過去と未来が交差する街で。

この街が持つ魅力のひとつとして、氷見を訪れたことある人が、「また氷見へ行きたい。」と思ってくれることではないでしょうか?
 
それが何故か?問われると、この曖昧な魅力はあまりにも言語化するのに難しく。それでも、”外”から訪れた人々の琴線に触れる「何か」が、氷見で暮らす私たちの生活の中に隠れているように感じます。
 

 
暦も9月に入った最初の週末。台風の影響でしょうか、この日の氷見は30℃以上を記録し、真夏の暑さが舞い戻って来ました。そんなある日のこと、今年の冬、ふるさとワーキングホリデースタッフとして活躍した三戸さんが、再び氷見へ遊びに来てくれました。
 
今回の記事では、彼女自身も写真が撮るのが好きとのことで、氷見の”撮影スポット”を一緒に巡った様子をお伝えして行きたいと思います。
 

 
九殿浜展望台
 
市内から車で約20分。海岸線をドライブしながら七尾方面へ向かうと辿り着くのが、「九殿浜展望台」。ここからの景色は、氷見の地形ならではの”特権”があるのです。
 

 

 
立山連峰の真正面に位置するこの場所は、氷見市内でも屈指の”絶景ポイント”ではないでしょうか?
 
富山県・上市町出身の筆者にとって、”海越しの立山連峰”はとても新鮮で、実家から見ていた山並みは、手が届くような距離に佇む身近な存在でした。ただ氷見へ来て、この場所を知り訪れると「本当に遠くへ来たのだなあ」と感慨深くなります。
 
下の写真は、実家の側から手持ち撮影した時のもの。秋から冬へと季節が変わる頃、紅葉と雪化粧な剣岳との共演です。
 

 
ちなみに、今年の春先に訪れた時の光景がこちら。真白な立山連峰を富山湾越しで拝めることが出来るのは、氷見で暮らす人々にとってご褒美のような景色です。
 

 
さらに、お花見やピクニックにも是非おすすめしたいスポット。例えば、市内のパン屋さんで出来立てのパンやサンドイッチを買って、穏やかな海を眺めながらランチタイムなんてことも素敵ですよね。
 

 

 

 
余談ですが、過去記事:移り住むこと。のサムネイルに使用したこの写真は、九殿浜展望台から海側へ歩いて下りた時に出会った風景です。海があり里山があって、自然の中に私たちの生活がある。そんな情景が浮かぶように撮り下ろしました。
 

 
阿尾城址
 

 

 
九殿浜から市内へ戻る道中に立ち寄ったのが「阿尾城址」。
 
関連記事:氷見にかつて存在した阿尾城
 
本丸へと向かう一本道以外は、四方海に囲まれた自然の要塞。伝えられたところによると、廃城に至るまで一度も攻め落とされたことが無く、まさに地の利を活かした山城と言えるでしょう。また、越中と能登を繋ぐ交通の要所として、氷見・阿尾城が重要な役割を担ったのは想像に難くありません。
 
戦国の乱世、佐々成政と前田利家・利益(慶次郎)などの名だたる武将が、この地の覇権を争った背景を知ると、400年以上の月日が経ち今や神社のみとなった城址も、一度訪れてみる価値はありそうです。
 

 
山側から眺める氷見の街並みも好きですが、海側から眺める光景もそれ以上に親しみを感じます。太陽の日差しが穏やかな波に反射し、きらきらと光る風景は、透き通る青空の下、私たちの街の様相を輝かせてくれるようです。
 
様々な角度から街を眺めてみる。写真を撮る人にとっても、街で暮らして生きる人々にとっても、大切なポイントのひとつではないでしょうか?
 

 

 

 
確かに、「映え」な光景や「エモい」情景はこの街には無いかもしれません。それでも、日々の暮らしと真摯に向き合い、人々との出会いを大切にし、今私たちが目撃している”現在”に至るまでの歴史や経緯を顧みると、平凡な日常にも新しい視野が広がる気がします。
 
氷見の自然は、そんな私たちに「明日を生きる勇気」をもたらす情景を与えてくるのです。
 

 
ひと言で氷見の街をどう表現しますか?と聞かれると、筆者は迷わずこう答えるでしょう。
 
「過去と未来が交差する街」
 
街の歴史や背景に触れた人々が、過去に宿る記憶や想いを受け継いで、未来を創造する。実際に、氷見で暮らす人々と関わると、そんな想いや願いを抱いている方々が沢山おられることに気づかされます。彼らは、全く新しい事を起こすのではなく、既にあるモノやコトを現代に寄り添うような形でリノベーションしている。人一倍もがきながら、より良い明日に向かって、今を生きているのです。
 

 
この記事の冒頭で触れた、「また氷見を訪れたい。」と思う所以は、氷見で頑張る人々の心意気が、確実に届いているからではないでしょうか?
 
今日も沢山の人々が氷見を訪れて、彼らの住む街へ帰路に就く。その限られた時間の中で、「また氷見へ行きたい。」と思って頂ける瞬間に出会えることを心から願っています。
 

 
楽しかった時間は過ぎて、別れ際「また氷見に帰って来ます!」と言ってくれた三戸さん。氷見で過ごした時間や記憶を抱いて、これからも逞しく生きて欲しいと願っています。
 
この街と関わりをもつ仲間が、またひとり増えた。それだけでも「幸せ」な出来事だと思いませんか?

