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2018.12.08

田園風景のなかの地域に愛されたスーパーを引き継ぎませんか?

藤田智彦
藤田智彦
移住相談員
こんにちは、みらいエンジンの藤田です。
今回ご紹介するのは『チャレンジャー求ム!』案件です。
こちらのタグはホームページリニューアルから追加された「氷見のしごと」カテゴリのなかでもちょっと特別、氷見にある「新しい働き方」を実現する可能性、つまり「種」を記事として発信していくコーナーです。
直接的な求人は少ないかもしれませんが、物件情報、ビジネスが生まれそうな素材、事業承継の募集など、移住に伴って新しいチャレンジをはじめたいと考えている方のヒントになれば幸いです。
 
と、説明するよりも具体的に例をみていただくほうがわかりやすいですね。
それでは『チャレンジャー求ム!』第1弾スタートです。
 
 
今回ご紹介するのは【店舗物件】になります。
氷見市街地から車で10分弱、氷見北インターを過ぎて田園風景のなか道なりに進んでいくと交差点に一軒のスーパーがあります。
 

 

大きく「いわさきストア」の看板がかかったこの物件、今も営業している地元密着の食料品店です。
 
氷見市は、中心市街地(沿岸地域)から扇状に谷筋が伸びる地形が特徴的です。いわさきストアのある余川地区はそのなかの「余川谷」と呼ばれる谷筋にあることからも、この谷筋では中心的な位置にあったことがわかります。
 
いわさきストアが開業したのは、およそ70年前(当時は屋号で経営)。オーナーさんの祖父が現在の店舗の近くで商売をはじめました。近隣住民はもちろん、余川谷に暮らす多くの人々の日常生活を支えるお店として長く地域に愛されながら、30年ほど前に現在の場所に移転。氷見市民であればお店の名前を聞いただけで「ああ、あそこね」とピンと来るほどに知られた存在です。
 
しかし、そんな人気店でも全国的な人口減少・高齢化の影響を免れません。谷に暮らすの人口減少とともに来店数も減少していきます。
現オーナーの務さんは会社勤めをしており、お店の経営は主にご両親と奥さまの美紀子さんが行ってきましたが、先代が亡くなられたこともありお店を畳むことを考えるようになったといいます。
そして、今回の募集に繋がります。
「大切なお店だからこそ、誰かに活かしてほしい」というオーナーさんの想いを受け、このような募集記事を書かせていただくことになりました。
用途はスーパーでなくても構わないそうですので、記事を読みながらご自身のビジネスアイデアと合わせて想像を膨らませていただければと思います。
 
さて、さっそく物件をみていきましょう。
いわさきストアがあるのは「余川」交差点の角。前には広々とした駐車場があり、敷地内にはお店・離れ・車庫・母屋・納屋が配置されています。
 

 

母屋にはオーナー夫妻が住まいしていますので、今回賃貸・売買として紹介するのはお店と離れの部分になります。(将来的には母屋部分も売却してよいとのことですが、こちらは要相談です)
現在は母屋と離れが渡り廊下で繋がっていますが、こちらは話がまとまり次第解体してそれぞれ独立させる予定だそうです。
 
まずは店舗部分からみていきましょう。
 

 

 

店舗の入口には雪国らしく風除室があります。ゆったりとした空間で、こちらでも結構な商品を並べられるようです。
 

 

店舗内部は広々とした空間が。
現在は左手に冷蔵商品、奥に酒類、真ん中には食料品、日用品、衣類などが棚に並びます。
店舗空間の広さはおよそ10m×10mだそうです。
 

 

冷蔵ケースは写真の新しいものはリースで現役稼働中。こちらは必要とあればリースを引き継げるそう。
他の冷蔵庫は現在使用できませんが、不用品は業者によって撤去、備え付けのものは解体となるそうですので、利用したい場合でも不要の場合でも心配ありません。
 

 

続いて店舗左手奥の扉からバックヤードに進みます。
こちらは旧店舗となっていた建物で、現在の店舗部分が増築されてからはバックヤードとして使われています。
 

 
 
