こんにちは!見習い相談員の岸本です。
今回は、「ハハハの会」という、とっても気になる名前の会に参加してきました。
ハハハって何?笑う健康法みたいな??と思いますよね。
この会は、2018年12月~2019年2月に渡って全3回で開催された「小さな仕事づくり塾」の参加者、北村さんによる、縫物や手仕事を楽しむワークショップです。
⇒記事はこちら
(今年も始まりました!小さな仕事づくり塾 第1講レポート)
(好きをタカチにする!小さな仕事づくり塾 第2講レポート)
(ワクワクの行動計画を!小さな仕事づくり塾 第3講レポート)
「ハハハ」には、「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ、家以外の居場所が欲しいお母さん(ハハ)のための場所にしたい」という思いが込められているとか。
「笑う」というキーワードは間違いではなかったようです。
実はワタクシも「ちいさな仕事づくり塾」の受講者でしたので、かつての受講生仲間が一歩を踏み出すその瞬間を見届けに、参加してまいりました!
第0回目は、器を使った針山づくりということで、
まずは、会場でもある野村園さんの店内でそれぞれに好きな器を選びます。
みんなが選んだ器がこちら。
大きさも柄も、人それぞれ、好みが出てますね。
使用する布地は、北村さん(以下、先生)が用意して下さってます。
器の大きさに合わせて、先生が布を切る寸前のところまでやってくれますので、あとは円形になるようにハサミを入れます。
というわけで、ワタクシの選んだ器と布はこちら。
実はワタクシ、お裁縫は大の得意と言いますか、出身大学では家政学部被服学科を卒業しておりますゆえ、ドヤドヤのドヤ顔で針に糸を通し、針さばきならまかせろという気持ちで縫い始めましたが、参加者の皆様方が非常に華麗な針さばきでスッスッスと縫っておりましたので、謙虚さを秒で取り戻しながら、波縫いを終えました。
円形に切った布の縁に波縫いを施し、一周したらきゅーっと糸を引っ張ると風船のように丸くなります。
この、膨らんだ部分に、好きな固さになるまで綿を詰めていきます。
参加者は女性がほとんどですが、男性の方もいて、たどたどしい手つきながら縫物を楽しんでいらっしゃいました。
玉止めが難しかった様子…参加者同士、教え合います。
巾着状になった生地の中に綿を詰めて、口を閉じたら、最初に選んだ器に接着剤で固定して、完成です!
集合するとなんだかこういう生き物の集団に見えてくるから不思議です。
針山を自分で作るという発想がなかったのですが、器や生地といった素材から選んで、一針一針を縫いあげていくと、愛着感が沸いて、道具がただのそれではなくなりますね。
「どれも全部可愛いけどやっぱりウチの子が可愛い(*^^*)」という気持ちさえ芽生えてくるので不思議です。
接着剤が乾くのを待ってる間、おまちかねの(?)ティーーーータイムです!
野村園さんがご用意して下さった手作りスイーツ、グリーンティーのクッキーとムースの登場です!!
丁寧に焼き上げられたクッキーは、噛み砕くたびに、芳醇なバターの香りと抹茶の爽やかな風味が絶妙なバランスで舌の上でほろりと砕けて混ざり合います。
手作りならではのしっかりとした歯ごたえ、そしてバターや卵といった、素材の味が主張し合いすぎることもなく、きちんとそれぞれの役割を果たしている。
たかがクッキーと侮ることなかれ。
こんなに美味しいクッキー、久々に食べました。
そして抹茶ムースの方は、美味しすぎて、飲むように食べてしまったので、私の中で「抹茶ムースは飲み物」という新しい解釈が爆誕しました。
どちらも本当に、「え?お菓子屋さんですか??本職なのでは???」というくらいとてもとても美味で、参加者の皆さん、ほっぺが落ちそう……ではなくてもう落ちちゃってました。スコンと。
落ちたほっぺを拾っていたら、先生による「綿を糸にする紡ぎ方講座」が始まりました。
滑り止め用のマットと、スピンドルという専用器具を使います。
綿をこよりにして、器具の先端のフックにひっかけ、引っ張りながら糸状にしていきます。
先生のお手本を見ながら、やってみると、これがまぁ全然うまくいかない。
簡単そうに見えてめちゃめちゃ難しい。まるで人生のようです。
なんだこれ。綿って意外と深い世界なんだな。
まっすぐな糸を紡ぐため、自然と背筋も伸びていきます。
「体幹鍛えられそう」
ここでちょっと、サブタイトルの~ワタワタしない、綿のある暮らし~と北村さんの関係性についてのご説明。
ワタワタしない、綿のある暮らしは北村先生が目指しているライフスタイルでもあり、先生は綿を自ら栽培していらっしゃいます。
今回は、参加のお土産として、綿の種を三種、頂きました。
植物を枯らすことに定評のある私ですが、頑張って育ててみたいと思います。
この会のテーマは、「みんなでハハハと笑いながら手作りを楽しむ事」だと冒頭でお伝えしましたが、裁縫が得意な人も不慣れな人も、はじめましての方も、楽しみながら最初から最後までみんなニコニコと穏やかな表情で過ごしていらっしゃる姿が印象的でした。
頑張らない、ゆるく楽しむ時間といった雰囲気はとても居心地が良くて、『大人のゆる部活』といった印象を受けましたよ。
今後は定期開催を考えていらっしゃるそうで、いずれは作品作りなどもしながら、イベント出店も視野に入れて活動を続けていくそうです。
氷見でハハハな仲間と大人のゆる部活、始めてみませんか。