移住者交流会in久目に参加しました

皆さんこんにちは、ワーホリスタッフの守山です。
氷見に来てから一週間が経過し、少しずつ土地勘もついてきました。
 
今回は、久目(くめ)地区で行われた移住者交流会に参加してきたので、その様子をレポートしたいと思います。
 
この交流会は氷見の中でも、久目という地区に移住してきた人たちが集まって、親睦を深めようという交流会です。
久目は先日訪れた、ブルーベリー農園・カフェ『Café風楽里』を営む上野さんを始め多くの移住者が住んでいる地区になります。この久目に近頃あらたに移住者がやってきたということで、是非迎え入れようとこの会が開かれました。
 
ちなみに市街地から久目までは車で20分ほど、氷見市の中ではかなり内陸に位置する地区になります。
 

 
なんで氷見に移住してきたんだろうか。しかも、なんで氷見なのに山の中???
と不思議に思いながらも会場に到着。

会場になるのは久目に来て4年が経つサントスさんのおうち。サントスさんは純日本人らしいのですがなぜサントスさんと呼ばれているかは不明です。普段は木こりをしたり田んぼを耕したりしてるんだとか。
 

 
 
今回の交流会の参加者は計11人。
気になる顔ぶれは、発破技師、会社経営者、ライター、ワーホリで日本に滞在中のフランス人、何してるかわからない人…。皆さん、個性的です…。
 
氷見で獲れた新鮮な猪肉を食しながら交流を深めていきます。
 

 
ちなみに、猪を食べたのはこれが初めてですが想像の2倍は美味しかったですよ!!サントスさんが「一度美味い猪を食べたら豚肉に戻れなくなる。」と言っていましたが、それも頷ける美味しさです。
 
美味しい食べ物を囲んでいると、それだけで参加者の会話も弾みます。
 

 
狩猟免許の取り方、二ホンミツバチの飼育法、ハクビシンの駆除方法…。
 
筆者には未開の分野すぎたので、終始勉強になることばかりです。
ハクビシンなんて、伝説のポケモンみたいなイメージだったのに普通に生息してるんですね。軽く衝撃でした。
 
ちなみに、二ホンミツバチの話が出たのは、移住者に養蜂家がいるからです。
こちらのダンディーなおじさまが今年から移住してきた竹口さん。
 

 
普段は別のお仕事をされていますが、はちみつを作るべく、久目に移住されたんだとか。また、久目には多くの先輩移住者たちがいるから移住しやすかったともおっしゃっていました。
確かに、外から来る移住者にとって、溶け込めるコミュニティが一つでも有ると、移住しやすい気がします。
 
筆者も希少な二ホンミツバチのはちみつを試食させていただきました。
 

 
爽やかだけどコクがあっていくらでも食べられそうな甘さです。ちなみに販売するとなるとこの一瓶で3000円はくだらないとのこと。びっくりです。
 

 
ブルーベリー農園の上野さんとは、何か一緒にできないかともお話されていました。氷見産のブルーベリーと氷見産のはちみつ…
 
是非筆者からは、このはちみつで作るブルーベリージャムを提案させていただきます!!!
 
 
こっちでも、サントスさんと金平さんが熱くキャンプを語ってます。
(右側のブレがひどい方がサントスさんで、左が金平さん。写真下手ですみません。)
 

 
金平さんはWeb系のお仕事をされている一方、キャンプが好きで山に住みたいとの想いから、氷見に来たとのこと。
どうりで、氷見なのに漁港に近い市街地ではなく山間部を選んだわけだ。
 
お話を聞いていると、皆さんいろんな理由があって氷見に移住してきたんだなあと感心します。
 
 
筆者はまだ学生で本格的に移住しよう!!と考えたことはあまりないのですが、もし移り住むとしたら久目みたいな移住者同士のコミュニティがあったり、地元の人たちと関わりのある街に移住したいなと思います。
 

 
以上が、今回の移住者交流会in久目のレポートです!!
 
なんと、久目には近く新たにガラス作家さんが移住してくるとのことで…
続々と新しい移住者が増える氷見市久目。
 
是非また訪問します!!

【ふるさとワーホリ一日目】氷見の暮らしを体験してみた

はじめまして、ふるさとワーキングホリデースタッフの守山泰智です。
これから二週間半、氷見暮らしを体験して、その記事を書かせていただきます!

簡単に私の自己紹介をすると…
・埼玉県出身
・都内の大学に通う四年生
・ゲストハウスとBARが好き(人に会うのが好き)
・いろんな土地を訪れるのが好き
・でも氷見に来るのははじめて

とまあ、こんな人間です。
昨年、金沢のゲストハウスで働いていたことをきっかけに北陸が好きになり、「次は富山だ!!!」という思い付きのもと氷見に来てみました。
今回はせっかく一本目の記事なので、外から来た私が氷見について感じたこと素直に書き連ねたいと思います。

 

 

氷見に来てまず最初に思ったのが、意外と街が小さくて移動しやすい!!!
初日に車で氷見市内を一周したのですが、市街から30分あればでもどこへでも行けます。氷見市自体は230㎢(さいたま市とか大阪市くらい)と結構大きな市なんですが、道路網がしっかりしているのと、地形が平たんなのでほんとに移動がしやすい。

で、移動しやすいと何がいいかと言うと、港のある海岸から

 

こんなにのんびりした里山まで簡単に来れるんですよ。(トトロ住んでそう)

なんと言うか、ちょうどいいんです。この距離感。私が海なし県の埼玉出身だからかはわからないんですが、海も山も近くにあるのは贔屓目無しに羨ましいです。

ちなみに、海は漁港だけのイメージだったけど、ちゃんとビーチのある海水浴場もありました。

 

さらに・・・

 

道路網がしっかりしてるから、都会にも割と簡単に行ける!!
氷見からみた都会は富山か高岡になるみたいですが、高岡なら30分で行けます。実際私は電車で来たんですけれど、高岡からちょうど30分でした。

高岡に行けば、何でもあるし新幹線も通ってるから結構便利。結局いつも首都圏で生活してる人間からすると、都会へのアクセスも気にしちゃうんですよね…

そういう意味で氷見はちょうどいい。海、山、都会。どこへでも簡単に行ける。この街の小ささというか、サイズ感すごい気に入りました。

 

そして、もう一つ来て感じたのは、食の美味しさ

これを読んでくれてる人からすれば、当たり前だよって言われるかもしれないですが、やっぱり食べ物は美味しいです。氷見に来た初日も2日目も海鮮居酒屋に行ったんですが、どれも美味しい。

富山名物白エビのからあげ

 

岩ガキのフライ

 

寿司

特に美味しかったのはフクラギ。ブリの幼魚らしいんですが、富山ではフクラギって言うんですね。僕の地元ではハマチです。
あと、いろいろお話を聞いて知ったんですが、氷見の魚はブリだけじゃないみたいです。完全にブリだけだと思ってました。すみません。

たとえば、イワシ。氷見鰯って言葉が広辞苑に掲載されてるくらいのブランド魚。時期は春らしい。それからマグロ。驚いたことに氷見はクロマグロも獲れるんです。それも夏に。実際食べてみたんですが、冬に東北の方でとれるマグロとは、また違ってめちゃくちゃ美味しかったですよ!!!

