驚きの連続! 自然農の田植え体験レポート

こんにちは、スタッフの藤田です。
自然豊かな氷見市では春がくるなり田植えのシーズン!
彩りの寂しかった田んぼに水が満ちて可愛らしい稲苗が植えられていく様子を見るとなんだか楽しい気持ちになってきます。
 
さて、今回はそんな田植えのお話。
といっても普通に想像する田植えとはちょっと違います。今回ご紹介するのは「自然農」の田植えなんです。
みなさん、「自然農」ってご存知ですか?
なんとなく「農薬を使わないやつ?」「自然にやさしい農業?」というイメージは浮かぶものの、「自然栽培」や「有機農法」などとの違いは?と尋ねられると多くの方は即答できないのではないかなと思います。
私もそうでした。
漁業だけでなく農業も盛んな氷見の暮らしを紹介する身としてはこれは知っておかねば!ということで、自然農の田植えを体験させていただくことにしました!
それでは、田植えの現場を覗いてみましょう!
 


 

やってきたのは氷見市の上田という地区。
氷見インターから少し車を走らせた緑豊かな里山地域です。
「熊出没注意」の看板を横目に田んぼのある場所に到着です。
車を降りるなり声をかけてくださったのが今回の田植えの主催者でこちらの田んぼを管理されている泉誠さんです。
 


 

泉さんは本業として福祉の仕事をなさっているのですが、休みや空いた時間を利用してこちらの田んぼで自然農を実践していらっしゃいます。
売るほどの収穫はないけれど家族で食べる分くらいは安全で美味しいものを、という想いから休日や空いた時間を利用して畑の管理をしているそうです。
また、自然農を通じた安心安全な農業への関心、食物の大切さを感じてもらうために「むすびの会」という団体を立ち上げ、普及活動をなさっています。
今回の田植えもその一環。
参加者さんには小さなお子さん連れのご家族がいらしており、小さなころから自然のなかで食について触れる機会があるのも氷見の魅力のひとつだなと実感しました。
 


 

さて、それでは田植えを始めましょう!と自然農の田んぼをみてみると……あれ、水がない? それに雑草だらけ…
「雑草というのは人間の価値判断で、本当はひとつひとつの草に名前がある。雑草と虫を敵としないのが自然農」と泉さん。
なるほど、では水がないのも理由があるんですね!
 


その言葉通り、オタマジャクシや珍しい色のトンボなど、たくさんの生き物にも出会えました。
 

自然農では慣行農法のように水をひたひたに入れないのが特徴。とはいえ、今年は水不足でちょっと少なすぎなんやけどね」
自然のままだからこそ、天候に大きく左右されてしまうんですね…
「ただ水がある場合でも、夏時期には一度あえて水を干上がらせてやると根が水を欲しがって強く張るようになる。それで力を引き出してやることで風で倒れない強い稲に育つ」
なるほど……甘やかしてばかりでなくときには厳しくも大切なんですね!
 


 

また、植える苗を同じ圃場の一角で育てるのも特徴。
人間でも引っ越しすると環境に馴染むまでにストレスが発生するのと同じで、稲の苗にも移植は大きなストレスになるそう。だからできる限り同じ環境で育ててやることで負荷を少なくしてあげるんだそうです。
 
そんなお話をきいて、いざ田植えスタート!
自然農の田植えはまずは植える部分の草刈りから。
杭を両側に打って、その杭に渡したロープで均等に植えられるように目印とします。これは慣行農法では「転枠(ころがしわく)」でやっているのと同じことですね。
雑草を敵としないといえど、さすがに植える部分の草は刈ってあげないと、植えたばかりの弱い苗が育ちにくいとのこと。
 


 

雑草さんごめんなさいという気持ちを込めつつ草を刈ります。
このとき、土をえぐるように刈っていくと周りの溝から水が流れ込んできて一石二鳥。水が少ないからこそ工夫でカバーです。
断腸の思いで刈った雑草たちは植えた周りに積んでおきます。こうすることで日差しから田んぼ守れてこれまた一石二鳥。彼らの犠牲も無駄にはなりません。
 


 

草を刈り終えたらロープの目印通りに木の棒で植える箇所に穴を開け、苗を植えていきます。
ここでようやくキッズたちの出番!
草刈りは鎌が危ないということで見ているだけだったお子さんたちですが、みんな楽しそうに田植えをしていました。
 


 

ええ、楽しそうに作業していました。
最初のうちは……
 


 

しばらくすると、彼女たちは飽きてしまいテントに戻ってお絵かきをはじめました。
ここから先は大人の仕事。
私と参加していたパパさん・ママさんとで黙々と作業を続けます……
 
単調な作業は嫌いではありませんが、さすがに黙々と作業を続けるにも限界があり、自然とお隣さんとおしゃべりしながらの作業となります。
すると、参加していたパパさんが私の出身地・柏にしばらく住んでいたということが判明。しかも私の実家から徒歩10分の距離に住んでいたとか! なんという偶然。一気に親しみが湧き会話も盛り上がります。
そして高岡からきたというママさんは「私陶芸をやっていて今度氷見のマルシェに出店するんですよ」とのこと。このマルシェは私の住んでいる商店街で開催されるものですので、またお会いできそうです。これまた会話に花が咲きます。
作業を通じて交流が生まれる……なんとも素敵な時間でした。
 
そうこうしているうちに、あっという間にお昼の時間。
みなさんお弁当持参でランチタイムとなりますが、私は都合によりここでお暇することに……
午前中日焼けしながら必死に作業した成果がこちら!
 


