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2024.01.30

ひみ観光の”ど真ん中” 番屋街へ行く!

藤田義史
藤田義史
移住相談員

2024年元日に起こった能登半島地震。
氷見市でも家屋の倒壊や断水、液状化現象など、多くの被害を受けました。

さらに、一年で一番の観光シーズンに来客が無くなったことで、宿泊や飲食をはじめとした事業者への経済的な被害は甚大。コロナ禍を耐え、お客様が戻ってきた矢先の出来事でした。

それでも、通水を機に営業を再開するお店が増えはじめ、ご紹介する番屋街は27日に施設内の全店舗が営業を再開するなど、一歩ずつ活気を取り戻すために進んでいます。

何より、今は一年で一番氷見がおいしいとき。

いつも通りにはいかないけれど、いつものようにおいしい氷見の「食」を、観光のど真ん中である「ひみ番屋街」からお届けいたします。

番屋街は氷見の豊かな「食」と「健康」をテーマに、2012年に建てられ、以降地元からも観光客からも愛される施設として、氷見で最も人が訪れる観光地となっています。

店内を歩いていると、やはり目に止まるのは様々な形で販売される海の幸。

こちらでは汐ぶりの半身が豪快に店頭に並んでいました。

ちなみに、汐ぶりというのは生のぶりを塩・塩水で漬け込み、寒風にさらして熟成させたもののこと。

生のブリでは味わえない、生ハムに近いような旨味の広がりが楽しめるので、筆者おすすめの品の一つです。

番屋街はいくつかの棟に別れているのですが、その中に干物コーナーというのがあるほど、干物がたくさん売られています。

そんなにお店たくさん必要か?と思いつつ歩いていると、お店によって取り扱っている魚種が違ったり、お酒に合うものやご飯のお供にしたいものがセットで売られていたりと、自分の好みや目的に合うお店が見つけられるようになっています。

もちろん、加工された商品だけでなく、生の状態で販売されているのもあります。

周りを見ていると、地元の人でお魚を買いに来ている方も多い様子でした。

写真に写っているのがまさに氷見の寒ぶり。写真では伝わりづらい存在感をぜひ実物で味わっていただきたい!

パッケージがおしゃれで購買意欲をそそられるこのボトルたちは、セイズファームさんの商品。(ワイン・果実酒・ジュース)

氷見市は街としては小さい規模ですが、その中に酒蔵・ワイナリー・クラフトビール店がそれぞれあるので、お酒好きにとってはとても充実したまちなのです。

こちらは高澤酒造の日本酒。

今回は搾りたての新酒が並んでいたので、季節によって限定のお酒がラインナップされているはず。足を運んだ際には見落としなく!!

お酒を販売している「つりや」さんでは富山の日本酒を試飲・飲み比べすることができます。

同じ富山でも酒蔵によって全然違う特色があるので、ぜひ利用して好みのお酒に出会ってください!

こちらはお土産の定番「氷見うどん」。

平たくて細い面が特徴で、日本の3大うどんの一つです。この麺を富山湾の白エビやイワシの出汁と合わせたら。。。言わずもがなですね。

番屋街にはお土産を買うだけでなく、食事を楽しめるところも十分にあります。

お寿司はもちろん、先ほど紹介した氷見うどんや氷見牛を贅沢に使った丼などなど。

私もちょうどお昼の時間だったので、洋食屋ハローさんで食事をすることに。

ハローさんはまちなかの商店街に本店がある、地元の人にとっては馴染みの店。

本店とは違うメニューになっているので、気になった方は両店訪れてみてくださいね〜

番屋のハローさんではご当地グルメ、「氷見カレー」を楽しむことができます。

ちなみに、私が注文したのは「ととぼちカレー」。ととぼちというのは氷見弁で魚のすり身揚げのことで、煮干しの出汁がきいた氷見カレーとは相性抜群。お好みで煮干し粉を振りかけるのも◎です。

さて、ここまで「食」について色々ご紹介させていただきましたが、この番屋街で楽しめるのは「食」だけではありませんよ。

写真は番屋街すぐ横にある天然温泉施設の「総湯」。

氷見には沿岸沿いに天然温泉に入れる民宿が点在していますが、総湯は街から近く、地元の方にも観光の方にも大人気。

お魚が美味しい冬の時期には特に、体を芯から温めてくれる総湯の温泉をセットで楽しんでいただきたいところです!!

無料で利用できる足湯もありますよー!

 

 

番屋街から道路を挟んで海側にあるのは全長1kmを超える長さを誇る比美乃江公園。

この展望台は氷見を代表する景色である「海越しの立山連峰」が美しく見える場所の一つですが、特に立山から登る朝日、まちをオレンジに染める夕日は写真では伝えきれない感動があります。。!

    (こちらの写真はひみ番屋街のInstagramからお借りしています。綺麗な写真や耳寄りな情報が詰まっていますので、ぜひチェックしてください!)

最後に、番屋街の営業再開にあたり、番屋街の運営をされている「氷見まちづくり株式会社」のおまちさんにお話を伺ってきました。

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左:番屋街のInstagramを運用されている本多さん
右:取締役事業部長 尾町さん

(尾町さん)
番屋街のある北大町は市内の中で被害が大きかったエリアの一つで、ここも、道路の断裂、漏水、商品の破損など、被害は小さくありませんでした。
営業再開については、さらに大きい被害をあっている地域の皆様の前で営業して良いか難しいところでした。
しかし、その地域の皆様から「ここが元気なことが復興の近道だよ」という声や、全国から寄せられるたくさんの励ましの声が、私たちの背中を押してくれました。

そして、営業再開後は想像を超える数のお客様に足を運んでいただいており、今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

インターネットショップの方でも全国から商品をご購入いただいているのですが、備考欄には応援のメッセージが記入されており、その一つ一つが私たちの力になっています。

氷見は能登半島の付け根に位置しており、今まで能登方面の方々と一緒になって北陸の観光を盛り上げてきました。これから能登の方々にも力になれることを考えながら、一日一日の営業を頑張っていきたいと思っています。

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今はまだ100%安全とは言い切れませんが、安全に気をつけていただいた上、足を運んでいただけることは私たちにとって大きな励みになります。

もちろん、今すぐでなくても構いません。いつか氷見に来られた際にはぜひ、ひみ番屋街に足を運んでいただけますと幸いです。

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氷見市IJU応援センター・みらいエンジン
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