そして、魚だけじゃなく野菜や果物も美味しい
氷見で一番有名な観光地、氷見番屋街に行ったんですが、氷見産の野菜、果物たくさんあります。街のスーパーにも氷見産の野菜コーナーがありました。

実際には、この写真に収まらないくらい野菜と果物が並んでます。本当に種類が豊富で果物に至ってはリンゴからみかんドレッシングまでありました。リンゴとみかんが同じ地域で採れるっておかしいですよね。(いい意味で)
地産地消って言葉がありますけど、氷見は昔からそういう文化があったんじゃないかな。

これは氷見のブルーベリーを使ったチーズケーキ。
自家農園で栽培されたブルーベリーなのでまさに産地直送!!!

甘酸っぱくておいしい。ちなみにこのチーズケーキをいただいたcafé風楽里はこんな感じの古民家カフェ。

内装もめっちゃきれいです。オーナーさんも素敵だし、時間もゆっくり流れてます。

まだ来て数日ですが、地元の海の幸と山の幸を同時に味わうことができるのは、地形や文化が生み出した氷見ならではの魅力であり、最高の贅沢だと感じました。市区町村単位で、魚も肉も野菜もなんでも域内で揃えられる街は意外と少ないですからね。

以上が、私が氷見に来て感じた最初のレポートです。まだこの街の表面的なところしか知りませんが、もっと沢山の魅力が氷見にはあるんだろうなと感じています。これからもどんどん氷見の暮らしをレポートしていくのでどうぞよろしくお願いします。

移り住むこと。

私が「みらいエンジン」と出会ったのは、昨年11月の頃だったと記憶しています。
 

 
夏から少しずつ企画していたグループ展の計画が頓挫し、物事が上手く行かないことに対する苛立ちやストレスを抱えていた秋の終わりの出来事でした。
 
それでも、「”氷見”の街中で写真展をー」の夢を諦めることは出来ず、2019年春先の個展開催に向けて、再始動する覚悟を決めたのでした。しかしながら、個展開催を意味するのは、会場決め・予算運営や告知活動等々、全ての事をひとりで取り纏める必要があるということです。自分の頭で描いているプランは、果たして本当に実現することが出来るのだろうか?
 
人生で初めての個展。期待と不安の両方が膨らむ私は、ある種の助けを求めるかのように、氷見の街中に佇む町家(みらいエンジン・旧まちのタマル場)を訪れることにしました。
 

 
みらいエンジンとの出会いから4ヶ月後、今年3月にビアカフェ・ブルーミンでの写真展開催を無事成功。そして今年7月からは、氷見との更なる関わりを求めて、住まいを移すことを決断しました。
.
 
.
皆さん初めまして、ひみ暮らしサポーターズで写真家の北条です。
 
今回の記事では、写真展. Colour – Full .のその後に触れつつ、氷見市に移住してきて感じたことをお伝えして行きたいと思います。
.
写真展に関する記事は、以下のリンクからご覧頂けます。
 
【春の訪れを酒場で楽しむ写真展. Colour – Full .】
 
【日本初の写真展. Colour – Full .を終えて。】
.
 
.
<写真展のその後>
 
個展後に訪れる氷見の街は、どこか安心感を感じられる、心地良い場所になったような感覚がしました。
 

 
この時期に撮影された写真たちは、個展のプレッシャーから解放され、撮影テーマも特になく、自分の感性が動いた場面や風景を切り取っています。
 

 

 

 
少し技術的な事をお伝えすると、写真展の全作品(冒頭の2枚の過去写真も含む)は、35mm(判換算53mm相当)の単焦点レンズを使用して撮影しました。個展後は、表現の幅を広げる為にも、新しいレンズや機材を導入して、新たな表現方法を模索しているところです。
 
模索しているが故に、悩みや葛藤を抱えることもあり、自分が表現したいものに対し満足することが出来ない時間もありました。特に氷見に移り住む前の1ヶ月間は、カメラにすら触らない期間があったりして、「写真」に対して嫌悪感を抱くことさえありました。
 

 
いざ氷見に移り住んでみると、カメラを持って出かける機会が自然と多くなってきて、写真を撮ることの楽しさが蘇ってきている感覚がします。これからも、氷見の暮らしに寄り添いながら、何気ない風景を切り撮って行けたらと思います。
 

 

.
 
.
<海街に移り住んで>
 
氷見に移り住んで迎えた初めての週末は、氷見漁港の朝セリ見学へ行きました。
 

 
– ”いのちを頂く”を体感する1日。 –
 
その日の夕方、家の近くにあるスーパーの魚売り場を覗いてみると、”氷見産朝とれ”のシールが付いた魚たちが売られていました。その中から、”あかいか”を購入!
 
人生初、1時間かけて捌いたイカに、炒めたガーリックとしめじを和えたパスタは、見た目以上の美味しさを味わうことが出来ました。
 

 
この小さな街でさえ、朝に揚がった氷見産の魚たちが、私たちの食卓へ彩られるまでには、氷見に住む沢山の人々の手作業が関わったいることに改めて気付かされます。
 

 

 

 
当たり前のことを言っているのじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、そんな些細なことでも、喜びや幸せを感じながら暮らすことが出来るのは、とても素敵なことだと思いませんか?
 
日々生きることにさえ息苦しさを感じる今の社会で、自然と暮らすことで味わう小さな幸せが、氷見に住む私たちの身近に存在している。そう実感した、休日のある日の出来事でした。
.
 