 

どうでしょう…どうなんでしょう? この量?
泉さんに聞いてみました。これって収穫したらどのくらいの量になるんですか?
「そうやね。だいたいこれが育って5キロほどかな」
お、意外とたくさん!
「慣れた人が一日やると一区画植えてそれが20キロ分。5日作業したら家族が1年食べていけるくらいの計算やね」
なるほど、そう考えると自休自足も夢じゃないと思えてきますね。
昔の人はみんな自分たちが食べる米を自分たちでつくっていたわけですし。
 
全国的に高齢化が進み、耕作放棄地が増加の一途をたどっているのは氷見でも例外ではありません。
実際泉さんの田んぼも使われなくなったところを使わせてもらっているものだとか。
自休自足の目的以外にも、そうした土地を再生利用していくことは地域課題の解決にもつながる意義ある取り組みです。
いきなり「農業をはじめよう」「農地を取得しよう」と考えるとそう簡単ではありませんが、泉さんのような実践者から学び、アドバイスをいただくことで1からはじめてみるのありかもしれませんね。
 
それにしても、植えたお米が無事収穫されるのが楽しみです!
たいしたお手伝いもできませんでしたが収穫された暁には是非いただいてみたい……!
稲刈り体験のイベント開催に今から期待です!!

これからの季節オススメ!バラが咲き誇る氷見あいやまガーデン



皆さんは、様々な花を楽しむことが出来る「氷見あいやまガーデン」をご存知でしょうか?
え?知らないって?行ったことないって?何てもったいない時間の過ごし方をしてるじゃありませんか!

これからの季節にお出かけスポットとしてオススメな場所を紹介します。


 


 


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氷見あいやまガーデンは氷見市稲積の小高い丘にある、花と緑あふれる西洋風の庭園です。
鉢植えで作ったロボット的なやつが、まず可愛い。さりげなく可愛さアピールしているあたり、かなりのやり手と見た!

あいやまガーデンにはいろんな花がたくさん植えてあります。
春を告げるクロッカスや初夏に咲きだす豪華なバラ、夏は花壇を彩る一年草達。
そして秋はモミジなどの紅葉が楽しめます。
特に、5月になるとバラが咲き始め、6月には見頃を迎えます。


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バラの見頃な時期は、チケットもバラです。
チケットも、ものすごいさわやかなデザインですね。

入園料は800円です。


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小高い丘にあるので、見晴らしも最高です。
撮影時は霞んでいましたけど、景色の良さは自信を持ってオススメします。氷見あいのやまガーデンはすごく広く、迷子になりそうな勢い。散歩するには最適ですね。


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ローズガーデンという文字を発見したので、早速行ってみましょう。
事前情報によると、240種3000本を越える多種多様なバラがあるようだ。


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入り口にあるローズガーデンには、なにやら鐘がありました。

パンフレットによると、ここではウェディングなどもしており、鐘やレストラン、そして、一面の花があり、人気のウェディングスポットらしい。
これを鳴らせば幸せになれると信じ、鳴らし狂いました。


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そして、園内には、大量のバラが!!!
赤やらピンクやら黄色やら、たくさんの種類と色のバラがある。

そして何よりも




香りが最高!


もう、ここで蝶になって、一生暮らしたい。


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道行くところは、バラ、ばら、薔薇。
バラ園に飛び込んで、ズタズタになりたって死んでも後悔ありません。嘘です。


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この丸っこいピンクのバラなんて、超可愛い!


そのまま食べちゃいたいくらいです。

これだけ可愛い子を見ると、足下も気になっちゃいますよね。

ちらっと、生足を見てみましょう。


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・・・これは、ダメ。


これぞまさに、「綺麗な花にはトゲがある。」


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今度は、バラのトンネルを発見。
なんだか貴族になったかのような気分です。


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いやー、ローズガーデン楽しかったなぁ。
ちょっと小川で休んでみた。
ふと横を見ると、みんなここらへんの日陰で休んでいた。


ちなみに、この時点で、氷見あいやまガーデンの1/4くらいしか見ていません。
恐るべしあいやまガーデン。
さすがに、もうバラを一生分見た気がするので、何か面白いものを探すことに。
むしろ、花を避けながら歩き出した。きっと、花以外にも魅力はたくさんあるはず。


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色々探しながらお散歩をしていると、こんな木を発見!!


完全に、ドーピングしてます。


スポーツ界では、ドーピングは禁止されていますが、植物界では、すごいドーピングされています。

きっと、ムキムキの木ができるのでしょう。


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また、氷見あいやまガーデンには、子どもの広場というところがあり、ジャングルジムやシーソーやブランコなどがある。シーソーのある公園が氷見市内には少ないので、嬉しい発見!


しかも、これらの配色が、黄色、水色、赤色とまた可愛いのである。
さらには、すべて木でできているというネイチャーぶり。


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そして最後には、昆虫たちを撮影するという、全く方向性が変わってきました。
だって一生分のバラ見てお腹いっぱいなんだもん。


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ということで、氷見あいやまガーデンは、花だけでなく、いろんなモニュメントや生物たちを楽しめる空間となっていました。
老若男女世代問わず楽しめるお出かけスポットですので、是非天気の良い日に訪れてみてはいかがでしょうか?

