氷見に暮らす私たちと、
氷見に移住するあなたが、
一緒につくる、まちの未来。
2018.07.24

移住者が語る移動スーパー「とくし丸」の仕事

山下 健太郎
山下 健太郎
移住相談員

こんにちは。空き家バンクの物件紹介を担当している山下健太郎です。

 

他にも氷見のまちなかで仲間と一緒につくっているコミュニティスペース「ヒラク」の紹介や、氷見で活躍しているさまざまな企業の紹介など、いま氷見で起こっていること、動いているひとたちのことをお伝えしています。

 

この春に地域おこし協力隊を卒業してからも変わらない立ち位置で記事を書いたり、タマル場にいたり、まれに移住相談に乗ったりしているのですが、それに加えて新たな仕事をはじめました。

 

それが移動スーパー「とくし丸」です。

 

移動スーパーについては、最近ニュースで「買い物難民」という言葉が取り上げられる中でご存知の方が多いと思います。特に高齢化の進んだ集落で移動手段がなく、買い物に出るのが困難な方たちに向けて、スーパーの商品を運び購入してもらうサービスです。

 

今回は移住者が取り組む仕事の一つとして、この「とくし丸」での移動スーパーの仕事を自己紹介したいと思います!

 

とくし丸での仕事

 

とくし丸での販売に関わって3ヶ月。ようやく慣れてきました。ここではどんなふうに一日動いているのかご紹介したいと思います。

 

AM7:00 出勤して荷物の積み込み作業

 

その日販売する商品を軽トラックに積み込みます。青果・精肉・鮮魚・牛乳・豆腐・お菓子に日用品まで……ハッピータウンで売っている商品からリクエストの多いもの、旬のものを中心に全部で500種類、750点ほど小さなトラックの荷台に詰め込んでいきます。

 

 

いい売り場ができると一人で満足感。この気持ちを届けるのが大事だなと思ってます。

 

AM10:00 ハッピータウンを出発

 

今回は販売している様子を写真に撮ってもらいました。

ここはとある家の前庭。地域のおばあちゃん方4、5名が集まってきます。

 

 

 

荷台のパネルを開け、食材やお惣菜を陳列して、皆さんに買い物カゴをお渡しして見てもらいます。

 

「牛乳取って、赤いのがええわ」

 

「コーン汁(スープのことをこう呼ぶ)あるけ?」

 

「次来る時昆布締め持ってきて」

 

 

いろんな注文に答えていきます。3ヶ月でだいぶ欲しいものに対応できるようになってきました。

 

レジは丁寧に……。小銭入れがいっぱいになっている事も多いので、細かいお金を一枚一枚取り出していく時間も大事にしなきゃなあと感じます。

 

 

 

 

普通のスーパーでも同じ様子ですが、レジの時間でのちょっとした会話を楽しみにしている方は多いみたいです。特に一人ひとりに時間をかけられる分、おばあちゃん方のリズムに自分のリズムを合わせるように意識をしています。

 

 

 

 

それが新しい商売になることもありますしね。

 

そして次の家へ走っていきます。

 

 

 

 

 

 

一軒のお宅で5分から15分ぐらい、1日約30軒ほどの家を回るともう夕方です。

 

PM5:30 ハッピータウンに帰着

 

売れなかった商品を返品し、売り上げの精算をします。明日の準備もできることはしておきたいですね。朝早いので。そして……

 

PM6:30 退勤

 

という流れです。車に乗っている時間も多いですが歩き回ったり商品の上げ下げをしたりという動きが多くかなり体力を使います。

 

「とくし丸」に誘っていただいた成瀬さんと二人して痩せたので、とくし丸ダイエットはかなり有効なようです。また商品に気を使っていると神経も使いますが、その分サービスの質も高まるし売上に影響してくるので頑張りがいがありますね。

なぜ「とくし丸」に乗ろうと思ったのか

 

ここまで述べてきたようになかなかいい仕事なんです。しかし、なぜ私が「とくし丸」に乗ることになったのか、そしてこの仕事を通して作っていきたい未来についても書いておいた方が良いかなと思います。

 

さまざまなスーパーやコンビニが宅配やネット通販に取り組んでいるなか、「とくし丸」は地元スーパーが中心になり日本全国でサービス地域を増やしています。徳島のスーパーからはじまり、現在は300台以上の移動販売車が走っています。

 

「とくし丸」の特徴は個人の販売パートナーとスーパーと地域の住民という三者が共存できる仕組みを作り上げていることと、そのサービスの細やかさにこだわっていることです。それは軽トラックで家を一軒ずつ訪問するというスタイルにわかりやすく現れています。

 

その「とくし丸」を氷見で始めようと計画していたのが幸町にあるハッピータウンを運営する(株)マルワフードです。

 

とにかく「ハッピータウン」の氷見でのブランド力は半端なく、車でアクセスしやすい立地に新しいスーパーができてもハッピーで買い物するという方も根強くいます。

 

ハッピータウンの持つ独特の空気感、何とも言えない「良さ」についてはこちらの記事を読んでいただければ分かってもらえるはず。

 

「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』前編~

「氷見市のお買い物事情」シリーズ ~『ハッピータウン』後編~

 

そんなハッピータウンに昨年の夏、とくし丸の販売パートナーを募集するというチラシが貼ってあるのに気づきました。その時、「たしかに氷見で取り組めるのはハッピーしかないな」と納得した覚えがあります。

 

しかしそのときには自分が販売して回る立場になるとは思ってもいませんでした。面白いものです。

 

去年の冬にお誘いいただいて、山間部の空き家を紹介してもらえれば現在の空き家に関わる仕事にもつながると思い、販売パートナーとして関わることにしました。

 

現在空き家登録バンクの管理をしている中で、移住希望の多い山間地に住みやすい家が出てこないという悩みを持っています。それぞれの地域に空き家があるのは誰もが分かっているのですが、それを移住希望者に対して貸し出そうという方はほとんどいません。

 

それは貸家という考え方自体が地域に根づいていないこと、そして移住希望者に対する信用が現状では低いということ、これら2つの理由が大きいと思っています。

 

ここで地域の方たちに近い存在として間に立つことができればという思いもあって始めた部分もあります。実際どのような形で移住希望者との橋渡しをするか、ということについては検討中の部分も多いですが、地元出身者とは違った視点から地域の未来を見て、サービスを提供できるようになりたいです。

 

と、そんなことも考えながら「とくし丸」で地域を回っております。

 

氷見の土地に詳しくなくても、毎日のように地域を巡ってお仕事をするので否が応でも氷見の土地に詳しくなります。移住して氷見のことをよく知りたい、氷見という土地を活かした仕事をしていきたいと考えている方にとって、とてもいいステップだと感じています。

 

氷見に移住したいけど仕事はどうしよう……とお悩みの方はぜひご相談ください!収入のこと、取り組むために必要な準備などについても詳しくお伝えできますよ。

 

お問い合わせ

氷見市IJU応援センター・みらいエンジン
氷見市IJU応援センター・みらいエンジン

メール/電話の場合

mailinfo@himi-iju.net tel0766-54-0445

現地の場合

pin富山県氷見市中央町9-1

timeOPEN:9:30 - 18:30※水・木曜日定休

parking「まちなか駐車場」をご利用ください