.
月日が過ぎるのは早いもので、氷見に移住してからもうひと月が経とうとしていますが、改めて感じることは「移り住むこと=ゴール」ではないということです。
 

 
街で暮らす人々と交流したり、地域で育った食材を頂くことだったり、移り住んだその先には、些細なことでも心が豊かになる出来事が沢山待っています。
 
毎日の生活や時間に追われていた私は、氷見との時間を共にすることで、その事に気付かされました。そして、この記事を読んで下さっている方にも是非、五感で感じ取って欲しいと願っています。
 

 
富山県の片隅、能登半島の入り口に、私たちの街・氷見があります。この自然豊かな街で、あなたの訪れを心からお待ちしています。
 
私は私なりに氷見生活を満喫して、移り住んだその先の暮らしがイメージできるような写真や文章を、皆さんへお届けして行けたらと思っています。
 
それでは、これからも宜しくお願いします!

氷見釣りのすすめ part5

こんにちは!地域おこし協力隊の野口です。
氷見はまだ梅雨の雨が多い日が続きますが、少ない晴れの日にキス釣りに行ってきました!
キス釣りは夏が本番だと思いますが、もうそろそろ釣れるんじゃないかと思いやってみたレポートです。キス釣りは初心者にも始めやすい簡単な釣りですが、実は奥が深いとても面白い釣りなんです。
そして氷見の海で漁港や海岸から釣りをする場合は、キスはとても狙いやすいお魚なのです。今回はキスの釣り方からご紹介したいと思います!

まず釣りをする上でとても重要なのが、釣りたい魚の習性を知っておくことなのですが、キスは砂地で海藻が生えている場所に生息しており、水温が高くなると浅いところまでやってきます。そして氷見の海はこの砂地で海藻が生えている場所というのがほとんどなのでとてもキスを狙いやすい環境ということになります!またキスの行動パターンですが、日中は底から10cm~30cmぐらいの層をエサを探して群れになって泳ぎまわり、夜は砂に潜って眠りにつきます。


キス釣り用の仕掛けはこのようになっていて、釣り竿からでた糸におもりをつけて、その先にキス釣り用の針をつけています。ゴカイ(イソメ)をエサにして、竿を振っておもりを飛ばし海底に沈めずるずると引きながら釣るようになります。釣り具屋さんにいけばキス釣り用の針とおもりがセットになったタイプもあるので、そういうのも便利でおすすめです!

これらの情報をふまえていざ本番です!


今日は早朝の氷見漁港に来ました!朝日が海面に反射してきれいですが、日差しがじわじわと強くなってきており時短勝負といきたいところです。

釣り開始数分で手前の方から探ってみると早速エサに食い付く反応ありです!

しかし、エサだけ食べられて針にかかりません…
キスではなくベラやフグかなーと思い、遠くに投げてみることにします。
少し待っていると少し引っ張られるような感覚が…!
これは!と思い巻き上げようとすると魚がかかっている感触が手に伝わってきます!

釣れました〜!お目当てのきれいなキスです!よかった!

そしてキスは群れで移動するので、すかさず同じ場所に投げ入れます。
するとまた反応が!

今度はメゴチでした〜。メゴチは小さいお魚ですがおいしいので確保です。

その後は、キス2匹メゴチ2匹を釣ったところでかなり暑くなってきたので、帰ることにしました。
これからの季節、熱中症対策は必須だと思います…!

今回はこの6匹を調理していきたいと思います!

メゴチのおちょぼ口がかわいい笑

今回は南蛮漬けでさっぱりといきたいと思うので、まずは頭をおとして開きにしていきます。

小麦粉をつけて揚げていきます。

うーん、いい匂い!

揚げたてに南蛮漬けのタレをかけて、野菜を和えれば完成です!

早速実食です!
予想通りおいしいです笑
そもそも釣りたてなので臭みは全くないですし、キスの身はふっくらで、メゴチは旨味が感じられ、どちらもとても美味しいです!
6匹はすぐに無くなってしまい、食べながらもっと釣っておけば良かったと少し後悔していました…
また、キス釣り行きたいと思います!

それでは次回をお楽しみに!

棚田が結ぶ交流の輪『長坂棚田オーナー』の集いに潜入!

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
ちょっと前までストーブを片付けられずにいたと思ったらすでに半袖を引っ張り出す季節に…!
今年も暑い夏になりそうです。

さて、先日『長坂棚田ナイト』なるものにご招待され参加してまいりました。
長坂というのは、氷見市北部に位置する山間の地域。
この集落にはたくさんの棚田があり、農林水産省が認定する「日本の棚田百選」に選ばれています。
棚田といってもピンと来ない方のためにご説明しますと、

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。日本では、山がちのところではどこにでもみられる水田形態で、日本にある約250万㌶の水田のうち約22万㌶(8%)が棚田だといわれています。その中でも、人の目に触れることの多かった能登白米や信州姨捨の棚田はよく知られ、その景観の美しさが文学作品にも描かれました。一枚一枚の面積が小さく、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では40%以上の棚田が消えているといわれています。

引用元:『棚田とは』NPO法人 棚田ネットワーク

田んぼというと平地に広がる規則正しい四角形を想像しがちですが、山間の傾斜地ではそうもいかず、それでもそこで米を育てるために田んぼをつくっていった…その結果美しい景観が生まれた、というわけですね。

引用元にあるように消滅の恐れもあるこの棚田、そして景観を守り伝えるために、氷見市長坂が行っているのが『棚田オーナー制』です。
100平米毎にオーナーを募り、会費をいただく代わりに収穫された棚田米と地元の特産品が特典として送られます。
年に2回、田植えと収穫のイベントがありそこで実際に作業をするわけですが、それ以外の期間は地元長坂の「椿衆」「姫椿衆」という実践指導班が管理してくれているので安心!
自分が足を運び手をかけたお米が食卓に届くというのは素敵ですね。

私自身移住してから田植えのイベントには2度ほど参加させていただいたことがあるのですが、今回お招きいただいたのは『棚田ナイト』。
長坂の棚田オーナー制は今年20年目を迎える節目ということまり、せっかく遠方から氷見まで田植えに来てくださる方がいるのだから田植えだけでなくさらに交流の機会を、と企画されたものだそうです。
地域の資源を活かした交流の場は移住に向けた第一歩(?)というわけで、私どもにもお声がかかり、参加させていただくことになった次第です。