ADDRESS 富山県氷見市稲積字大谷内112-1
TEL 0766-72-4187
OPEN 9:00-17:00
CLOSE 年末年始・臨時休業あり

氷見のとある春の日 ~山菜を採りに『めーだん』へ~

こんにちは、スタッフの藤田です。
沿岸部にあってさほどの降雪量はない氷見ですが、一応は雪国ということで春になるとよろこびを爆発させるのは他所と同じくです。
結果どうなるかというと4月5月はこれでもかというくらいにイベントが目白押しになります。
前回触れた「まるまげ祭り」のような伝統的な祭りもあれば知人同士で開く小さなイベントまで、楽しみがいっぱいな今日このごろです。
 
そんななか先日、私のもとにも山菜パーティのお知らせが届きました。
氷見に移住してきて毎年ご招待いただいているイベントで、春最大の楽しみのひとつです。
これはいかないわけにはいかない!ということで今年は取材も兼ねて参加です。
 


 

会場となるのは氷見市柿谷にある『梅谷の郷』。「梅谷」は「めーだん」や「うめだん」などと読まれています。古くから梅の多い山だったらしく地域の人からそのように呼ばれていたのだとか。
一昔前まではその梅林のなか田畑が切り開かれ自然との共生がなされていた梅谷ですが、時代とともに人の手が入らなくなり荒れていったのだといいます。
その谷をもう一度生き返らせようと、平成10年から「梅谷の郷」という任意団体をつくって整備してきたのが現在の『梅谷の郷』。
 


 

四季折々の花々や、心地よく間伐された木々が生み出す空間が、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
普段から自然豊かな氷見というまちにいながらこんな気分になるんだから、都会で生活している人が来たら感動ものなんじゃなかろうか……
 


 

さて、現地に着くと早く到着していたメンバーでしいたけの植菌をしていました。
過去にもいただいたことのある原木しいたけ。肉厚でみずみずしく薫り高い素晴らしいお味だった覚えがありますが植菌については初見。やり方を教わって菌をつけたダボ木を原木に打ち込みます。
 


 

「打ったところから生えてくるんですか?」と質問してみるとそうではないとのこと。打ったところから木全体に菌が回ってポコポコと生えてくるんだとか。知らないことがいっぱいです。
 
 
参加者がある程度揃ったところで山菜採りに出発!
 


 

まずはタラの芽。
 


 

トゲトゲの木の高いところにあるので普通は棒で引っ掛けて引っ張ったりはしごを使ったりするのですが、梅谷スタイルはこうです。
 


 

切り倒して採る。
乱暴なようですがこうしてもすぐにまた生えてくるから平気なんだそうです。
確かに。去年も一昨年も切り倒してましたがこうして今年も元気に育っています。自然の力は偉大です。
今回は取る時期が遅かったので少し育ちすぎとのことですが、葉っぱだけなら美味しく食べられるという情報もいただきました。お土産をどうやって食べるか、こちらも楽しみです。
 

ちなみに木を切っていたのが高野光夫さん。『梅谷の郷』の代表で谷の整備に長年尽力されている素晴らしいお方です。
この日のツアーでも山菜や木々について解説しながら梅谷を案内してくださいました。
 


 

さあ続いてはコシアブラ。
これも切り倒します。
採ります。大量です。
 


 

カゴにたっぷり山菜を詰めて、次なる目的地へ。
自然がいっぱいな森の中なのですが、丁寧な間伐と草刈りがなされており道もつけられているので非常に快適に歩けます。木々は適切に枝打ちもされているため木漏れ日が気持ちよく差し込みます。
 


 

歩いていると見覚えのあるものが。
 


 

原木しいたけコーナーです。
先程菌打ちしたものを適した環境にこうして並べることでしいたけが出てくるんですね。
今あるものは全部採ってしまってオーケーということでこちらもゲットです。
 


 

さらにこの後ウドやフキ、ユキノシタを次々カゴに放り込みます。
小さなお子さんも楽しそうに自分の手で山菜を収穫。このイベントは世代を超えてひとつのことに取り組み、交流できるところも素敵なポイントのひとつです。
 


 

そうこうしているうちに一行が持っているカゴはみるみるうちにいっぱいに。お昼が近づいたところで一度食事会場となる広場に向かいます。
一部メンバーはタケノコ掘りに向かいましたが、私は残って収穫物の分配作業を。
参加者が持ち帰れるように人数分に(適当に)分けていきます。
 


 

タケノコ掘りメンバーが戻ってくると待望のランチタイムです。
 


 

高野さんの奥さん娘さんが前日から仕込んだという豪華メニューをごらんください!
 


 


 

みているだけでも楽しいこちらの品々、食べてみると……どれも絶品です!
梅谷で採れたという山菜もたっぴり使われており、それを現地で美味しい料理として食べられる幸せ……伝わっておりますでしょうか?
 
また写真では表せませんが食事中には木々でさえずる小鳥や眼下に広がる田んぼで歌うカエルたちがBGMを奏で食卓を彩ります。
 


 

食事しながら談笑の時間に浸っていたかったのですが、午後も仕事があったため私はここでタイムアップ。
お土産をいただいてお先に失礼することになりました。
いただいたお土産がこちら。
 


 

たっぷりありすぎてどうしよう!というくらいありますがご近所さんや仲間内に配りつつ美味しくいただきたいと思います。
 
 
今回ご紹介した『梅谷の郷』は団体による管理のため断りなく遊びに入ることはできませんが、見学や山菜採りについては応相談とのことですので、氷見に住むことになったらぜひ一度遊びにいってみることをオススメします。
きっと「人と自然の共生」の美しさを実感できるはずですよ。

感動のオンパレード!「稲泉農園 カフェオーチャード」

氷見の桜も葉桜となり、一層春めいてきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年の冬はとにかく大変でしたよね。まだかまだかと待ち焦がれていた春が、早足で過ぎ去ろうとしています。そんなに急がないでぇ。ゆっくりしていってぇ〜!

