こんにちは。考えるパンKOPPEのたけぞえあゆみです。
3月となりました。雪も溶け、気温も緩んで、春がもうそこまできています。
今日は氷見市余川の sol & marさんで定期的に行われている「ヨカワシネマ」をレポートします。
sol & marさんは、余川の美しい山と田と川に囲まれたカフェであり、カルチャーの発信地でもあります。
みらいエンジンスタッフ下野さんの記事にもくわしく説明されているので、こちらもぜひ。
「子連れにオススメ!余川のおしゃれな親子向けカフェ」
https://himi-iju.net/solandmar-himi_s/
さて今夜は、いつもと少し様子が違いますね……。大きなプロジェクターにスクリーンもあり、外の光が入らないように幕が引かれています。
というのも、今日は「ヨカワシネマ」の第4回目。『0円キッチン』の上映会なのです。
18:00開場、18:30上映開始とのことで、少し早めにおじゃましました。
まずはドリンクをいただきます。何にしようかな〜。
「ヨカワシネマ」では、子ども連れもOKです。小さな子と一緒にはなかなか行けなかった映画が、グッと身近になりますね。
私はしっかりホップを感じるノンアルコールビール、娘はレモンスカッシュです。しっかりスパイスの効いたシロップがおいしいですね。
他にもケーキ類やフェアトレードコーヒーも選べます。テーブルもあるので、こぼすかも…とハラハラすることもなく、安心していただけます。
『0円キッチン』のはじまりはじまり!
「捨てられる食料を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と主人公・ダーヴィドが廃油で走るキッチンカーで5カ国を旅するロードムービー。
旅の途中には各国でフードロス削減に取り組む様々な方が合流し、普段は捨てられてしまう食材から料理を作ります。それぞれの国ではテーマがあり、規制や事情も踏まえつつ、楽しそうにフードロス削減に取り組んでいました。テンポよく進むお話は、まるで本を読み進めるように楽しい。学びの多い作品でした。
始めに店主の斎藤さんからのお話にもあった通り、私もこの映画を見ながら、ぼんやり思うだけではなくて、自分のフィールドで何ができるかを考えたいと思いました。
斎藤さんに聞きました。
・「ヨカワシネマ」を始められたきっかけを教えてください。
斎藤さん
「社会問題や環境問題を扱った映画を観たいな、地域の人と一緒に話せたらいいな、と思っていたのですが、商業施設の大きなスクリーンでそのような作品を見ることはできません。だから配給会社と契約し、この場所で、定期的に続けて上映していくことを決めました。
同じ方向やつながりをもつ人たちと相談しあったり、互いや世界を知ったりしながら、つよいコミュニティーになる場所をつくって行けたら、それは文化になると思います。だからこれからも2年、3年と続けて行きたいと思います。」
・高校生1000円、中学生以下無料とされているのはなぜですか?
斎藤さん
「子どもたちに、“この地域には映画館があるんだ”って思ってほしいからです。昔は氷見の街にも映画館があったと聞いていますが、今はありません。それに、子育て中の人にも映画に触れて欲しいです。
日本の作品のときは、子どもたちも一緒にずっと観ていました。海外の映画だとどうしても字幕が多くなってしまいますが、それでも何か残るのではないかと思います。
カフェの日も、小・中学生がドライフルーツを買いにきたりして、子どもたちにとっていろんなきっかけになる場所でありたいです」
お土産に「AMBESSA & CO」さんのドライフルーツを買いました。添加物も保存料も不使用のおいしいナッツとドライフルーツです。何をどれだけ欲しいと告げると、紙袋に入れて量り売りをしてくれます。過剰包装にもならず、自然の美味しさを楽しめて、最高です!
次回の「ヨカワシネマ」は『デイヴィットとギリアン 響きあうふたり』です。
4月6日(日)18:00開場18:30スタート。料金は1500円(高校生1000円 中学生以下無料)
ご予約は sol & marさんのInstagramにメッセージをどうぞ。↓
余川の夜を素敵な映画とともにお過ごしください。