3月。別れの季節でもあり、これから始まる新しいあれこれへの期待に胸を躍らせる季節でもあります。
見習い相談員の岸本です。
市内にある筆者の好きなカフェも、しばらくお休みされていたのですが、この3月から営業を再開したと聞いて、行ってまいりました!
氷見駅付近にある筆者宅から山に向かって車で進む事、約10分。
山の緑に囲まれるようにして、可愛い外観が見えてきました。
車から降りると、肌に染み込む様な澄んだ山の空気に、思わず深呼吸。
これから訪れる春の陽気に、少しだけ冬の名残の冷たさが残っていて、それがなんとも気持ちいい。
筆者の家は海の近くなので、どうしても徒歩でふらっと行ける海岸沿いに行きがちですが、定期的に山の空気も吸いに来ようと決めました。
階段を上がると、お伽噺に出てきそうな可愛らしい雰囲気のドアを開けます。
柔らかな光に満たされた、優しい雰囲気の店内です。
穏やかな笑顔の店主が迎え入れてくれました。
紅茶とお菓子をお願いしました。
普段はケーキもありますが、本日のお菓子は氷見産そば粉のクッキー。
優しい甘みと軽い歯ごたえ、店内の柔らかい雰囲気も相まって、
なんていうか、こう、……
このままここで眠れそう……ここにお布団敷いてください……
そんな不思議な安心感に包まれます。
お茶を飲んでいるうちに空がすっかり雨模様。
しとしとと静かに響く雨の音も良いですが、晴天の日に窓から見える景色がこちら。
(撮影:5月)
の、
のどか……!!!!!!!!!
緑って、疲れ目に効くんですよ。
画面を見すぎなオタクの目に緑が沁みます…
店内に飾られた絵は、常連客の方の作品だとか。
柔らかな淡い色使いの中に隠されたメッセージ性を感じてしまい、思わずじいっと眺めてしまいます。
それにしても、癒し効果が凄い…
まさに山の中の隠れ家と呼ぶに相応しい空間です。
優しい店内の雰囲気に癒されて、美味しいお菓子とお茶が心に栄養を与えて、ゲームのやりすぎで疲れた目を緑で癒して、透き通った山の空気を肺いっぱいに吸いこんで……
色んなものがリセットされる感覚があります。
それはまさに、毎日の生活からふと抜け出して、田舎に帰ってきたときの感覚と似ています。
私はもう生活を実家に戻したので、「日常から離れて故郷に帰省する」ということが無いのですが、概念としてのそれを久々に味わった気がします。
時間が遅かったので、店内のお客さんは筆者卓だけ。
店主の方がお店を再開した経緯や、お客様とのご縁について話してくれました。
ケガや病気を乗り越えた時に、お店との向き合い方も変わって、誰かの為ではなく、自分が楽しみながら時間を過ごせるようなお店にしようと思ったのだとか。
「一人でふらりと来て、ゆっくりと1対1で静かに話したり、会話はしなくてもぼんやりとしたり。そんな場所にしてもらえたら」と思いを語ってくれました。
市内外だけでなく、県外にも様々なご友人やお知り合いが多い店主は、性別、人種、多岐にわたって「よそ者」という考え方が無くなって欲しいという想いがあり、氷見もそういったオープンな場所になって欲しい、とも。
穏やかな口調ながら、熱い気持ちを抱いていらっしゃるのが垣間見えて、打つ相槌も自然と強くなりました。
閉店の時間までたっぷりとお話をさせて頂いて、お店を出ると雨が上がっていました。
静かな場所でお茶を楽しみたい時、癒しの空気に包まれたい時、訪れてみては如何でしょうか。
「小さなカフェ 芽衣」
住 所:氷見市北八代483
電 話:0766 74 6532
ブログ:https://ameblo.jp/hatumemei/
(営業日、時間等は上記のブログでご確認ください)