今回は、氷見に春が来たら訪れたい場所ランキングNo.1のお店を紹介します。

 


 

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安定の曇り空の影響で写真だと全くと言っていいほど春らしさが伝わりませんが、4月初旬頃です。
ここは氷見市上田にある【稲泉農園 カフェオーチャード】でございます。
こちらのお店は、12月中旬〜2月末まで冬季休業されていて3月から営業開始されています。
“感動のオンパレード!「稲泉農園 カフェオーチャード」” の続きを読む

まちあるきのススメ! 氷見の暮らしを感じる散歩コースをご紹介

こんにちは、スタッフの藤田です。
大雪に見舞われた長い冬が終わりを告げ、ようやく氷見に春がやってきました!
こうして春の到来を心から喜べるのも氷見暮らしのひとつの楽しみかなと思います。

今回はそんな季節にぴったりの「まちあるき」のススメとして、私のお勧め散歩コースをご紹介します。
景色の良さはもちろん、氷見らしい暮らしや日常をじんわりと感じられるようなルートになっていますので移住を検討されている方には自信をもってお勧めしたいです!
それではさっそくいってみましょう!!


まずはIJU応援センターの事務所「タマル場」から出発。
事務所は海岸通りと商店街との間にある細い道にあります。通常の観光であればすぐにメインストリートに出るところですが、今回は暮らしがテーマですのでマニアックな道を進みます。
事務所を出て右手に。通りを渡って直進します。


このあたりは旧町名で今町といって古くから漁師さんの多く住んだエリアです。
氷見の中心市街地は昭和13年にあった大火のため多くの建物が焼失しているのですが、このあたりまでは火が及ばず伝統的な氷見の町家が残っているのが特徴的です。

なにげない住宅地にみえるのですが、こうした情報を持って家並みを眺めてみると、氷見の歴史や伝統が感じられるものと思います。

今町の小路を縫って進むと上庄川にぶつかります。
視界が開けて気持ちがいいこの場所からは、対岸に古い蔵や名物五重塔を望むことができます。
現在の漁港が整備される以前はこの川が港となり岸から水揚げをしていたという歴史があり、そのため川沿いに蔵や倉庫が多く残っています。この川沿いを歩くコースも楽しいのですが、今回はそちらにはいかず商店街を通って南へ進みます。

架替工事中の北の橋から南にアーケードが続いているこちらの商店街は中央町商店街。
ごらんいただくとわかるようにファサードが連なったおもしろい建物が並びます。これらは防災街区と呼ばれるもので、中心市街地にあって火災時の延焼を防ぐ目的で複数件が共同で建てたビル群です。
ファサードが道に沿ってカーブしているのがポイント。晴れた日には窓に映る青空も素敵です。

昨年はこの通りを舞台にした『うみのアパルトマルシェ』が開催され、多くの人で賑わいました。マルシェは今年も開催ということですので、イベントにあわせてまちあるきも楽しいかもしれません。

中央町商店街を抜けると、右手に日宮神社が見えるあたりからは比美町商店街。
日宮神社は旧氷見町北六町の総社で、7月の『祇園祭』の際には正面の通りで港町らしく荒々しいけんか祭りをみることができます。
八百屋さんや魚屋さん、和菓子屋さんなど、色々な商店がまとまったエリアに並んでいるので、日常の買い物にお薦めです。
また近々新しいお店もオープンするらしく……注目のスポットです。

比美町商店街を進むと湊川という川に当たります。氷見の町を南北に分けるこの川の名物は桜。細く蛇行して流れる川と桜の風景はなんともいえず風流なもの。
さらにこちらの川では毎年『春さくら天馬船』というイベントが開催されています。伝統の木造和船に乗って桜を鑑賞する贅沢はまさに今だけここだけのもの! おすすめです。

商店街から川沿いに上流側にまっすぐ歩いていくとなんとも趣深い土蔵造りの建物がみえます。この建物も大火を免れた貴重なものなのですが、こちらが次の目印になってくれます。



蔵の隣にある小さな通りを入っていくと階段が現れます。こちらは氷見のシンボル朝日山へと続く道。階段の登り口左手にはひっそりと閻魔堂があり、ちょっとした非日常への入り口を感じさせます。



ゆるやかな階段を上ると『まるまげ祭り(観音大祭)』で有名な千手寺、そして桜の名所朝日山公園に到着です。
公園には展望台もあり氷見のまちを一望できます。俯瞰してまちを見ることで、海と山が近くコンパクトなまちの構造がよくわかります。

公園を抜けて反対側から町に戻りましょう。
実はこの下山道こそ一番のお勧めビューポイントなんです。
曲がりくねった坂道を下りる途中、角を曲がると突然視界が開けます。柵もなく町並みが広がるこの場所の開放感……伝わりますでしょうか? 本当に特別でもなんでもない場所なんですが、だからこそ愛おしいというか……是非歩いて確かめてくださいませ。
(以前スウェーデンから旅行に来たというカップルをご案内した際は大喜びで写真を何枚も撮っていました!)

さて、やや急な坂道をおりたところには上日寺というお寺があります。こちらは桜ではなく銀杏の名所。樹齢○○年という大木の紅葉は見事としかいいようがなく、自然の色彩美を堪能できるスポットです。その他4月にはごんごん祭りというお祭りも有名です。50キロの丸太を担いで鐘をつき、その回数や音の響きを競うという変わったお祭りで、当日は参道に夜店も並ぶ春の風物詩です。

上日寺から商店街の方に戻りましょう。

湊川の上流を渡って今度は本町商店街へ。商店街を歩いても良いのですが、今回はあえて裏路地へ。
静かです。人も車も少なく、たまには猫が横切って……通りからは海がちらりと見える。この余白たっぷりな風景が氷見の日常です。静かな生活を望むもよし、そこに自分らしい色付けをするもよし、都会とは違った自由な未来を描くことができる気がしてきますね。



ゴールが近づいていますが、ここでもうひとつ、氷見のまちあるきを楽しむポイントを。
まちなかのあちらこちらにあるこちら。なんだかおわかりでしょうか?