会場となったのは氷見市漁業文化交流センター。
地元船大工によって制作された木造和船や漁具・民具などが展示される漁港の真横にある施設です。

会場には続々と参加者が集まってきます。
この日の参加者はオーナー19名、地元椿衆5名、関係者もあわせて計37名となりました。
オーナーさんは県内の方もいらっしゃいますが、遠方ですと関東からお越しになっている方もいらしていました。

夕方6時、イベントがスタート。
まずは藤井長坂区長によるご挨拶。

続いてテーブルを彩る食事とドリンク紹介。

氷見の野菜をふんだんに使ってその魅力を存分に味わえるオードブルは市内のイタリアンキッチン・オリーブさんから。
そして、地元ならではのフライとととぼち揚げ、そして昆布締め。
山の幸と海の幸が贅沢に並び…となると気になるのはドリンクですが……

はい、こちらはみらいエンジンの記事ではおなじみ、移住者さんが経営するビアカフェ・ブルーミンさんが出張サービングに来てくれていました。
まさに氷見三昧。
美味しい食事で話題も盛り上がること間違いなし!

乾杯の後、交流会のスタートです。

富山湾、そして氷見のシンボル唐島をバックに各テーブルで話題が弾みます。
私の混ぜていただいたテーブルでは県内にお住まいのオーナーさん、長坂地区の区長さん、オーナー制の立役者という元市職員というようなメンバーが。
長坂に長く足を通わせているオーナーさんもいることから地域の話題がつきません。
20年前、制度をはじめた当時のことや、地区の現在そしてこれからのことについて……なごやかにかつ情熱的に語るみなさんが印象的でした。

ガラス越しの綺麗な夕焼けもつかの間、あっと今にあたりは暗くなり、名残惜しみながら閉会の時間に。
翌日が田植えということもあり、早めに解散です。

と、ここまで書いて肝心の棚田について全然紹介できていないじゃないかとお思いの方もいらっしゃるかと思います。
そこはご安心を!
交流会だけでなく、翌日のイベントにも取材に行ってきました!

灘浦インターから山手に向けて走ることおよそ10分。ぐんぐんと山を登っていくとこのような景色が!
段々に並ぶ田んぼ、そしてその向こうには富山湾が見えます。
この日は30度にもなる晴天で、写真では伝わりづらいかもしれませんが、海の向こうにはぼんやりと立山連峰が姿を見せていました。
そんな絶景のなか、老若男女入り交ざって田植えに汗を流します。

私は時間の都合で体験できず、さらにはこの後待っていた昼食タイム(長坂棚田米のおにぎり!)を食べそこねたのですが、労働の後絶景のもとで食べるご飯は絶品だったことでしょう……

いかがでしたでしょうか?
もしご興味がおありでしたら、長坂棚田オーナー制についてのお問い合わせは以下までお願いいたします!

【氷見市棚田保全推進会議(氷見市農林畜産課)】
住所 氷見市鞍川1060番地
TEL  0766-74-8086

氷見釣りのすすめ part4

こんにちは!地域おこし協力隊の野口です。
氷見では5月に入りかなり暖かくなってきたので、やっと魚が釣れ始めました!いよいよ釣りシーズン開幕というかんじです!
 
前回3回目の釣り記事から、今回までかなり期間が空きましたが、釣りに行ってなかった訳ではないのです。3月〜4月は1番釣れない時期ではあるのですが、悲しくなるほど釣れなかったのです…。
しかし今回はしっかり釣れたのでご紹介したいと思います!
 
それでは氷見釣りライフの始まりです〜。
 
 class=
今回は夕方頃、氷見漁港に行ってきました。
 
ここ最近氷見はずっと晴れの日が続いており、この日も天気がよく釣り日和という感じでした。
 

夕方の17時くらいに釣り場に到着し、エビをエサにして釣りを始めると、さっそく反応が!
針をかけるためにグングンッと引っ張るとうまくかかりました!
 

釣りあげてみると、高級魚カサゴでした〜。
 
そしてこの後もカサゴが1投1匹くらいのペースで釣れ、1時間程度で6匹も釣ることができました!
小さかった2匹はリリースし、4匹は晩ご飯にしたいと思います。
釣りたてをご飯にするのは間違いなく美味しいですよね。笑
さっそく帰って調理したいと思います!
 
そしてこの日は、何も釣れなかった時の保険で晩ご飯用に買ってきた食材もあるので、釣ったカサゴと一緒に調理していきます〜。
 
今回買ってきたのはこちら!


タケノコ150円とワラビ220円です。
里山が多い氷見では山の幸も豊富で、おいしい春の山菜もJAの直売所で激安で買うことが出来ます。
 
そして激しくご紹介したい食材がこちら。

ミシマオコゼという珍しいお魚で、激安だったので買ってきました。
調べてみると基本的には地元で消費される魚のようですが、富山に住んでいて初めて見たので、あまり獲れない種類なのでしょうか。久しぶりにまだ食べたことの無い魚を発見しました!
 
これは食べてみなくては…!と思い買ってきたのですが、正直顔の見た目がかなりやばいです!笑

 
ただ調べてみると見た目に反して、身はかなりおいしいと書いてあります。身を触った感触はぷりっと締まった感じがします。
今回は、氷見で獲れた海の幸と山の幸を天ぷらにして味わいたいと思います!
まず山菜は、さっと茹でてアク抜きをしておきました。

カサゴとミシマオコゼはさばいておきます。

そして天ぷら用に切り分けて準備が完成!

全部揚げて盛りつけてみるとこんな感じです!

左から、ミシマオコゼ、カサゴ、ワラビ、タケノコになります。

それでは揚げたてのうちに食べてみます!
うん、全部美味しい!笑
ミシマオコゼは揚げても身に弾力がありました。外はカリッとしていても中はしっかりとした食感があり、フグの天ぷらに近いような感じがします。また新たな氷見の美味しい食材を発見してしまいました…!
もちろんカサゴ、ワラビ、タケノコは言うまでもなく美味しかったです。
 
次回をお楽しみに!

