こんにちは!地域おこし協力隊の野口です!
7月になると氷見にもあついあつい夏がやってきました!
しかしあついのは気温だけじゃありません。そう!こころもあつくなる祭り!
今回はあつい夏のお祭り『祇園大祭』に移住者として初参加したレポートです!
まず『祇園大祭』についてご説明を。
『祇園大祭』の由来は『―およそ300年前に氷見町一帯を襲った悪病の退散祈願のため、悪病除けの神として京都八坂神社から祇園神の分霊を迎え、平癒祈願を行ったところ、悪病が治りました。
これに感謝して神輿に祇園の神霊を奉還し、御座町町内を巡行したことに始まる―』とあります。
詳しくは昨年、先輩移住相談員の藤田さんがまとめた記事がありますので、こちらもご覧下さい!
氷見・夏の風物詩 『祇園大祭』参加録
それでは僕の初体験となる『祇園大祭』に参加してみての感想を、お伝えしていきたいと思います。
一日目、僕が参加している町内では太鼓台を日宮神社までひいていきお祓いを受け終了です。
この日南十町ではすでに曳山や太鼓台をひいており、商店街のメイン通りにも屋台がたくさん並びにぎわっていました。
いい雰囲気ですね〜
曳山に灯る提灯の明かりや屋台の明かりはとても風情がありますね。
太鼓台をとめて休憩している方々。
お疲れさまです。僕は明日に備えて早めに寝ることとします…!
そして次の日はお昼前から太鼓台の飾り付けを完成させるところから始まりました。
飾り付けが終わり、12時に日宮神社に北六町の太鼓台が集結し、いざ出発です!
「イヤサー、イヤサー」と掛け声をかけあったり優雅な笛や力強い太鼓の音色にあわせて、ゆっくりゆっくり太鼓台をひっぱりながら町内を回っていきます。
道幅が狭いところや坂道もみんなでがんばって太鼓台をひっぱります。
夕方頃になると人もかなり増えてきました!
太鼓台をひきながら家々をまわっていると次第に暗くなってきました。
提灯や行燈に火を灯すといい雰囲気に!
体は疲れを感じていますが、こころは楽しくなってきます!
やっぱり夜に町が人でにぎわっているといいですよね〜
ということを思いながら進んでいると氷見ラーメンのお店の前で、先に進んでいた町内の太鼓台が1台ずつ「イヤサー、イヤサー」という大きなかけ声とともに太鼓台を横に大きく揺らし始めました!
どうやら奉納金か何かを頂くと、お礼のお祓いのようなものを行うようです!
写真だと少し伝わりづらいですが、すっごく横に揺らしています!傾く時に片側の人が浮いています!!
順番に行われている激揺らしを眺めているといつのまにか自分たちの番。
力加減やタイミングなどよく分かりませんがとりあえず流れに身をまかせます!
感想は、めっちゃ重い!(支えるとき)
めっちゃ浮く!(傾けるとき)
です!笑
正直倒れないギリギリでやってるのは本当にすごいなと感じました…。
そして町内もまわり終わり、終点の日宮神社に向かいます。
するとぞろぞろとたくさんの人が集まっていくではありませんか。
このとき僕は最後に「けんか」と呼ばれる何かをするらしい、ということしか知りませんでしたが、それを見にみんなが集まっている事が分かりました。
す、すごい人です!
氷見でこんなに人が密集するなんて!という感じです!
普段は歩道を歩いているおじいちゃんおばあちゃんがちらほらという商店街に、この時だけはとてつもない人が集まっています!
最後に太鼓台を日宮神社の中までひいていきお参りをすませると、どうやら「けんか」というものを行うようです。
そしてここからは驚きと動揺で写真を撮り忘れていたので、文章でご想像下さい。
最初に別の町内のけんかが行われるようで、お手本としてその様子を見てみることにしました。
まず「イヤサー、イヤサー」の大きなかけ声をかけながら太鼓台を横に激しく揺らして、、、
笛の合図でお互いの太鼓をどーんとぶつけました!
すると今度は太鼓台の上によじ上ったひとが飛び交いお互いの太鼓台中心に立ててある松の木を折り合っているではありませんか…!!
振飛ばされている人もいます!
そしてある程度折り合ったら離れて終了。
そう、このとき「けんか」がどういうものか初めて理解しました。
うーんこれはやばそうだ笑
ただお客さんは大盛り上がり!
そうしていると今度は自分達の番。
これはもういくしかありません!!笑
「イヤサー、イヤサー」と叫びながら太鼓台を大きく揺らして、、、
太鼓台をぶつけます!
どーん!
このとき僕は太鼓台の斜め後ろくらいから押していましたが、さらに後ろから押されるは、上から人が落ちてくるはのもみくちゃ状態に。
そしてすぐに笛が鳴って離れることになり、もう一回繰り返して自分達の番は無事終了となりました。
や、やりとげました〜。
まさかこんなに激しいとは思いませんでしたが、お客さんはとても楽しんでいるようでした!
僕も最初は見る側で参加したかったですね笑
ただ人生でここまで激しいお祭りを経験したことはなかったのでとても貴重な思い出になりました。体験してみて、このお祭りは本当に見る価値ありだと思いました!
まだ見たこと無い方はぜひ!