そう、お地蔵さんです。
氷見のまちなかではこうしたお堂がたくさんあり、各所にお地蔵さんがいらっしゃいます。町内の人が大切に管理しており、お花が飾られていたりかわいらしいお召し物を着ていたり。注目して歩くと楽しみがひとつ増えますのでチェックしてみてください。

そろそろタマル場に戻りましょう。新しくオープンしたビアカフェ『BREWMIN』さんを横目に湊川下流の橋を渡って歩いていくと……お疲れ様でした。タマル場に到着です。

いかがでしたでしょうか?
今回私が実際に歩いてみたところ所要時間は40分ほどでした。
氷見への移住を検討している方には物件や生活利便性だけでなく、肌で感じるまちの空気感というものも大切にしていただきたいと考えています。この記事を参考に是非ご自身の足でまちを歩いてみていただければ幸いです。

また事前にご相談をいただけましたらまちあるきのガイドもさせていただきます。今回ご紹介したコースに限らず、時間とご要望をお聞きしてコースをつくってご案内していきたいと思いますので、現地を下見に来られる際には是非当センターまでご連絡くださいませ!

[今回ご紹介したコース]

ネバネバシャキシャキ!氷見の隠れた(?)名産「ながらも」

こんにちは!見習い相談員の西田です。
突然ですがみなさん、「ながらも」ってご存知ですか?今回は氷見の隠れた(?)名産、美味しい海藻のお話です。

「ながらも」とはザックリ言うと、氷見で多く獲れる長〜い海藻です。
氷見では昔から食べられてきた食材で、正式名称は「あかもく」。成長すると長さが7~10mほどにもなり、“成長したものが、横に流れるように見える”“富山湾特有の寄り回り波のときに、一夜のうちに流された”といった説から氷見では「ながらも」と呼ばれています。
ちなみに、秋田では「ぎばさ」、山形では「ぎんばそう」、新潟では「ながも」、島根では「はなたれ」など様々な名前で呼ばれているそうです。島根のネーミングセンスに脱帽です。

 

日本各地の沿岸に分布していますが、氷見には大きな藻場があることから名産となっています。この藻場、魚の産卵場所や稚魚の住処となっているため、取りすぎると漁獲量や資源保存に影響が出るのだとか。なので生育状況などによって漁の期間を定め、収穫量を制限しているんだそうです。
氷見では1月中旬〜2月に水揚げされることが多く、今年(2018年)は1月14日にながらも漁が解禁されました!この短い期間中にだけ、スーパーや魚屋さんで袋に入った生のながらもが手に入ります。見つけたら即買いですね!これ以降は、冷凍された状態で手に入れることが出来ます。

 

なにより、栄養素スペックが物凄く高いのが「ながらも」の特徴です。カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラル類、フコダイン、フコキサンチン、ポリフェノール、ビタミンKなどなど。体に良いとされているこれら栄養素の含有量が、ワカメや昆布よりも多いそう。すごいぞ、ながらも!

 

肝心のお味は、めかぶのようにシャキシャキで、刻むと山芋のようにネバネバとのこと。これは食べてみなければ!!ということで買いに行ってきました。

 


 

2月初旬、ひみ番屋街の中にある魚屋さんにお邪魔しました。今年は漁獲量が少なく漁も終了したとのことで、先日水揚げされて冷凍したながらもが販売されていました。今期のながらもは残り2袋、私が1袋買ったので残り1袋…。希少です。

 

 

買ったは良いものの、どうやって食べたら良いのか…。困ったので、魚屋のお母さんに聞いてみました。
「ながらもは湯がくんじゃなくて軽く湯通しするので十分。お湯にサッと通すと鮮やかな緑色になるから。」
このドス黒い緑色が鮮やかな緑になるの!?
「そのまま酢の物にできるし、お味噌汁に入れたり。包丁で叩いてトロロのような状態にしてご飯にかけて、玉子も乗せたらサラサラっと食べれるよ。刻んで天ぷら粉にくぐらせてかき揚げにしたり、変わったものだとチヂミとかお好み焼きとかに入れても美味しいから。」
韓流にも関西風にも美味しいなんて、ながらも万能!

 

 

この日購入したながらもは、1袋約570gで1500円。隣のお魚屋さんには約半量半額のながらもも売られていました。
帰って早速、レッツクッキングです。
ながらもの袋を開けると、磯の香りがブワッと広がりました。この香りだけでご飯が食べれそうなぐらいです。
とりあえず魚屋のお母さんに聞いた通り、軽く湯通しします。
正直、あまり美味しそうじゃないな…と思っていた黒い物体が、お湯に入れた瞬間に鮮やかな緑色に!

