です。
こちらのタグはホームページリニューアルから追加された「氷見のしごと」カテゴリのなかでもちょっと特別、氷見にある「新しい働き方」を実現する可能性、つまり「種」を記事として発信していくコーナーです。
直接的な求人は少ないかもしれませんが、物件情報、ビジネスが生まれそうな素材、事業承継の募集など、移住に伴って新しいチャレンジをはじめたいと考えている方のヒントになれば幸いです。
 
と、説明するよりも具体的に例をみていただくほうがわかりやすいですね。
それでは『チャレンジャー求ム!』第1弾スタートです。
 
 
今回ご紹介するのは【店舗物件】になります。
氷見市街地から車で10分弱、氷見北インターを過ぎて田園風景のなか道なりに進んでいくと交差点に一軒のスーパーがあります。
 

 

大きく「いわさきストア」の看板がかかったこの物件、今も営業している地元密着の食料品店です。
 
氷見市は、中心市街地(沿岸地域)から扇状に谷筋が伸びる地形が特徴的です。いわさきストアのある余川地区はそのなかの「余川谷」と呼ばれる谷筋にあることからも、この谷筋では中心的な位置にあったことがわかります。
 
いわさきストアが開業したのは、およそ70年前(当時は屋号で経営)。オーナーさんの祖父が現在の店舗の近くで商売をはじめました。近隣住民はもちろん、余川谷に暮らす多くの人々の日常生活を支えるお店として長く地域に愛されながら、30年ほど前に現在の場所に移転。氷見市民であればお店の名前を聞いただけで「ああ、あそこね」とピンと来るほどに知られた存在です。
 
しかし、そんな人気店でも全国的な人口減少・高齢化の影響を免れません。谷に暮らすの人口減少とともに来店数も減少していきます。
現オーナーの務さんは会社勤めをしており、お店の経営は主にご両親と奥さまの美紀子さんが行ってきましたが、先代が亡くなられたこともありお店を畳むことを考えるようになったといいます。
そして、今回の募集に繋がります。
「大切なお店だからこそ、誰かに活かしてほしい」というオーナーさんの想いを受け、このような募集記事を書かせていただくことになりました。
用途はスーパーでなくても構わないそうですので、記事を読みながらご自身のビジネスアイデアと合わせて想像を膨らませていただければと思います。
 
さて、さっそく物件をみていきましょう。
いわさきストアがあるのは「余川」交差点の角。前には広々とした駐車場があり、敷地内にはお店・離れ・車庫・母屋・納屋が配置されています。
 

 

母屋にはオーナー夫妻が住まいしていますので、今回賃貸・売買として紹介するのはお店と離れの部分になります。(将来的には母屋部分も売却してよいとのことですが、こちらは要相談です)
現在は母屋と離れが渡り廊下で繋がっていますが、こちらは話がまとまり次第解体してそれぞれ独立させる予定だそうです。
 
まずは店舗部分からみていきましょう。
 

 

 

店舗の入口には雪国らしく風除室があります。ゆったりとした空間で、こちらでも結構な商品を並べられるようです。
 

 

店舗内部は広々とした空間が。
現在は左手に冷蔵商品、奥に酒類、真ん中には食料品、日用品、衣類などが棚に並びます。
店舗空間の広さはおよそ10m×10mだそうです。
 

 

冷蔵ケースは写真の新しいものはリースで現役稼働中。こちらは必要とあればリースを引き継げるそう。
他の冷蔵庫は現在使用できませんが、不用品は業者によって撤去、備え付けのものは解体となるそうですので、利用したい場合でも不要の場合でも心配ありません。
 

 

続いて店舗左手奥の扉からバックヤードに進みます。
こちらは旧店舗となっていた建物で、現在の店舗部分が増築されてからはバックヤードとして使われています。
 

 
 
 