氷見でいちご狩りするならファーム中田!

nao 138

皆さんはイチゴ好きですか?イチゴを一心不乱に食べたいという欲に駆られたことはありませんか?


甘酸っぱさがたまりませんよね。もう初恋みたいに甘酸っぱさ。永遠に食べ続けられそう!


「君は2番目に好き」と初恋相手に言われたセカンド・サンソンが氷見市でイチゴ狩りが出来る場所を紹介していきたいと思います。
要予約&超人気のイチゴ狩りスポットなので必見ですよー!


 


 


nao 077


やって来たのは、氷見市にある島尾キャンプ場近く。
すぐそこ海!徒歩30秒で海!みたいな立地です。この看板がある場所が駐車場となります。





海の近くでイチゴ狩りってイメージが全くなかったので、オラ、ワクワクしてきたぞ!


場所は、「ファーム中田」さんのビニールハウスです。
このファーム中田さんのイチゴ狩りは新聞などにも取り上げられ、氷見市外からのお客さんも沢山来られている人気のスポットだそうです。


nao 121


ここではキングオブイチゴとも言われる「紅ほっぺ」と2012年に品種登録されたイチゴ界の期待のルーキー「おいCベリー」の二種類のイチゴが楽しめるのです。(※食べられる品種は生育状況により異なります。)

おいCベリー…アイドルグループ名をシャッフルしたような名前で超気になるんですけどぉー!


さっそく気になるあの子(おいCベリー)を収穫します。


nao 083


大きさは小ぶりながらも、甘さは大物級!ビタミンCが豊富とのことなので美肌美肌と念じながら食べます。


あ、あま〜い!


イチゴ狩りって、ワイワイキャイキャイはしゃぎながらするイメージがあったのですが、ひたすら無言でした。

美味しいものと真剣に向き合う時、人は無言になるという事がファーム中田のイチゴ狩りで思い知りました。


続いては、王道の紅ほっぺ。

おいCベリーがデビューしたての新人アイドルだとしたならば、紅ほっぺは大御所のベテラン女優でしょうか。


nao 134


ベテラン女優の貫禄を見せ付けられました。
さすが、紅ほっぺ。

甘さの中に酸味があります。
「酸いも甘いも噛み分ける」状態。さすが大御所!


DPP_1983


無言で食べ続けた30分間。
イチゴを食べ続けると口臭がイチゴの匂いになる。豆知識です。今ならモテる気がする!セカンドじゃなくて本命になれる気がする!


nao 136


イチゴ狩りを終えると、お土産にと頂いた安納芋。イチゴ狩りのお土産ってイチゴかなって安易に思っていたので意表を突かれました。
イモも大好きだから嬉しい!家に帰ったら蒸して食べよ~っと。


この季節限定で楽しめる氷見のイチゴ狩り!これはイチゴ好きな方は絶対行くべきです。


氷見のファーム中田さんでイチゴ狩りをするには、氷見市観光協会にあるフォームから予約できます。


皆さんも是非30分間イチゴと無言で向き合ってみては、いかがでしょうか?

     

ADDRESS ファーム中田(氷見市柳田)
TEL 0766-74-5250
OPEN 10:00-16:00
要予約 ホームページよりご確認ください
Parking あり

伝統の技を見て味わう!柿太水産「こんか開き」にいってきた!

こんにちは、みらいエンジン藤田です。
今冬の氷見は本当に過ごしやすい!
暖冬の影響で未だに雪かき知らずで、青空が見える日も多く、毎年こうだったら楽だなーと感じます(笑)
太平洋側生まれの私としては、やはりできることなら冬でも青空がいいところ……

と、そんな話はさておき。
みなさん、「こんか漬け」ってご存知ですか?
北陸伝統の発酵食品で寒の時期に水揚げされた魚をぬか漬けにしたもの。「こんか」=「ぬか」というわけです。富山・石川では「こんか漬け」、福井では「へしこ」と呼ばれます。後者の方が全国的には聞き馴染みがあるかもしれません。
今回は氷見で水産加工を営む柿太水産さんでその漬け込みの様子が見られる「こんか開き」というイベントがあると、6代目政希子さんからお誘いを受けて参加させていただくことにしました!
氷見に来て以来、何度も口にしたことのあるこんか漬けですが、それがどうやってつくられているのかまでは知らなかったため興味津津……さらにはこんか漬けを使った美味しい料理がいただけると聞けば期待が高まります!

柿太水産さんがあるのは氷見市北大町。
まちのタマル場からは上庄川を渡ってすぐの距離です。
上庄川は現在の漁港が整備される前、漁港として水揚げを行っていた川で、両岸には漁業や水運に関わる会社や倉庫が今でも多く存在しています。
柿太さんは創業100年あまり、この土地で氷見浜の魚を加工してきた老舗です。

お店の前には煮干しをモチーフにしたオブジェが飾られ、看板もスタイリッシュ。格好いいです。
会場となる加工場にお邪魔すると既に多くの人で賑わっていました。
テーブルに並べられた色とりどりの豪華な食事を楽しみながら思い思いに歓談しています。
この日のメニューはこちら。
どのメニューにもこんか漬けが使用され、伝統的な食の新しい可能性を表現しています。

私もさっそくいただいてみます……
まずはウェルカムドリンクならぬウェルカムスープとしていただいた出汁スープ。
柿太水産の煮干しで出汁をとり、ほんの少し醤油を加えただけのシンプルなものなのですが、それだけに出汁本来の旨味を感じ取ることができます。

そして今度はメインとなるこんか漬けによるメニューの数々へ。
旨味が凝縮されたこんか漬けはほんの一欠片でも口いっぱいにその味わいが広がります。
塩っ気が強いといえばそうなのですが、それが嫌な塩辛さではなく、甘みにも近い旨味のおかげでまろやかな舌触りなのです。
そんなこんか漬けはお酒のつまみちまちまやるのが抜群なのですが、今回用意されたメニューは目にも楽しい鮮やかな品々。

アンチョビの代わりにこんか漬けを使ったバーニャカウダは野菜にもパンにも相性ばっちり!