 

 

綺麗な色に変身したながらもを包丁で叩きます。ひたすら叩きます。
段々粘り気が出てきました。これは間違いなく美味しいネバネバです!今すぐ醤油かけて頬張りたい。

 

 

本日のメニューは、ながらも丼とながらもお好み焼き。関西出身の西田は粉物をおかずにご飯食べる派です。
ネバネバながらもを2分割にして、片方は卵白と合わせて、もう片方は小麦粉と出汁と合わせて…。
ちなみにお好み焼きにする場合は、ながらもが水分を持っているので小麦粉多めで作るのがオススメです。
余ったながらもは、湯がいてそのままの状態で豚汁の上に浮かべました。

 

 

氷見deながらも定食の完成です!
ながらも丼とながらもお好み焼きは磯の香りが良く立っていて、たっぷりの山葵がよく合います。さすが海の幸!
ながらも丼のネバネバ具合は山芋ぐらいでしょうか。ながらも本来のコリコリシャキシャキの食感がアクセントになって、ご飯がズルズルっと進みます。
叩かずに豚汁に浮かべたながらもは、ワカメや海苔の役割になって良い香りです。

 

とにかく、磯の香りとネバネバコリコリの食感が堪らなく美味しいんです。山葵をつけたら最強の美味しさです。
こんなに美味しいのに1年のうち2週間ほどしか獲れないなんて…。来年は沢山買って冷凍保存しよう。

 

 

ながらもを叩いてご飯の上に乗せたながらも丼は、氷見では「海とろめし」と名付けられており、市内旅館等や一部飲食店でいただくこともできます!
旅館等で昼食夕食だけでなく、朝食にも目を向けて氷見の魅力をもっとPRする「めざせ!日本一美味しい朝食プロジェクト」の一環で、市内旅館等の朝食や一部飲食店で提供される「海とろめし」。ネバネバのながらもをアツアツのご飯の上にのせたものを基本形として、卵白を入れてフワッとさせたり、刻んだナガイモと和えたり、漬物を入れたりと、お店それぞれの「海とろめし」を楽しむことができます。

 

実施店舗や提供時期、詳しい情報はこちらからご覧ください!
『健康と美容の海藻「ナガラモ」漁解禁!』

 

栄養素満点で、磯の香りと食感が美味しくて、氷見の魅力PRにも一役買っている「ながらも」。こんなにポテンシャルが高い食材、知らないと損ですね。
全国的に有名寒ブリや氷見牛以外にも、ながらものように地元の人だけが知る旬の食材が氷見にはたくさんあります。地元のスーパーやお魚屋さんに行くと、観光情報とは一味違う、生活に寄り添った氷見の美味しさに出会えるかもしれません。

変化に富んだ氷見の海岸線

こんにちは。岩田です。アオリイカのシーズン到来ですね。灘浦の防波堤では、エギング(イカ釣り)をしている人がちらほら。氷見ではこれからの季節、脂がのった様々な魚が街に出回ります。楽しみですね!

 

 

氷見市は富山県の西側、能登半島の付け根に位置する街です。定置網漁で栄えた漁師町で有名な氷見市は海岸線に沿うように街が広がります。三方を山に囲まれ、いくつもある川に沿うように数多くの里山集落が発達してきました。このように自然が豊かな山間部と、商店街や漁港などがある市街地が氷見の特徴であり、最大の魅力です。

 

山間部もありますが、やっぱりのインパクトが強いですよね。移住希望者の中にも海が好きだから氷見がいい!って方もいます。そんな氷見の海ですが、砂浜もあれば、自然に侵食された崖のような場所、テトラポットがある防潮堤がある場所と様々あります。いろんな海岸線があるところに一歩踏み込んだ氷見の海の魅力、景色が広がります。

 

 

写真は氷見の一番南の海岸「島尾海岸」です。長さ約800m、奥行80mと富山県でも随一の海岸です。富山県の海岸は人工的な海岸が多く、白い砂浜のある海浜浴場は限られています。その周辺にはキャンプ場や民宿など宿泊施設もあり、夏季には多くの人で賑わう海岸です。うれしいことに街中からも近くアクセス抜群で、レジャー向けの海岸です。

 

夏場に海水浴をするのも良し、マリンスポーツをするも良し、お散歩をするも良し、デートをするも良し!様々な場面で利用できる海岸です。この写真は冬場だったので立山連峰が見えています!!!なんと贅沢な景色なんでしょうか…

 

車を北に走らせると、

 

 

こちらは「阿尾城跡」です。江戸時代には前田氏が居城していました。周囲を断崖絶壁に囲まれているため、敵の侵入は西側のみで、攻め込まれにくい場所です。県指定の史跡で、氷見の海岸線では一番高い場所になります。

 

ちょっと北に行くと、

 

 

こちらは「阿尾海岸」です。阿尾城跡のすぐ北側にある海岸です。こじんまりとした人工的な海浜公園で、静かで波の音を聞きたい方にオススメ。個人的な意見ですが、一人でお散歩したり、リフレッシュするのが合っている場所です。

 

話が逸れますが、遠くに見えるの唐島です。弁天堂、観音堂、火ともし地蔵、弁慶の足跡、夫婦岩などがあり、昔から地元の信仰を集めている島です。毎年開催される「唐島祭り」が有名です。

 
 
 

とここで、ブレイクタイム。

 

 

ちょっと人の目線からだと確認しにくいですが、定置網が見えます。氷見の魚は定置網で獲られるのが主流。大きさは大小様々で、400年前から伝わる伝統的な漁法です。400年前の知識が応用され、現在に至ることに驚きを隠せません。今後こちらもピックアップして紹介する予定です。お楽しみに!

 

さらに北へ進みます。

 

 

こちらは大境漁港付近です。写真のちょうど左側は縄文時代と弥生時代の順番を決定づけた「大境洞窟居住跡」です。自然のままで、ごつごつとした断崖が見えます。

 

これまで氷見の海岸線に沿って車を走らせてきました。島尾海岸から大境漁港まで何分くらいかかると思いますか?