店舗時代の名残で事務所やキッチンがあり、床は土間のまま。キッチンは昔お店で惣菜をつくって売っていた頃に使われていたのですが、現在は使用されていません。中の大きな冷蔵庫も現在も使用不可。こちらも処分してもらうことになりそうです。
 

 

お手洗いもありますが、これは旧店舗時代に使われていたもの。非水洗ということもあってこちらは現在使用されていないようです。水洗にするか、なくしてしまうか、いずれにしてもリフォームが必要かもしれません。
 
バックヤードからは離れの建物に繋がっていて直接上がることができます。
 

 

土間から上がると和室が2つ。
 

 

そこから廊下に出て奥にもう2室。
 

 

廊下の途中に階段があり、反対側にはトイレがあります。
 

 
 

こちらは水洗の洋式トイレになっており、もちろん使用可能です。小窓を開いてみると田園風景が覗けました。移住を検討されている方にはこんな風景もうれしいポイントですね。
 

 

2階にあがるとそこにも和室が2つ。居室としては十分なスペースがあります。
廊下には木冊子の窓があり、日当たりも十分。窓の向こうに広がる田んぼと山々の景色は季節ごとに彩りを変えて楽しませてくれることでしょう。
 
一階の奥は渡り廊下で母屋に繋がっていますが、こちらは入居者が決まり次第解体となりますので、ご紹介するのはここまでです。
御覧頂いたとおり、スペースとしては店舗兼住居として使うのに十分の広さがあります。
ただし、住まいとするにはキッチンとお風呂を用意する必要がありそうですので、そこはリフォームが必要になるでしょう。
 
気になるお値段ですが、賃貸の場合は月10万円、売買の場合は1,000万円程度で検討されているとのこと。
住居がついてくるとはいえ、賃貸で商売するのであればそれなりの売上が見込めなければ厳しいでしょう。
いわさきストアさんをそのまま引き継いだような、近隣の方を対象とした食料品店というスタイルでは今後なかなか厳しいだろうという印象ですので、そこは記事をご覧のみなさまのアイデアでこの土地の風景を活かしたビジネスを考えていただければと思います。
氷見北インターからこのお店に向かう道すがらには『ドッグランのあるカフェ ハル』さんがあり愛犬家を中心に賑わっていますし、いわさきストアさんのある交差点を曲がって進んだ先の山の上には氷見随一のオシャレスポット『SAYS FARM』さんがあり平日も多くのお客さんが訪れています。
アイデア次第で市内外からお客さんを集めることができるという意味で、そうしたお店からも学ぶものがあることでしょう。
 
最後にオーナーの岩崎さん夫妻にお話をうかがったところ、お店への想いを語ってくれました。
 

 

今でもお店には近所の方がよくいらっしゃるし、あまり顔を出さない方でも『やめないでくれ』といってくださいます。
私達としても、お店に愛着もあるし、商売を畳んでそのままにするのも寂しいものがあります。
とはいうものの、誰にでも借りてもらいたい買ってもらいたいという訳ではないんです。
この場所でお店をやるということは地域の一員になるということ。お住まいになるのならなおさらです。
お店のスタイルはどういうものでも構いませんが、できることならこのお店に通っていた人たちがふらりと顔を出せるようになると嬉しいですね。

 
いかがでしたでしょうか?
物件の紹介記事なのに長々と書かせていただいたのは、少しでもこのお店とオーナーさんの想いを伝え、土地の風景と人の魅力に共感し、地域に愛されるお店として引き継いでいただきたいからです。
現時点では不動産仲介が入っていないため、物件情報や契約上の細かな条件などの記載がないのは申し訳ありませんが、そういった点はオーナーさんと直接お話するなかで交渉していく余地もありますので、もしご興味を持たれましたらぜひみらいエンジンまでお問い合わせください。
 
まずは実際にご覧いただき、そして岩崎さんとお話をしていただき、ここで新しい「働き方」をしてみたいという決意が生まれましたら、その際はIJU応援センターとして全力で応援させていただきます!