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2022.10.03

氷見の町が教室!? 高校生の学びを支える氷見の人たち

fws.staff
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ふるさとワーホリスタッフ

こんにちは!

ふるさとワーキングホリデースタッフの竹内です。

今回も氷見高校で行われている教育魅力化であるHIMI学についてお伝えしていこうと思います。

前回は地域協働学習であるHIMI学についての紹介と、教育魅力化コーディネーターの河原朱里さんのお話でした。詳しくはこちらをご覧ください。
https://himi-iju.net/manabi-himi

ただ、HIMI学はそもそも地域の方の協力がなければ実現できません。自分の感覚としては地域の方にとって「別に参加してもメリットがないじゃないか」「普段の仕事に加え負担が増えるのでは?」と気になってしまいます。

ということで今回はHIMI学に参加されている地域の方々のお話をご紹介していきます。

氷見青年会議所 三ノ宮一貴さん
テーマ:中央町商店街の活性化

三ノ宮さんは、HIMI学の授業に参加された大きな理由として「地域の課題解決をしていく授業への参加を通じて、将来の氷見を担う高校生の学びに貢献したいという想い」を挙げていました。

三ノ宮さんのお話を聞いていてまず感じたのは、氷見の町が好きなんだなということ。

「未来の氷見のために」という想いで参加されていますが、まず都市部ではなかなか想像できません。氷見は人口が減っている地方の町ですが、そんな氷見だからこそ地域の方から学ぶ機会が生まれているのかもしれません。

三ノ宮さんの担当講座の舞台となるのは中央町商店街。商店街活性化を目指すうえでの課題の解決に高校生は取り組んでいきます。

具体的なHIMI学への関わりとしては、今年は実際に商店街へ足を運ぶフィールドワークや、商店街の現状と課題を伝える授業を行っているそう。また、これからは課題解決のための取り組みのサポートなどをしていくと話していました。

このように、実際に商店街に行ってみるからこそ肌で感じられること、商店街の人だからこそ伝えられることはあるはずです。高校生はHIMI学の授業で「地域のリアル」から学ぶことができます。

 

久目地区地域づくり協議会 地域おこし協力隊 伊藤野々香さん
テーマ:久目地区の魅力化

そもそも久目地区というのは氷見駅や氷見高校と比べて山の方に位置する地域になります。高校生が通学で通ることもなければ、若い人が多く住んでいるわけでありません。

伊藤さんからお話を伺った久目地区交流館も、昔は小学校だったそう。

そんな久目地区にとっては、「若いパワーが地域に入ってくることが魅力的」なんだそう。

課題解決の中で若者ならではの意見が出てきたり、高校生が地域のイベントに参加することによって元気になったり。協議会の方も高校生が地域に入ってくることを歓迎しているそうです。

HIMI学の授業は「地域→生徒」という一方通行の関係性ではないのかもしれません。

地域は高校生の学びを支え、高校生は地域の活性化を支える。

そんな形の授業もあるんだなと。伊藤さんの話を聞いていて感じました。

 

久目地区交流館でのフィ-ルドワークの様子。伊藤さんは久目地区地域づくり協議会の一員として参加されています。

 

氷見市移住定住推進課 原瀬里香さん
テーマ:婚活

 

この講座では、高校生が実際に婚活イベントを企画・実施するそうです。

それまでに実際の氷見市の婚活事業の会議に参加してみたり、イベント会場を見て回ったり。十分に準備してから取り組みます。

とはいえ取り組むのは高校生。普段から取り組んでいる「地域の専門家」ではありません。入念に準備したとしてもうまくいかないことの方が多いかもしれない。そんなことを思っていると、

「失敗も目的のひとつ。高校生にとっては実際に地域に出て、そこで試して、失敗することではじめて学ぶこともある」と原さんは言います。

もちろん成功した方が良いに決まっています。でもそれなら、大人が用意してあげて、そこを高校生がなぞるのが一番かもしれません。

そうではなく、自ら学び、準備し、一生懸命やってみる。その結果うまくいかなければ、そこからまた学ぶ。「失敗も目的のひとつ」といえるからこそ、高校生は地域で本気になれるのかもしれません。

 

 

岸田木材株式会社 明松洋介さん
テーマ:森林の多面的利活用

明松さんについてはこちらの記事でもご紹介しております。ぜひご覧ください! https://www.himi-iju.net/himibricolabo

明松さんには直接の取材ができず、文面での取材となりました。中央町商店街にあるHimi Burico Labo 明松さんが運営をされています。

明松さんは「高校生には自由研究が得意になってほしい」という表現をしました。

最初に「〇〇したい!」という想いが動機にあり、そこから「そのためにはどうすればいいか」と方法を考え、「こうするとどうなるか」と予測しながら研究していく。最後に結果として形になっていくのが自由研究なんだそう。

昨年度のHIMI学では、「普通は使われない樹皮を活用したい」というところから和紙や入浴剤を考えたり、「木を使った遊びをしたい」というところから雪ゾリを作ったり。

明松さんご自身も「製材所からまちづくりがしたい」という想いで大阪から移住され、現在のお仕事をしたり、HIMI学に関わったり。

社会には自由研究があふれているのかもしれません。とはいえ学校生活を振り返ってみても高校生がこういった自由研究をする機会って多くはないはずです。

HIMI学では、自分の想いからスタートしそれを形にしていく。まさに高校生にとっての「自由研究の場」といえるでしょう。

Himi Burico Labo の中の様子。昨年はここで雪ゾリが作られたそう。

 

 

今回はHIMI学に関わっておられるこちらの4名の地域の方に取材に協力していただきました。

氷見青年会議所 三ノ宮一貴さん

久目地区地域づくり協議会 伊藤野々香さん

氷見市移住定住推進課 原瀬里香さん

岸田木材株式会社 明松洋介さん

ご協力ありがとうございました!

 

 

今回の取材を通して感じたのは、氷見って地域の中で子供が大きくなっていく町なんだな、ということ。

学校の中だけじゃない、学習塾でもない、地域での学び。その背景には「氷見のためなら」という想いを持っているたくさんの大人がいる。都市部には無い形の学びです。

もちろん記事で紹介してきたHIMI学だけではありません。自分自身、2週間の氷見での生活では、たくさんの人と関わって、おしゃべりをして、ご飯をごちそうになることもありました。

地域との関わりの中で子供が育つという氷見ならではの生活。普段東京に住んでいる自分にとって、将来の氷見への移住を考えるきっかけとなるには十分すぎる経験となりました。

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