はじめまして、こんにちは。
ふるさとワーホリスタッフの末武実央理(すえたけ みおり)です。3月12日から20日までの約1週間、氷見の暮らしを体験させていただきました。
簡単に自己紹介させていただくと、新潟県出身で東京都の大学に通う、大学2年生です。
大学では「コミュニティ構想専攻」というところに所属し、観光やまちづくり、コミュニティづくり等を学んでおります!
私は、元々地域活性化に関心があることや、地方出身でありながら上京した身として、「地域に貢献したい」という想いがありました。
ですが、具体的に何をしたら良いのかも分からず、もどかしい気持ちで過ごす日々…
ここまでの大学生活、コロナの影響をもろに受け、これと言った活動も思い出もできていない…
そのようなモヤモヤを抱えていたときに、氷見のワーホリについて知り、「地域と関わる実践的な活動をやってみたい」「大学の新聞作成サークルでの経験を生かし、私も何かできることがあるかもしれない」との想いで参加しました。
早速、ワーホリ2日目の3月13日に、氷見駅近くに完成予定のコミュニティ・スペース「ひみりべ。」にてイベントが行われると知り、「これは、地域の方々と交流できるチャンスだ!」とのことで急遽参加することに。
「ひみりべ。」とは、特に高校生が”氷見”という地域で生きて学んでいることを実感し、自分の意思により未来を考えるための「関係性づくり」の場と、その機会を提供するところです。
氷見を拠点とした、高校生と地域の方々が集う居場所「ひみりべ。」をつくるため、現在進行形で空き家をリノベーションしています。
リノベーションをしていく過程にも、氷見高校生や地域の方々、大学生などが参加しており、多くの人が関わり合いながらつくり上げています。
※ひみりべ。についてより詳しく知りたい方は、公式SNSアカウントをご覧ください。
Instagram:https://www.instagram.com/himilive_cafe/
Twitter:https://twitter.com/himilive_cafe
Facebook:https://onl.sc/xf8JeqB
まずは、スタッフの1人であるつっちーさんに、リノベ中の建物の中を案内してもらうことに。
つっちーさんは、神奈川県出身で富山大学に通う3年生。「高校生に、地域の学びを取り入れたい」との想いから、高校生と地域の人々がつながる「ひみりべ。」プロジェクトを始めたそう。
日本全国、どこでも同じ教育が施されている違和感から、”地域”を取り入れた学びが、地域愛にもつながると考えていたつっちーさん。同じような想いを持った大学生や地域おこし協力隊の方々を筆頭に、プロジェクトを進めています。
こちらが現在の1階のスペース。
つっちーさんに、リノベ前の1階の写真を見せていただくと…
広くて立派なお家だ!
なんとこちらのリノベ、全てひみりべ。参加者で協力して、手作業で行っているそう。
でも、ふすまも畳もたくさんあるぞ…す、すごすぎる!!!
そして現在の2階の様子はこちら。
▲木の骨組みがあらわになっている!
手作業だからこそ普段目につかないところが見えてきて、新しい発見もありそうですよね。
ここをどのような場にしたいのか、1階と2階それぞれの構想も聞いてみました。
1階は、目的なくふらっと寄って談笑などができる、地域の人が混じり合う場にしたいとのこと。
2階は、高校生の勉強スペースや、高校生の「やりたい」をカタチにするための「プロジェクト企画室」をつくりたいそう。
高校生が、学校以外のコミュニティと関われる場って、あまりないのではないでしょうか。だからこそ、ひみりべ。は高校生にとって、「本当に自分がやりたいこと」を模索するきっかけになり、視野を広げる機会になるのだろうと思います。
完成したらまた遊びに行きたいなあ。
案内が終わり、ついに今日の本題、「ひみりべ菜園づくり」に取り掛かります。
つっちーさんによると、菜園をつくることにより、「環境や食、農業などに興味のある学生と地域をつなぐ場」にし、「そこでの対話を通じて、考えたり行動したりするきっかけの一つになれば」との想いがあるそうです。
今回の参加者は、ひみりべ。スタッフから地元の高校生、農業に携わっている地域の方、そして私たち大学生など、出身地も年代もバラバラ!「地元に貢献したい」「食や農に触れあってほしい」「氷見に外から訪れる人が増えることで、より豊かになると思う」など、それぞれ素敵な想いを持っていて、なんだか楽しくなりそうな予感がします。
ちなみに奥に見える白い建物が、先ほど紹介したリノベ中のひみりべ。の建物です!
今回は、建物の隣のスペースに菜園をつくるため、これらの道具を使って1からつくっていきます。
木の板や肥料となる材料まで、ほとんどを地元の木工屋さんなどから調達したそう。
氷見の人々の手で、氷見の素材を使ってつくる空間。こういうところからも、豊かな氷見の自然と人々とのつながりが垣間見えて、素敵だなあ~と感じます。
早速、畑を耕すチームと、菜園を育てるための木枠を作るチームに分かれて作業開始。
▲畑を耕している様子。何もないところを手作業で耕すのは、けっこう大変!
笑顔がとっても素敵で、話していて面白い浅見さん。浅見さんは都内から氷見に移住された方で、暮らしの様子、氷見の良さなどを沢山発信されています!
[浅見さん関連記事]
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https://oracchanokume.jp/people/people3/217/
▲木枠チームの様子。みんなで協力し合い、和やかな雰囲気で作業を進めていきます。
▲木枠に肥料を入れているところ。木くずなどの肥料も、もちろん氷見のものを活用!
▲芋を育てるための畝もつくり、ついに完成!みなさん、お疲れ様でした!
改めて完成した畑をみると、木枠も、土壌を豊かにする材料も、全部が氷見のものでできていて。それも、ひみりべ。スタッフの方にお話を聴くと、お店の方から「これも持ってって~」と渡してくれるため、矢継ぎ早に欲しいものが集まるそうです。(笑)氷見の人々の、根っからのサービス精神旺盛な人柄を実感し、心が温まります。
さらに、これからはこの畑に苗を植えて、大切に育てて、野菜ができて…その過程のなかで多くの氷見のものが関わり、多くの氷見の人々が交わり合う…今後も”氷見パワー”でどんどん溢れていくのだろうなぁ。
▲最後にみんなで記念撮影。みんな達成感でとっても良い表情です!
これからが本当に楽しみなひみりべ。
駅から近い上に大通りに面しているため、街を歩くひとの目に留まる可能性大!
みんなでつくり上げた空間から、予想外の新しい交流が生まれるかも?!
想像するだけでワクワクが止まりません。
氷見出身の方も移住してきた方も、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、生い立ちや年齢を超えて笑顔が生まれる。
コロナ禍で大変な状況の今こそ、氷見に住むみんなで、氷見の素材を使ってつくり上げた空間だからこそ生まれる、”偶然の出会い”が日々を豊かにするのではないでしょうか。