 

正解は25分です。個性豊かな海岸をこんなにも短時間で回れることは贅沢なように思います。間違いなく富山県では氷見だけの魅力の一つと言えます。これこそが氷見の海の最大の魅力です。海好きの人はぜひ、ドライブとは言わないまでも磯の香りと素晴らしい景色が心を癒してくれますよ。気分転換にいろんな海岸を回ってみてはいかがでしょうか。(岩田慧一)

なが〜い坂にある棚田と絶景

こんにちは。岩田です。
氷見(ってか富山なのか?)ってこんなにも青空が見える天候なんですね。私は普段、新潟にいるため日本海側でも全然違うんだなあと感じています。また最近は気温も30℃以下で、風が心地良くなってきました。

 

今回は長坂周辺探訪!長坂は氷見市の北部で、石川県との県境です。長坂の棚田は平成11年に「日本の棚田百選」にも選ばれています。なので、氷見の棚田と聞くと長坂をイメージする方が多いのではないでしょうか。
 

 

長坂という地名は、石川県にある石動山へと続く道が長い坂道であることに由来します。写真では分かりにくいですが、本当に緩やかになったり、急になったりと、とにかく坂が多い地域なんです。

 

 

お米の収穫シーズンが間近だということもあり、稲穂は綺麗な黄金色です。中にはすでに稲刈りをしている場所もありました。美味しい新米が待ちどうしいですね。
綺麗な段状になった棚田はなかなか撮影が難しいです。ドローンでもあればいいのですが…

 

 

どうにか良い眺めを撮りたいと思いさらに高所を目指すことに。車のエンジンの悲鳴と共にさらに上へ。

 
 
 

と、その道中でこんな看板を発見!!!

 

 

どうやら長坂の棚田は、オーナー制度を導入し管理されているようです。棚田の管理者の名前が書いてあります。市場には出回らない棚田米の販売をしているそうで、詳しくはこちらでご紹介されています。

 

相変わらず坂道に加え、幅員までもどんどん狭くなってきます。行ってみるとわかりますが、想像のさらに上を行くような険しい道です。気になる方はぜひ。小さめの車で向かうことをオススメします!

 

どんどん進みます。途中からいつの間にか石川県に入ってました。

 

 

やっと着きました。目的地は「石動山パノラマ展望台」。だいぶショートカットしていますが、棚田を見てから30分くらいはかかる場所です。ここまでの道のりを考えると知っている方は少ないと。それもそのはず、googleマップを拡大してやっと表示されるような場所ですからね。

 

SAYS FARMさんからの眺めはとても素敵ですが、こちらも負けていません!富山湾沿いの氷見、新湊、富山と良く見えます。タイミングが合えば立山連峰も見え、最高な景色が広がります。私は改めて氷見の地形は海、街、山がバランス良くある街だと感じました。

 

石川県に入ってしまったことはさておき、海というイメージが強い氷見ですがいかがでしたか。静かな暮らしを求めている人には山側がいいと思います。街に下りて美味しい魚を買って静かなところで楽しむ。毎日、おいしい空気に囲まれた生活ができますよ。

 

 

山道には柴栗が落ちていて、秋がすぐそこまで来ているようですね。(岩田慧一)

「いなか ふれさか」でブルーベリー堪能!

本格的な暑さがじわじわと迫って来ている中、ブルーベリーの摘み取り体験に参加してきました!!

 

場所は氷見市触坂にある農園「いなか ふれさか」さん。すでにご存知の方も多いかと思いますが、同じ触坂にある「café 風楽里」さんの自家農園です。

 

 

こんな場所です!反対側を見ると富山湾も見える、小高い場所にあります。毎年6〜7月にブルーベリー摘み取り体験を行なっています。今回の参加者は20名ほどで、お友達や家族できている方々と様々。今年は獣の被害も多く、とくに猪被害に頭を悩まされているみたいです。敷地を囲むように獣の侵入を防ぐための電線が張られています。

 

畑に入ると、イノシシがした糞もあれば、土を無造作に掘った跡も。荒らし放題、し放題で、いたるところにその痕跡がありました。

まさに人間と野生動物が共存している里山。

 

 

その対策としてヤギを飼っているそうで、獣の匂いがすることでその他の獣が寄りつかなくなり、被害を減らそうという試みです。この獣害対策は全国的にやられているみたいですね。

 

氷見の里山体験としてすごくいいイベントなので、毎年開催できるよう、獣害が軽減するのを祈るばかりですね。

 

 

それにしても、ヤギは子供たちに大人気!実は2頭います。ブルーベリーの葉だろうが、御構い無しにむしゃむしゃ。こうしてヤギを飼うことで、雑草の駆除もしてくれるようです。

 

ちなみに「café 風楽里」さんにて『山羊の恵みプレート』を出しています。絞りたての山羊ミルクづくしのプレートです。以下がラインナップです。

 

自家製リコッタチーズとクルミのブレッド ブルーベリーを添えて

自家製カッテージチーズのフレッシュサラダ

 

私も今度食べに行ってみます!

 
 
 

お待たせしました。いよいよ本題。

 

 

かっこいいモンベルのつなぎで説明をしているのがご主人の上野達也さん。

 

当園は無農薬・無肥料・無灌水栽培のこだわり抜かれたブルーベリーたちが育てられています。簡単な摘み取り方や口に頬張り上を向いて食べると香りが口の中から鼻を抜け、本来の香りが楽しめる食べ方のレクチャーも受けました。

 
 
 

いざ摘み取り開始!