 

店舗時代の名残で事務所やキッチンがあり、床は土間のまま。キッチンは昔お店で惣菜をつくって売っていた頃に使われていたのですが、現在は使用されていません。中の大きな冷蔵庫も現在も使用不可。こちらも処分してもらうことになりそうです。
 

 

お手洗いもありますが、これは旧店舗時代に使われていたもの。非水洗ということもあってこちらは現在使用されていないようです。水洗にするか、なくしてしまうか、いずれにしてもリフォームが必要かもしれません。
 
バックヤードからは離れの建物に繋がっていて直接上がることができます。
 

 

土間から上がると和室が2つ。
 

 

そこから廊下に出て奥にもう2室。
 

 

廊下の途中に階段があり、反対側にはトイレがあります。
 

 
 

こちらは水洗の洋式トイレになっており、もちろん使用可能です。小窓を開いてみると田園風景が覗けました。移住を検討されている方にはこんな風景もうれしいポイントですね。
 

 

2階にあがるとそこにも和室が2つ。居室としては十分なスペースがあります。
廊下には木冊子の窓があり、日当たりも十分。窓の向こうに広がる田んぼと山々の景色は季節ごとに彩りを変えて楽しませてくれることでしょう。
 
一階の奥は渡り廊下で母屋に繋がっていますが、こちらは入居者が決まり次第解体となりますので、ご紹介するのはここまでです。
御覧頂いたとおり、スペースとしては店舗兼住居として使うのに十分の広さがあります。
ただし、住まいとするにはキッチンとお風呂を用意する必要がありそうですので、そこはリフォームが必要になるでしょう。
 
気になるお値段ですが、賃貸の場合は月10万円、売買の場合は1,000万円程度で検討されているとのこと。
住居がついてくるとはいえ、賃貸で商売するのであればそれなりの売上が見込めなければ厳しいでしょう。
いわさきストアさんをそのまま引き継いだような、近隣の方を対象とした食料品店というスタイルでは今後なかなか厳しいだろうという印象ですので、そこは記事をご覧のみなさまのアイデアでこの土地の風景を活かしたビジネスを考えていただければと思います。
氷見北インターからこのお店に向かう道すがらには『ドッグランのあるカフェ ハル』さんがあり愛犬家を中心に賑わっていますし、いわさきストアさんのある交差点を曲がって進んだ先の山の上には氷見随一のオシャレスポット『SAYS FARM』さんがあり平日も多くのお客さんが訪れています。
アイデア次第で市内外からお客さんを集めることができるという意味で、そうしたお店からも学ぶものがあることでしょう。
 
最後にオーナーの岩崎さん夫妻にお話をうかがったところ、お店への想いを語ってくれました。
 

 

今でもお店には近所の方がよくいらっしゃるし、あまり顔を出さない方でも『やめないでくれ』といってくださいます。
私達としても、お店に愛着もあるし、商売を畳んでそのままにするのも寂しいものがあります。
とはいうものの、誰にでも借りてもらいたい買ってもらいたいという訳ではないんです。
この場所でお店をやるということは地域の一員になるということ。お住まいになるのならなおさらです。
お店のスタイルはどういうものでも構いませんが、できることならこのお店に通っていた人たちがふらりと顔を出せるようになると嬉しいですね。

 
いかがでしたでしょうか?
物件の紹介記事なのに長々と書かせていただいたのは、少しでもこのお店とオーナーさんの想いを伝え、土地の風景と人の魅力に共感し、地域に愛されるお店として引き継いでいただきたいからです。
現時点では不動産仲介が入っていないため、物件情報や契約上の細かな条件などの記載がないのは申し訳ありませんが、そういった点はオーナーさんと直接お話するなかで交渉していく余地もありますので、もしご興味を持たれましたらぜひみらいエンジンまでお問い合わせください。
 
まずは実際にご覧いただき、そして岩崎さんとお話をしていただき、ここで新しい「働き方」をしてみたいという決意が生まれましたら、その際はIJU応援センターとして全力で応援させていただきます!

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