個人的に一番のお気に入りは焼き豆腐でした。
発酵食品同士のコラボレーションでこれまたシンプルながら美味しい!
お家で試したくなるレシピです。

ある程度食事を楽しんだところで、本来の目的である漬け込み作業の見学へ!
と、その前に……こんか漬けの作業工程をお勉強しておきましょう。
工場見学を多数受け入れている柿太水産さんには、ちょうどいいことにこんなパネルが用意されていました。

この日見られる作業は下の段にある本漬けの工程とのこと。
さあこれらの情報を頭に入れて現場を見学しましょう。

黙々と作業するみなさま。
慣れた手付きで作業する空間は不思議な神聖さを感じます。
漬け込んでいる魚はイワシ、ですのでこちらは「こんかイワシ」となります。
使われるイワシはもちろん氷見で水揚げされたもの。
魚の目利きは5代目の柿谷正成さんが担当されており、長年の経験からその日もっとも質のよい魚を仕入れてきます。
そうして仕入れた魚を塩漬けし寝かせたものがこちら。

本漬けの作業はこの状態からスタート。
まずは米ぬかをまぶしますが、柿太さんではこちらのぬかにもこだわりが。
県内で無農薬栽培されたお米のぬかを使っているんです!
最近では無農薬や有機にこだわりを持つ方も多くいらっしゃいますが、よく聞くのはお米そのものへのこだわり。
ぬかまで無農薬にこだわっているところに、食に対する真摯な姿勢を感じることができます。
ぬかをまぶしたイワシは、代々引き継がれる漬け込み樽に並べられていきます。

樽の形にそって隙間なく並べられていく様子が美しい……
なかなか見ることのできない貴重な光景です。
一層並べ終えると塩、唐辛子をまぶしてまたぬかを敷き……というのを繰り返し樽いっぱいに漬け込んでいきます。

というような作業をみていたわけですがその場ではわからないこともあり、作業場を出てからまたパネルを見に戻ると、そこにはちょうど正成さんが。
先程の作業の話や、これからどのくらい漬け込むのかなど質問してみると「ちょっとついてこられ」と隣の部屋に案内されました。
そこにあったのはまさに漬け込みがされている樽の数々!

それも通常よりもに熟成が進んだものだそう。
ブロックや石がいくつも積まれているのは発酵が進むと押し返す力が強くなるからだとか。
あまりにパワーが強くて、朝起きると積んだ石が辺りに転がっている、なんてこともあるというエピソードをきいて発酵の力の偉大さを思い知りました……
蓋の上に浮いている脂はその時間の成した結晶ともいうべきもの。
そんな結晶を「ちょっとなめてみられ」といっていただいたので、お言葉に甘えてペロリ。
とんでもなく濃厚な脂……活きの良いイワシたちの姿が目に浮かびます。

さらにさらに、驚きは続きます。
料理が並んだスペースに戻り歓談を楽しんでいると、お皿を片手に正成さんが戻ってきました。
お皿に乗っているのは寒ブリのお刺身!
寒ブリシーズンは終わりに近い時期でしたが手に入ったので、とお刺身にして振る舞ってくださいました!

「醤油ないけ?」と探したところ出てきたのが一升瓶の醤油だったのですが、それを豪快にお皿に注ぎ、さあどうぞとのお声をいただきいざ実食。
お味はもちろん絶品です!

トドメに現れたのはイワシのお味噌汁。
見てくださいこれ。

水滴を弾くほどのプリプリのイワシ。
シンプルなお味噌汁は出汁の味を十分に堪能でき、自家製味噌の味付けも絶妙。
イワシは口に入れるとほろほろと柔らかく、脂が乗ってこれまた絶品。
こんか漬けのスペシャルメニューの数々に加えてブリやお味噌汁までいただけるとは……きてよかった……

なんだか食べてばかりだったような気もしますが、貴重な職人さんたちの作業シーンも見られ、大満足な一日でした。
お土産にいただいたこんかイワシはちょいちょいとつまんだり、イベントで出てきたメニューを参考にアレンジしてみたりと楽しみながらいただきます。

こだわりが詰まっている仕事だからこそ、その裏側を知ることで、より一層美味しくいただけるようになります。
この記事をご覧になって気になった方は、まずはぜひ食べてみてください。
そしてハマってしまった方は、次のこんか開きを楽しみに待ちましょう!

改めまして柿太水産さん、お誘いいただきありがとうございました!

東京で寒ブリランチを堪能!『Little HIMI vol.2』レポート

こんにちは、みらいエンジンの藤田です!
暖冬が予想されていた今冬、氷見市も例年に比べお天気が良い日が多くなっています。
もちろん太平洋側に比べると雨雪も多いのですが、これだけ青空が見える日が多いのは珍しく、なんだか得した気分です。

さて、今回お伝えするのは、そんな氷見の様子を東京で語るイベント『Little HIMI』第2回の様子です。
昨年7月にはじめて開催したこちらのイベントは、氷見市への移住促進を図る交流の場として企画したものです。
とはいっても、このイベント自体は移住を検討している方だけを対象としたものではなく、氷見・富山をキーワードとした敷居の低い交流会となっています。
地方への移住というのは、移住者さんにとってはとてもエネルギーのいる人生の一大事となります。そしてだからこそ、後悔のない選択をしてほしいと私達は考えています。
そのために必要なのはなにをおいても情報です。
それも一昔のイメージでなく、今現在そのまちにどのような人がいてどのような暮らしをしているのか、さらにはこれからこのまちはどうなっていこうとしているのか……こうした情報を集めて、自身の理想と照らし合わせることが、悔いのない移住先決定には大切になってくるはずです。
そんなわけで、Little HIMIには氷見で新しいアクションをはじめている方をゲストとしてお連れして、その取り組みについて語っていただいています。
今回のゲストは海辺のカフェ『Umineco Coffee』を営む鎌仲さんご家族と里山地区でゲストハウス&カフェを営む『ソライロ』の澤田さん。そして特別ゲストとして、テレビでお馴染みのモーリー・ロバートソンさんも参加されました!
気になる会の内容は……レポートスタートです!