 
 
 

と、その前に上野さんから「ゴマダラカミキリムシを捕まえた人にはお持ち帰り用のブルーベリーが100gと交換します!」と。

 

 

ちなみにこいつです。このムシは卵をブルーベリーの枝中に産むつけ、木をダメにしてしまう天敵なようです。子供の頃はよく虫かごに入れて飼っていた方も多いはずです。要するに、害虫駆除=お土産ブルーベリーGET!

 

もちろん、狙いは↑に決めました。

 
 
 

それにしても氷見の夏をなめてました。開始早々から汗だくで、日差しが刺さります。

 

当園では、三種類の品種を育てており、それぞれ甘さや酸味のバランスが異なります。いつまで食べていても飽きないですよ。ちなみに時間は無制限みたいです。私も帽子を持ってきてさえいれば、もっといれたのにの後悔しています…

 

 

たっぷり収穫したブルーベリー。ふっくら、大粒。もちろん生でも十分美味しいですが、ジャムなんて最高。ゴロッとした粒がたくさん入った贅沢なジャムができますね!そんなジャムを食べてしまったら市販のジャムが食べられなくなりそう…

 

もちろんブルーベリーを使った食事はもちろん「café 風楽里」さんで食べられます。

 
 
 

弊社代表の明石が黙々と自分好みのブルーベリーを収穫している中、私は……

 
 

 

上野さんの息子さんに連れられ、園内をぐるぐるとムシ探し。小学生の放課後に虫採りをしたのが懐かしいです。

すぐにカミキリムシなんて見つかるだろうと、思っていましたが全然見つかりません!そんな簡単に見つかったらブルーベリーただ同然なのでそんなに甘くないってことですね。が途中からトンボ採りになったり、ブルーベリーさえもそっちのけになったりと、果たして何をしに来たのか。

 
 
 

結局最後まで、カミキリムシ捕獲ならず、帰宅しました。泣

 
 
 

イノシシにしろ、ゴマダラカミキリムシにしろやはり野生の生き物。餌になるものがあれば食べ散らかすのは当たり前です。氷見の街中から車で約20分のところにある触坂。こんなにもムシもいれば動物もたくさんいる里山が近い、それが触坂であり氷見というまちなんだと再認識させてくれるイベントでした。思い立ったら海を眺めて、美味しい空気を吸いたければ山へ行く、東京なら1日がかりのイベントですが、氷見なら休憩がてらできます。これでまた1つ氷見の暮らしぶりを知れたような気がします。

 
 
 

来年は参加したいって方は、café 風楽里さん(http://furari.0am.jp)のHPを見てみてください。

 

触坂でまったり、美味しい旬なブルーベリーを食べに行ってみてはどうでしょうか。岩田慧一

オーガニックな里山づくり、土づくりから考える農業

 

氷見は、知る人ぞ知る、有機の里づくりのメッカなのです。

 

有機農法という捉え方には、色々と幅があります。お米や野菜をつくる方の考え方や技術レベルによっても違いますし、絶対的な基準もありません。
環境負荷が少なく、カラダにも優しい、自然循環に配慮した、オーガニックな思想のこと全般と捉えて良いのではないかと思います。
ただ、農産物や農産加工品として流通するときには「有機JAS」という規格により認定されています。

 

こちらは、自然栽培でサツマイモを育てている農家さんの畑です。昨年から今年にかけて、こういった現場で、風と土のことについての研修会を行いました。
自然栽培は、農薬を使わないのはもちろんのこと、肥料は、有機肥料さえも使わず、土の力だけで育てる農法です。ここの農家さんは、野菜などを育てるときに盛り土する「畝」というものを、普通よりも高くつくり、水はけと空気の通りをよくする工夫をしています。この考えかたについて、この日は、山梨から来た講師の矢野先生に理論と実践についてレクチャーしてもらいました。

 

 

ポイントは水はけ!とのこと。雨が降って、畑に水たまりができているようでは、健康な作物は育たない。だから、水が地表から逃げていくための縦穴や溝を掘る、というのが先生の基本的な発想です。水はけの違う場所では、作物の出来も違う、ということを比較している写真です。

 

「森は海の恋人」という言葉をご存知でしょうか?
これは、豊かな海を育むためには、海の栄養となる森が豊かでなければならないという考え方を表現した有名な言葉です。似たような発想を、この講習で教わりましたが、矢野先生は、海水と山の地表に伝う水は、毛細血管のような水脈でつながっているという話をされていました。そして、ちょうどストローに例えて、一方の口が詰まっていれば、どんなに水を流し込んでも先へは流れていかない、という話をしてくださいました。

 

そうです、畑に穴をあけて、水はけを良くするという発想は、そこからきているのですね。とても勉強になる講習会でした。

 

 

講習をしている最中、ふと、道路の向こうにある、こんもりとした山が目につきました。山は、人間の手を借りなくても、自然の力で草木を元気に茂らせている。これって、どういう理屈なの?という言葉が頭をよぎりました。山の桜、山の木の実、山のぶどう、どれも農薬や肥料を必要としていません。なぜ、人間は、必死になって、畑を耕し、肥料を撒いて、作物を育てないといけないのか・・・。皆さん、どう思われますか?

 

氷見では、こういった奥の深い、自然と農業の話をするコミュニティーが存在しています。ひっそりと、地に足をつけ、着実に有機の里をつくっていこうというグループが活動をしています。平野部ではなく、あえて、こうした里山で農業をやっている人たちがおります。興味のある方がいましたら、ご連絡ください。一緒に里山を回ってみましょう。そして、農家の方の哲学にふれてください。