1月19日土曜日、東京都は神保町にあるレンタルスペースが今回のLittle HIMIの会場です。
来場いただいたお客様は全部で9名。20代から50代までの男女で、出身も様々です。
テーブルを3つに分けて着席いただいて、定刻を待ってイベントスタート!
まずはゲストの鎌仲さんご家族による『氷見のワクワクするプロジェクト』紹介です。

発表は鎌仲真希さんから。真希さんは愛知県出身で、ご主人・勇気さんとご結婚されたことから氷見市に移住してこられたとのこと。
愛知といえば名古屋を代表とするカフェ文化の強い地域です。真希さんは氷見にやってきてから、地域にカフェが少ないことを残念に思っていたそう。
そんな想いを抱きながらも育児に励み、お子さんの咲太朗くんが大きくなったこともあって、一念発起。
氷見駅からもほど近い海岸沿いに『Umineco Coffee』というカフェをオープンさせました。

ないものならつくってしまえ!という行動力も素晴らしいですが、個人的に鎌仲さんたちが素敵だなと思うのは家族の時間をとても大切にしているところ。
『Umineco Coffee』はチェーン店のカフェのように毎日開いているわけではありません。勇気さんはご自身のお仕事を継続しており、咲太朗くんが通園しているお昼の時間を使って営業しているためです。
またお店についての広告・宣伝はほとんどしておらず取材もお断りしているとのこと。
これは営業時間が限られていることと、たくさんのお客さんに来店してもらっても真希さんだけでは対応しきれないからだとか。
当たり前の『カフェ開業』のマニュアルとは真逆を行くような営業スタイルですが、だからこそ無理なく自然体で営業を続けていけるのでしょう。
「お店をはじめてうれしかったのは『こんなお店があってよかった』という言葉をいただけたこと。自分がやりたくてやったお店なのに、誰かの居場所になれていることがうれしい」
真希さんはそう語っていました。

鎌仲さんご家族の発表が終わると、特別ゲストのモーリー・ロバートソンさんが会場に到着されました!
テレビでも大活躍のモーリーさん、実は富山とは浅からぬ縁があるお方なんです。
モーリーさんのお母様は高岡市のご出身、そしてご自身も高校生時代を高岡で過ごしていたそうです。
そしてなんといっても大好物が氷見の寒ブリ!
現在は氷見市の政策参与・観光親善大使に任命されていることもあり、お忙しい中Little HIMIに参加してくださることになりました。

そういったご自身のプロフィールについてお話くださった後、モーリーさんが語ったのは氷見の食の豊かさについて。
魚だけではなく野菜や果物、そしてお酒について……
現在のまちの様子にも本当に詳しく、ユーモアたっぷりに氷見の魅力をご紹介くださいました。
お話の結びでは「人間らしい生活」についても触れました。
都会のビルの中で過ごす生活と、海と山を眺めながら過ごす生活……もちろん自然が多いほうがいいと簡単に割り切ることはできませんが、北陸新幹線が開業して時間的距離が縮まった今だからこそ二拠点居住などの可能性もあるのではないかとご提案くださいました。

モーリーさんのプレゼンテーションが終わると、いよいよランチタイムです。
会場にはお話の間中美味しそうな匂いが漂っていて、もう我慢の限界という頃合い。
みなさんのもとに運ばれてきたメニューはこちら!

寒ブリの照り焼き・漬けの二種どんぶり
氷見産ながらも入りお味噌汁
氷見速川産サツマイモのプリン

澤田シェフからの紹介が終わっていざ実食です!
実はこの日は「ひみ寒ブリ宣言」の終了が告げられた日でもあり、偶然にも今冬のラストひみ寒ブリをお届けすることができました。

脂の乗った甘みのあるブリと、こちらも氷見産の新鮮なネギが、白いご飯にベストマッチ!
旬のながらもがたっぷり入ったお味噌汁も、氷見を感じるメニューです。

デザートとしてはサツマイモのプリン。速川地区で澤田さんが栽培に携わっている食材を使った逸品です。
こうしたお食事の横に添えられたコーヒーのドリップパックはUmineco Coffeeのオリジナル品!
その場で楽しむこともできますが、多くの方はお土産として大切にお持ち帰りになったようです。

テーブルトークでは3つの島に分かれてそれぞれの話題に花が咲きます。
まずはそれぞれの自己紹介。今回の参加者さんは富山出身の方もいれば東京、はたまた東北のご出身など、本当にさまざま。それぞれにどうしてこの会に参加しようと思ったのかなどのテーマで盛り上がります。
モーリーさんは時間の都合で前半戦のみの参加となっていたのですが、できるだけ多くの方とお話したいとご自身の食事もそこそこに自ら各テーブルを回って会話を盛り上げます。

1時間はあっという間に過ぎ、ご退席の際も今後の地方での暮らしが持つ可能性に触れ、参加者のみなさんにエールを送ってくださいました!

モーリさんが退出されると、席替えを挟んで後半戦を開始!

後半戦の冒頭はゲストの澤田さんからのプレゼンテーションからはじまりました。
澤田さんはデザートにも使われたサツマイモをつくっている速川地区活性化協議会の活動について、そして昨年オープンした定住交流センター『ソライロ』について、その取り組みを語ります。
料理を食べていることもあって、その言葉はすっと染み入ります。
穏やかな人柄と確かな行動力によって地域にしっかりと根を張る澤田さんの姿からは、参加者さんたちも学ぶところがあったのではないでしょうか。

交流会は最後まで大盛り上がりのうちに閉会の時間を迎えます。
名残惜しいですが、お帰りの際には多くの方から氷見に行きたくなったとの感想をいただきました!
いらっしゃる際には是非澤田さんや鎌仲さん、そしてみらいエンジンを頼って、氷見の魅力をより深く味わっていただければと思います。
移住のはじまりはこうした小さな交流から。
さらなる出会いを求めて、今後もこうした企画を続けていきます!